異なる文化(と法律)の狭間で
「好み」と「差別」の狭間でに続いて、また狭間シリーズです(笑)
ハーフ、移民、などなどの話になる時にいつもむずかしいなあ、と思うのは、
国Aで育った人が、思春期または大人になってから、もう一方の国Bに移動する時。
たとえば、オランダ×イスラム諸国のハーフの場合。または、親が中東諸国出身であるが、自身はオランダで生まれ育った二世(移民二世)の場合。
ご存知のように、オランダは大麻(麻薬)に関して、規制が比較的ゆるい国であります。その一方で、イスラム圏に限らずシンガポールなど麻薬で捕まると死刑になる国もあります。
「どこの国も文化が違い、どこの国も法律が違うのは当たり前。その国その国の法律に従うのが当たり前」という意見はごもっともだし、私もそう思います。
ただ、国A(たとえばオランダ)で「オッケーだよ、やっていいよ!」の雰囲気で育った十代の人が、もう一つの祖国に帰った時、そこの文化も法律も180度違うのは(たとえば大麻⇒死刑)、思春期の人にとっては特に大変だと想像します。
現に、ドイツ的な環境の中で育ち気軽な気持ちで麻薬に手を出してしまいシンガポールで危うく死刑判決を受けそうになった(今は刑務所に収監後、出所している)ドイツ人のJulia Bohl という人もいました。「欧州的な軽いノリで、他国でも生活することがいかに危険か」という事の良い例だと思います。
文化が違うということはもちろん「法律」も違うので、フラフラと、各国の文化や法律を理解しないまま「自分の育った国の感覚で」移動するのってとても危険だなって最近思う次第です。
麻薬に関しては、欧州で育った人々(の一部。ハーフも含む)は「ハッパは軽いドラッグだからやってもいいじゃん。バーベーキューなどでいつもやってたよ~」と軽い感覚で言いますが、日本では犯罪ですので、こういった発言を聞くたびに「あなた、日本には来ないでね。欧州にとどまって。」と思います。
未成年の喫煙や飲酒に関しても、欧州が比較的「ゆるい」のに対し、日本は厳しい印象です(学校を退学になったりマスコミに叩かれたりする)。ドイツの場合は、意外にも法律で喫煙が許されているのは成人している人のみ(18歳以上)ですが、未成年の喫煙が発覚した場合の、親や世間の反応が相当ゆるかったりします。「お宅の16歳のお子さんは喫煙してます」とドイツの親に報告にあがっても、おカタイ職業に就いているマジメそうな親が平然と「ああ、ウチの子は15歳から吸ってるから今更なに?」というような反応をすることが珍しくありません。日本と比べるとかなりの温度差です。
ちなみに、ビールやワインに関しては、ドイツの場合、親同伴であれば、14歳や15歳でも飲酒可能、16歳からはビールやワインは一人でも飲酒オッケー、そして成人(18歳)後は全てのアルコールがオッケーです。つまりはビールやワインはお酒とはいっても軽めだから大丈夫との共通認識がドイツにはあるわけですが、ドイツで育った思春期の子(たとえばハーフ)が、ドイツと同じ感覚で、日本で「16歳で飲酒」をすると大変な問題になってしまうわけです。
ハタから見ると、「そんなの当たり前じゃない」って話ですが、ハーフや移民二世(や三世)は、そうでない人よりも、思春期に国を移動したりすることが多いので、そういった問題にぶつかることが実は少なくありません。
このように 麻薬、喫煙、飲酒などに対する考えは、文化によってかなり温度差がありますし法律も違うのですね。(大人が飲酒する事を禁じている国もあるわけですし。)子供がいないワタシが言うのもナンですが、「国をまたいで生活している子供」を持つ親御さんは子供と共にこういうった問題についても事前に話し合ったほうがいいかもしれませんね。問題が起きてからでは遅い場合もありますので・・・。
ちなみに、「恋愛をする十代の子供」についても、「それは思春期の自然な流れ」とする文化圏もあれば(たとえば欧州諸国)、未成年の女子が自らの意志で恋愛をし、男性と話したりお泊りする事を禁じている国もあります。そのような事から、欧州で育った移民二世の女性が欧州の感覚のまま恋愛をすると、家族の名誉を汚したとしてたとえ成人していても家族に殺されてしまうFadime Şahindal のような悲惨なケースに発展することもあります。ちなみにこれはほんの一例で、欧州ではこの手の話は枚挙に暇がありません。
このような話を読むと「文化と文化の狭間で育つ」というのは本当に難しいことなんだな、本当に様々な問題に直面することなんだな、と思います。
