中公新書ラクレ「ハーフが美人なんて妄想ですから!!」本日発売

2012.6.10
 
私の書いたハーフの本が発売されました!
 
その名も
 
「ハーフが美人なんて妄想ですから!!」(中公新書ラクレ)
 
です(笑)
 
タイトルこそふざけていますが、二つの国のあいだで揺れながら自分の居場所探しに苦労するハーフの話を書かせていただきました。そしてタイトル「ハーフが美人なんて妄想ですから!!」のとおり、ハーフが抱えるコンプレックスの数々を紹介しています。
 
このホームページとはまたちょっと違うタッチで書かれていますので、皆さんの感想、楽しみです!
 

中公新書ラクレのページにもアップされましたので、リンクにログインして、是非”イイネ”を残していってくださいね(^_-)-☆読後の感想やコメントをここに書いていただくのも大歓迎です。

「ハーフが美人なんて妄想ですから!!」をぜひ読んでみてください(^^)つだゆみさんが描いてくださったコミカルなイラストにも注目!

   
                    サンドラ・ヘフェリン

コメント

  • 以前、「イジメっ子に対する復讐の仕方」のときに、
    自分の体験と共に
    数学者藤原正彦さんの著書「遥かなるケンブリッジ」の
    内容を紹介しつつ、イジメ問題について書いた者です。
    ヘフェリンさんの分類によれば、純ジャパです。

    その節は、私のコメントに対して、
    さらにヘフェリンさんんおコメントを頂きまして、
    まことにありがとうございました。

    さっそく、
    「ハーフが美人なんて妄想ですから」を拝読しました。

    と、ここまで書いたところで、急用が発生しました。
    すみません(苦笑)。

    感想文は、日をあらためて書きます。

    では、また。

    3:18 AM terre12756
    • terre12756さん
       
      本を読んでいただいてありがとうございます!
      感想はいつでもどうぞ~(^_-)-☆★サンドラ★

      10:29 AM サンドラ・ヘフェリン
  •  始めまして、レッド・バロンです。私自身は純ジャパです。著作拝読しました。
     読んでいて、日本人としてちょっと恥ずかしくなってきましたね。恥ずかしい、というのは、ハーフの人へのとんちんかんな対応とか、ハーフの人自身に大半は悪意がない(だからこそ厄介なんでしょうが)とはいえ、要らぬ精神的プレッシャーとか気遣いをかけて悪いな・・という気持ちも、もちろんあるんですが、なんていったらいいのか、日本人のあまりの「田舎者」ぶりがちょっとイヤになりました。

     なんていったらいいのか、チヤホヤして持ち上げるにしても、逆に貶めて差別するにしても、とにかくガイジン、というかガイジン顔の異人種に対し、つい妙な「特別扱い」をしてしまう、ガイジン顔の「日本人」が想像できない・・なんてところが非常に「田舎者」的で・・。
     話が大げさになっちゃいますが、歴史上、成功した国とか大国っていうのは、ローマ帝国とかアメリカみたいに、たとえ、建前であっても、とにかく複数の人種・民族を「自国民」としてきた国であるわけで。
     そういう意味では、日本は大国になれない国なんでしょうね。実際、経済大国だ、ハイテク大国だなんていっても、実際の国際社会での存在感は薄いですし。

    8:28 PM レッド・バロン
    • レッド・バロン様
       
      本を読んでいただいてありがとうございます!感想を書いていただいてうれしいです!!
       
      そうですね、レッド・バロンさんが書かれているみたいに、外国人風の顔をした人を「特別扱い」してしまうところに原因があるのですよね。
       
      それから、レッド・バロンさんが書かれていた「ローマ帝国とかアメリカは、たとえ、建前であっても、とにかく複数の人種・民族を「自国民」としてきた」というのも的を射ていると思います。なんていうか、例えば飛行機に乗ってフランスに行く時、フランスの空港ではセキュリティーチェックの職員が黒人だったりするし、パスポートチェックのところにも黒人がいます。だからといって、フランスに黒人差別が無いわけではありませんが、形上、色んな肌の色の人がその国を代表とする場所でキチンと働けている、という事実は大事。とても大きなことだと思います。日本の場合、成田空港でパスポートをチェックする人が黒人だったり白人だったり、フィリピン系だったり、というのはまず見かけませんよね。私は一度も見たいことないです。やっぱり、そういうところからスタートするべきだとも思うんですよね。★サンドラ★

