ハーフと就職活動

2013.2.18

就職活動って、ハーフに限らず誰でも大変だけど、

たとえばハーフの大学生が就職活動をする際に、

ハーフ特有の壁にぶち当たるのもまた事実である。

ハーフ特有の壁とはつまり

企業側が「ハーフ」に対してする質問の数々である。

ええ、もちろん「普通の純ジャパ」であれば、されない質問ですね。

たとえば

「ウチは日曜日も出てもらうことあるんですが、日曜日、教会に行ったりしますか?」

という質問。

(⇒白人系はイコールカトリック教徒であり日曜日は教会に行くと思われている?!笑。にしても、日曜日に出勤の可能性とはブラック企業のニオイがプンプンします。)

あとは

「よくあちらにはお帰りになるんですか。」または「国にはよく帰られたりするんですか。」

という質問。

(⇒あちら、とはアメリカやドイツだったりしますが、日本企業としては有休を長く取って休まれるのを警戒しているのでこのような質問で探りを入れている。)

もっと厄介なのは

「ご両親は日本にお住まいですか。それとも外国にお住まいですか。」

(⇒これは、両親は日本に住んでいる、と答えたほうが「入社後、両親に会いに頻繁に海外に行かなさそう」と思われる面もありますが、逆に言うと、両親が日本に住んでいると言ってしまうと、ラッキーが重なり入社できた場合、「両親に会いに海外へ」という常套手段が使えなくなることを同時に意味してます、笑。)

「納豆は食べられますか。」

(⇒面接で納豆の事を聞かれるなんてビックリですよね、笑。ちなみにこの質問に対する模範回答は「もちろんです~。私、こんな顔ですが、納豆は大好物で毎朝食べてます~。」しかし調子にのって、くれぐれも私のようにトーストに納豆をのっけて食べている話などはしないように。変な人と思われるだけです。)

ちなみに面接の際に一番大変なのはやはり

「顔は外国人風だけど、日本語のみを話し、英語や外国語ができない日本育ちのハーフ」

です。

なぜなら、履歴書に

「日本の幼稚園卒、日本の小学校卒、日本の中学校卒、日本の高校卒、日本の大学卒」

と書いてあっても(つまり海外の学校を出た形跡ナシ、留学の形跡ナシ)、

面接当日、面接官はガイジン顔の学生さんに

つい

「もちろん英語はできるんですよね?」

と確認してくるからです。

いや、確認事項が「英語」の場合はまだいいです。

「英語ができるかどうか」は今時は純ジャパの大学生も確認されますから。

でも父親がフランス人であるばかりに

履歴書に

「日本の幼稚園卒、日本の小学校卒、日本の中学校卒、日本の高校卒、日本の大学卒(情報工学部)」←「フランス語学科」ではないところに注目!

と書いているのに、

「フランス語はできるんですよね?(ペラペラなんですよね・・・?)」

と当たり前のように聞かれてしまうのは、ちょっと面接官が現実離れしているといわざるを得ません。

そこでハーフ学生が誠実に

「いいえ、日本育ちで日本で教育を受けてきたのでフランス語は挨拶程度しかできません。」

もしくは、その「前向きバージョン」で

「フランス語はただいま勉強中です。」

と答えると、面接官に

「あっそ」

とか

「ふ~ん・・・」(不満気)

とか

「くすっ^^(できないの~?フランス人のクセにフランス語できないとかウケるんだけど^^)」

というリアクションをされる事があります。

ハーフとしては非常に自尊心が傷つきます。

そして更に更に、しつこいようですが、冒頭のように

「日本の幼稚園卒、日本の小学校卒、日本の中学校卒、日本の高校卒、日本の大学卒」

と履歴書に書いているのに、

面接で

「漢字は読めますか。」

なんて確認された日には死にたくなります。

漢字が読めず、どのように日本の大学を出るというのでしょうか・・・。疑問でございます。

よって、ハーフにとっての就職活動は

一般「純ジャパ学生」以上に、自分の根気との戦いだったりします。

そして「世間」はやはり人を容姿(外人風の顔)で判断をするのだな、と再確認させられる場でもあります。人々が一度かかった呪文(あの人は外人の顔だから外人のはずだ、英語ができるはずだ、外国語ができるはずだ、教会に行くはずだ、などなど)は、そう簡単に解けるものではないようです。なので就職活動はいわば修行のような場であるわけです。

