世間体につまずくハーフ
前に「ハーフと就職活動」について書きましたが、
面接後、採用の合否に関しては
ハーフに限らず誰でもそうであるように
本人の能力のほかに、「運」や「相性」などその他もろもろの条件がモノをいうこともあります。
私自身や知人、友人を見ていて感じるのは
企業や組織はやっぱり「世間体」を気にしている、
ということです。
ここでいう世間体とは、「お客様」だったり、「保護者」だったり「本社」だったり。
具体的にどういうことかというと・・・
●「お客様」という世間体@ガソリンスタンド
アフリカ某国×日本のハーフの男の子、田中一郎くん(仮名)。国籍は日本。車やバイクが小さい頃から大好きで、ガソリンスタンドのアルバイトに興味をもった。
さっそく電話をかけ、面接のアポイントを取り付けた。ところが電話で言われた日時に面接に行ってみたら・・・
担当者がドアを開け、アフリカ系ハーフの顔を見るなり一言。
「あ~、、、ダメダメ。ウチ外人はとらないの。ほら、黒人だとお客さんビックリしちゃうしね。」と。・・・面接すら受けさせてもらえなかった。
泣きながら歩いて帰ったそうだ。
これは10年以上前の話で、彼はその経験から立ち直り、その後はアルバイトの面接の際には事前に電話で「わたし名前は日本人なんですが、顔は黒人なんです。それでもいいですか?」と確認するようにしているという。そこで「あ、それはちょっと・・・(お客様がですね、、、モニョモニョ・・・)」と断られてしまう事もあると言うが、「だいじょうぶですよ!来てください。」と言われることもあるんだそうだ。
それにしても、外人(ふうの容姿)の人はダメって、悲しい考え方ですね。よくある話ではあるんですが・・・。担当者が「私はいいんだけどね、やはりお客様が・・・」というスタンスの事も多い。きっと、「お客様」イコール「世間の目」ということなのでしょうが、なんだか納得いきませんね。
●「本社」という世間体@欧州にある日系支社
これは、説明しないと少し分かりにくいかもしれないけれど、ヨーロッパ各国にある日系企業のこと。日系企業という事は、当然「本社」は日本にあり、ヨーロッパにあるのはその日本企業の「支社」ということになる。
日本語と英語、またはそれ以外の欧州の言語ができるバイリンガルやマルチリンガルのハーフは、海外在住である場合、そしてそこの海外現地にて就職活動をする場合、「日本語が使える仕事」、「日本との接点がある仕事」を重視し、日系企業をメインに就職活動をする人(ハーフ)も少なくない。
またそういった日系企業の海外支社は一部、「日本からの駐在員」とはまた別に、現地海外で「日本人」を募集している。いわゆる「現地採用」というやつですね。
たとえば「秘書」のポジションであれば、「長期で海外滞在が可能な日本人の方。英語はビジネスレベル」というような応募広告(そして応募条件)だったりする。
そこで、日本語が母国語であるハーフは「やった!日本語は母国語だし、英語もできるし(フランス語もできるし)私は日本人だし応募しよう!」と意気込むわけです。
ところがところが、応募書類を受け取った日系企業の一部は「ジュリアナ・スミスという名前を見た途端に、『あ、外人じゃん』と思ってしまう事が少なくありません。実際にはそのハーフが日本人であり、その旨書類に記載していても、書類を受け取ったほうは、横文字の名前を見て、「外国人名=外国人」と勘違いしてしまうのです。そして「外国人だと、日本語も心配だし、ちょっとね・・」となるわけです。たとえ、そのハーフの日本語が母国語であっても、です。
欧州某国で就職活動をしているYさん(ハーフ。横文字の名前で顔は欧州人風。)は日本語が母国語のバイリンガルなのですが、現地の日系企業に書類を送っても、面接にすら呼ばれない日々が続きました。Yさんは条件的に日系支社の応募広告に記載されている条件を満たしているので、間に立っているリクルーターさんも「条件ピッタリなのに、なぜ面接に呼ばれないんだろう?」と首を傾げていたと言います。
しかし、なんといっても、日系の海外支社の人事担当者が気にするのは「本社の目」です。「日本人を雇う」と言ったのに、ヘタに外国人の顔をしていて名前もジュリアナ・スミスのような横文字の「外人さん」を雇ったのでは、本社の反応が心配だというわけです。
実際に、「日本人を雇えと言ったのに、なに外人を雇ってんだか・・・」という反応をする「本社」も少なくありません。なお企業によっては海外現地で人を雇う際に事前に本社へ報告していることもあるので、応募書類の審査の段階で、日本にある本社が「ちょっと・・・」と懸念を示すことが少なくありません。
日本企業の場合、やっぱり「本社」様が中心である以上、人事部といえども海外支社にいるスタッフ達は本社にはあまり強くモノを言えません。なので、海外にいながら、日本流のやり方(それは人事も含む)を通す、あるいは通さざるをえないことが多いのです。海外支社の人事担当者は「日本にある本社の意向」をもっとも大事に考えなければいけないのが実情です。
ハーフにとっては非常に悩ましい話です。日本人と認めてもらえるために、幼い頃から日本語をやってきて日本語が母国語レベルなのが自分でもバカらしくなってきたりします。な~んだ、けっきょく「横文字の名前」と「ガイジン風の顔をした容姿がうつっている応募写真」で引っかかってしまうのか・・・と。
ケースバイケースではあるけれど、「本社」にアレコレ言われる前に、「ちゃんとした日本人(つまり純ジャパ)を雇ったほうが安心」となる場合もあるのだ。
ハーフに限った事ではないのだけれど、そして繰り返しになるけれど、就職活動で「受かる・受からない」というのは、どちらも自分の「能力」以外のファクター、つまり「運」や「相性」の部分も大きいのです。こればかりは「運命」なのかもしれません(大げさ?)。