      10:46 AM サンドラ・ヘフェリン
  • 早速、本を読ませて頂きました。
    そして、このコラムと同様、私、英日ハーフの娘の父にとっては、とてもおもしろく参考になるものでした。そこで、私の経験談とかも。

    まず、「ハーフ」の言い方ですが、私は、「ミックス」とか「ハーフジャパニーズ」、「ハーフ何とか」と言っていますかね。もちろん「ハーフ」だけも使わないことはないですが。

    次に見た目の問題で。私の娘は、どちらかというと、西洋人寄りの顔をしています。
    そこで、家族で食堂に行って、帰る際の出来事。そこのおばちゃんが
    一言。「ママに似て良かったね。」と。別に特にママに似ているわけではないのです。西洋人寄りの顔つきだけなのです。私、日本人父の立場は?

    他の例も。娘と一緒に二人で抱っこひもで歩いていた時、後ろからおばちゃんが近づいてきて一言。「誰の子ですか?」もちろん、「私の子」と答えましたが。

    あと、私の職業について。何も専門的な、また知的な話もしていないのに、国際結婚をしているというだけで、私を医者か先生だと思う人達。ダサいカジュアルな服装だったにもかかわらず、この先入観。私には理解不可能です。

    今まで、そしてこれからも私達の体験も、サンドラさんの「研究材料」の役に立てれば幸いです。

    1:04 AM Luigi
    • Luigiさん!
       
      本の感想を書いてくださってありがとうございますm(__)m
       
      >私の娘は、どちらかというと、西洋人寄りの顔をしています。
      そこで、家族で食堂に行って、帰る際の出来事。そこのおばちゃんが
      一言。「ママに似て良かったね。」と。別に特にママに似ているわけではないのです。西洋人寄りの顔つきだけなのです。私、日本人父の立場は?
       
      ↑ほんとうに嫌な思いをされましたね。。。これは実はとても多い話なんですよ。言ったおばちゃんは気軽な挨拶の気持ちで言っていますが、「アナタの子供はアナタに似ていなくて可愛いわね。」と直球で言われる親の気持ち・・・考えると悲しくなります。
       
      それから
       
      >娘と一緒に二人で抱っこひもで歩いていた時、後ろからおばちゃんが近づいてきて一言。「誰の子ですか?」もちろん、「私の子」と答えましたが。
       
      ↑ウチの父親(ドイツ人)も、私の弟(ハーフ)を赤ちゃんのころ、よく連れて歩いてたのですが、よくドイツ人に「Adoptivkind(養子)ですか?」と聞かれてました・・・。父親は典型的なドイツ人風の容姿、弟は日本人っぽい容姿をした赤ちゃんだったので。これもウチの父親は毎回複雑な気持ちになっていたそうです。
       
      またちょくちょくこのサイトに遊びにきてくださいね。話題は尽きないと思います(笑)★サンドラ★

      10:51 AM サンドラ・ヘフェリン
  • ヘフェリンさん、初めまして。紅惟と申します。

    私は純ジャパで、夫がオーストラリア人です。
    現在子供はおりませんが、今後生まれればハーフになりますので、大変参考になりました。

    数ヶ月前、夫が「カナダ人の同僚の子供(奥様が日本人)が、学校で「ハーフ! 半分ッ子!」といじめられている。でも彼は「お前は半分なんじゃない、両方の血を受け継いだダブルなんだ」と言って慰めた。とても感動したので、自分も子供が生まれたらハーフではなくダブルと呼びたい」と話していました。
    実は私は(多分夫も)その時初めてダブルという言い方を知りました。
    私も最初は「成る程、それはポジティブな言い方で素敵かも知れない」と思いましたが、暫く後になって「でも、ダブル=2倍という意味だし、却って子供に余計なプレッシャーを与えはしないだろうか」と思うようになりました。
    実際にそういう事があるのですね。今後夫ともまたその事について話し合いたいと思います。