余談ですが、私は企業側がハーフに対して面接の際に

「納豆は食べられますか?」

と聞くのは

学生さんが企業に対して

「御社のトイレは和式ですか。それとも洋式ですか。」

と聞くのと同じ次元だと思っております。

つまり的外れだということですね。

皆さんはどう思われますでしょうか。

皆さんの就活エピソードなどありましたら、またご意見などありましたら、ぜひコメント欄に書いていってくださいね。どうぞよろしくお願い致します。

                  サンドラ・ヘフェリン

コメント

  •  サンドラさん、
    ご無沙汰しています。この間、やっとこさ「ハーフが美人なんて〜〜」
    を買って、色々と勉強させて頂きました。
    当方、日本人と黒人のハーフで、今ピンで芸人をやってるんですが、
    アフリカ人の親父とは喋った事もなく、アフリカにも行った事がない、
    日本語しか喋れない完璧な残念ハーフだと自負しておりましたが、
    24歳の時にアメリカに語学留学して、英語で日常会話はできるように
    なってしまったのです。でも芸人的にはこの外人顔で「英語が喋れる」というのはマイナスですので、今はまた日本語しか喋れない、と
    偽って?活動していますww。(ちなみにカメルーンとのハーフで、
    カメルーンの公用語はフランス語ですが、いつも「英語喋れるの?」と聞かれます。ハーフあるあるですね。)

    NYに7年住んでいたので、今は全ての事に吹っ切れて何でも笑い飛ばす事ができますが、日本にいた時はやはり残念ハーフ特有の悩みを抱えていましたね僕も。

    ちなみにこの面接の「納豆エピソード」は実話ですよね!?
    これに関しては面接官も笑いを狙ってる様な感じがしますが。。
    この「面接納豆事件」は是非ネタで使わせて頂きたいです!!
    僕も他人に真剣に(ボケじゃなく)、
    「それ顔に何か塗ってるの?」
    とか聞かれたり、エピソードには事欠きませんが、
    この様なハーフの残念エピソードはお笑いの場だとお客さんに
    「作り話しじゃない?」
    と思われる事も多々あります。難しいとこですね、、。

    すんませんタダの芸人の愚痴になってしまいました笑!

    でもいつもサンドラさんのブログ、
    めっちゃネタ作りの参考にしてます〜!!

    これからも楽しみにしてますよ!

    ありがとうございます。

    11:00 AM 武内 剛
    • 武内 剛さん、
       
      本を読んでいただいてありがとうございます!そしてコメントありがとうございますm(__)m
       
      納豆エピソードはもちろん実際にあったことですよ。面接で「仕事」の話をしているうちはさすがに納豆の話は出てこないですが、面接も終わりに近づき、では雑談を・・・みたいな感じで仕事とは関係ないことを話す時ってありますよね。そういう時に「納豆」の事を聞かれたりします。そういう質問を会社側がすることによって、応募者の人格というか人柄を見ている部分もあると思うので完全に悪い!とは言えないのですが、なんというか、「面接官が普段から外人に聞いて見たかったこと(⇒たとえば外人は納豆は食べられるのか?!ということ)」をここぞとばかりに聞いちゃってる印象も受けますね。それはそれで面接を受ける側としては悔しいですよね。立場を利用してそんなくだらないこと聞いてくんな!っていうか?(笑)ちなみに、私は納豆トークは大好きですが、面接以外の場のほうが納豆トークは楽しいですねえ(笑)またちょくちょくコラムのぞいてみてくださいませ。私のコラムが武内さんのネタ作りの参考になっていると聞いて嬉しいです(笑)★サンドラ★

      4:11 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 説明会の会場で座っていると、”日本語分かりますか?”って聞かれたことがありました。不思議と、そういう会社にはご縁がなかったですけどね。。。
    結局外資系の企業に就職しましたが、社会人になってからのほうがハーフがらみの質問が多くてうんざりしています。(一般的にはグローバル企業といわれてる会社なんですけどねー)

    1:07 PM ちえ
    • ちえさん、
       
      コメントありがとうございます。
       
      「グローバル」って厄介な言葉だったりもするんですよねえ。外資系はグローバルなはずだけど、そこにガチガチの石頭が集まってしまうと、外資系であるはずなのに日本の日本企業よりコテコテだったりする場合もありますし。日本企業でもグローバルなところはありますしね。見極めが入社する前は中々できなかったりしますね。入ってみてからでないと分からないこと・見えないことって、ありますし。★サンドラ★

      4:27 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 日曜日のお昼の番組に、
    日本人とブラジル人のハーフの芸人さんが出てて、
    「こんな顔ですが、日本語しか話せません。」など
    ハーフネタをたくさんしゃべってました。
    もちろん周りの反応は「え、なんでしゃべれないの?なんで?」
    「じゃ、英語は?」というようなもので・・・。

    でももっとテレビに出ている人がハーフならではの大変さみたいなものを発信し続けてくれたら、ちょっとは日本にいる人たちの意識も変わるかなと思いました。

    昔、成田から外資系の航空会社を利用したときに、アフリカ系の女性の客室乗務員の方がいらして、英語で仕事をされていたので、私も英語で返事をしてました。
    私がお手洗いのため席を立ち、食事の準備をしていた乗務員室を横切ろうとしたとき、その乗務員さんがものすごい大阪弁で同僚の方と話をしてました。一瞬「えっ!?」と思ってネームを見ると、日本によくある名字がローマ字で書かれてました。「あ、ハーフかな」と思ったことを思い出しました。

    私の子どもたちが就職活動するのは十数年後。
    ハーフだから苦労するっていうことがないような社会に変わるように、私も何か頑張らねば!

