ハーグ条約、日本が年内に加盟の予定
日本が年内にハーグ条約に加盟するそうです。
国際結婚をしている人、国際離婚をしている人、そしてハーフ達にとって、この「ハーグ条約」は非常に身近です。直接、自分達にかかわってくる問題なので。
念のためにハーグ条約は・・・
(1)他国に連れ去られ、片方の親としか暮らせないのは子供に有害
(2)元の居住国へ子供を返すことで、元の国の裁判所で親権を協議するのが子供には最善の利益
-という考え方に立っています。ここで言う「子供」は基本的には16歳以下の子供のことです。
日本人が欧米人と結婚をし、欧米諸国に住み、現地で子供をもうけて、夫婦関係が破綻し、日本人側の親が子供を連れて日本に帰国した結果、欧米諸国側から「日本への子の連れ去り」と見なされている件は、米国81人、英国39人、カナダ39人、フランス33人です(各国政府の説明による。出典:平成25年5月22日付け朝日新聞)。ちなみに現在、国際離婚の数は年間約2万件にものぼります。
G8の国々の中でハーグ条約に加盟していない国は日本だけでしたので、今回の日本の加盟は、長年欧米諸国から加盟を求められた結果だと見られています。
詳しくは、このコラムの一番下に貼り付けてあるリンクをご覧いただくとして・・・
私は基本、日本が条約に加盟するのは良いことだと思っています。でも同時に、今まで日本が加盟していなかった事実からも分かるように、日本の「離婚後の親の子供への接し方」は欧米諸国の考え方とはかなり違うのが加盟にあたって気になります。
「欧米諸国に住む日本人女性が子供(ハーフ)を連れて日本に帰国」というのは、日本の感覚から言うと、ごく普通の事だったりしますが、この「ごく普通の事」がアメリカのFBI「誘拐犯の指名手配犯リスト」 に載ってしまいます。子の母親である日本人女性の名前と顔写真ががWantedとしてサイトに載っています。このFBIの指名手配犯リストをご覧になった日本人のほとんどの方が「やり過ぎ」と違和感を持つのではないでしょうか。
認識の違いというか、「文化の違い」がそのあたりの「温度差」の理由だと思っています。
さて、この「文化の違い」ですが、基本的には「離婚後の『親子のあり方』」に関する日本と欧米諸国の考え方の違いですね。
たとえば日本では、離婚後、片方の親が親権を持ち、もう片方の親は離婚後子供に会わなくなる・または会えなくなる事が少なくないようです。
小泉元総理がいい例です。彼には3人の息子がいますが、長男と次男に関しては離婚後に父親(小泉元総理)が親権をとっていました。ところが、3男に関しては、離婚のタイミングが、3男が母親のお腹の中にいた時期と重なったため、母親が3男の親権を取り、この3男は長年父親(小泉元総理)に会えませんでした。父親(小泉元総理)側も、「3男は関係がない」というスタンスで、彼(3男)が成長し父親に会いに行っても父親サイドに拒まれたそうです。
この事を雑誌で読んで、私は(父親としての対応が)とても冷たいなと感じたのですが、この小泉元総理のことをヨーロッパ人に話すとほぼ全員が「信じられない」と言います。「同じ兄弟で、同じ父親なのに、離婚のタイミングが違っただけで、3男だけが父親に会えないなんて、そんな残酷な事があるのか」と。(私の想像ですが、逆におそらく長男と次男は「母親」に会えなかったのだと想像します。)
もちろん日本人の中にも冒頭のような父親の態度や対応を「冷たい」と感じる人もいるのでしょうが、現実は「でも親の事情だから仕方ないよね」となってしまっているのが現状です。
これを「仕方ない」としていないのが欧州の考え方で、日本は離婚後に単独親権であるのに対し、欧州では離婚後に共同親権(つまり離婚はしたけれど、離婚をした後も父親と母親の両方が子供が成人するまでに定期的に会う)が普通です。
日本人的な感覚では「ずいぶん欧州は『父親の(子供に会いたいという)権利』を大事にしてるんだなあ」と感じるようですが、確かに欧州では離婚後の「子供に会いたい父親の権利」が法律上も大切にされています。それと同時に欧州では「両方の親(つまり父親と母親)と接点を持つ事は子供の権利である」と考えられているのです。親によほどの問題(片方の親が麻薬中毒であるとか、子供に暴力をふるうなど。ちなみに浮気は関係ありません)がない限り、「どの子供にも両親両方とかかわる権利がある」というのが欧州諸国の基本的な考え方であるわけです。