    ところで面白いなと思ったのは、私は純ジャパですが、ヘフェリンさんと同じコンプレックス(?)を持っている事。
    それは「大柄な女性」という事です。
    今は168cmなので、今時分、“特別背が高い”という程でもないですが、子供の頃から大きかったので、大人からも子供からも「あの子は他の子よりも大人で強い」と思われていて、それが結構苦痛な事もありました。
    憧れましたよね、小柄でカワイイ感じの日本人の女の子。私も日本人なのですが(笑)。

    何だか変な話になってしまい、失礼致しました。
    これからもコラムを楽しみに読ませて頂きます。

    9:47 PM 紅惟
    • 紅惟さん
       
      コメントありがとうございます!レスが遅くなってすみません。
       
      大柄の女性・・・日本ではタイヘンですよね~。ワタシは服を買うの大変ですし、「でかい!」と思われたりするのって決していい気分じゃないです(爆)それにですよ、テレビをつければAKBの子はみんな華奢だし・・・って、それは関係ないか^^; でもああいうのが一つの規準(体型の規準)になっているところはあると思うので微妙な気持ちでございます。また色んなテーマについてお話しましょう!★サンドラ★

      10:57 AM サンドラ・ヘフェリン
  • あ、そうだ、もう一つ忘れていました。

    「ハーフ=バイリンガル」に通じるな、と思ったのが、「配偶者や恋人が欧米人=英語が話せる」という思い込み(この場合、相手の国籍がなんであっても、外国人はみんな母語の他に英語が話せる、という思い込みもありますよね)。
    私は英語がカラキシで、夫との会話はほぼ日本語のみです。
    私が英語が話せない事が分かると、「えー、折角旦那さんが外国人なのに、英語話せないなんてもったいなーい」とはよく言われます。
    まぁ確かに私もそう思わないわけでもない……というか、英語に限らず、自分の配偶者の母語は覚えるべきだと、個人的には思っているのですが、何せ日本語が通じるし、日本で暮らして仕事等で必要に迫られているわけでもないのでなかなか必死に勉強は……モゴモゴ。
    自分の一番身近な相手に自分の母語が通じるとなれば、大抵の事は問題ないですから、日本に長く住んで、日本人の恋人や配偶者がいても、なかなか日本語が話せるようにならない外国人(特に英語圏の人)が多いのも分かる気がします。
    今後頑張ります!

    10:13 PM 紅惟
    • 紅惟さん
       
      何回でもどうぞ^^
       
      >私が英語が話せない事が分かると、「えー、折角旦那さんが外国人なのに、英語話せないなんてもったいなーい」とはよく言われます。
       
      ↑これは、いかにも言われそうなことですねえ(笑)以前、国際結婚をしている日本人女性複数と話していたら、彼女達も本当に沢山の質問を日々されていると知って、その質問内容とかもちょっとハーフと似ているな、なんて思いました。やはり質問攻めにされてしまうことも少なくないようです。
       
      英語も含めて色んな言葉ができることは素晴らしいことだけど、それ(語学ができること)を簡単に他人に求められても・・・って思いますよね。★サンドラ★

      11:03 AM サンドラ・ヘフェリン
  •  連続投稿すみません。ところで、国際結婚で非常に気になることは、その人種別組み合わせ。批判・反論で袋叩きを食らうかもしれませんが、私が知っている限りですと、いわゆる西欧先進国の人間と日本人の結婚の場合、大体、男性側は西欧人、女性が日本人(またはアジア系)の場合がほとんど。その逆はあまり見ません。

     逆にアジア系(韓国、中国、フィリピン、インドネシアなどなど)と日本人の結婚、となると大体、男性が日本人、女性がアジア系という場合が圧倒的。
     人種による差別・区別などない、という建前からすれば、もっとランダムにシャッフルされていいはずですが、なぜか綺麗にこういう傾向が出ているような。まあ、私の個人的な見聞、私見にすぎませんけども。

     つまり、何を勘繰っているのか?というと、国際結婚する人は人種偏見、差別とは無縁、被害者みたいに言いたがるけれども、実際は純**以上に差別的な人種観、国の序列意識がある場合があるのではないの?なんですよね。意識的なものか?無意識的なものなのか?は人によるでしょうが・・。
     
     本音とか意識の奥底レベルで、男性が主に働き、家族を養い、女性は、それに乗っかって家を守りという固定観念が純ジャパ以上にあって、国際結婚、となると男性側は収入、生活レベルが高い(実態は別にして)、いわゆる先進国国民、女性は(これまた実態は別にして)経済レベルの低い地域、国の出身・・・なんて選択をやっているのではないの?という勘繰りです。

     ブログ主さんの著作にも、国際結婚(主に欧米人)とかハーフの子を産むこと自体に憧れ、実際にそうなると、子供をペット扱いしてしまうイタイ親たちが登場しましたが、こういう困った人って想像する以上に多いんじゃ?

