タトゥーで困った!

2013.8.9

前回、ドイツを含む欧州ではタトゥーが大流行であること、そして流行と共に何とも怪しい漢字のタトゥーが蔓延している事を書きました。「歯医者」とか「冷え性」とか、そんな日本人だったら絶対に入れないような単語を「漢字の見た目のよさ」だけで腕に彫ってしまうなんて・・・。その人は一生日本には来れないよなあ、なんて余計な心配をしてしまいます。

そんなことを思っていたところ、タイミングよく(?)ドイツ・ミュンヘンの友達から「タトゥー」に関する相談メールが届きました。

私が十代の頃に仲良くしていた友達でFacebook経由で久しぶりに連絡があったのだけれど、メッセージを開くと、そこには「私の義理の兄が『GW』のイニシャルを日本の漢字で腕に彫ってもらいたいので、サンドラ、GWの漢字を教えて!」と書いてありました。

・・・私にとってなんとも悩ましい相談内容です。

『GW』の漢字のイニシャルは、日本語に『無い』のですよ、と言いたい。でもそれを言ってしまうと、相手の夢を壊してしまうかも・・・・という何とも言えないもんもんとして気持ちになったのでした。

続けてそのメールには、「義兄は『イニシャル“GW“以外の意味を持つ漢字は避けたい』と言っています」と更にややこしい相談ごとが書かれているわけです。

・・・というか、欧米の名前やローマ字の名前を漢字にする場合、またはローマ字のイニシャルを漢字にする場合、そもそも全部が『当て字』だったりするのですから、「別の意味になってしまう漢字は使うな」と言われても困りますよね・・・。例えば、「A」がローマ字のイニシャルの場合、これを無理やり漢字にすると「亜」にする事ができますが、「亜」とはアジアの「亜」でもあり、その結果、「僕のAndreasのAとは意味が違うじゃないか!」などと怒られても困るわけです。

でもこういったことは、「日本語」という言語について欧米人に深いところまで理解してもらわない限り、分かってもらえないわけで・・・。悩ましいところです。というのは、依頼者は「ちょっとかっこいいタトゥーを入れたい」程度であり、とくに日本語に興味を持っているわけではなさそうです。なので、その温度差が「理解してもらうこと」をより難しくしているわけです。

「日本語」という言語に対する興味や情熱よりも、「タトゥー」に対する情熱のほうがアツイ!といったところでしょうか。悔しいけれど・・・

さて、依頼のあった『GWを漢字で!』だけれど、どんなに私が考えても、やっぱりGWに当てはまる漢字など(私のアタマで考えた範囲では)思いつきませんでした。もちろん無理やり当てはめようとすれば、「G」は「下(げ)」や、「W」は「上(うえ)」になるのでしょうが、それこそ友達の義兄様が最も避けたいと考える「別の意味」になりそうです。

『GW』を『ひらがな』にするとしても、ドイツ語流の発音だと『げえ』や『うえ~』だったりするし、なんだか酔っ払って具合悪くなった人が嘔吐している時の音韻に似ていて、なんだかなあ、です。それに、「漢字の見た目」が大好きなドイツ人から見たら、「ひらがな」は簡単過ぎて不評です。

・・・・悩みまくった末、ミュンヘンの友達にはおそるおそる「イニシャル“GW“に当てはまる日本語の漢字は無い」と書いた上で、「漢字の見た目がよく、かつ意味も素敵なものだと『絆』、『気』、『和』とか『薔薇』があるよ。そういうタトゥーはどう?」と提案してみたものの、いっこうに返事が返ってきません(笑)きっと「簡単にイニシャルを入れたかっただけなのに、サンドラは面倒くさい女だな」と思われたに違いありません。・・・って、私の考え過ぎでしょうか?

