「桃太郎」と名付けられそうになるハーフのお話(日独ハーフの視点21)

2011.6.9

今回は「桃太郎」と名付けられそうになるハーフのお話。前にハーフの子供の名前の付け方について書きましたが、今回は「ハーフの名前の付け方についてPart2」の桃太郎バージョンです。

これは世の中の日独カップルに対して失礼を承知で書いているのですが、ハーフの立場から言わせてもらうと、ドイツ人の親が子供につけたがる日本名や、日本人の親がつけたがるドイツ名には要注意だということを言わせてもらいたい (笑)。ドイツ人、日本人、というよりも「その国の言葉がネイティブでない人がつける名前には要注意」と言った方が正しいかもしれない。

例を挙げると…

日独ハーフの友達がいるのですが、その人のお母様 (ドイツ人) は日本の昔話が好きで、特に「桃太郎」が好きだったんですね。それで男の子が生まれたら「桃太郎とつけよう!」と本気で考えていたようです(笑)。でも生まれた子が女の子だったから「桃子」にした。いやー、、、生まれてきた子が女の子で本当によかった! と私は思います。

ハーフはそうでなくても日本社会で目立つのに、「桃太郎」なんて名前をつけられて、いじめられたのではたまったものではありません。

変な日本語の名前を子供につけようとしている外国人が貴方の身近にいたら、勇気を出してその子の将来のためにもぜひ注意してあげてください。

逆の例として、日本人がドイツ語の名前を子供につける時にありがちなのは、「ドイツの立派な名前を」と思い、時代にそぐわない古い名前をつけがちなこと。今の時代にそぐわないWilhelmやFriedrichなどとつけると、日本で生活をするのであれば問題ないと思うけれど、もしその子が将来ドイツで生活することになったら、悪い意味で注目の的になることでしょう。

ドイツで今の時代に子供に Wilhelm や Friedrich とつけるのは、日本で子供に「権之助」や「権左衛門」という名前をつけるのと似たような感じ、と言ったらわかりやすいかもしれません。WilhelmやFriedrichは歴史上重要な人物の名前ですし、思い入れがあるのも分かるのですが、歴史は歴史で置いておいて、子供の「今」や「これから」を考えた場合、ドイツの現代的な名前をつけた方が子供は苦労をしないで済むかもしれません。

親としてトンチンカン系の命名を避けることができるよう、ぜひドイツ語の名前はドイツ語が母国語の人に、そして現代のドイツ事情に詳しい人に相談しましょう。同時に日本語の名前は、できれば日本語を母国語としている人、そして日本の感覚をちゃんと分かっている人にアドバイスを求めましょう。

こんなことを書くと、じゃ、日本昔話に出てくるような名前を子供につけてしまった人はどうすればいいの、という話になりそうですが、それはもう子供に強く生きてもらうしかないですね。ただこれからハーフの子供が生まれる日独カップルの場合は、やっぱり子供の名前をつける時に「日本語の名前は日本人の親に命名を任せる」のと同時に「ドイツ語の名前はドイツ人の親に命名を任せる」ことが上に書いたような桃太郎悲劇(←回避できたけれど)を防ぐ近道 & 早道だと私は思っています。 

    

以上、今回は子供の名前のつけ方についてPart2 でした。

              

                                           サンドラ・ヘフェリン

コメント

  • うちも日本名はばあばが、ムスリム名はパパがつけました。どちらもフツーの名前ですが、「名前負けしないように」「おばあちゃんになっても大丈夫な名前」を考えたことは言うまでもありません!

    12:58 PM Jannat
    • Jannatさん、あまりに立派なイメージの名前をつけるとハーフ、否ハーフ関係なしに子供がプレッシャーを感じることがあるみたいですね。それにしても「おばあちゃんになっても大丈夫な名前」という点は大事ですね!もしかしたら一番(?)大事なところなのかも?赤ちゃんにだけ似合う名前をつけても、堅いガチガチの職業には似合わない名前だったり、大人やおばあちゃんには似合わない名前だったら、ちょっと「?」ですね。やっぱり長生きを前提として名前をつけるのが一番かと★サンドラ★