     もちろん、こちらのBBSに登場されておられる方々がそうだとは思いませんし、それこそ、私の「偏見」であればいいな、とは思っているんですけれども・・。

    9:09 PM レッド・バロン
    • レッド・バロンさん
       
      コメント何回でも歓迎です^^
       
      レッド・バロンさんがされていたご指摘は鋭いと思います。もちろん逆のパターンもあるのですが、私もレッド・バロンさん同様に「欧米人×日本人」のカップルの場合、圧倒的に「男性が欧米人」×「女性が日本人」というケースが多い印象を受けます。傾向として、そして数として。これに関する研究をしたわけではないので、レッド・バロンさん同様、あくまでも私が数年にわたって観察した結果ですが。
       
      これに関しては私なりに考えてみたのですが、色んな理由があるのだと思います。これも非常に言いにくいのですが、明確化させるためにあえて言うと、単純に「体格」という点があると思います。女性は世界中どこの国でも、「自分より背が高く体格が良い男性」を求めるのではないでしょうか?それを考えた時に、例えば背が180センチあって体重80キロの欧米人女性は、自分より背が低いほっそりとした日本人男性を無意識的にだか意識的にだか分かりませんが求めないのだと思います。
       
      逆も同じです。
       
      男性は一般的に世界中どこの国でも傾向として「自分より背が低く守りたくなるような女性」を求めるのではないでしょうか?(もちろん例外もいますが。)そう考えると、たとえば身長170センチで50キロの日本人男性がいたとして、その人が、180センチ80キロのオランダ人女性をパートナーに選ぶとは考えにくいわけです。
       
      これを言うと、必ず、「でもそうでない人もいる!」「それを言うのは差別」と言う人が出てきそうですが、世の中のカップルを見れば、多くは上にレッド・バロンさんが書かれていたことや、私が書いていたことに当てはまるのではないでしょうか。実際にウチの両親だって、そのケース(母親が日本人で小柄で華奢、父親がドイツ人で大柄。あまりにもあてはまり過ぎで、笑!)ですし。
       
      そしてもうひとつ、レッド・バロンさんが指摘されていた「経済面」も否定できないでしょうね。「女性が後進国出身」×「男性が先進国出身」のカップルのほうが、その逆より多く見かけます。これは思うに、「プライド」の問題も関係しているのではないでしょうか。「男性が女性を養う」のは古くから社会で当たり前とされている考え方であり、それを実行した場合、このパターンが成り立つのではないでしょうか。逆に、後進国出身の男性が(もともと男性がリッチな家庭出身でもない限り)その後進国レベルの給料で先進国出身の女性を養おうとすると、経済的に実際不可能&男性側にとってプレッシャーが大きい&女性も不満をつのらせるしで、面倒くさい事が多いのではないでしょうか。(あくまでも一般論。違うケースもたくさんあります。)
       
      そして、日本国内の場合、「芸能ビザ」で来日していたフィリピン女性が昔は多かったので、その結果、フィリピン人男性よりもフィリピン人女性が日本に多い、という事実もありますし、そういったことも関係しているでしょうね。★サンドラ★

      10:13 AM サンドラ・ヘフェリン
  •  まあ、恋愛とか結婚っていうのは理屈や建前ではどうにもならない心の働きですからね。社会的な面での人種差別は、世の中の進歩とか人々の意識向上である程度は無くせますけれども、こういった理屈ではどうにもならない固定観念、心の壁はなくなるまでにはまだまだ時間がかかるだろうなぁ、って思います。もしかしたら、男らしさ、女らしさの定義、観念が変わらない限り変わらないかも、ですね。
     