    3:12 PM JM
    • JMさん、
       
      メディアでハーフが発信していくのは大事ですよね。やはり繰り返し繰り返しやっていく必要があると思いますね。
       
      ・・・もちろん、私もしつこく、ここで発信していきます、これからも。
       
      乗務員の話、ありがとうございます。容姿と言語が必ずしも一致しない人達は世界中にいますが、彼ら(というか私たち)はどこでもある程度は大変だと思います。ただ日本は日本特有の大変さがありますね。お子さんが大人になって日本で就活する頃にはだいぶ変わっているかな?・・・変わっているといいのですが^^★サンドラ★

      4:33 PM サンドラ・ヘフェリン
  • はは。。。ハーフは就職活動でも苦労するなんてね…。この記事を読んで現実に冷水をかけられた気分です。

    私はまだ高校生ですが、大学は外国文学を専攻するつもりですよ。
    そして上に書かれている人達のように将来は外資系の会社に入る事にしようかな。

    外国人がマジョリティの会社にはいったらきっと、私がハーフだからといって質問攻めに遭ったり、後ろめたい思いをする事もないだろうね。

    7:28 PM Maria
    • Mariaさん、
       
      「純ジャパ」しかいない会社に「ハーフ」が一人だけ、というのは辛いものがありますね。「そんなことないよ」と言う人もいますが、その手の発言をするのはだいたいハーフではなく純ジャパですので、当事者の深刻さが分かっていないまま発言してしまっている印象を受けます。
       
      入社後、「ハーフだからやっぱり○○だね」のような発言が一個だけの場合、まあ大丈夫かな、と思うかもしれないけど、それが何人(なんにん)もの同僚から、コトあるごとに「ハーフだから、やっぱり字がこうだよね」とか「ハーフだから声がどうこう」とか言われると、ぶっちゃけ嫌味だし、気分悪いですね。言っているほうは「え~?!感想を(軽い気持ちで)ハーフが珍しいから言っただけ。」とか言いそうですけど、その手の発言と四六時中向き合わされるのがハーフですからね。だから、やっぱり自分と「同類」というか同じような立場の人、似たような立場の人、つまりハーフが他にもいる会社とか、帰国子女が多い会社とか、外国人がいる会社、またはそういった差別問題に敏感な純ジャパのいる会社に就職するのが一番安全かと。よい会社が見つかるといいですね。★サンドラ★

      10:32 AM サンドラ・ヘフェリン
  • 我々も「日本人」というのが良く分かっていない、理解、定義できていません。
    アメリカ国籍取得の元日本人がノーベル賞受賞した時に「日本人が、、」と喜んで報道していたことありますよね。日系外国人も何となく日本人として受け入れているフシがあります。しかし国籍は日本人ではありません。
    一方、見た目に日本的でない人には日本国籍の有無に関係なく一応に「ガイジン」として扱います。扱うとは、ヘラヘラ下手に対応する場合と差別的威圧的に振る舞う場合を含みます。韓国、朝鮮、中国の人にはこれも帰化その他による日本国籍の有無と関係なく韓国、朝鮮、中国人と言います。
    世界的には島国根性の世間知らずなのが日本人という自覚を持つことが必要だと考えています。ネットや交通機関の発達、外国との交流無しに生きていけないのだから我々自身がもっともっと変化しなければならないと思います。

    10:35 PM 重田光雄
    • 重田光雄さん、
       
      おっしゃるとおりだと思います。私も観察していて、なんというか、たとえば今現時点では別の国籍だけど、「元々は日本人」の人が何か名誉な章をもらったりすると、「日本人」を強調して日本国内で放送される傾向がある反面、たとえば犯罪者に関しては、とくに根拠がないのに、たやすく「あの人(犯罪者)は実は在日」などの噂が出回っている状況を非常に危険だと感じています。つまり、それは、「いいことイコール全部が日本」であり、「悪いことイコール全部が在日の仕業」もしくは「悪い事イコール外国人」という非常に単純で危険な思想に基く噂だからです。
       