日系企業の海外支社の人事担当者の中には「個人レベルで言えば、『ハーフは大歓迎』だけれど、『本社』を考えるとちょっと・・・」と頭を抱えている人もいます。「個人」だと比較的簡単にいくことが、「会社」、「学校」や「組織」がかかわってくると、色んな体裁や世間体(この場合、「世間体」とは「本社」ですね)を気にしなくなくてはならないのは、ある意味残念なことですね。
●「保護者」という世間体@私立の小学校や中学校
私立の学校というのは、やはり世間体を気にしている場合が多い。その「世間体」とは文字通り「世間の評判」のことだが、では世間の評判を考える上で、誰に一番学校としては考慮しなければいけないかというと、ズバリ保護者である。よって学校は「保護者の目」を気にする。
そのため、小学校の先生の資格や、国語の先生の資格をもっているハーフが、私立の学校で先生として働きたいとなると大変である。学校側が「ウチはインターナショナルスクールではないので、外国人の先生が担任だというと、ちょっと(子供の生活態度の事などを考えると)親御さんの反応が心配で・・・云々」と懸念をしめしたり、ましてや「国語の先生」にCatherine Williamsのような横文字ネームの先生が就任したら保護者から「あらま?!ガイジンさんが日本語を教えるなんて名門なのに、どういうことかしら?」なんて声がチラホラ出そうなのは目に見えてます。
学校としても保護者からの苦情は、直「世間」からの評価につながりかねないので無視できないわけですね。
移民国家であるイギリスやドイツなどでは、子供の幼稚園の先生がボツワナからの元難民であったり、学校の同級生や、会社の同僚にも外国人または外国にルーツのある人が普通にいます。
日本のように、同級生にハーフや外国人が一人いるだけで大騒ぎになったり、同期入社の中にハーフが一人いるとたちまち噂になったり、学校の国語の先生がCatherine Williamsという横文字ネームであったならば保護者からのクレームを覚悟しなければいけない状況とはだいぶ違います。・・・とは言っても、欧州には欧州なりの深刻な問題がありますが。
ただ、日本においては接客業で外国人をあまり見かけない(※)こと、そして日本の学校の先生に「外国風の容姿や名前の人」があまり居ない事が結果として悪循環になり、いつまでも「外国人が目立つ」「外国風の名前や外国風の容姿の人が目立つ」そして「ハーフが目立つ」という状況を作り出していることは否めません。
さて、話をこのコラムの題名である「世間体」にもどすと—
「(従業員がガイジンだと)お客様がビックリしちゃうので・・・」とか、「(担任の先生や国語の先生がガイジンだと)親御さんに説明がつかない」だとか、「(日本人を雇用する予定のところをハーフを雇用すると)本社に説明がつかない」といった類の「世間体」がネックになっているのは悲しいことです。
しかし「裏」の事情をある程度知ることは大事ですが、就職活動をするにあたって、こういった事にまどわされず全力を尽くすのがやっぱり一番大事ですよね。お互いがんばりましょう!
※もっとも最近は、コンビニやスーパーのレジでよく外国人を見かけるようになりました^^。でも同じく接客業である新幹線のグリーンアテンダントやパーサーに外国風の人を見かけたことが私はありません。誰か見かけたら教えてください。
サンドラ・ヘフェリン
コメント
-
外見や名前で面接されなかったり採用されなかったりするのは、明らかに就職差別に見えるが、もしかして日本の就職差別関連の法律って、在日コリアンと男女雇用に特化してるのかな?
まあ、部屋探しと同じで、いちいち全てのケースで訴訟起こしてられる人はほとんどいないだろうし。
3:19 PM simon -
simonさん、
>もしかして日本の就職差別関連の法律って、在日コリアン(通名や本籍)、男女雇用、部落問題とかに特化してるのかな?
そうかもしれませんね。そういう意味では白人系や黒人系の人達はそもそも日本ではある意味「いないこと」になっているのかも。どうせあまり居ないから差別について考えるまでもない、みたいな・・・。★サンドラ★5:12 PM サンドラ・ヘフェリン -
これを読むと複雑な気分。ただ、自分の経験だと名前より容姿と語学力がネックですね。特に履歴書は未だに写真を貼らないといけないので。あれがあると名前が日本人でも人種差別や年齢差別ができるので。
5:01 PM S -
Sさん、
コメントありがとうございます★
日本はまだ履歴書に写真貼りますからね。。むしろそれが重要視されているというか。。。
アメリカでは履歴書に写真は貼らないと聞きましたが、それでなんといくつかの企業が『電話の声』で黒人かどうか否かを『聞きだそう』としている、というビックリの話を聞きました。差別をしようと思えば、どんなに法律が変わっても差別をし続けることができるのが悩ましいところですね。ただ、アメリカや欧州が日本と違うのは、アメリカや欧州が「差別を防ぐ法律があるのにもかかわらず現場が差別している」のに対して(←よって証拠があれば訴訟もできる)、日本には「え?(ハーフは)ガイジンだから日本人じゃないの当たり前でしょ?(ハーフを)日本人として雇えるわけないじゃん」という考えが意外とフツーにあること。本人達はそれが差別だとは少しも思ってなかったりするし、なんというか悪意はないのかもしれませんが、完全にノーテンキというか無知ですね★サンドラ★5:10 PM サンドラ・ヘフェリン -