しかし考えてみると「日本の漢字のタトゥーを入れたドイツ人」が、もし実際に日本に来たとしたら、その日本で温泉に入れないとは何とも皮肉です。

それにしても考えさせられるのは、このタトゥー問題に象徴されるように、人間というのは、自分たちの文化圏の常識や範囲内でしか物事を考える事ができないということです。

そのため前回のコラムに書いたように、日本の常識では基本的に「入れ墨やタトゥーは元々暴力団がしていたものだから、温泉や銭湯で入れ墨・タトゥーが禁止なのは当たり前」だし、でも逆にドイツを含む欧州の感覚は「最近は公務員もタトゥーを普通にしているし、タトゥーはとくに問題もない」なのですね。タトゥーというものに関して両国の「常識」がかなり違うのですね。

ちなみにタトゥーに限らず、たとえば日本で「女があぐらをかくのはダメ」と言われて育った人は、「あぐらはダメ」という価値観になることが多いですし、それが「常識」だったりします。その結果、「あぐらをかいてる女は下品」という思考回路になりますし、よって、あぐらかいている女がいると、一瞬ギョッとしたりします。もしくは気になって気になって仕方なかったりします。

言葉(言語)に関しても似たような事が言えます。自分の国の言葉に『GW』というイニシャル(文字と発音)があるのだから、他の国の言語や文字(例えば日本語の漢字)にもそれに該当する文字が絶対にあるはずだと自分の常識で考えてしまう。でも実際には、ローマ字『GW』を漢字で書く事はほぼ不可能だったりするわけです。

それはそうと、日本人やドイツ人には「苗字」と下の「名前」が必ずありますが、世界には苗字がない人や、下の名前だけの人もいます。仮に苗字と下の名前の両方を持っていても、どこからどこまでが苗字で、どこからどこまでが名前なのかが曖昧である事も多いのです。

でもドイツ人や日本人のように「苗字と下の名前があるのが当たり前」の文化圏で育った人は、「苗字が無い」という事実を素直に受け止める事が出来なかったりします。そしてそれが『国際交流』の壁になっていたりするのです。

そう考えると、自分の育った国や文化圏の「範囲外」の事を、いかに素直に受け止める事ができるかどうか、が国際交流の鍵なのかもしれません。

・・・たかがタトゥーされどタトゥー。今回のことは、国際交流について考える良いきっかけになりました(笑)

P.S.ちなみに、私・サンドラはタトゥーは入れておりません。

                                                                                                                                           サンドラ・ヘフェリン

コメント

  • 「絆」は日本語では良い意味に変わってしまいましたが、元々の字義は「馬をつないでおく縄」という意味で、中国語では「束縛」「足かせ」というあまり良くない意味です。

    日本人が見ると「良い漢字ね」と思う字も、中国人や台湾人が見たら「なんでこんな字にしたの?」と思ってしまうこともありそうですし、漢字のタトゥーは難しいですね。。。

    2:33 PM アレック
    • アレックさん
       
      コメントありがとうございます。
       
      中国語ではそうなのですね。
       
      >日本人が見ると「良い漢字ね」と思う字も、中国人や台湾人が見たら「なんでこんな字にしたの?」と思ってしまうこともありそうですし、漢字のタトゥーは難しいですね。。。
       
      ↑確かにそうですね!本当に「確実」な漢字を彫りたいのなら、中国人と日本人の両方に確認する必要がありますね。最も私は「タトゥーのアドバイザー」的な役割(「日本語でこの漢字、書いてよ!」とよくわかっていない欧州人に言われること)はもうコリゴリです。
       
      考えてみたら、私は小さい時から、周りにいるドイツ人(大人も子供もいた)から、「漢字でボクの/私の名前を書いて!」って、ことあるごとに言われてきていて、子供の頃からそれが嫌だったなあ。Doppelreiterさん(Doppelreiterはドイツ語の苗字です。読み方は、ドッペルライター。)なんて、漢字で書けるわけないのに(涙)。
       
      ・・・またホームページちょくちょくのぞいてくださいな^^★サンドラ★

      3:20 PM サンドラ・ヘフェリン
  • サンドラさん、はじめまして!
    とあることをきっかけにこちらのサイトを発見し、過去にさかのぼっておもしろくコラムを拝見しました。私自身はハーフでもなく、旦那さまも日本人なのですが、ともに海外生活が長いもので、コラムには共感できる部分もたくさんあり、とっても興味深かったです。

    このコラムで“GW”と見たときに、「黄金週間」を思ってしまったのはきっと私だけではないはず・・!!と、思わずコメントを残してしまいました、笑。

    これからも、コラムを楽しみにしています☆

    2:38 PM elizabeth
    • elizabethさん
       
      コメントありがとうございます!そしてコラムを読んでいただいてありがとうございます!
       