私も日本とドイツの違いにとまどってきた人の一人であるわけですが、よく考えてみると、「狭間で悩んでいる人たち」というのは世界中にたくさんいるのですね。ハーフにしろ、帰国子女にしろ、また今ニュースでもよく取り上げられている欧州の移民二世の人たちにしても。
異なる文化が共存することは本当にむずかしいんだなあ、と。諦めてはいけないんですけどね。
上に書いた数々の例は「欧州の文化で育った人が、そうでない国に行った時にトラブルになったケース」ですが、逆のパターンもまた問題が多いです。たとえば欧州にて、タバコ吸わない、お酒一切飲まない、結婚以外の男女交際はしない、というようなライフスタイルを選べば尊敬されるどころか周りにバカにされる雰囲気さえあります。生きていて何が楽しいの?的な。本当に冷たいし、繰り返しになりますが異なる文化の共存はすんなりいかないのが残念なところですね。
ハーフ(や移民二世)などの「国をまたぐ人達」つまりは「異なる文化圏の狭間にいる人達」は異なる文化や法律と、早い段階で向き合う事が求められるのですね。このことを意識する必要はあるかと思います。
それにしても、理想主義なのはわかっていますが、、、世界の法律も将来的にはもっと統一させることはできないものでしょうか…。ハーフや移民に限らずこれだけ人の移動が多い世の中ですので国の法律も世界中どこも同じだったらいいのに、なんて思ってしまいます。まあ無理なんですけどね。
みなさんのお考えや体験談なども、よろしければ是非教えてくださいね。
サンドラ・ヘフェリン
コメント
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またまた難しいテーマですね!
文化や生活習慣の違う国に住むことは私も体験して、結構戸惑いました。留学した時はまだ未成年だったのと、当時はヨーロッパやアメリカでエイズが蔓延していたので、未成年にありがちな軽い気持ちでセックスをしたりドラッグをやったりすることがいかに危険かを叩きこまれました。さらに、アジア系女性は軽く見られるので、その怖さも叩き込まれた記憶があります。それに伴ってみんながやっているからというアルコールもその時のノリでのセックスに行きつくからダメ、未成年の喫煙も健康被害につながるからダメ、と、これでもか!というくらい、怖さを叩き込まれてから、留学をしました。
今思えば、お母さんも日本にいる感覚で気を付けるように、と言っていたのでしょうが、いざヨーロッパにしてみると、相当面白みのない、人生まったく楽しんでいるようには見えない、ガリ勉の?子供だったのかもしれません。
さらに、子供の場合は、アジア系の国と親がいかに厳しいかなんて、理解していない人のほうが大半だし、サンドラさんも書いているように、アジアに来ても大麻くらいはできるよね!?なんて考えているヨーロッパ系の人たちは結構いることは想像できます。日本では大麻を所持しているだけでも逮捕されます。こういうタイプの人は、いくら説明しても無駄なことが多いので、欧州にとどまっていたほうが無難な気がします。
あと、大人になってから知ったのは、自由に恋愛をすると名誉殺人で殺されてしまうケース。ムスリムの国のかなり特殊な土着の習慣で、イスラムの教えとは全く関係ないのですが、なぜかイスラムの教えと思われてしまっているんですね。結婚前に恋愛をすること自体が恥なのかもしれませんが。うちの旦那さんは名誉殺人とは縁のない環境で育ったので(ムスリムもこういう環境が一般的なのですが)、私同様、結婚前に恋愛をしただけで家族を殺してしまう習慣が理解できないのです。とりとめのないことかもしれませんが、それでもそういう事件が後を絶たないのは、移民2世の子供に「結婚前の恋愛は家族の恥になるからやめてくれ!」と言っても、ドラッグやたばこ、お酒と違って、周囲は恋愛ができないなんてありえない環境なので、説得力があまりないでしょうね。
書きたいことはたくさんあるのですが、本当に難しいテーマです!思い出したらまた書きます。1:28 PM Jannat -
Jannatさん、
さっそくコメントありがとうございます。そうなんです、そうなんです。大麻に関しては、日本人がビックリするぐらい軽く考えている人が(一部の欧州人には)いる。「大麻はタバコより体に害がないから、やっていいんだ」とか言ってね。ただ日本では禁止されているので、そのあたりの事をしっかり認識してほしいのですが、Jannatさんも書いているように、
>こういうタイプの人は、いくら説明しても無駄なことが多いので