     人種差別をする純**もアレですが、だからといって国際結婚する人がグローバルで偏見のない人間であるとは限らない一例として、戦後すぐのころにこういう例がありましたね。

     ジラート事件
    http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/zirado.htm

     詳細はURLをみていただくとして、この事件の主役ともいえる米軍ジラート二等兵ですが、言動からして到底、日本人や日本に敬意とか尊重の気持ちがあるとは思えないのですが、でも、日本人女性と国際結婚してるんですよね。
     また、国際結婚とは直接の関係はありませんが、こういう事件もありました。

    http://ja.wikipedia.org/wiki/BOAC%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%B9%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6
    (スチュワーデス怪死事件)
     
     はっきりした真相は藪の中ですが、被害者の日本人女性と「関係」があり、重要参考人であったベルギー人神父は突如帰国、結局、日本警察はロクな取り調べもできず・・なんてことがありました。
     戦後間もない昭和30年代、1950年代にはこういった日本人の欧米コンプレックスを刺激する事件が立て続けに発生していて、1960年(昭和35年)の日米安保条約改定に、条約の内容に関係なく、あれほどの大反対運動が発生したのは、こういう世相とも関係がありそう、というかあったんでしょう。

     話がそれましたが、ブログ主さんの著書にも少し触れられていましたが、年配者の中には欧米人男性と日本人女性の結婚、というと色眼鏡でみる人が時たまいるのは、こういう戦後の状況があったせいでしょうね、多分。
     
     ところで、妻側の親戚に日系移民(日系ブラジル人)の人がいるのですが、彼の息子は現在、ドイツ系の女性と付き合っているみたいなんです。
     客観的根拠のない私見ですけど、ブラジルなど、南米、ラテンアメリカの出身者って人種、民族不明な外見の人が多いように思えます。

     つまり、ヨーロッパとか北米、日本などに比べると人種のミックス、シャッフルが進んでいる、少なくとも壁は低いように見えるのですが、どうなんでしょうか?

     連続で長々と失礼しました。

    7:38 PM レッド・バロン
    • レッド・バロンさん

      たしかに恋愛に関してはもっとも本能的なものや好みが働くので、たとえその本能や好みが差別的な感じ方の影響を受けていたとしても、それを他人がおおっぴらに責めることはできませんよね。簡単に言ってしまうと、恋愛対象としてアジア人だけが好きな人もいますし、恋愛対象として白人だけが好きな人もいますし、恋愛対象として黒人が好みの人もいます。でもそれを「責める」ことはできませんよね。 
       
      例えば「会社」で明らかに特定の人種の人の応募を落とすのは差別であり、それはよくないことだとされていますが、例えば誰かが「オレはアジア人の女しか彼女として考えられない。黒人や白人の女は絶対に嫌だ!」と言ったとして、それを他人が「あなたは黒人または白人の女性とも付き合うべきだ」とは強制できないわけです(笑)
       
      そう考えると、本当にレッド・バロンさんが書かれていたように、「まあ、恋愛とか結婚っていうのは理屈や建前ではどうにもならない心の働きですからね。」ということなのだと思います。大変興味深いご指摘をありがとうございます。
       
      それから、レッド・バロンさんが貼り付けていた二つのリンク、拝見しました。ジラート事件は恥ずかしながら初めて聞きましたが、読んでみると酷い話ですね・・・。
       
      >この事件の主役ともいえる米軍ジラート二等兵ですが、言動からして到底、日本人や日本に敬意とか尊重の気持ちがあるとは思えないのですが、でも、日本人女性と国際結婚してるんですよね。
       
      ↑あーあ、ですね。でも残念ながらよくある話だと思います。例えば女性差別をしている男性も、女性と結婚しているわけですから(大苦笑)。
       
      それが世の中の悲しい現実ですね。つまり、あの人は「○○だから差別的ではない」、などと条件だけを挙げて簡単に言い切れない、ということなんですよね。考えさせられます。
       
      あと、書かれていた「南米」について。ブラジルは世界でもっとも混血が多い国らしいですし、そういう意味で混血の人が目立たない、住みやすいとは聞きました。想像するにヨーロッパとはまたかなり違う雰囲気なのでしょうね。そのあたりのこと、すごく興味あります。★サンドラ★