帰国子女や元海外留学生も、ほぼ海外の学校しか行っていなくて、言動や見た目が日本人離れしていると、完全にガイジン扱いです。自分の就活で経験しました。今でもガイジン扱いされることもあるので、日本にも日本国籍のハーフや元外国人、永住者もいるのにな〜と思ってしまいます。アメリカやヨーロッパでも差別はあるので、どちらかいいとは一概に言えませんが、日本の場合は日本人かガイジンか、を無意識に線引きしていることに気づいている人が少ないな、と感じています。
5:33 PM Jannat -
Jannatさん、
おっしゃる通りヨーロッパにも差別はあるし(むしろ差別感情から起きている事件なんかは日本の何倍も残酷)、ドイツなどヨーロッパの闇も深いですね。ただ、こういう事件を知ってしまうと信じられないかもしれませんが、ドイツのごく一般的な職場や会社生活のほうが外国人や外国系に(日本よりも)オープンなのは確かですね。色々考えさせられます。★サンドラ★2:18 PM サンドラ・ヘフェリン -
日本はまだまだ 一般と見た目が違うと大変な国ですね。
こちらにもそういう事も全然無いわけじゃないですが、
私の住む辺りは、 いろんな人種がいるので、
どんな顔してても暮らしやすいほうだと思います。こっちの変な、ある意味差別的な仕組みとして、 マイノリティーだと
優先される事がある、、、ってのがあります。 黒人、 女性、 と、 歴史的に
下に見られてきた人達のために, もし白人と黒人だったら黒人を、
女性と男性だったら女性を 優先する、、、、という仕組みが時々あるんです。おかげで私の友達は、 上司が、 算数も出来ない 黒人の女性で
かなり仕事しにくい環境になって悩んでいます。 そん部所全員が
困ってるのに、 他に行く能力もないのに、軍の中での身分が
高いので、 そこに配属される結果になったのは、 そういった
優先されるシステムを登ってきたからだろうと申しておりました。よかれと思ってつくられたシステムなんだろうけど
もう いい加減廃止にしてもいいんじゃないかと思います 。それと、 (アメリカ)インディアンの血をひく人は、
それがたとえ百分の一であっても
それによって 優遇される事があるそうです。普通白人が黒人から差別されると、 文句を言う事が
出来ないそうですが、 ある、見た目はまるっきり白人の
女の子が、 黒人の子供達に 「白人はあっちにいけー」 と
苛めを受けた時、 彼女の先祖に アメリカインディアンの血が
入っていたおかげで、 苦情を訴える事が出来たと
言っていました。どこの国にも変な事はありますね 。
4:13 AM きいろ -
きいろさん、
コメントありがとうございます!
>マイノリティーだと優先される事がある、、、ってのがあります。 黒人、 女性、 と、 歴史的に下に見られてきた人達のために,
もし白人と黒人だったら黒人を、女性と男性だったら女性を 優先する、、、、という仕組みが時々あるんです。
↑これは、アメリカのAffirmative Action(差別是正措置)のことですね。考えは良いと思うし、もしもAffirmative Actionがなければ悲惨な事になっていた人も多いかと思います。
>よかれと思ってつくられたシステムなんだろうけど
もう いい加減廃止にしてもいいんじゃないかと思います 。
おかげで私の友達は、 上司が、 算数も出来ない 黒人の女性で
かなり仕事しにくい環境になって悩んでいます。
この上司には困りましたね。。。ほんとうにお疲れ様です、とご友人にお伝えください。ただ、一つ思うのは、もしも算数のできない黒人が全く職にありつけない状況であったならば、当然職にありつけずに路頭に迷う人達が出てくるわけで、そうなった時にその中の一部が犯罪に走る可能性が大きいわけです。そう考えるとマイノリティー優遇措置はやはり必要な気がします。算数ができるのが一番ですが、もしかしたら算数も習えないような学校にいたのかもしれないし、または荒れた生活環境やスラムで育ったことから、毎日学校に通えなかったのかもしれません。★サンドラ★2:37 PM サンドラ・ヘフェリン -
容姿と名前の不一致。
自分では何とも思ってなくても聞き返されたり首を傾げたりされると不愉快になるのは言うまでもないが露骨に言われるのもうんざりだわ。
なので名前を呼ばれる場所、病院、役所、銀行など苦手。
そして「ご本人様ですか?」と聞かれる度心でため息。。。
そう思うと私自身も「世間体」というものを幾らか気にしてるのかもしれない。9:12 AM カタリーナ -
カタリーナさん♪
容姿と名前が一致しないと大変ですよね。
>首を傾げたりされると不愉快
↑首をかしげるのって・・・感じ悪いですよね~。信じられない、人の顔を見て首をかしげるとか!
>なので名前を呼ばれる場所、病院、役所、銀行など苦手。
そして「ご本人様ですか?」と聞かれる度心でため息。。。
↑これも「ハーフあるある」ですよね。お気持ちよくわかります。★サンドラ★2:48 PM サンドラ・ヘフェリン -
何度も読み返しましたがその度に複雑な気持ちが増大してしまいました。
自分にとって容姿は判断材料にはならない=なりえないから特に最初の例の場合「何で?」と声を挙げていました。
二つ目のケースの終わりに書かれた人事担当の方の「個人的には…」というのはまだ幾分気持ちが伝わりますが、一つ目の「私はいいんですがお客様が…」というのは「この担当者も『この会社全体で差別に加担してる』と思われたくないからこう言ってるんじゃないか?」という、別の意味での「世間体を気にした断り方」に思えてくるのです。
ハーフとは違いますが、募集要項を見て電話して面接に行くところまでは順調だったのに、いざ白杖で歩行する姿を見たとたんに「Out」となってしまった=一つ目のケースと似た経験をしている視覚障害者は少なくありません。
単独歩行・しかも仕事に関しての能力は電話面接で相手も認識しているのにですよ!!
これもやっぱり「世間体」なんですよね!?
最後はちょっとずれちゃってごめんなさい!