ってことが少なくないですね。日本の法律を守ろうという姿勢が感じられないのはハッキリ言って迷惑ですよね。そういうことを考えると、思春期の子も大人も交友関係は真剣に考えなきゃいけないですよね。日本にも欧州系の外国人学校はあるわけですから、たとえばそういった環境で「フランスでいつもやってたから、日本でもいいじゃん」みたいな流れになりやすい子達もいるけど、本当アウトだし。
今回かなり微妙なテーマですが大事な事なので書いてみました。Jannatさん、また文化の違いや法律の違いについて何か思い出したら、時間が経ってからでももちろんいいので、また書いていってくださいね。★サンドラ★
3:22 PM サンドラ・ヘフェリン -
欧州にて、タバコ吸わない、お酒一切飲まない、結婚以外の男女交際はしない、、、、、というライフスタイルで育ててるので、 とりあえず欧洲には行かないように言っておきます(笑)
こちらは、 国の中でも マリファナ等は大丈夫な州とちがう州があります。
大丈夫な州でマリファナやった後で、 駄目な州に行ってそこでもしも検査で使った事がバレると、 そちらの州では違法なので、 罰っせられるそうです。 だから使った後は、 痕跡が残るまで戻ってくるな! って事? みたいな記事を読んだ記憶があります。ややこしいので、 国内で統一出来ないもんでしょうかね(笑)
5:26 PM きいろ -
きいろさん、
コメントありがとうございます★アメリカ合衆国は州ごとに麻薬に関する法律が違いますよね。たしかに、ややこしいですよね。。麻薬を一切やらない人だったら何の問題もないんですけどね。
この手の話はあまり話題に挙がらないのですが、日本の外国人学校などに通う子の話を聞いていると危ういな、と感じることがありますので、今回書かせていただきました。★サンドラ★4:02 PM サンドラ・ヘフェリン -
サンドラさん。興味ある題材を提供してくださってありがとうございます。
この件について、今でも忘れられない出来事があります。それは、私が日本からこの国に移住したその年のことです。自転車を買った日に試しに近所で乗ってみていたのですが、前から来た車の運転手が、わざわざ窓を開けて大声で私に怒鳴ったのです。最初は何のことだかさっぱり分からず、ただ、全く知らない人からなぜ通りすがりに怒鳴られたのかばかりを考え続けていました。
とっさに事情をご理解なさった方もいらっしゃると思いますが、私は、当時の日本のやり方で、自転車で歩道に上がったり車道に下りたり、時には、車道の反対側を走ったりしていたのです。怒鳴った運転手は、フラフラと自転車を走らせる私に正面衝突するかと思ったのでしょう。これは完全に私の間違いで、道路交通法違反です!
「異なる文化(と法律)の狭間」という問題は、観光で他の国を訪問する人も良く念頭に入れておかなければならないと思います。むしろ、後でやり直し/訂正をする機会のない短期滞在者の方が、もっと気をつけなければならないかもしれません。
私の伯父、伯母が私たちを訪ねて遊びに来たときのことです。伯父がトラベラーズチェックを現金にしたいと言うので、銀行に行き、さて順番が回ってきたその瞬間、伯父の署名を伯母が全てしてしまっていたことに気づきました!日本は署名の国ではありませんから、本人たちは、悪いことをしたつもりは全くありませんでした。寧ろ、トラベラーズチェック1枚ずつにせっせと伯父の名前を書き続けた伯母は、伯父の手助けをして良いことをしたとすら思っていたのです。
その時は、どうにか大問題にならずにすみましたが、これもどうかすると詐欺罪になる可能性のあることです。日本からの観光客や留学生が、署名のないクレジットカードを持ってくることもたまにありますが、これも同罪(?)です。
国・文化・宗教によって常識や法律は異なります。訪問者も受け入れ側も、そのことを忘れず、互いに思いやることが大切だと思います。
12:58 AM SKM -
SKMさん、
コメントくださってありがとうございます☆
そのサインの話、すごく想像がつきます。日本はサインや署名の文化ではないので、「名前を書けばいいんでしょ?私が書いておいてあげる」なんて感覚になることもありますが、署名文化圏の人からしたら「それは署名の偽造だ!!」って話になるわけで。まさに文化の違い、習慣の違い、そして法律の違いです。
SKMさんの自転車の話も読んでいて、色々思い出しました。ドイツの道にはFahrradwegという自転車専用の道があるのですが、これは道路の両側にあるものなので、ある一定の方向にしか自転車で走ってはいけないし、そこを歩行者が歩くのは禁止だし、うっかりそこに立ってしまったりしたら自転車に乗っている人からの猛攻撃に遭いますね。
一瞬「差別だ!」と思ったものが実は習慣や法律の違いから怒られているだけだったり、でも怒るほうも怒るほうで優しくなかったりで、国際交流にはこういう簡単な問題でも様々な問題がついてまわりますよね。