      >このコラムで“GW”と見たときに、「黄金週間」を思ってしまったのはきっと私だけではないはず・・!!と、思わずコメントを残してしまいました、笑。
       
      ↑たしかに!私は気づきませんでした^^; 「GWは、ニホンゴの漢字では『黄金週間』だよ!」と送ればよかったです・・・後でバレた時が怖そうですが・・・。 またちょくちょくHPのぞいてくださいね★サンドラ★

      3:27 PM サンドラ・ヘフェリン
  • そもそも、なんでGWなんだろ・・・・・ GWってゴールデンウィークの意味だよね!?

    3:29 PM はらだよしひろ
    • はらだよしひろさん
       
      >そもそも、なんでGWなんだろ・・・・・ 
       
      ↑名前のイニシャルですね。たとえば名前がGünther Weissenbergerだと、イニシャルはGWになります。
       
      >GWってゴールデンウィークの意味だよね!?
       
      笑!★サンドラ★

      3:36 PM サンドラ・ヘフェリン
  • それとも、なにか別の意味があるのか?

    3:29 PM はらだよしひろ
    • はらだよしひろさん
       
      回答は上記をご覧くださいませ。★サンドラ★

      3:38 PM サンドラ・ヘフェリン
  • これは、 本当に困った相談でしたね。

    >『GW』を『ひらがな』にするとしても、ドイツ語流の発音だと『げえ』や『う
    え~』だったりするし、なんだか酔っ払って具合悪くなった人が嘔吐している時
    の音韻に似ていて、なんだかなあ、です。

    と、 ここらへんが個人的に大ウケで大声あげて笑ってしまいました。

    意味のない漢字はない( ?あるかもしれないけど) し、 ヒラカナが駄目なら
    サンドラさんがおっしゃったように 何かかっこよくて意味もマトモな
    漢字を選んでもらうしかないですね。

    後悔しないようにしばらくはマジックで書いて周りの様子見るとか(笑) 余程大切な思い入れがあるならまだしも、 こうやって人に相談して、よくわけもわからないのにイニシャルを日本語で入れるようとするのはその時点でもうNGだと思います。

    やはり個人的には、 タトゥーは反対です。

    ちなみにうちの長男はハリケーンが来ると聞いて、 自分の腕にマジックで名前を書いてました。
    ドザエモンになった時、自分が誰かわかるように、、、だそうです。

    12:14 PM きいろ
    • きいろさん 
       
      ウケていただいて、ありがとうございます(^_-)-☆ 
       
      >後悔しないようにしばらくはマジックで書いて周りの様子見るとか(笑) 余程大切な思い入れがあるならまだしも、 こうやって人に相談して、よくわけもわからないのにイニシャルを日本語で入れるようとするのはその時点でもうNGだと思います。
       
      ↑私もそう思います。。。他国のエキゾチックさへの憧れから漢字のタトゥーを入れたい部分もあるのだろうけど・・・。
       
      >ちなみにうちの長男はハリケーンが来ると聞いて、 自分の腕にマジックで名前を書いてました。
      ドザエモンになった時、自分が誰かわかるように、、、だそうです。
       
      ↑あはは。お子さん頭いいですね!かわいいです。★サンドラ★

      7:01 PM サンドラ・へフェリン
  • 日本におけるタトゥーは、日本の過去の歴史と現在の治安に深くコミットしています。例えはよくないけれど、ナチスの十字をTシャツに印刷して着るようなものです。それぞれの文化の差異を認め、理解の上で、尊重しようと努めることしかできません。

    3:42 PM きゅうる村
    • きゅうる村さん
       
      コメントありがとうございます!
       
      いえいえナチスの十字の例えはなかなか的を射ていると思います。もしもドイツ人に「なぜハーケンクロイツのシンボルが駄目なの?」と聞いたらば、ドイツ人全員が「ヒットラー時代のナチスのシンボルだったから。」と答えるでしょう。それと似ていると私も思います。刺青やタトゥーに関して、日本人に「なぜ日本人は刺青が嫌いなの?」と聞いたら、もうこれは「昔からヤ●ザや暴力団が刺青をしてきたから。」という答えになると思うのです。
       