ちなみにこの「子供の(親に会う)権利」がどれほど重要視されているかという事は、先日ドイツで「父親が誰だか知りたい。父親に会いたい。精子バンクに父親に関する情報や詳細を開示してほしい」と裁判所に訴え出たドイツ人女性が勝訴し、「どの人間にも親の事を知り、親とかかわる権利がある。精子バンクは女性に精子提供者(父親)の情報を開示せよ」というある意味衝撃的な判決が出た事からもよくわかります。(男性側からしてみると、20年前に「割の良い学生アルバイト」として「将来自分の情報が一切外に漏れないこと」を条件に精子を提供したのですから、困惑を隠せないようです。)
さて、話を元に戻すと、基本、日本は「子供は母親と一緒が一番」という考えから、「夫婦が別れた場合、母親が子供を引き取る」のが慣習であり文化でもあるわけですが、その考え方が国際的には必ずしもそのままの形で通用しないのが大きな問題ですね。
なので、日本が国際的な条約である「ハーグ条約」に加盟する日までに、「日本国内」においても、単独親権⇒共同親権という流れになれば良いのですが、そうでない場合、つまり今のままの法律と慣習のままでハーグ条約に加盟をすると(もう加盟は決まっていますが)、日本国内の元夫婦は単独親権、でも海外在住者や国際結婚組だけが共同親権の方向へ、というなんだか矛盾した事になってしまいそうです。私は個人的には、日本国内でも離婚後は共同親権にして、子供が親の離婚後も両方の親に会えるようにするのが良いと思っています。ハーグ条約への加盟は国内法を見直すための良いきっかけかもしれません。新たな一歩を踏み出した感じですね。皆様はどう思われますでしょうか。
いずれにしても、「ハーグ条約」に加盟する事で、ハッピーな子供とハッピーな親が増えればよいですね。
サンドラ・ヘフェリン
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過去何日間の「ハーグ条約」関連ニュースのリンク:
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130523/trd13052301090001-n2.htm
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130523-00000090-san-pol
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201305/2013052200051&g=pol&_
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-22620662 (英語)
http://news.yahoo.com/japan-approves-joining-intl-child-abduction-pact-113639592.html (英語)
コメント
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サンドラさんの意見とほぼ同じ考えを持っています。
「世界標準?」に合わせる形でハーグ条約に加盟というのは、ちょっと残念な気もしますが、でも、単独親権の良さって何なんでしょう?
一方からだけ愛情を受け、考え方も一通りだけの方が子が迷わずに済む?親権を持っていない親のことを「自分のことを捨てた親」と感じてしまう子供もいるのでは?
また、いっしょに住んでる方の親に気を遣い、いっしょに住んでいない方の親に会いたいとなかなか言い出せない子もいるのでは?
親が離婚するとき、子供は「どっちも好きなのに…」という場合が多いのでは?法律で共同親権を認めて、子供が父・母に定期的に会い、父母それぞれから愛情を感じることって大事だよなぁと思います。
もし自分が離婚することになったら、子育てって大変だから、自分が住み慣れたところで子育てしたいし、祖父母の力も借りたいと思う。でもそれって、シングルで子育てしなきゃって思い込んでいるからなのかもしれない。
離婚しても、子供には、母親の姿、父親の姿は見せておきたいなと思います。11:06 PM JM -
JMさん
コメントありがとうございます!!
>いっしょに住んでる方の親に気を遣い、いっしょに住んでいない方の親に会いたいとなかなか言い出せない子もいるのでは?