      ちなみに私の本「ハーフが美人なんて妄想ですから!!」(中公新書ラクレ)はタイトル通り、「ハーフ」に関する本ですが、本の最後のほうに「日本人の定義」について書きました。といっても「答え」はないので、「考える」という形で書いていますが。もし興味があったら、重田さん読んでみてください。777円ですよ♪(笑)★サンドラ★

      10:44 AM サンドラ・ヘフェリン
  • 何年か前にサンドラさんがDW-TVに出演なさった時は何語を話しておられたか覚えていませんが、日本育ちとは知りませんでした。
    100%日本人の私はヨーロッパで就職活動をしていたので外国人としての面接の大変さは良く理解しています。その際も同じような「国には良く帰るか?両親はどこに?」を聞かれました。また「子供はいるか?作る気はあるか?」なんてことも聞かれたりして国が変わっても聞くことは同じなのかなーと感じたものです。

    11:09 PM XXXL
    • XXXLさん、
       
      ドイツのテレビに出た時の番組をご覧いただいてたんですね。Kaffee oder Tee?など何件かの番組に出させていただきました。ドイツの番組なのでドイツ語で話していましたよ。さて、私自身はドイツ(ミュンヘン)育ちです。コラムでは主語がはっきりしていなくてわかりにくかったかもしれませんね、すみません。今回は、「顔は外国人風だけれど、日本の教育を受け、英語も外国語も話さず、日本語のみを話す日本育ちのハーフ」の話を主に書かせていただきました。私自身に関しては、ドイツで育ちドイツの学校教育を受けているので、「日本語はどうやっておぼえたの?」と例えば面接官が疑問に思うのは分かるし、聞かれても全然嫌な気持ちにはならないです。でも、もし私が日本育ちだったとして、履歴書に「日本の小中高卒。日本の大学卒」と書いているにもかかわらず、「日本語はだいじょうぶですか」みたいな質問をされたら、とても嫌な気持ちになると想像します。でも、おっしゃる通り、面接はどこの国でも大変ですよね。お互いにがんばりましょう~★サンドラ★

      10:52 AM サンドラ・ヘフェリン
  • 分かります。元留学生の私の場合、今から考えたら履歴書に海外の学校しか書いていないのを見て書類で落とされたこともありました。日本人らしくない人はいらない、という会社の場合、外資、日本の会社に関係なく、はじめから縁がなかったですね。
    面接はどこの国でも大変ですが、娘が大人になるころには、日本育ちのハーフに「日本語できますか?」という的外れな質問をする面接官が減ってくれることを祈ります。

    1:04 PM Jannat
    • Jannatさん、
       
      「日本的」な人がほしい企業の場合、帰国子女や、とくにハーフは落ちるでしょうねえ。ハーフの中にも性格や経歴が日本的な人は沢山いるのですが、容姿が欧米的な場合は「日本的」とカウントされないのが実情ですからね。企業相手に限らずどこでも。悩ましい問題でございます。★サンドラ★

      9:54 AM サンドラ・ヘフェリン
  • 私も欧州生活が20年以上になるので、ハーフの人達が日本で直面する変な面接、良く分かります。日本は移民国家ではないから外国との接点が無かった日本人は特に外国人やハーフに不慣れで、的の外れた質問でも悪気はないのだと思います。サンドラさんのお話と良く似た話をこちらのハーフやトルコ系ドイツ人の友人から聞きます。元々外国人が多いし一般平等待遇法も厳しいから面接で変な質問はされませんが、最終選考では人種的に100%ドイツ人の候補者に決まるのが圧倒的と聞きます。本能的に外見が似ていると人間は何故か安心できるのでしょうね。
    先日も「アジア人の外見をした副首相をどこまでドイツ社会が受け入れるのか」という差別的発言をした政治家がいましたが、その発言自体ドイツ社会の真の姿を反映していると思いました。

    7:18 PM エンテ
    • エンテさん、
       
      >先日も「アジア人の外見をした副首相をどこまでドイツ社会が受け入れるのか」という差別的発言をした政治家がいましたが
       
      ↑Jörg-Uwe Hahnが、ベトナム生まれのドイツ人である大臣Philipp Rösler に対してした発言ですね。私も酷いと思いました。
       
      そしてエンテさんが書かれているように、日本とはまた形がちがえど、ドイツ社会に排他的なところがまだまだあることを表していますね。悲しい事です。
       
      エンテさんが
       
      >サンドラさんのお話と良く似た話をこちらのハーフやトルコ系ドイツ人の友人から聞きます。元々外国人が多いし一般平等待遇法も厳しいから面接で変な質問はされませんが、最終選考では人種的に100%ドイツ人の候補者に決まるのが圧倒的と聞きます。
       