でも何か共通のものを感じたので書いてしまいました。
皆さんのコメントも参考になります。
ありがとうございます。10:58 AM 八木茂明 -
八木茂明さん、
大変な思いをされましたね。
>二つ目のケースの終わりに書かれた人事担当の方の「個人的には…」というのはまだ幾分気持ちが伝わりますが、一つ目の「私はいいんですがお客様が…」というのは「この担当者も『この会社全体で差別に加担してる』と思われたくないからこう言ってるんじゃないか?」という、別の意味での「世間体を気にした断り方」に思えてくるのです。
↑よく考えてみると、そんなような気もしますね。人が物事を「私はいいんだけど、誰々さんがダメって言ってるから」とか「私はいいんだけど、誰々さんが嫌がるから・・・」と言う場合って、本当は「単に自分が嫌」なだけで、「ダメと言う誰々さん」は存在しなかったりしますからね。もちろん、本当に誰々さんが嫌がっている&ダメって言っている場合もあるんですが・・・。★サンドラ★2:58 PM サンドラ・ヘフェリン -
ハーフは、付随的魅力であるバイリンガルであれば、アルバイトも就活も学歴が一定程度伴っていれば引く手数多である事は間違いないでしょう。どんな企業でも海外で活躍出来る人材は欲しがっています!
また、もう一つの付随的魅力である容姿が美しいのであれば、モデルやタレントも可能でしょう!しかし僕が強調したいのはハーフの本質的魅力である“多文化への高い理解力と協調性”です。当然、企業でもこれは十二分に活かせるでしょうし、NPO法人や政府機関あるいはシンクタンクなど高等機関で活かせるはずです!!! せっかくハーフに生まれたのだから、選民思想の様に驕っているのではありませんが、非ハーフの人々に出来ない事を模索し実行していく!こんな事が出来るのもハーフの魅力だと思うんです。僕の答えは高等機関で人の役に立つ事です。当然異なった結論でもいいのですが、魅力溢れるハーフのポッさビリティーのネガティブな側面ばかり見るのは損だなぁ〜と思ったんです(^^)
黒人とのハーフの人の例が出ていましたが、外国人が多く訪れるレストランとかであれば、めちゃくちゃ貴重な存在ではないでしょうか?
長くなりましたが、総括すると
①より住みやすい環境は自分で創れること
②ハーフは非ハーフの人以上の機会と可能性に恵まれていること
を意識して生活できたら良いのではないでしょうか?(^^)12:37 PM Kiefer -
Kieferさん、
ご投稿ありがとうございますm(__)m
Kieferさんはもしかしたらアメリカ系ですか。ヨーロッパにはない(?)ポジティブさが画面から伝わってきます(^_-)
さてさて、モデルさんとして活躍中のハーフは私も応援してますし、本人ハッピーなら万々歳ですね。ただ私のコラムでは「容姿で悩んでいるハーフ」の問題についても取り上げています。そういうハーフ達の声はテレビや雑誌ではほとんど聞くことができないので、バランスのためにもそういう「本人達の悩み」を発信する場も必要だと思っています。
>ハーフは、付随的魅力であるバイリンガルであれば、アルバイトも就活も学歴が一定程度伴っていれば引く手数多である事は間違いないでしょう。どんな企業でも海外で活躍出来る人材は欲しがっています!
そういう人材をほしがっている企業も多いですし、実際に投資銀行や金融機関で大活躍のハーフもいます。ただこれは、いわゆる「バイリンガルであるハーフ」そしてその他の分野でもスキルのある優秀なハーフに限られており、では、そのスキルはどこからくるのかと言うと、本人の努力のほかに親の経済力も必要不可欠です。日本にしろ海外にしろ、私立の大学で勉強するのは、そしてMBAを取得するには、存知かとは思いますが、ものすごいお金がかかります。お金がないと達成はなかなか難しいのが現実です。
学歴がピカイチで容姿端麗であれば「やっほー!」でポジティブなのは当たり前だし、できれば全員がその方向に向かえたらいいのにな、とも思います。
でも、日本の地方都市で育ち、モデル風の容姿ではなく、日本語のみを話し(英語もその他の外国語もできない)顔は外国人のハーフはどうすればよいのか?っていう話です。もちろん人それぞれかとは思いますが、たとえば「港区だとガイジン顔でも目立たないから、地方から港区に出てくればいいんだよ」というのも、港区は確かにガイジン顔に居心地の良い場所ですので(と私は思ってます)あたっている部分はありますが、そう簡単にいかない場合もあります。ハーフとして明るくパーッと生きたいなら、港区だ六本木だ!というのも分かりますが、なんだか少し違う気もするのです。
たとえば、一番最初の「ガソリンスタンド」のエピソードは関東の地方都市の話であり、それは彼がまだ若く実家に住み、近所でアルバイトを探していた時の話です。アルバイトは通常、近所でするものですから(←特に若くて実家に住んでいる場合)、たとえば「六本木のバーでバイトしたらガイジン顔(黒人や白人)でも目立たないのに」というのも一理あるのですが、ちょっと違う気がします。彼がやりたかったのは「車関係のバイト(ガソリンスタンド)」であり、夜の世界のバーテンではないからです。ちなみにあれから10年以上経った今、その人は今、都内で活躍しています。本人は本名を出していいと言っていたので、そのうち本名を出すかもしれません。
コラム二つ目の「海外支社」の話は、「日本語を使った仕事がしたいのなら、いっそのこと海外にいないで日本に来て、日本の本社で面接を受けたほうがいいのではないか?」と私なんかはちょっと思っています。もちろん人間、仕事ばかりが人生ではないですから仕事以外の理由で海外にいたい場合もあるのでしょうけどね。それと、ハーフが云々というよりも、日本企業に関しては、どうしても本社に決定権のある企業がほとんどなので、本社にいたほうが面白い仕事ができたりします。なので、仕事的には「海外の日系企業支社」よりも「日本の本社」だと私は思ってます。