↑これは多いですね。親が「聞きたくない」ことは「言わない」子供はけっこう多いです。やっぱり子供の本音が大事ですね。
>親が離婚するとき、子供は「どっちも好きなのに…」という場合が多いのでは?
↑そう思います。
>法律で共同親権を認めて、子供が父・母に定期的に会い、父母それぞれから愛情を感じることって大事だよなぁと思います。
↑そうなんですよね。日本は親権のとったほうの親に、もう片方の親に子供を会わせるか・会わせないか、がゆだねられちゃってるけど、そうではなく、「共同親権が基本」だという体制(まずは法律)を早くつくらないとですね。でないと離婚後に子供に会えない親や、親の離婚後に片方の親に会えない子供が増えるばかりですね。ハーグ条約加盟にあたって、日本国内の制度や法律を(ハーグ条約に合わせて)変えることが今後の課題ですね。★サンドラ★12:49 PM サンドラ・ヘフェリン -
>日本は「子供は母親と一緒が一番」という考えから、「夫婦が別れた場合、母親が子供を引き取る」のが慣習であり文化でもあるわけですが
私は「純ジャパ」の男性ですが、
確かに、この慣習・文化は感じております。そして、
この慣習・文化ゆえの「実害」も発生していると思います。私の友人知人数名の事例に過ぎないのですが、
離婚訴訟において、
母親の側にどれほど多くの問題があったとしても、
特に子供が幼ければ幼いほど、
親権は母親側にいってしまいがちで、
父親側が親権を取ることは至難だというのです。それで思い出したのが、
30年以上前のアメリカ映画ですが、
ダスティン・ホフマン、メリル・ストリープ主演の
《Kramer vs. Kramer》でも、
子供の親権をめぐる法廷闘争においては、
「父性よりも母性の方が優越する」
という考え方が
法曹関係者や陪審員にとって暗黙の前提になっているようで、
それゆえに父親が苦しむ、というのが、
ストーリーの中心になっていたような記憶があります。この映画の(記憶に頼った)感想としては、
アメリカ合衆国でも、
父親と母親の親権の奪い合いになる点では、
日本と同じような単独親権ではないかと思ったのですが、
この映画が製作されてから、
すでに30年以上の時が流れていますから、
アメリカも変わったのでしょうか?それとも、
私の解釈や記憶が間違っているのであって、
この映画の製作当時から、
アメリカにおける親権問題は、
共同親権であったのでしょうか?いずれにせよ、
ハーグ条約に加盟することで、
日本における離婚の法廷闘争で、
無条件に「母性は父性に優越する」
と判断されないようになったらいいな、
と思っています。3:59 AM terre12756 -
terre12756さん
コメントありがとうございます!レスが遅れてすみません。
昔はわかりませんが、今はアメリカは父親が親権をとることも普通にあるみたいですね。実際に親権をとっているアメリカ人を知ってます。terre12756さんが書かれていた
>日本は離婚訴訟において、
母親の側にどれほど多くの問題があったとしても、
特に子供が幼ければ幼いほど、
親権は母親側にいってしまいがちで、
父親側が親権を取ることは至難だというのです。
↑というのはありがちですね。例えば5ヶ月の赤ちゃんがいたとして、「男性が親権をとって一人で赤ちゃんの面倒を普通に見れる!」と考える日本人は少ないと感じます。そこは「やっぱり母親が・・・(母乳も云々だし・・・)」となりますね~★サンドラ★12:56 PM サンドラ・ヘフェリン -
日本のハーグ条約加盟の是非と加盟した場合にともなう問題については、私自身様々なところで自分の意見をコメントしてきたのですが、私もサンドラがコラムに書いている通り、日本国内の法律と慣習で「離婚後に子供を母親が引き取るのが一般的」「日本では離婚後に共同親権ではなく単独親権をもつ」点が、ハーグ条約への加盟とともにもっとも大きな矛盾として問題になってくるのではと危惧しています。日本国内の法整備と行政などの対応の遅れがないように強く願います。なぜなら子供の成長は早く、両親の離婚とともにすぐ国や行政がその子の人生にふりかかってくることを想定して対応しなければ、取り返しがつかないことが多くなるからです…。