まあ細かい問題ならいいのですが、こう、国によって未婚同士の恋愛が犯罪だったり、飲酒が犯罪だったり、大麻も国によって扱いがかなり違うので、そういった事は、とくに移動が多い「多文化な環境で育つ人」は早いうちに理解することが必要だし親や周りもそれをサポートすべきですよね。一歩間違えて死刑なんてことにならないように。。。
コラム、またちょくちょく書いていきますので、またのぞいてみてくださいね★サンドラ★10:59 AM サンドラ・ヘフェリン -
思い出しました。身内のことを悪く書くのは心苦しいものの、これだけはやっぱり理解しにくいと思ったこともあるので書かせていただきます。今の日本でも異なる文化圏出身の人と遭遇する確率は高いので、私も異なる文化の狭間に立たされてるな、と思ったのです。
うちのばあばは、日本に住んでいる外国人がちょっとでも日本の生活に馴染んでいない素振りを見せると「これだから外国人は嫌!」となってしまいます。昔の純日本人の考え方によると、日本に住む外国人は、見た目はともかく、中身はことごとく日本に同化していかないと生きていけないと思っています。
でも実際、日本人でさえも、昔の日本人のようにそこまで同化して生きている人なんているのかな?と思ってしまうくらい、今どきの?日本人だって何でもありな気がします。おそらく、ばあばから見たら「だから今どきの若者は嫌なのよ!」なのでしょうが --;
私の親戚が韓国系の会社に転職して、韓国式のメンタリティや社風にどうしても馴染めずに、転職を考え始めたという話を聞くと、ばあばは「だから韓国人は嫌なのよ!経済は発展してもメンタリティは後進国のままなんだから!ここは日本だ!」とわめいていました。旦那さんには韓国人の友達もいるし、以前韓国に行ったときに現地の人たちにとても親切にして頂いたこともあったので、韓国人を嫌うというメンタリティが分からない私にとっては、韓国人=メンタリティは後進国、という考え方は理解しかねました。ただ、転職を考えている親戚に関しては「入社する前に韓国式の社風やメンタリティについて行けるか」というのをシミュレーションしなかったのかな~?というのは思ってしまいました。
ばあばからすると、外国で生活するには、自分自身をことごとく同化させなくてはいけないけど、生活習慣も全然違うし、現地の人たちのメンタリティも全然違う。なじめないから無理。と思っているのかもしれません。さらに、日本人の心でいることが一番いい、と育てられた世代だと思うので、ちょっとでも外国人性が表に出ることが嫌なのかな、とは思います。
個人的には日本に同化しないといけない、という気難しいオバサンになるのではなく、例えば一歩引いて、こういう考え方って日本人はあまりしないな~、とか、餅つきをしただけでこんなに嬉しいんだ、この人なりに考えてるんだな、くらい、もっとテキトーに?相手のことを観察してもいいのではないか、と思ってしまいました。1:28 PM Jannat -
Jannatさん、
興味深いコメントをありがとうございます。
「ばあば」の話も大変興味深く読ませていただきました。高齢だと、色んな場所からやってくる色んな文化に順応しにくいのかもしれませんね…。
それにしても、最初から「外国の人って本当にもう、どうしようもないんだから」というような偏見を持っていると、実際に例えば外国人の犯罪者が出た時に「だから外人はスグ犯罪をして嫌なのよ!」みたいになりかねないですよね。そこが怖いところだと思います。ほんとうはその「背景」について考えてこそ色んなことが見えてくるんですけどね。
読んでいてよかったな、と思ったのは、そんな「ばあば」をJannatさんが反面教師のようにしている印象を受けたこと。差別的なところも含めて親を尊敬する必要はないと思うので、親の良いところは尊敬し、そうでないところは反面教師にするっていうのが一番ですよね。なかなか言いにくいことではありますが。というわけでこれからもよろしくお願い致します★サンドラ★1:09 PM サンドラ・ヘフェリン -