コラム三つ目にある「国語の先生」に関しては・・・・・・ハーフがガイジン顔である場合、日本語の教師を目指すよりも英語の先生を目指したほうが、日本においては採用されやすいだろうし、嫌な思いもしなくて済むでしょう。でも、それでは、日本語の先生になりたいハーフはどうすればいいのでしょうか?って話です。そして、そうでなくても「ガイジン顔は必ず英語の仕事をしてる」っていう偏見は既に日本社会にあるわけですし、そういう構図って社会にとって良いことなのかというと、微妙な気がします。多様性とは遠いところにいるわけですからね・・・。
それでご提案いただいた(ありがとうございます!) 【①より住みやすい環境は自分で創れること】は皆で創っていくとして、【②ハーフは非ハーフの人以上の機会と可能性に恵まれていること】に関しては、ぶっちゃけこれは「綺麗で、バイリンガルやトライリンガルで、かつ学歴があり、国籍も何個もあったりする」ハーフに限られた機会と可能性(そしてポジティブさ)だと思います。容姿に恵まれずバイリンガルではなく、国籍も一つしかなく、親の財力のないハーフは「非ハーフの人以上の機会と可能性に恵まれている」とは言えないと思います。
・・・と、なんだかクドくなりましたm(__)mご投稿ありがとうございます。★サンドラ★3:57 PM サンドラ・ヘフェリン -
こんにちは。興味深く読ませていただきました。
そういえばまだ私が大学生だった15年ぐらい前のこと。ある学習塾の講師に応募したことがあるのですが、その時の面接担当の方は見た目は日本人でした。でも名前を聞いたら、すべてカタカナでもう本当にびっくりしました。「ははは、私の両親はベトナム人ですからね」って言っていました。本当にきれいな日本語を話し、学習塾では講師を務めていらっしゃる方でした。ちなみにこれはある地方都市での話です。学習塾も非常に世間体=評判を気にする業界だと思いますが、ここはそういう点ではとても開かれたところだったのでしょう。でもこういうところはまだまだ少数派なのでしょうね。
でもこういう見た目の問題は日本に限らずどこにでもあるのではないかなと思います。確かにヨーロッパでは少なくとも日本よりは開かれていると感じますけれど。私はイタリアに住んでいますが(イタリアはとても保守的で世間体を大いに気にする)、私の友人夫婦(二人ともイタリア人)は中国人の女の子を養子にとりました。その子は生まれてすぐこの夫婦に引き取られ、名前はまるっきりイタリア人、もちろんイタリア語しか話せません。親が普通にその子ともちろんイタリア語で話しているのに、周りにいる人に「イタリア語話せるの?」って何度も聞かれてもううんざりと言っていました。もしかしたら、この女の子が就職活動をするような年齢になったら、名前=イタリア人、見た目=中国人というギャップで悩むかもしれません。まだ5歳なので、20年後にはこの世間体という常識が変わっていることを祈るしかありません。
6:15 PM Jun -
Junさん、
コメントありがとうございます!その地方都市の塾のベトナム系講師の話、書いていただいてありがとうございます。こういうのを読むとなんだかうれしくなります。
それからヨーロッパの話。
>私はイタリアに住んでいますが(イタリアはとても保守的で世間体を大いに気にする)、私の友人夫婦(二人ともイタリア人)は中国人の女の子を養子にとりました。その子は生まれてすぐこの夫婦に引き取られ、名前はまるっきりイタリア人、もちろんイタリア語しか話せません。親が普通にその子ともちろんイタリア語で話しているのに、周りにいる人に「イタリア語話せるの?」って何度も聞かれてもううんざりと言っていました。もしかしたら、この女の子が就職活動をするような年齢になったら、名前=イタリア人、見た目=中国人というギャップで悩むかもしれません。
↑これは想像つきますね。。。ちなみにドイツでは70年代に韓国からの女の子(赤ちゃん)を養子として迎えるドイツの家庭が多くて、彼らは今は40代ですが、似たような問題がやはりあるようです。前に「赤ちゃんの時に韓国からドイツへ養子としてもらわれてきた当時30代の女性」と話す機会があったのですが、彼女は「兄弟は皆金髪で、自分だけ容姿がアジアっぽいから、兄弟と出かけると『なんで一人だけアジアの顔なの?』と決まって周りから聞かれ、色々と説明しなきゃいけないのが面倒だと言ってました。その人の話で興味深かったのは、ドイツ人の母親が子供に気を遣って(?)ある日突然韓国料理の勉強を始めて、それがたまらなく嫌だったこと、ドイツの大学に行ったらそのドイツの大学に韓国からの留学生のグループが居て、そのグループに『あなたも韓国人なんだから、韓国語を習うべきだ!』と説教されて嫌だったことなど色々と葛藤を語っていました。彼女は「自分は生まれは確かに韓国だけど、自分はドイツ人である」という気持ち&考え方でした。自分とは容姿の違う人達がマジョリティーである国へもらわれていく養子の人達は、ハーフとは状況は違うけど、でも葛藤を気持ちとして理解できる部分も多かったです。(にしても、「容姿(ようし)の違う人達がマジョリティーである国へもらわれていく養子(ようし)・・・」って、なんだかダジャレみたいですね^^)★サンドラ★5:10 PM サンドラ・ヘフェリン -
その企業に勤めたかったかもしれないけど、
そことは縁がなくてむしろよかったのかもって、
読みながら思いました。それから、確かに学校現場にハーフの先生って少ないっていうか、
いないですね。
たまたまハーフの人で先生になりたいって思う人がいなかったのかもしれませんが、それはそれで、ハーフの子が先生や学校にはうんざりしてて、先生になりたいなんてちっとも思えない!?などといろいろ考えさせられました。世間の人々の常識や刷り込まれた偏見は、なかなか変わらないだろうな~。
ハーフがマジョリティにならない限り続くのかなぁと思いました。12:28 PM JM -
JMさん、