      ちなみにナチスのハーケンクロイツは、日本の寺の「まんじ」を、ナチスが少し変えてシンボルにしちゃったんですよね。寺のまんじがあったのが「先」なのに、いい迷惑ですよね。前にビートたけしさんが、ドイツに自分の映画を売り込みに行った時に、ドイツ人に「貴方の映画は、ハーケンクロイツが出てくるから、そのままの形ではドイツでは上映できない」と言われたらしいですが、映画に出てきたのはハーケンクロイツではなく、日本の寺の「まんじ」でした。でもパッと見ると確かに似ているので、誤解されやすいんですよね。しかし、勝手に真似されて、禁止されてしまうなんて、ほんとういい迷惑。(しかも多くのドイツ人は、ナチスが寺の「まんじ」を真似てハーケンクロイツをシンボルにしたことを知りません。ナチスが独自に作ったものだと思ってます。)
       
      ・・・こういった事も含めて、育った国が違う人がお互いに理解し合うって、なかなか難しいんですよね。★サンドラ★

      7:14 PM サンドラ・へフェリン
  • 漢字へのあこがれについて。無理解から来ていますね。アルファベットと異なる表意文字である点。でも、結構な知識人でもそうする人がいて、名刺に漢字での当て字を書いている人も居ますね。異文化理解へのよい切り口なのに、いつも残念に思います。

    3:43 PM きゅうる村
    • きゅうる村さん 
       
      >アルファベットと異なる表意文字である点。でも、結構な知識人でもそうする人がいて・・・ 
       
      ↑ほんとうですよね。よそ様の国の言葉をアルファベット基準で考えちゃいけないですよね。★サンドラ★

      7:20 PM サンドラ・へフェリン
  • 卍(まんじ)の件は、仏教徒にとって迷惑ですね。
    ちなみに、
    私は、いま、たまたま「卍(まんじ)とハーケンクロイツ」(現代書館)という本を読んでいます。
    著者は、ニューヨーク在住の日本人で、浄土真宗の僧侶をなさっている方です。
    とても勉強になる、興味深い本です。
    ふと思うのですが・・・
    もし、いま、どこかの国の独裁者が、自分の属する政党の旗を、キリスト教の十字架とそっくりのデザインにして、極悪非道なことを行ったと仮定してみましょう。その独裁者と彼の国が倒れた後、キリスト教徒以外の人たちが「十字架を公の場に掲げることを禁止すべきだ」と言い出して、その主張が、多数決によって国際機関で認められた場合、キリスト教の各宗派が、その決議に従うであろうか?と想像してみると、私の考えでは、世界中のキリスト教徒たちは、その決議には絶対に従わないと思うのです。「十字架を利用した独裁者が悪いのであって、十字架そのものに罪は無い」という理由で。
    そのロジックが正しければ、世界中の仏教徒(私もその一人です)は、「卍(まんじ)そのものに罪は無い」と言って、世界中どこででも堂々と掲げられるはずなわけですけど、そっちはダメなようです。
    それって、変ですよね。
    私の考えによれば、その理由は、キリスト教徒の多数派が白人で、仏教徒の多数派が非白人だからだと思っています。
    そのように考えていくと、
    非白人の仏教徒である私としては、なんとしても、「卍(まんじ)の復権」を果たさねばならない!と思うのです。
    この本の著者の意見も、まだ読了していませんが、私と近い気がします。
    それにしても、世界のルールブックを作っているのが白人であるという事実は、こんなところにもあらわれているわけです。
    日本にとっての第二次世界大戦は、「侵略」ではなくて、「白人支配を終わらせるための正義の戦い」であったと、私は考えているのですが、「卍(まんじ)」ひとつをとっても、白人の価値観に縛られている現状をみるにつけ、わたしたち日本人は、「武力によらない対白人戦争」を、もっともっと続けていかねばならないと思いました。