      ↑とういのも悲しいですね。私自身、ドイツで感じていた違和感のようなものがあります。それは、私は南ドイツのバイエルンで育ったのですが、仕事に限らず私がバイエルンで私のドイツ語の名前Sandra Häfelinで自己紹介をすると反応が良いのだけれど、外国名(日本名)で自己紹介をすると、非常に反応が悪いということです。あからさまに「は?」というリアクションをする人もいれば、いわゆる「日本通(にほんつう)のドイツ人」や「日本に興味のあるドイツ人」には今度は日本のスシについて質問攻めにされたり(ニッポン人は朝ご飯Frühstückにもスシを食うのか、などの質問)と散々です。私、自分の日本の名前が大好きだけれど、残念なことにドイツでも日本でも使えない。それは、ドイツでドイツ的ではない名前を使うと上記のようなリアクションをする人が少なくない、ということ、そして日本では私は日本風の顔立ちではありませんので、日本名を使うと相手にとってはジョークにしかならず(笑)、「その顔で、渡○○美!!」と笑われるからです。

      名前に関しては基本、上記のようにドイツに限らずフランスでも中東系やイスラム系の名前で履歴書を送ると企業から面接に呼んでもらえる確率が(純フランスや純ドイツの名前を明記した場合よりも)低くなる事もありますし複雑な問題ですね。表立って言わないぶん陰で行われている部分があるわけで・・・。
       
      日本には、このコラムに書いたように、初歩的なところで表立って差別をしてしまう企業等の問題があるわけですが、移民が多いドイツやフランス、オランダなどはもっと巧妙な形での差別が結果的にはありますね。でもそうはいっても忘れてはならないのは、「ドイツではベトナム系の容姿をした人が大臣になれた」という事実です。日本で、黒人や白人の顔をした人が大臣になったことはありませんね。そして、フランスも移民に対する差別はありますが、パリの空港のセキュリティースタッフや税関の人が元は移民の人だったりと、キチンとそういった人達を受け入れている事実もまたあるわけです。なんだか長くなってしまいましたが、またお話しましょう~。有意義なコメントありがとうございます。★サンドラ★

      10:14 AM サンドラ・ヘフェリン
  • まさしく今、ど真ん中です。
    日本語の履歴書、職務経歴書を送り、日本語で面接の日程を取り付け、面接官に「漢字は大丈夫ですか?読み書き出来ますか?」って、ゆっくり聞かれると全身脱力…。
    こんな顔と名前はマイナスでしかないよなぁ。
    オール日本語で面接し、採用され、入社しても「英語で面接した」とかガセネタ流されたり。
    就職難で自殺する大学生も多いらしいけど、私みたいな経験もしてごらんよ。と言ってやりたい。

    泣くに泣けないからね。

    6:25 AM anna
    • annaさん、
       
      当事者の方からの声、貴重です!!ありがとうございます。
       
      >オール日本語で面接し、採用され、入社しても「英語で面接した」とかガセネタ流されたり。
       
      ↑うわー・・・ガイジン顔だから英語で面接したとガセネタが流れるなんて・・・いかにもありそうな話だけど、そういう噂を流す行為ってイタイ行為ですよね・・・・

      >日本語の履歴書、職務経歴書を送り、日本語で面接の日程を取り付け、面接官に「漢字は大丈夫ですか?読み書き出来ますか?」って、ゆっくり聞かれると全身脱力…。こんな顔と名前はマイナスでしかないよなぁ。

      ↑自分が努力をし、能力もあるのに、色々こちらが準備して行って、最初に聞かれる質問が「漢字は大丈夫ですか?読み書き出来ますか?」っていうのは・・・脱力する気持ち、よくわかります。そういうリアクションをしない会社に巡り合えるといいですね。応援してます。★サンドラ★

      10:22 AM サンドラ・ヘフェリン
  • そういえば面接の際確かに「土日に出てもらうこともありますが大丈夫ですか」ってのは聞かれましたね。当時は単純に「休日出勤もあるけどやる気ある?」ぐらいなもんだと思ってたんですが、もしかしたら教会の事を暗に聞かれていたのか・・・・?職業が職業でしたから「それくらいは当然だと思ってます」って返したんですが。

    でも、私の場合は幸いにもそれ以外はあんまりガクッと来るような出来事はなかった気がします。むしろ「この顔で流暢な日本語!しかもたまに関西弁を出せば印象に残る!そして印象に残ればいい方に傾くかも?」と前向きに考えていた気がします。偏見を持たれるからこそガツンとそれをぶち壊しさえすれば、顔と名前は間違えなく覚えられるだろうと思ってましたし。

    あとは学生時代に苦労したエピソードなどを話してくださいと言われた際は、ハーフだからこそした苦労なんかを話しましたね。企業に対する牽制の意味も込めて(笑)。

    無事就職は決まりましたが、働き始めるとまた偏見を叩き壊す日々が始まりそうです。とりあえず新入社員全員やらされる英語教育では講師に間違えられたりしながら、「日本語上手ですね」と言われる度に100円貯金でも始めようかと思います。

    7:09 AM Ken
    • Kenさん、
       
      コメントありがとうございます!
       