離婚したカップルの子どもが単独親権を持つ親のもとだけで大きくなることは、子供にとってあまりメリットがないように思いますが、私がこれまで出会った離婚カップルの子どもにひとつ考えられる利点として、親権を持たないほうの親が暴力的であった、ストーカー行為をする可能性があるなど、子供と一緒にしておくことが非常に良くない場合にのみ、共同親権よりも安全であると考えられるケースもありました。いずれにしろ、日本も共同親権を認める方向に向かうのではないか(向かうべき?)と思いますが、単独親権で危険な親から守られていたケースについては複雑な思いがよぎります。これらを含めてきちんと、条約と国内法の両方のバランスが取れないと、せっかくの条約加盟もダブルスタンダードのために却ってマイナスになってしまう恐れがありますね。
1:32 PM N☆ -
N☆さん
コメントありがとう!N☆さんは法律の観点からも書いてくれてるので勉強になります。
そして
>子供の成長は早く、両親の離婚とともにすぐ国や行政がその子の人生にふりかかってくることを想定して対応しなければ、取り返しがつかないことが多くなるからです…。
↑本当ですよね。。大人や政治家にとっての「2~3年」と、子供にとっての「2~3年」では全く意味が違う。子供にとっての3年は、例えば3歳の子が6歳になっていたりと、「幼稚園児」から「小学生」になっているわけで・・・。それに、ハーグ条約の実際の当事者って、もちろん「日本人同士の夫婦」の当事者もいるけど、やっぱり『国際結婚カップル』や『ハーフ』が多くて、ここの「3年」って、それこそバイリンガル教育とか色んな事を考える場合、一秒も時間をムダにできないですよね。もっとも、切羽詰まった状況にいる場合は、「子供のバイリンガル教育がどうこう」とか考えている場合ではないのかもしれないけれど・・・・。
>離婚したカップルの子どもが単独親権を持つ親のもとだけで大きくなることは、子供にとってあまりメリットがないように思いますが、私がこれまで出会った離婚カップルの子どもにひとつ考えられる利点として、親権を持たないほうの親が暴力的であった、ストーカー行為をする可能性があるなど、子供と一緒にしておくことが非常に良くない場合にのみ、共同親権よりも安全であると考えられるケースもありました。
↑たしかに暴力などの問題行為がある場合は別ですね。ただ個人的な印象として、たとえば男性側が浮気をしたことが夫婦関係の破綻や離婚の原因である場合、女性が「最低な男だからもう子供にも会わせない!」という思考回路になっている場合も少なくないと感じます。気持ちはわかるけど(笑)浮気は子供に関係ないから、そういう理由で子供が父親に会えないのも(子供が)かわいそうですよね。だから会わせてあげるべきだと思う。女性側の意見で「子供と家庭が大事なら、そもそも(男性が)浮気をするべきではなかった。よって家庭を大事にしなかったのは男性の側なのだから子供には会わせない」というのも聞くけど、子供からしてみれば「大人の(親側の浮気などの)事情」っていうのは関係ないと思うんですよね。逆にそこまで突き詰めて(浮気をしたから云々)考えるとなると、「家庭」や「結婚制度」そのものを考えることから始めなければいけない。そうではなく、あくまでも「子供」にとって何が自然かというと「両方の親」とかかわれること、これだと思いますね。
またお話ししましょう~!★サンドラ★12:12 PM サンドラ・ヘフェリン -
わー、これを読んでびっくりしました。
私はずいぶん欧米系の考えなんだなぁ、と。
私も、親の事情はどうあれ、生まれてきた子供からすれば
両親どちらにも会って、
どちらからも恩恵を受けられるというか、
どちらのいいところも吸収する権利があるように思います。
だから精子バンクの話も、
裁判所の判決を「なるほどね。」と思うし、
いくらけんか別れをしてもう親通しは顔も見たくなくても
子供が一緒に住んでいない親に会う権利は
ちゃんと親が確保しなくてはいけないと思います。そして小泉もと総理のお話も
「信じられない!」と思ってしまいますが…要は親の事情は親の事情、
でも子供を持つからには自分の事情は置いておいて