      9:37 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 私はアメリカと日本で別々の名前はないんですが、自分の名前気に入ってます。
    アメリカで生まれて、日本人の母がアメリカでも日本でも大丈夫なようにって考えてつけてくれました。
    兄弟も4人いるんですが、みんなどちらの国でもいける名前を母がつけました^^
    もちろん父にも相談はしたと思いますが:)

    6:23 PM Marlene.S
    • Marlene.Sさん、ありがとうございます^^そういう「どっちの国でも使える名前」を子供につけるのが今風な気がします。日本とドイツのハーフの場合も、最近はリサやアンナなど、どちらの国でも使える名前を一つだけ子供につける親が多くなってきてる気がします。またのぞきに来てくださいね★サンドラ★

      9:33 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 桃太郎、犬や猫、ペットにならとってもかわいい!
    だけど人間には….
    でも桃子にしたら人間!
    でもペットにも付けられる。
    やっぱり「感覚」はとても大切と思う。
    その国の言葉を話す人にアドバイスを
    受けるというのは大正解で絶対条件!

    私の本名はとてもポピュラーなものなので
    昔も今でもずっと使える。
    でも日本ではカタカナにすると目立つ。
    カタカナのままでいいと主張した父に
    対抗して漢字を当ててくれたおかげで
    名簿が配られても目立たず、
    「ハーフの子がいる」
    「外国人がいる」とも言われずとっても
    助かった!
    今では日本人もカタカナの
    名前の人がたくさんいるから
    今生まれたんだったらいいんだけどね(^^)

    7:37 PM ヴィクトリア
    • ヴィクトリアさん、「感覚」って大事ですよね!名前に限った事じゃないけど、言葉を使っていく上で違和感がある・ない、が分かるにはけっこう時間がかかる。なんていうのかな、たとえばドイツ人に「なんで桃太郎という名前が日本では変なの?」と聞かれても、上手く説明できないんですよ、私は。なぜかというと論理ではなく感覚的なものだから。なので、説明が難しい時は、「それはドイツで子供にRumpelstilzchenとつけるのと同じ感じだよ。」と言うようにしています。Rumpelstilzchen(ルンペルシュティルツヒェン)はグリム童話に出てくるんだけど、日本語訳は『がたがたの竹馬こぞう』なんだそうな。Wikipediaでも見てみてね★サンドラ★

      9:27 PM サンドラ・ヘフェリン
  • もし 私が男に生まれてきてたら、私も桃太郎って名付けられていました。 うちの親(父独)(母日) 桃太郎が好きだったみたいで、どっちもそれでよかったみたい 号泣

    10:08 PM 高原小百合
    • 高原小百合さん、あはは笑ってしまいましたー(ごめんなさい)。日本人のほうの親も桃太郎に賛成だったんですね!大人気ですね、桃太郎(笑)★サンドラ★

      10:29 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 私が長女を出産した3月3日に女の子だと思って男の子を出産したフィリピン人ママが出産直後「あぁ、仕方ないよ~名前は桃太郎にするよぉ~」って言ってたのを思い出しました。退院時にはジョージ君ってお似合いの名前に決まってたという思い出話があります。
    ハーフの子は祖父母の名前をミドルネームに付けられていてちょっと古めの名前がついている子に出会うこともあります。

    11:36 PM Midolily
    • Midolilyさん、なんだか桃太郎エピソードはけっこう多いみたいですね(笑)古い名前も毎日使うものでなければつけても問題ないと思います。たとえばドイツなら複数の名前を子供につける事ができるから、Thomas Sebastian Friedrichみたいに3つ目の名前だけちょっと古めにするのはむしろセンスがいい、と私は感じます。ドイツを含む欧米圏ではたしかに祖父母から名前を「もらう」事も多いからそうすると古くなりがちですしね。問題なのは、いっこしかない名前が古かったり、古い名前を毎日使わざるを得ない状況になり子供が困ることかな。自己紹介のたびに周りのリアクションがビミョーだったり、いじめっこは残酷ですから、ドイツでのいじめなら「オマエそのチャイニーズな顔でFriedrichかよー。だっせー」的な事を言う子たちが出てくるのは目に見えてるし、逆に桃太郎だって「オマエその外人顔で何が桃太郎なんだよー。」といういじめっこの声が聞こえてきそう。あ、私さっきからいじめっこいじめっこを連発してますが、いじめはいじめでハーフとかかわる深刻な問題なのでまた本格的にこのテーマに取り組みコラムにそのうち書いていきたいと思います。・・・話がなんだかそれちゃいましたね、ごめんなさい。コメントありがとうございます^^★サンドラ★