      >あとは学生時代に苦労したエピソードなどを話してくださいと言われた際は、ハーフだからこそした苦労なんかを話しましたね。企業に対する牽制の意味も込めて(笑)。
       
      ↑これ、いいですね!使えそうで。皆さんの面接の参考になります^^
       
      よく「ハーフであることを逆手にとって」と言いますが、ひとつハーフ(容姿が外国風のハーフ)として面接の際に逆手にとれるとしたら、まさに印象に残れる人になる、覚えてもらえる、ということですよね。良い形で面接官もおぼえていてくれるとよいのですが・・・。

      >無事就職は決まりましたが、働き始めるとまた偏見を叩き壊す日々が始まりそうです。とりあえず新入社員全員やらされる英語教育では講師に間違えられたりしながら、「日本語上手ですね」と言われる度に100円貯金でも始めようかと思います。
       
      ↑笑。前向きで素晴らしい!!100円貯金、すごいお金持ちになれると思いますよ。一日に何回も言われますから。私もこういう系の「つもり貯金」を始めようかしら。今からでもお金持ちになれそうです(笑)お互いにがんばりましょう~★サンドラ★

      10:28 AM サンドラ・ヘフェリン
  • みなさんの意見、少しずつ読ませてもらっています。

    夫も最近そういうことがあったそうです。
    結局、採用はされたけど、通常されない面接が夫にだけされた。過去に、クリスマスの時期に仕事の調整をせず無理に休んだ「ハーフ」がいたらしくそのとき周囲に仕事のしわ寄せが行き困ったことがあったそうで、「ハーフ」である夫の「日本人としての常識」を確かめる目的で面接したようです。面接官は面接終わりに夫にそのようなことを言って「でもあなたなら大丈夫そうですね。すみませんでした。わざわざ来ていただいて…」と恐縮していたそうです。夫は「そういうハーフもいるかもしれませんが、私は違います。」と宗教や仕事に関する自分の考え方や、自分の育ってきた環境について簡単に話したそうです。

    具体的な対策はどうしたらいいのかな?

    不当な扱いであると声をあげることも大切だけど、一個人としてそれは難しいですよね。「ガイジンだから感情的になりやすいのか。なら雇わないでおこう」と思われ雇ってもらえないのでは個人は困ってしまいます。
    だから、問題提起はサンドラさんのコラムや本にのような場所にある程度まかせて。
    私は個人として何ができるのか考えたい。

    夫のようなハーフが日本社会のいろんなところに根をはってゆき、地道に「常識的」な生き様を見せていくことかな?いずれは面接官側に夫がこぎつけるとか…
    あとは、親の立場として思うのは、やはり強い資格や技能を持つようサポートするのも大切かも。
    みなさんどう思いますか?

    4:22 PM ゆり
    • ゆりさん、

       
      ご主人大変な思いをされましたね。

       
      さて、職探しをする場合、「ハーフ」や外国人が面接の際にぶつかる問題と、「女性」がぶつかる問題って実は非常に似ています。たとえば20代後半や30代で転職をしたい女性、職探しをしている女性は(一部の)企業から面接時に遠まわしに「ウチも前に○○のポジションに女性がいたんですが、出産でいなくなってしまいましてね、非常になんといいますかね、その後(会社として)困ったんですよ、お客様がなんたら・・・」みたいな言い方をする企業もあります。

       
      重要なポジションにいる女性が出産・育児休暇でいなくなってしまって、その企業が困ったのは事実だと思いますが、そもそもその会社が女性が出産・育児休暇をとることを視野に入れていなかったこと、出産・育児にまつわる体制がその会社で全く整っていなかったことのほうが恥ずかしいし問題だと思うのです。会社側は育児でいなくなって不便というけど、そんなのは想定内で企業としてまわるようにするのが企業のトップの仕事だし、それを面接を受けに来た女性に対して「むかし、こういう女性(出産育児で仕事に穴を開けた女性)がいて困ったんですよ・・・(まさか、あなたは採用後に、そういうことはしませんよね?)」とふっかける行為自体が問題だと思っています。そして、女性が仕事で認められるために、妊娠・出産しないで仕事をがんばればいいかというと、そうではないと思うのです。