法域、という言葉がありますが、普段の生活ではあまり出てこないですよね(笑)実は私たちの日常生活は法律に深くかかわっているのですが、自分の普段住んでいる場所がどのような法律に準拠しているか意識しないで暮らす人は多いですし、自分が「普通」に暮らしていれば法律違反にはならないだろうと思うのが一般的な感覚だと思います。でも一つの法域に長らく留まっていた人が別の法域に移動するとき、注意が必要ですね。自分が「普通」だと思う感覚は、慣れ親しんで暮らした法域の影響がとても強く、別の法域で(外国とは限りません、アメリカのように州法のある国では国内で州を移動したらもう別の法域)うっかりやってしまった!では済まない目に遭う話はキリがないほどありますね。(仕事柄よく聞きます。)そこで、世界中の法律が同じになればいいのに、、、と思うのはサンドラだけではないでしょう。でも私個人は、法律は多様性があるほうが良いと思っています。万人向けのグローバルな法律を作るのはとても難しく、ある人にとって有利な内容がまた別の人にとって不利になったりするのです。世界中が同じ法律で、できるだけ多くの人のニーズをカバーし、犯罪を抑制することができるなら、その方がいいですが、実際にはその土地の文化や風土、現実のニーズに合わせてきめ細かく法律を作らないと、無益なザル法になってしまうこともあるんですよね。法律関係の仕事をすると国内法ですら「どうしてこんなおかしな法律があるのだろう」「時代に合わないんじゃないか」と感じることも多いので、世界中に通用するユニバーサルな法律が登場して法域がひとつになるまでには、たくさん片づけることがありそうです。
1:33 PM N -
Nさん、
ありがとう!!法律に詳しいNさんからのコメント、とても勉強になります。
>実は私たちの日常生活は法律に深くかかわっているのですが、自分の普段住んでいる場所がどのような法律に準拠しているか意識しないで暮らす人は多いですし、自分が「普通」に暮らしていれば法律違反にはならないだろうと思うのが一般的な感覚だと思います。でも一つの法域に長らく留まっていた人が別の法域に移動するとき、注意が必要ですね。自分が「普通」だと思う感覚は、慣れ親しんで暮らした法域の影響がとても強く、別の法域でうっかりやってしまった!では済まない目に遭う話はキリがないほどありますね。(仕事柄よく聞きます。)
↑わかりやすく書いて下さってありがとうございます!
ユニバーサルな法律はまだまだ遠そうですね。そしてNさんも書いているように、「実際にはその土地の文化や風土、現実のニーズに合わせてきめ細かく法律を作らないと、無益なザル法になってしまうこともあるんですよね。」というのも納得です。なかなかむずかしいですね。当分は個人が移動の際に、その地、その地の法律を意識しながら生きていく方法しかないですよね。
それにしても文化の違いは当然法律の違いにもつながるので、ほんとうに注意が必要だなと思いました。「文化が違う」と言うと、単なる「感覚が違う」とか「考え方が違う」という話にとどまってしまうことが多いけれど、「法律が違う」となると、何かあった場合、刑罰が違うわけですからね。。。重大なことですよね。★サンドラ★1:09 PM サンドラ・ヘフェリン -
はじめまして。以前から拝読させていただいてました。
FBでもちゃっかり友達申請しちゃいました。Yumiです。私は子どもはいないですが、主人がこの件に関してゆる〜く育ったイタリア人ですので、いつも対立します。イタリアでは大麻を売ることは犯罪ですが、自分用に1株育てるのは違法ではないと主人がいっていました。本当のところはどうなのか知りませんが。。。
以前、中国に1年弱住んでいましたが、中国でも大麻は重罪です。死刑にもなりえます。それにもかかわらず、私の知る欧米人はほとんど吸っていました。
今では私も、大麻は大麻。と理解していますが、日本では大麻と覚せい剤は同じようなもの。という教育です。
私も以前はそう思っていましたから。法律の違いも大いにありますが、教育の違いも大きいですものね。
私にはまだ子どもはいませんが、近い将来、子どもが授かればと心から思います。しかしながら、ハーフを生むということに対しての不安は山ほどあります。
周りの友達は『Yumiの子どもはハーフだから絶対かわいいよね!』と言われますが、全く嬉しくないし、むしろ不快でしかありません。
ハーフだから可愛いのではない。自分の子どもだったら、どんな子でも可愛いのが当たり前です。
それに、サンドラさんをはじめとする日本で育ったハーフの方々(まずハーフという呼び方も嫌がる方もいらっしゃいますね。ここではこの呼び方で失礼します。)がどんなに苦しんできたのか、最近はインタ−ネットもありますし、たくさんの情報に出会います。そんな、記事を見るたびに『将来はどこで育てるべきなのか?』『いっその事、完全に外国人になれる、日本でもイタリアでもないところがいいんじゃないのか?』とか、妊娠すらしていないのに石橋を叩きまくっています。
と、話がずれてしましましたが、興味深いコラムありがとうございます。
またコメントさせていただきます。Yumi
1:21 AM Yumi