子供の事情を先に考えるべき、と思います。6:12 PM Jane -
Janeさん
共感いただけてうれしいです。片方の親を子供に会わせないのでは不自然だし、子供が会えないほうの親を美化したり理想化したり憎んだりすることもありますね(全員ではないですが)。自然と会っていれば(親に対して)子供なりの気持ちが生まれると思うのでそれを大事にしないとですね。
なので
>要は親の事情は親の事情、
でも子供を持つからには自分の事情は置いておいて
子供の事情を先に考えるべき、と思います。
↑に100%同感です。★サンドラ★12:41 PM サンドラ・ヘフェリン -
日本は夫婦が離婚したら他人、という考え方があると思います。だからと言って子供は親の感情だけで会わせないのも問題だし、片親だけが親ではありません。日本の片方の親だけが子供を扶養するシステムはもう古いのではないか、と思います。
それでも、いい親ばかりとは限らなくて、中には旦那さんのDVで逃げて来たケースなどもあるので、そういう問題にも対処しないといけなくなってくると思います。また、子供を育てられないのに子供を連れ戻そうとするケースなど、問題はたくさん出てくると思います。5:24 PM Jannat -
はじめまして
この問題、現在までまだ一部ひきづっている家族制度にあると思います。
母親が再婚すれば結婚相手が子の父親、という家族制度があった時代の考え方から家族感がもたれているわけでして、この感覚を日本で変えるのはかなり難しいと思います12:38 PM @u2field on twitter -
日本だけでなく、極東地域には子供は親の所有物であるとする考え方伝統的にありますというか、ありました。中国の儒教の影響かもしれませんが、本当のところはわかりません。ともかく、親孝行とか、そういう発想の類のものです。例えば、自由恋愛を促すのではなく、子供の結婚への圧力を憚ることがないなど、親が成人した子供に対してもなお、強い影響力を有することが多いのか特徴的です。親が子供の自由に干渉できるのです。日本や朝鮮では経済的に貧しい時代には、両親が業者に自分の娘を売るというのは平気で行われていましたし、倫理的に許されていたんです(今更、外交問題になっていますけどね)。ともかく、子供は親の所有物なのだから、何をしても、何を命令しても良いというのは当たり前ですね。今でいうと人身売買に当たりますね。単独親権か共同親権かという、子供の権利を顧みない議論も、このような背景があるのではないでしょうか。政治上の権利は、西洋社会にほとんど同種になりましたが、日本の人々が有している思想にはまだ、欧米とは大分溝がありますね。
西洋人の影響を受け、かなり弱まってきているとは思いますが、衆人環視下で悠然とキスができる西洋人にはなれないでしょうけどね。
12:10 AM bf -
子供にとっての最善の利益は夫婦が夫婦関係を修復し家庭を保つことだと思います。
しかし、修復ができない、夫婦が離れた方が子供にも「マシ」という状態が離婚だと思うのだけど、でもそれは最悪のケースで、相手側によっぽどの問題があると考える場合にそうなると思うので、共同親権は、その問題がある親の悪影響から子供は解放されない。(ここでいう問題とは違法ではない問題。例えば、無職、昼夜逆転の生活、ゲームとか何かへの依存)
子供はずっとそうした問題に苦しむことになります。ただ、母親に単独親権で育てられた子供が大きくなり、面会のなかった父親の近くに住むという話を聞いたり、シングルマザーは低所得者が多い事実など考えると、共同親権の場合、父、母の、問題のある時期、健康的な時期・・・と波はあるものの(人間誰もが完璧ではない)双方の親に育てられるということはやはり良いことなのではないか。父親も親として成長する機会を与えられるということは、体力の少ない母親である女性の負担も減らすことになるのでは、よって、母親は精神的に余裕を持って子供と接することができるようになるのではとも考えます。
1:44 PM Fumi -
単独親権の良さは、子供にとって家は一つとなり、より一貫性のある生活を送れることだと思います。子供の安定にとってはこれも大切なこと。
1:50 PM Fumi