       
      「ハーフ」や外国人の場合も似たような事が言えると思います。「前にハーフの人がいて、その人は引継ぎもせず(?)クリスマスにいなくなって大変だった」と企業は言いますが、ゆりさんが書かれている例では実際にそのようなハーフは居たのだと思われます。しかし、一部の企業では、「ウチは正月は会社を閉めて、社員に一斉休暇をあたえているのに、さらにクリスマスに休みたいなんてワガママ」という考えの会社が有ることもまた事実です。これ、問題だと思いませんか。その人の文化の背景により、クリスマスに休みを取りたい人もいますし、中国の旧正月の時期に休みとをとりたい中国人もいますし、5月末のヨーロッパが気候の良いときに「ちょっとヨーロッパへ」と休みを取りたい人もいます(5月末は私のことです)。そこを会社側が「ウチはみんな、正月が休みだから、その前後はクリスマスだの(中国の)旧正月だの休みを取るな」という「みんな一緒」の考え方を嫌味な発言で社員に強いたり、「ウチはゴールデンウイーク会社が休みなのだから、5月末にわざわざ休みを取るな」という考え方を強いたりするのは問題です。またそういう考え方が根底にある会社ほど、「あの人は引継ぎの事を考えずクリスマスにいなくなった」と安易に人に言いがちです。ゆりさんのご主人の会社がそうだとは思いませんが、そういう場合もあるということです。

       
      なので「そうでない人(ハーフ)もいると分かってもらうために、ハーフはクリスマスに休まず、5月末にも休まず、ひたすら仕事をがんばって認めてもらう」というのは確かに一つの方法ではあるのですが、長期的には社会も本人もハッピーになれないやり方だと思われます。そしてそのやり方だと企業側は「今までのやり方でいいんだ」と今後も何も体制を変えようとはしないでしょうね。これも問題です。

       
      話を総合すると、雇う側に多様性を認める考えが足りない事もトラブルの大きな原因ですね。「前に仕事がいい加減な外国人がいた」とか「前にクリスマスにいなくなるハーフがいた」と企業は言うけれど、そんなのは外国人やハーフを数多くみていれば、一概に言えないことがすぐ分かるはずだし、そもそもそういう個人の事を面接に受けに来る人に堂々と言ったりもしなくなると思います。なので・・・・やはり長期的にハーフや外国人に『増えて』もらい、会社側にも「色んな人がいる」と思ってもらうしかないかもしれません。そして、ゆりさんが書いていたように、面接する側になることを目指し地道に活動していく必要がありますね。★サンドラ★

      11:01 AM サンドラ・ヘフェリン
  • こんにちは。サンドラさん

    わかります。
    初めての就職の時に、「今お父さんは日本の会社にお勤めですよね?」と聞かれました。

    何というか、生粋の日本の方でも海外にお勤めの方はいっぱいいらっしゃるし、家庭の状況が聞きたかったと言えば、それまでかもしれませんが・・・
    幸いか就職した会社の同期にハーフの方もいて、私だけに色々とはありませんでした。
    ただ見た目が可愛くて背も小柄だった方なので、私が先輩の一人から言われたのが、「あちらは見るからに可愛い感じなのに、あんたはデカイし痩せなさいよ」といわれたのはひっかかりました。
    私が太めっていうことで言われたのか、ミックス同士での比較だったのか・・
    今のとほほ系といえば、学校関係です。
    入学時に(特に父兄として)
    まず何かを書くとなった時、必ずといっていいほど先生が近寄ってきて下さり、「大丈夫ですか?わからなかったら言って下さいね」と
    有難いやら、どう思われているのか・・?悩んでしまう処です。

    11:35 AM ムスティ
    • ムスティさん、
       
      ハーフ女性が2人、純ジャパに囲まれていると「何かと比較される」というのはありますね。容姿の面で。「あれ?あのハーフは髪が明るいのに、あのハーフは髪は黒なんだ?」とか、「あれ?あのハーフは目が緑だけど、あっちは違うね」とか、あとは体格的なこととか、まあ色々ですね・・・。はっきり言って女性であること&ハーフであることのダブルパンチだと思います(笑)女性のほうが容姿の事をうんぬん言われますからね。
       
      ただ、もちろんこれはなにも日本特有の問題ではなく、たとえばドイツで周りがドイツ人だらけのところに日本人女性が2人いたら、やはり色々言われると思います。「あの日本人のほうが、もう一人の日本人より目が細いね」とか「あの日本人のほうが、もう一人の日本人よりも声が(日本人女性っぽくて)高いね」とか背の高さとか、まあ色々と言われますね。
       
      これは女性であることと、周りの人間とは容姿が(人種的に)違う人の宿命だと思います。ムスティさんが書いているように、会社でもそういうことはあるし、親になったら親になったで、ムスティさんが書かれていたようなことがありますし、一生ついてまわりますね(苦笑)その中でいかに楽しみを見つけるかが勝負だと思ってます(笑)★サンドラ★