      11:55 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 「桃太郎」はさすがに...でも「桃太」であったら良かったのではないでしょうか。「太」で終わる名前はShinta、Ryoutaなどと国際感覚的に響きのよい名前があります。もっとも「太」がいつでもいいのかは次に書くように問題はあるのです
    子供の命名に注意を要するのは何もハーフに限ったことではないですね。日本人両親でも奇抜な発想をする父親を持った母親は大変です。僕がその1例です。結婚し男の子が生まれたら Manta と名付けたいという思いに何時のころからか取り憑かれていました。大洋を悠々と空翔ぶように泳ぐ巨大なエイ、子供に夢を託すには理想的な名前だと。万太郎という偉大な作家もいることだ。ただ、僕の場合は「万太」でなく「満太」でありました。
    最初の子供が生まれることになった時、妻に男の子だったら「満太」(MichitaでなくManta)にしようと切出したのです。案の定猛反対されました。Mantaと名付けられた子供には将来はない、気の毒だと。彼女にとってはPontaかNontaと同じに思えたのでしょう。
    そうこうするうちに生まれ来た子は、幸い女の子であったのでした。この長女を慈しみつつ2年が経ち、生まれた長男には、将来万一弟の名前のことで彼女が悩むことがあってはならないと思い、平凡な名前にしたのであります。
    ドイツの友人Ludwig から親への妬みをさんざん聞かされていたにもかかわらず、愚かな父親になるかも知れなかった僕でした。でも自分の名前はJuntaであってもよかったな?

    8:43 AM Jun
    • Junさん!貴重な体験談ありがとうございます。ごめんなさい、私も「まんた」という名前はやめておいて正解だったと思います(笑)とくに、ドイツと接点がある場合は…。ドイツで”Mein Sohn heisst Manta.”(僕の息子の名前はMantaです)と言ったらおそらく大爆笑されますよ。むかし、Opelの車でMantaというモデルがあったんですが、Mantaに乗る人=Mantafahrerということで、彼らを茶化すジョークがすごーく流行りました。ぜひWikipediaで読んでみてください。http://de.wikipedia.org/wiki/Mantawitz
       あと笑っちゃったのは、このあいだドイツのインターネットにJapanische Namen(日本の名前)と入れてみたら、こんなサイトが出てきたんですが(http://www.japanische-namen.de/japanische-maedchennamen-a-d.html)、そこに出ている名前というのが女の子の名前としてAkako とか。Akakoなんて名前、日本で聞いたことないし、でもこのサイトを見たドイツ人は絶対、でもインターネットには日本の名前だって書いてあった!!と言い張るんだろうな(笑)ちなみに話が戻りますが、Manta,Ponta,Nontaをきいて、もんたさん(みのもんたさん)を思い出しちゃいました。その名前は(人物も)好きなんですけどね★サンドラ★

      11:16 AM サンドラ・ヘフェリン
  • 確かに名前の時代の古さって
    その国の文化や今の時代を理解していないと
    全く分からないですもんね。
    長女にうちの祖母の名前(Elizabeth)を
    ミドルネームでつければ良かったかも、
    と何度か思ったのですが、案外それも古い名前だったりして?
    アメリカだと問題ないんですけどね。

    10:53 AM
    • 鮎さん、コメントありがとうございますm(_)mElizabethはドイツの場合、zがsになってElisabethとなるんですが、大丈夫ですよー。ただElisabethの省略であるLisaのほうが最近は多いかな。あとは同じ系統のElisaとかね★サンドラ★

      6:21 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 桃太郎かなりの人気ですね(^^;)
    ムム・・・

    知り合いの中国人の方(多分80歳くらい)
    で下の名前が「金魚」っていうとっても
    かわいらしいお名前なので
    「中国ではこんなにかわいらしいお名前が
     普通なんですね!」と聞いたら
    「実はとっても珍しい名前で、よく笑われたのよ(滝汗」
    というこで・・・
    どこの国にも珍しい名前をつけたがる親が
    いるんだなーと思いました。

    桃太郎は珍しくないけどね~
    昔昔のお名前だからやっぱり違和感が・・・

    その顔で、、、
    それアルアル!
    日本人でも言うよ!