そうですね。学校の先生もそうだし、「ある職種に、ハーフや外国系の人が少ない」というのは、ハーフからの応募自体が少ない/無いのか、落とされているのかは分からないですね。
「マイノリティー」であれば、かならず向き合う事になる問題というのは確かにありますよね。個人の努力も大事だし、あとは周りの人の応援とかそういった部分も大事だなって思いました。今までにはなかった何かをしようとする人はやっぱり応援したいし、そういう事を応援する人が多ければ多いほど多様性が認められる社会になると思います。★サンドラ★4:53 PM サンドラ・ヘフェリン -
容姿が日本人風で(両親が日本人と韓国系アメリカ人だったから)、アメリカ国籍で、アメリカ育ちなので母国語は英語だけど日本語もかなり上手な友達がいて、その子は日本のある通訳学校で講師の仕事に応募したとき、名前を漢字で書いたんですね。「李美香」(仮名)みたいに。すると採用後に「英語の通訳講師じゃなくて韓国語の通訳講師みたいだからMika Leeと書いて欲しい」と言われたと。さらに、彼女の旦那さんが非アジア系アメリカ人だったんですけど、旦那さんの名字で仕事した方が良いのではと勧められたらしいです。たとえばMika White(仮名)とか。なぜなら彼女の容姿が日本人ぽいので他の日本人講師よりも「外国人度」を高めるために、外国人風の名前の方が講師として人気が出ると。。。なんというか、日本の学生という世間体を前提に、どんな講師をかかえているかアピールしたい通訳学校の考えが透けて見える話のような気がしました。外国人風の容姿のハーフの苦しみとは似て非なるものだけど、このmikaさんのケースとサンドラの挙げている事例は、根っこが同じ気もする。世間という場で黙認された、一種のレイシズムですよね…。
5:33 PM N☆ -
N☆さん、
わかりやすい例を書いていただいてありがとうございます!!
N☆さんが書いていたことを読んで、10年ぐらい前の語学学校の事を思い出しました。日本国内にある語学学校だっただけれど、私がそこでドイツ語の先生として働いていた時に、その学校のスタッフに「名前はAlexandra Haefelinと名簿に載せます。生徒さんの前で日本名は言わないでもらえます?」と、とても感じ悪い言い方で言われました。「日本名は言わないで、名のらないで」と言うけれど、その学校で働く際に私は学校側に書類とともに、パスポートのコピーを提出していて、そこには私の日本名が書かれているんですよね。なのに「日本名を名のらないで!」って、今から考えるとけっこう酷い話。これ、言われた時、私はまだ20代前半で、言った人は30代だったし、私は日本に来たばかりだったしで、何か反論もできないような雰囲気(私が勝手に思ってるだけかな・・・?)だったのだけれど、後々その学校で働いている人達を見てみると、まあなんというかアメリカ人の先生には黒人が一人も居なかったり、英語の先生には金髪碧眼がやたら多かったりと、「あ、明らかに『白人風』の容姿や名前の人を採用したいんだな」というその会社のポリシー(?)のようなものがわかり複雑な気持ちになりました。
客商売だから仕方ない、生徒さんがそれを好むから仕方ない、と言えばそれまでですが、最近ほんとうに全員そうなのかな?ほんとうに生徒さんは全員、白人風だけがいいのかな?とちょっと疑問に思うようにもなりました。たとえ生徒側にそういう期待があるのだとしても、露骨なやり方で学校がそれにこたえて更に「英語=白人」だとか「日本人顔=英語ではない」というイメージを固定させてしまうと悪循環になってしまうし、大手の学校や会社がこういうのを堂々とやっちゃうのはなんだかな~、と思います。
N☆さんが書いていた名前の件を読んでいても思ったけれど、「自分達のイメージ(人種差別的な思想に基くイメージ)に合わせて、他人の名前を変えさせる」、要は「自分達の都合の良い風に相手を改造しちゃおう」って、失礼極まりない。
ところで、先日まったく違う話を友達としていた時に、その友達が「人間って、自分の理想とは違う人を排除しようとするんだよね」と言っていて、ああ当たっているなあ、色んな面であたっているし、この話にも当てはまるなあ、と今ふと思いました。「英語の先生」と聞いて、「金髪碧眼のマイク」さんを想像している人は、アジア顔の女性で名前も韓国系だったりする人が来ると、失望を隠せないのだろうし、でも問題は、それを自分の至らなさと洗脳の結果だという事を認めず、相手に「だったら名前を変えて」とか何かと理由をつけて自分の気に入らない人に難癖をつけ始める事ですね。。。そう考えると、自分も含めて理想ばかりが膨らみ「頭でっかち」になるのは良くないのかもしれないな、なんて思いました。現実を見る、現実を受け入れようとする事が今目の前にいる相手を受け入れる事なんですよね。そう考えると、現実を見るって最も大事なことかと思います。★サンドラ★11:17 AM サンドラ・ヘフェリン -
私は国籍も人種も日本人ですが、すごくよくわかります。=S
日本だとアイデンティティ=国籍=人種みたいに全部一緒なっていると感じます。
私の場合、最初に書いたとおり、純日本人です。しかし、自分が人生で一番楽しかったといえる時期をイギリスで過ごし、日本にいる間もいろんな国や背景の人たちと一緒に育ってきたけっか、自身が周囲が期待してる日本人とかなり違っていると感じます。
周囲が『日本人』=『彼らの期待する日本人』と思っているなら、私は何の疑いもなく私は日本人じゃないと感じます。
今行っている教会に、人種が日本だから国籍も日本だけどアメリカンファミリーの養子になった女の子がいます。私は彼女のアメリカ面しか知らないので、彼女をアメリカ人だと認識しています。彼女がどうかわからないけれど、私は「ハーフなど=英語」とは逆で、日本人ならちゃんと日本語はなしなさいよ、みたいにいわれることもあります。(今日本に住んでいますが、普段日本語は全く使わない環境なので、私のしゃべり方は少し不自然になっているようです。)彼女も私も、母国語は日本語ですが、母語は英語です(方言は違いすが)。名前も英語圏なら通じる名前(読み)になってます。