    1:33 AM terre12756
    • terre12756さん
       
      コメントありがとうございます。
       
      >卍(まんじ)の件は、仏教徒にとって迷惑ですね。
      ちなみに、私は、いま、たまたま「卍(まんじ)とハーケンクロイツ」(現代書館)という本を読んでいます。
      著者は、ニューヨーク在住の日本人で、浄土真宗の僧侶をなさっている方です。
      とても勉強になる、興味深い本です。
      ふと思うのですが・・・
      もし、いま、どこかの国の独裁者が、自分の属する政党の旗を、キリスト教の十字架とそっくりのデザインにして、極悪非道なことを行ったと仮定してみましょう。その独裁者と彼の国が倒れた後、キリスト教徒以外の人たちが「十字架を公の場に掲げることを禁止すべきだ」と言い出して、その主張が、多数決によって国際機関で認められた場合、キリスト教の各宗派が、その決議に従うであろうか?と想像してみると、私の考えでは、世界中のキリスト教徒たちは、その決議には絶対に従わないと思うのです。「十字架を利用した独裁者が悪いのであって、十字架そのものに罪は無い」という理由で。
      そのロジックが正しければ、世界中の仏教徒(私もその一人です)は、「卍(まんじ)そのものに罪は無い」と言って、世界中どこででも堂々と掲げられるはずなわけですけど、そっちはダメなようです。
      それって、変ですよね。
       
      ↑同意いたします。ほんとうその通りですよね。勝手に真似して、悪いことに使ったから、元の卍(まんじ)も禁止だなんて、いったいどういう論理なんでしょう、、、と思ってしまいます。terre12756さんも書かれているように、そこには明らかに白人の上から目線が入っていると思います。「白人至上主義」というやつですね。私はもちろんヒットラーには反対ですが、「卍(まんじ)はもともと日本のお寺のものだ!」と大きい声で言いたいです。
       
      国際交流や異文化と触れる中で、やっぱり上記の「まんじ」やタトゥーの件もそうですけど、「自分達の常識や、自分達が正義だとするものを他人に(他人の事情もおかまいなしに)あたりまえのように押し付けてしまう」(しかも自覚なしに)という問題がどうしても出てきてしまうので、そこをどう乗り越えていくかが課題ですね。★サンドラ★

      11:51 AM サンドラ・ヘフェリン
  • 多分日本は刺青を公の場で隠す文化だからでしょう。昔からヤクザが入れている輪彫りは露出される部分はカットされていて、丁度Tシャツのような形になっています。

    これはイスラム教国で非ムスリマの女性が「どうして肌を露出しちゃいけないの?」と騒いでいるのと同じ問題で、単に文化の違いだとしかいえません。日本に来てタトゥーを公の場で露出できないのはおかしい!と言う人は是非イスラムの国でも同じような事を言って騒ぐのでしょうか。恐らく騒がないと思います。要するに文化の理解度が足りないのと、単に日本を舐めているだけです。

    4:57 PM タキ
    • タキさん
       
      コメントありがとうございます。
       
      そうですね、でも実は欧州人は「中東でスカーフをかぶらないと女性が逮捕されるのはおかしい!」って結構騒いでますよ。そういった事をテーマにした本も沢山ヨーロッパにありますし。多くのヨーロッパ人のスタンスは、「ヨーロッパ内で、スカーフはしてほしくない。そしてスカーフを強制する国は変だ!」です。だからなかなか文化の壁というか溝が埋まらないのです。ちなみに私は、スカーフも独自の文化と習慣であると思うから尊重したいし、自分も機会あったら、かぶってみたいと思います。★サンドラ★

      2:44 PM サンドラ・ヘフェリン
  • スカーフの話が出たので参考まで?に。私はバングラデシュ人のムスリムと結婚したのを機にムスリムに改宗しました。ムスリム国でスカーフと肌の露出を舐めてかかったら大変なことになります!洋服で肌そのものは隠していても、体の線が出ているのならそれだけで裸同然になってしまうのです。イスラムでは裸を見せる=ふしだら、と考えられているので、体の線を見せまくった服装で歩くのはムスリム男女やイスラム文化を尊重していないし、最悪の場合、性犯罪に逢っても文句を言えません。「スカーフは抑圧のシンボルだからはずせ!」という意見も聞かれますが、長年スカーフをかぶってきた女性たちにとっては、スカーフをはずすのは裸になるようなものなんです。男性側も変に女を見せられても困ると思っている人が多いので、スカーフはイスラム圏では理にかなっていると思うこともあります。
    イスラム圏ではなぜ女性のスカーフが必要か、もうちょっと理解してほしいですね --;