    有名なところでは滝川クリステルさん。
    初めは日本名の滝川雅美でテレビに出ていたら
    「あの顔で雅美」みたいな問い合わせが
    たくさん来たので本名の中に
    入っている「クリステル」にしたんだそう。

    私も「しずか」とか「しの」がいい!
    って友達に言ったら
    「ソレって絶対おかしい、似合わない」って
    言われちゃった・・・

    顔のイメージって結構大事かも。

    1:26 PM ヴィクトリア
    • ヴィクトリアさん、金魚さん・・・たしかにかわいいけど、中国でも変わった名前だったんですね。滝川クリステルさんの日本名は「雅美」なんですよね。前に「雅美」もいい名前なのに、似合わないって変えさせられちゃうなんてかわいそう!と思った記憶が。親の思いと、その国/その人らしい名前、そして周りの感想・・・名前をつけるのってほんとうにむずかしいですね★サンドラ★

      11:21 AM サンドラ・ヘフェリン
  • 私は金太郎というハーフの人に会ったことがあります!
    凄いセンスだけど、本人は「一回会ったら、絶対忘れられないから便利」と結構気に入っていたみたいですが。
    でも、分かります。ネイティブの人じゃないとその国のセンスからかなりずれいていたり、ステレオタイプや伝統に拘り過ぎの名前を付けますよね。

    7:09 AM ルイ
    • ルイさん、コメントありがとうございます!元々、その国の出身ではないからこそ、その国の伝統にこだわる傾向がありますよね、名前一つにしても。でもそれが現代の感覚とズレていると子供が辛かったり。でもルイさんの書いていた「金太郎さん」は自分でその名前をけっこう気に入ってるみたいで良かった!!!さっき、ルイさんのコメントを読んで、歌「まさかりかついで きんたろう♪♪ くまにまーたがり おうまのけいこ♪」を久しぶりに思い出しました!★サンドラ★

      5:54 PM サンドラ・ヘフェリン
  • ワオ!それはなんか凄い、流石に両親が独日だと、名前を決めるのは難しいね~。
    特にドイツ人の片親が日本ファンでこの名前が良いと言って、もう片親が日本人がドイツファンでこんな名前が良いと言い。
    両方側からして「えっ!?何でそんなダサい名前???」とかになり、いい争いとかもしそうな想像が・・・。(^^;
    まー、私の場合は名前が二つ有るのだけれど、基本はファーストネームを使うから、
    完全にドイツから見れば私はアジア人で、日本では日本人もしくは日本人と結婚した女性に見られがち??
    とにかく名前はよく考えて、将来子供が苦労や、自分の名前を嫌うような又は嫌ってしまう様な出来事が起きないように、ちゃんとした現代的な、珍しいけどちゃんとした綺麗な名前を選ぶべきかと思います。
    サンドラが上記に書いたように、それぞれの国の名前はそれぞれの国の人たちからアドバイスを取り入れたほうが良いと思います。
    例えだけど、日本の芸能人にも外国の名前を持つカリナなどがいる訳だけど、私は内心凄く不思議だったりする。
    ハーフ、ミックス、混血では無いのにその名前なんだ~。へ~。ってな感じ。(笑)
    でもちゃんと現代的な名前ですよね?