アイデンティティ、他の人にわかってもらうのはほんと難しいとかんじます。
私は先月まである英会話学校で講師をしていましたが、「邦人だからわかりやすいように」と、日本名で登録されました。私の戸籍の漢字は普通そのようにで読まれますが、実際の私の名前は違います。リサやマリアならいいのになんで私の名前がダメなの?!と非常に不快になりました。
働いてるうちに、生徒さんたちに本名で呼ばれるようになりました…。(本名のほうが、偽名よりしっくり来たのでしょう。)その前は、事務に応募しました。私は顔が濃いので時たまハーフと間違えられます。違いますというと、じゃぁクオーター?とか色々聞かれてめんどくさいので、接客以外なら。。。と思ってこの仕事を選びました。
が、
電話で自分の名を名乗ったときに、私の苗字(アメリカ人の旦那さんの)がわかりにくいからと言われて、「『海野』でもいい?」とすごく軽く聞かれましたのが嫌で断りました。結局私は日本人なので、同じような境遇の方がどれだけいるかわかりません、また少し見方も違うかもしれないですが、共通していえると思うのは、
日本の企業とかがもっと、国籍や人種と関係ない個人を見てくれるようになればなぁ
ということです。 =/5:49 PM M99 -
横浜にはどう見ても白人のお巡りさんがいました。最初それを聞いた時に何かの間違いだろうと。それか、他国の警官を現場研修させているのかとも思いましたが、日本の警察がそんなことをしないだろうと。
私用で横浜駅に出かけて交番を見たら、本当に白人の警察官がいました。たぶん、日本人のミックス(ハーフという言葉は私は使いません)だと思いますが。お年寄りに道案内していましたが、すごく腰が低かったのが印象的でした。6:45 PM strike -
サンドラさん
初めまして。愛知県豊田市立保見中学校には日系ブラジル人3世でハーフの伊木ロドリゴ(26歳)さんが教師として働いています。
2013年4月25日付けの日本経済新聞の記事にも、’熱血教師は日系ブラジル人 その意外な志望動機’として彼のことが書かれています。またYouTube でも’伊木ロドリゴ/ Igi Rodrigo’で検索すると彼のビデオをいくつか見ることができます。彼が16年前に日本語も解からずに日本にやってきて日本の学校に入学し、初めは外国人ということで人気者になったものの、言葉が通じないためにコミュニケーションがうまく取れず、次第に周りの子供から疎まれていく様子が書かれています。
「ブラジルに帰れ!」と机に書かれた文字の意味が分からなかったので紙に写し取り、日本語の分かる母にみせて初めてその意味を理解したことなど、色々な経験談が書かれていてとても感動することと思います。
それと1週間前に見たドキュメンタリー映画 ’ハーフ~現代日本での多文化的な経験~’も、とても興味深かったです。
5人のハーフたちの複雑な心境や経験が、時には可笑しく丁寧に描かれていてお勧めの映画です!!監督の西倉めぐみさん、高木ララさん、どちらもハーフの方で、自分たちが子供の時からずっと思ってきたことをドキュメンタリーの映画にしたかったそうです。
興味のある方はぜひご覧になってください。
伊木ロドリゴさんの新聞記事・ビデオ、そしてドキュメンタリー映画 ’ハーフ’、どちらも絶対にオススメです!!!11:05 PM Kius -
なう。つい先日、履歴書(日本語)送った会社から面接の電話来たけど「はろー!あーゆー?ん?日本語分かる?大丈夫?」って…外人顔&片仮名苗字ゆえだわね。てか、履歴書は代筆だと思ったのかね?!はぁぁぁ…。超タイムリーネタなのでシェアさせて頂きます♡
8:23 AM anna -
久しぶりにこちらのコラムを拝見しました! このコラムを読んで日本人(純ジャパ!?)として、本当に情けなく感じます・・・>。<;
現在、ハーフの方々が数多くメディアやスポーツ業界で活躍しており、業界によっては既に認知されているものもある反面・・まだまだ一般社会では理解されない現状に苛立ちを覚えます。。
自分は持病を持っており、一時仕事につくことが出来ない期間がありました。 履歴書や経歴書は通るのに、空白期間について説明した途端・・担当者の顔色が変わるなんて事が山のようにありました。
話がずれて申し訳ございません^_^;
私の大好きな映画で「評決のとき」というものがあります。
内容は 昔、アメリカにおいて黒人差別が蔓延していた頃 黒人の少女が白人達に乱暴され子供の産めない体に・・・怒った父親が敵を討ちに白人を射殺。 そして裁判にというストーリー。理由はどうあれこの行為が許されるべきではありません。しかし、このストーリーのポイントはかつての人種差別による不当な裁判判決でした。
裁判員たちは加害者(被害者の父親)に同情するものの、白人主義だった時代 黒人を擁護する事さえはばかれていました。
そして最後の判決の時、弁護士が言いました。
「みなさん目をつぶって下さい。」
事の経緯を説明し、情状酌量を訴えました。
そしてこう言ったのです。 「その乱暴された少女は、白人です。」
判決は無罪。
勿論これは映画であり 現実はもっともっと厳しいでしょう。
しかし、普段私達は固定観念の塊で、「何が正しいかではなく、誰が正しいか」という判断基準で物事を推し量ろうとしていないでしょうか?この映画では、そんなモノに縛られるのではなく 自分の心の声を聞けと教えてくれています。
一日も早く、日本も世界も偏見や差別がなくなり 誰もが住み易い社会になればと願っています。
12:43 PM kei -
ドイツの日系企業で現地採用として働いている日本人の私から一言言わせていただきますと、日系企業が本社の目を気にしてハーフを採用しないというのは一理あるかと思いますが、それよりも日系企業で働くのであれば日本人の感覚で働いてもらいたいから純日本人が好ましいという考えもあるのでは?