    1:41 PM Jannat
  • 追記です。サンドラさんの受けた相談はちょっと、いや結構返事にこまる質問ですね。テキトーにしたらしたで日本に来た時に困ることになりかねないし ^^; そのへん、もうちょっと日本の漢字の意味を理解してほしいところですが、ご本人はクールなタトウーを入れる以外は興味ないですからね~。
    今だから言いますが、そういう私もアメリカやヨーロッパでタトウーが普通に受け入れられている感覚に慣れるのに時間がかかっています。日本ではタトウー=ヤクザ、だとずっと教えられてきたし、そういう人達は友達にしてはいけない人達だったからです。
    そうは言っても、私の娘には「タトウーを入れるのは自由」と教えるのはちょっと難しいと思っています。というのも、日本もパパの国、バングラデシュも、タトウーには否定的です。どちらにも住む可能性があり、欧州も視野に入れることを考えると、本人が大変だろうなと思うからです。なので、同意するかどうかは別として、色々な国に住みたいのならタトウーは入れないほうが無難であることを説明しようと思っています。

    7:46 PM Jannat
  • 漢字のタトゥーで「絆」なら意味も素敵ではないかというサンドラさんに対して、アレックさんが「絆」は中国語では、「束縛」とか「足かせ」の意味になってしまうというコメントで思い出したました。
    日本語の「手紙」も中国語だと「トイレットペーパー」という意味になってしまうと大学時代に友人から聞いたことがあります。
    日本語の「手紙」は中国語では「信」と書くといっていました。
    同じ漢字でも日本と中国では意味が異なる場合があるので「要注意」ですね!

    それと欧州人が「中東でスカーフを被らないと女性が逮捕されるのはおかしい!」と騒いでいながら、「ヨーロッパ内でスカーフはしてほしくない。そしてスカーフを強制する国は変だ!」というのは欧州人からみた論理(倫理)で、ムスリムからみたら欧州人に都合の良い解釈・行動の押し付けにも取れますね。

    2:12 AM かなた
  • 初めまして。ご著書『ハーフが美人なんて妄想ですから!』を興味深く拝読し、こちらのサイトにたどり着きました。
    私は以前に日本語教師をしていたのですが、国際結婚でいろいろと
    大変な思いをしている方々(主に外国人妻の皆様)や、へフェリンさんのご著書で「残念ハーフ」と定義されている子供達にも数多く接してきました。
    また、私自身が海外で生活し、様々な差別を受けたこともあります。

    さて、刺青についてですが、暴力団云々の他にも日本で忌み嫌われる
    理由があると思いますので、書かせていただきますね。

    理由1.中世~江戸時代頃までは罪人への罰(見せしめ的な)や
        遊女への烙印として刺青が使用されていたことがある。
      
      たとえば、窃盗常習犯には額に「犬」などと彫られたことも。
      着衣で隠れる部分に彫られたとしても、昔は自宅に風呂がある
      家庭は稀で、皆が公衆浴場を利用していたため、刺青があれば
      前科者であることが世間に知られてしまいます。
      ということで、犯罪抑止効果もあったわけです。
     (昔は風呂場が社交の場でもあり、縁談をまとめるための見合いの  場でもあったらしい、という記録も。)

      また、人買いから置屋に売られた遊女(売春婦ですね)が逃亡で  きないように、刺青を入れたことも。(家畜の牛や馬に焼印を入  れるように・・・酷い話です。)仮に逃げられたとしても、やは  り公衆浴場には二度と行けませんね・・・。

    *ちなみに、艶やかな桜吹雪がまぶしい「遠山の金さん」は、
     あくまでも時代劇、フィクションですから・・・。

    理由2.おそらくは儒教の影響。

    「親からもらった大事な体に墨を入れて汚すなんて!ましてや傷を
     つけるなんて!」という考えは、まだまだ根強い。
    (同じ理由で、ピアスも嫌がる方も年齢が上がるほど多い。)

    縄文時代にまで遡れば、日本人も魔除けとして顔にまで刺青を施していたようですし、アイヌの方々は和人(本州以南の日本人)が侵入してくるまでは同様の意味合いで男女ともに刺青をしていました。
    ピアスも、インドでは魔除け(耳や鼻などの穴から邪悪なものが入ってくるのを阻止する意味合いがあるらしい)のために装着しているのだと聞いたことがありますが。
    (実は以前、インド人上司と仕事をしていました。)

    プールやサウナ、銭湯や遊園地などでの「刺青の方お断り」は、これまでは「暴力団関係者お断り」の婉曲表現だったわけですが、暴対法が施行されたので、今後はこういう遠回しな文言も不要になってくるのかなあ・・・と思っております。

    10:15 PM Akiko

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