      12:11 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 人種問題に関することならアメリカを研究するとよいです。ドイツよりも大先輩です。ヨーロッパ人はアメリカ人みたいになりたいようですから、アメリカが嫌でも、勉強しないと。
    アメリカ人は人種差別と闘い続けています。でも、公民権上は平等ですが、人々の心の中に差別はなくなりません。その証拠に、婚姻はやはり同一人種間で起こるということが多数であるということです。もし、人々の心の中に偏見がないのなら、統計学的に混血の方向に進むはずだからです。
    でも、政治的に平等が達成された以上は、隠れ差別主義者がいても、法を守っている限りは、その心の中までに入りこむことできないので、解決はできないですね。

    3:28 AM bf
    • bfさん、
       
      コメントいただいてありがとうございます。そうですね、アメリカでのbfさんが書かれていたような問題は読んだ事があります。職場ではみんな(人種に関して)平等を装うけど、けっきょく一歩職場から出たら白人は白人で、黒人は黒人とツルみがちだとかね。全員ではないでしょうけど。友達関係や婚姻関係を見ればわかる、というのは確かにそうだと思います。むずかしいですね。★サンドラ★

      9:53 AM サンドラ・ヘフェリン
  • サンドラさんコメントありがとうございます。

    >長期的には…
    そうなんですよね。
    未来のために長い目でみて社会を変えようと呼びかけたり動いたりしていくことと、今その場で生きていくために社会に根を張ること。これらを両立させる、というのは難しい。改めてそう感じました。
    両方本当に大切なのだけれど。

    個人として日常生活を送っている中では、多様性を分かってもらうための説明をすることさえ「なんだかめんどくさいガイジン(ガイジン一家)だ」と思われてしまうと後がつづかなかったりする。私たちも経験があるような気がします。
    さらにその上、面接において仕事の形態に関する自分の意見を唱えようものなら、残念ながら現実的に考えて、仕事を干されてしまうことにもなりかねない。面接官側になることにこぎつけるどころか、です。

    そこらへんの葛藤をかかえている外見マイノリティのハーフやその家族も結構多いのではないでしょうか。
    少なくとも私たち夫婦はそうです。
    自分たちの意見を聞いてもらう、わかってもらう、そのためにはどんなやり方が、今自分がいる空間で一番効果的なのか。日々考えています。

    4:14 PM ゆり
    • ゆりさん、

      そうですよね、そのあたりの両立がむずかしいんですよね。でも「考えること」は無駄でないはず。そう思いたいです。『がんばって』というのも変な言い方かもしれないけど、職場においても誰も葛藤を抱えなくて済む方向にいけばいいですね。応援してます!★サンドラ★

      5:04 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 1984年の国籍法改正で爆発的に下層ハーフが増えたことを憂いでいます。
    特に日本で支給される児童扶養手当、生活保護等による不労所得が外国人の出身国の平均的な収入よりも多いことで離婚後母親に誘拐同様に日本に連れて来られたハーフの子供達も多い。
    日本のハーグ条約の早期参加が必要である。

    9:02 PM 先進国
  • 日本人歴62才数カ月の日米ハーフEndyと申します。

    就活エピソードハーフ受難編?私のケースを一つ。
    父は米国人で故人。母は日本人。
    顔はハーフですか?と聞かれる顔。
    定年前は某電気メーカー社員。
    面接時は容姿について質問はなし。
    某メーカーグループ会社へ転職。
    面接時は前と同様。

    定年後 某銀行の本社にパートタイム採用。
    面接時に聞かれたので以下の返答。

    父は占領軍の軍属で復興政策に従事。
    GHQはご存知?

    採用になって仕事につきました。
    苦労話ではなく生きていくために
    ハーフとしてではなく人間として
    戦い続けています。
    身長187㎝ いつもジリジロ見られます
    が見返すと見ていたのが恥ずかしくなって
    目をそらします。
    皆さんのご活躍をお祈りします。

    5:35 PM Endysakura
  • 私も嫌な経験はあります。

    派遣会社に雇われ、勤務先の内定を決めるために日本語の面接を受ける予定でしたが、

    日本人の面接官から途中で、私のほうから一方的に深く自己紹介してくださいと言われ、そんな面接の練習をしてこなかったので上手く話せず、笑われました。

    英語とおまけに日本語までネイティブではないと言われてしまいました。

    二重国籍でいることはとっても苦しいです。

    アメリカにも日本にも愛国心はあります。

    日本でほとんど生活をしてきましたが、父が軍人であったこともあったため、より一層アメリカに愛国心をもっているのかと思います。

    今の職場は英語を活かせていますが、この先は全くわかりません。

    日本の大学まで卒業していたのですが、将来はアメリカ国籍を選択するか、又は個人でお金を貯めて海外の大学を検討します。

    2:19 PM E

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