    10:41 PM Yoyo
    • Yoyoさん、ハーフの名前の問題って、名前以外の事にもあてはまる事なんだけど、親は結構子供の立場が分かってなかったりする。アジア系の顔をして”僕Friedrichです。”とドイツ人の集団の前で自己紹介をする時の居心地の悪さ・・・自分でそのような、またはそれに似た経験をした事のある親ならそういう名前を子供につけないはず。ところが、ハーフの子供というのは、親にとっても「初の試み」なので、「自分が体験できなかった事をいっぱい体験させてあげよう」という思いが親側にあるのはよいのだけれど、たまにその思いが強過ぎて、変な方向へ行きがち。そして、子供が「なんで僕Friedrichって名前なの?」と親に聞いた時に、親がやりがちなのは、「私なんか日本の漢字の名前しかないのよ!横文字の名前があるだけでありがたく思いなさい!!」的な返事だったり。でもこれって、ハーフ本人からしたら、まったくトンチンカンな親のアドバイス(?)なんですよね。そうそう、Yoyoさんが、「日本の芸能人にも外国の名前を持つカリナなどがいる訳だけど、私は内心凄く不思議だったりする。」と書いていたけど、私、それより気になるのが最近流行りのDQNネームかな。「月」と書いて、読み方が「ルナ」だったり。う~ん、語学の観点から言ってもイカンと思うのですが、私は頭がやっぱりカタ過ぎなのかな。。。★サンドラ★

      11:33 AM サンドラ・ヘフェリン
  • 確かに漢字と読み方、かなりの変化が最近多いかも・・・。
    私のハトコ(従兄妹の子供たち)にも色々と変わった名前を持っているし。
    マリン(漢字忘れてしまった「茉梨」だったっけ??)
    桃加(ももか)
    想来(そら)
    舞菜(まいな)そのまま?
    大斗(だいと)そのままだね。
    と言ったような感じの名前がぽんぽんと・・・。
    皆からはどう見るのか解らないけど・・・・。
    名前以外にも確かにサンドラの言うとおり、色々大変だったり、
    問題が起こる事があるのは確か。
    例えば、言葉。
    ドイツ語かもしくは日本語だけ子供を育てるか、
    または両ヶ国語にするか。
    両ヶ国語にする人も多いと思いますが、両方の国の言葉がパーフェクトに話せれるのか、そうでない事も有り、片方の言葉しか出来なかったりとか。
    色々学校にも影響しますよね?
    私は片方しか出来ないハーフを多々会った事有りますし、両ヶ国語出来るけどハーフじゃなければ良かったという声も聞いたことが有ったりします。
    やっぱりハーフにしか解らない事も有るし、やっぱり有る意味ハーフって苦労しますよね?(^^;
    それも皆それぞれかもだけど・・・。

    3:34 PM Yoyo
    • Yoyoさん、体験を書いてくれてありがとうございます!まずは名前から:マリンちゃんとか、Yoyoさんが上に書いていた名前はかわいいと思う、読めるし。(想来=そら、はちょっと読むのに苦労はあるかもしれませんが。)
       
      あとYoyoさんが書いてた「言葉」の話。ハーフと「言葉」に関しては、本人はほんとうに色々複雑な気持ちだということが私もたくさんのハーフと話していて感じました。二つの言葉を完全にできる人は少ない、そしてできたとしても、「言葉は日本語とドイツ語両方できるけど、私ってナニジンだったんだっけ?」とアイデンティティー的なことに悩み始めたりするし、逆に日本語しかできないハーフは「自分はドイツ語もできたらよかったのに・・・なんで親は教えてくれなかったんだろう?」と感じていたり、ドイツ語しかできないハーフは「日本語ができたらよかったのに・・・」と思う。もちろん、みんながそうではなくて、語学のことは全く気にせず、そういう文化とか語学以外のところに興味を持っているハーフはこういう事に悩まなかったりもするのですが、多くのハーフはやっぱり悩むんですよね。
       あと、周りの人も、ハーフに対して「あ、この人は顔が外人だから、ドイツ語ができるはず」とか思いがちで、それがあてはまらないと「え?なんで、できないの?」と驚きを隠さない。でも日本語しかできないハーフの立場からすると、なんで毎回そんなに驚かれなきゃいけないのかな、という気持ちになるし、これは中々解決できない問題ですねえ。この言葉に関する問題については、こちらに書いてみたので、Yoyoさんぜひ読んで見てね★サンドラ★

      4:55 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 素敵なホームページですね。

    サンドラさんのおかげで、今まで自分が見ていなかったことや、
    考えていなかったことの多さに気づけました。

    この「桃太郎」の話も、ほかのコラムの話も、すごく面白いです。
    目からウロコがたくさん落ちました。
    コメント欄のやり取りも、具体的かつ濃い内容で、とても勉強になります。
    これからも楽しみに拝読します。