例えば、契約内容にない仕事を頼んだ場合、
日本人だと拒否せずに引き受けてくれるだろうという日本的な感覚と、ハーフ(というより現地人)だと「その仕事は契約にありません」と拒否されてしまうのではないかという思い込みもあるのかもしれません。ハーフの方が日本で勤務経験があったとしても、見かけで現地人だと判断されてしまうと、純日本人と同じ土俵にはあげてもらえないのではないでしょうか。
日本で勤務経験のない純日本人やハーフの方で、ドイツの日系企業で勤務されている方を色々見てきましたが、どちらも都合のいい時は日本人になり、都合が悪くなると現地人になってしまう残念なケースがあるのも事実なので、日系企業がそういうリスクのある人を避けてしまうのはある意味仕方がないのでは、と思います。
でもやはり、ハーフを一括りにするのではなく、もっと個人を見て欲しいですね。4:20 AM .de -
初めまして!私は中二のアフリカ系のハーフです。
他のコラム見てもあー!ある!!って思います!!
このコラムを見る前から、将来について悩んでて特に黒人ハーフだから、普通の仕事には就づらいな、と思ってました。だけどこのコラム読んで、同じ思いの人もいるんだな!と思って少し安心しました!
質問があるんですけど、学校の人権作文にこの記事を参考にさせて頂いてもよろしいでしょうか?3:35 PM Luna -
Lunaさん
初めまして☆
コメントありがとうございます。学校の作文に、この記事を参考として載せてオッケーですよ。
今後いろいろとハードルが出てくるかと思いますが、がんばってくださいね^^★サンドラ★3:52 PM サンドラ・ヘフェリン -
はじめまして!サンドラさんの著書を読んでコチラヘお邪魔しました。私はハーフではなく在日コリアンですが、このコラムを読んで就職活動中の事を思い出したのでコメントさせていただきます。
私は20歳まで韓国名しか名乗っていなかったんですが、一社は「外国籍の方は・・・」と断られ、次の一社は面接でも「筆記では一番の成績でしたよ」と言われ面接官の方達とも話が盛り上がり最後には「是非、私たちと一緒に働いてもらいたいな。一緒に頑張りましょう!」とまで言われたんですが不合格でした。
「あれ?!」と思っていると支社長さんが電話をくださり「本当に申し訳ない!私たちは仲間になってもらいたいと思ったんだけど、本社の方から国籍の問題でNOと言われました・・・事務の女の子たちも皆アナタに好感持って一緒に働けるの楽しみにしてたのに。本社から外国籍を雇用した例は一例もないからと言われて採用許可がおりませんでした。本当に残念だし失礼をした」と何度も謝られました。
失礼を承知でだが正社員は無理でもアルバイトかパートではどうかと仰ってくださり、もしくは採用試験の日に来ていた税理士さんがアナタを気に入って自分の事務所の事務で雇ってもいいと言ってるんだけど・・・とまで言ってくれましたが、やりたい職種では無かったので丁重にお断りしました。
その経験を踏まえて、次に受けた会社には履歴書に念のため韓国名と(○○○○)と日本名を通名として書いて出しました。
面接で所長さんから「一つ聞きたいんだけど、名前は通名でいいんだよね?」と言われたので「韓国名じゃマズイですかね?」と聞くと「う~ん・・・やっぱり日本名じゃないと色々面倒だと思うんだよね~貴女が。黙っておけば日本人と見た目変わらないんだし、貴女が傷つく事もないんじゃない?名刺もさ~韓国名だと読むの難しいし取引先とかお客様に気を使わせるしさ~。」との事でした。
日本名(通名)でならってことで採用になりましたが、生まれてから20年間韓国名でしか生きてこなかったので、仕事始めてからしばらくは「山田さん(仮名)」と呼ばれてもピンとこなくて自分が呼ばれてるのに中々気づかない状態で何だか他人の名前って感じでした(笑)
その時に思ったのが「もし韓国人が緑の肌にピンクの髪色の人種(極端だけど)だったら日本人に化けれないんで絶対に就職無理ってことね」「でも逆に緑肌にピンクの髪だったら一目瞭然だからこうやって誤魔化せばいいじゃんって考えもなくなるよね。日本に緑の人間ムッチャ居るって気づくだろうし」です。
あと「キムチは仕事の日は食べないでね」とも言われまして笑っちゃいましたが、在日4世で(当時は)韓国に行った事もないですし、焼肉屋に行った時くらいしか食べてませんてキムチ(笑)
何だか懐かしさからダラダラと書いてしまいましたが、その会社には8年もお世話になり楽しく過ごせました。
和の中に異質のモノは混ぜたくないんだろうな・・・きっと。
皆一緒じゃなきゃダメなのかな?11:31 PM youngae -
純日本人でも見た目で差別されますけどね。
少なくとも女性はブスだと採用されません。どんな職業であっても職場のコミュニケーションは必須ですから。
「差別だ!」と声を上げることもできない分、こっちの方がきついと思います。1:29 PM ななみ