    8:17 AM 石原壮一郎
    • 石原壮一郎さん、ありがとうございます!『ハーフ』のテーマはややマイナーではありますが、これから増えていくし、”バイリンガル”の問題や「日本人の定義」にもかかわってくる奥深いテーマですので、ぜひ今後もちょくちょくのぞいてみてくださいませ★サンドラ★

      8:44 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 名前というのはその時代を象徴し、時代とともに変わっていくものだと思います。その時の流行りや個人の思い入れで決めるよりも、よく考えてから決めてほしいものの類に入ると思います。

    大人になって不便と考え、名前を変える人も実際いますし、そういう制度は確かに便利ではありますが、その前に、その人にとっての思い出は変えられないもので、名前は必ずしもそこにリンクしていて、変えてしまったら、せっかく積み重なって来たものが宙ぶらりになり、なんだかどっちつかずな気持ちになりますよね。

    なにせよ、名前は個人のセンスもとても表れるものだから、子供の将来のため安易に考えないことだ!
    迷ったら、命名師に相談するのもありかと….☆

    3:40 PM *yuki*
    • *yuki*さん☆発音しやすくて、漢字も読みやすく、字画もよくて、時代遅れでなく、かつDQNネームでもない&どの国でも響きの良い名前・・・むずかしいですよね(笑)まあ全部に配慮するのは難しくても、せめてあまりに不便な名前やパッと聞いて笑われちゃう名前はつけちゃうと子供が苦労するよね。名前は毎日使うものだし★サンドラ★

      8:14 PM サンドラ・ヘフェリン
  • わたしはまず自分で子供の名前を考えて、
    旦那に賛成してもらい、それから何カ国かの友人に
    その名前はその国でどんな意味があるか聞きました。

    私自身の名前はアラビア語ではたくさんの名前、
    インドのある言葉ではお金持ちの男、
    バングラデシュでは犯罪者って意味。。(^_^;)

    わたしのチュニジア人の友達はスリランカでは象という意味でした。。

    あと、ローマ字で名前を入力して検索してみて
    何か他に意味があるか、世界に同じ名前があるか調べました。

    うちの子供の名前はアメリカのネイティブインディアンの女性で
    二番目にお医者さんになった方と同じでした。

    日本でも旦那の母国インドでも、他の国でも
    おかしくない名前をかんがえるのは大変でした(^-^)

    3:12 PM あーちゃん
    • あーちゃん、お子さんの名前ほんとうに色々考えてつけたんですね!世界全ての国に配慮するのは難しくても、名前が他の国ではどんな意味なのか調べるのは今の時代、必要なことなのかもしれないですね。ちなみに私は日本語の「さやか」という名前が昔から好きなんですが(日本語でもかわいいと思うし、あとはローマ字にしても、たとえばドイツなんかだとSayakaって発音しやすいから!)、私が「さやかという名前が好き」とコンゴ人の男性に言ったら、「サヤカは私の国では『私にイモを下さい』の意味です」と言われました!あーちゃんが書いていたみたいに”ネットに名前をローマ字で打ち込んでみて何が出てくるか”をやってみるとある程度はわかるので安心ですよね☆貴重な体験談書いてくれてありがとうございますm(__)m★サンドラ★

      8:38 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 生活観あふれるサイトだね、ここ。しかも意見交換できるから、いっそう興味深い!
    Friedrichって、今のドイツでは名づけなくなったの?こんな立派な名前は消えるなんて、残念だな!Federico/aは、いまでもごく一般的な名前なのに…じゃ、Wilhem Friedrichとはありえないね、もう?懐かしい、独逸。

    12:58 AM Andrea
    • Andrea!イタリアはFredericoは今でも普通につけるんだ?ちょっと感覚がドイツとはちがうのかもねー。しばらくサボり気味だったけど、このHPちょくちょくまたコラムを更新していこうと思ってるので(さっきも更新した!)またちょくちょくのぞいて行ってくださいませ★サンドラ★

      1:09 AM サンドラ・ヘフェリン

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です