      8:37 PM サンドラ・ヘフェリン
  • レッド・バロンさんとサンドラさんの「男性が欧米人」×「女性が日本人」、「男性が先進国出身」×「女性が後進国出身」というケースが多い、という点ですが、サンドラさんのご指摘の体格・経済面に加えてもうひとつ言えるのは、日本人の親は息子は手元において手堅く日本で結婚させたい(つまり嫁をもらいたい)けれど、娘はわりと自由にさせる傾向があるっていうのも実はかなり関係してるのではないでしょうか?女性は「嫁ぐもの」って古い考えかたに支配されている世代、まだけっこういるいるんですよね。

    音楽・芸術関係でヨーロッパ方面への女性の留学が多いのも、「娘には自由に好きなことをさせてあげる」っていう親の方針が反映しているように思います。娘だと、結婚後も嫁ぎ先の外国で暮らすのはオッケーだけど、息子は実家近く、それが不可能でもせめて日本には帰ってこなければ駄目、という場合が多いんじゃないでしょうか?

    といっても傾向はあれど、例外も沢山ありますけどね。こちらで暮らしている日本人男性・欧米人女性の仲睦まじいカップルも知っていますし、私の大柄な姉は小柄な旦那とものすごくラブラブですし。ステレオタイプを超えた、そういうカップルに出会うと嬉しくなりますよね。あ〜本当に愛があるんだな〜と伝わって来て。

    8:28 PM Shoko
    • Shokoさん
       
      コメントありがとうございます!レスが遅れすみません。
       
      >レッド・バロンさんとサンドラさんの「男性が欧米人」×「女性が日本人」、「男性が先進国出身」×「女性が後進国出身」というケースが多い、という点ですが、サンドラさんのご指摘の体格・経済面に加えてもうひとつ言えるのは、日本人の親は息子は手元において手堅く日本で結婚させたい(つまり嫁をもらいたい)けれど、娘はわりと自由にさせる傾向があるっていうのも実はかなり関係してるのではないでしょうか?
       
      ↑こちらですが、Shokoさんの書かれているとおりだと思います!「娘には好きなことをやらせてあげたい」というのはよく見られる傾向ですし、「娘だったら留学や好きなことで失敗してもイザとなれば結婚してしまえばいい」という親御さんの考えも聞いたことがあります。その点、「息子」に関しては、「イザとなったら、結婚して女性に養ってもらえばいい」という考え方をする日本人の親はまずいませんから、どうしても「息子」に関しては保守的になるんでしょうね。男の子は学業や仕事の面できちんとしたレールを歩んで出世して、長男であれば云々・・・・のような。そして、そうしてもらうためには息子には「国内」つまり日本にとどまってほしい、という。そう考えると、「欧米人女性」×「日本人男性」の国際結婚カップルが、逆よりも数が少ないことに納得。
       
      それにしても比較文化的なことを考える時に、こうやってカップルや恋愛事情を通して比較するのってほんとうに面白いですよね(笑)★サンドラ★

      9:05 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 横から入って来てすみません。国際結婚について一言、二言。

    レッドバロンさん、サンドラさんの言われていることは、現実にあると思います。ただ、他の理由もあるような気がして。

    欧米人男性の日本居住者は、欧米人女性より、はるかに数が多いように思います。そして、彼らの内、日本語を話すことができるようにならない女性は、長期滞在していないような気がします。それに対し、男性の方は、日本語ができなくとも長期滞在している人が多いようです。なぜだかは、わかる人にはわかりますね。(ヴィザの問題は抜きにして)

    それに加え、日本人男性は、外国人女性に対し、言葉ができない、文化が違う、慣れていない、どうせ無理等の思い込みにより、アプローチしない、興味がないとかがあるのでは。外国人男性は、言葉なんか関係なく、積極的ですからね。そりゃあ、女性からのアプローチがあれば別ですが、まあまれでしょうから。

    以上のことからも、「欧米人男」「日本人女」の組合わせの方が逆より多いとは考えられないでしょうか。

    ※最近の年間の国際結婚の数は、「日本人男性」「外国人女性」の組み合わせが、逆の4倍、そして相手国は韓国・朝鮮(これは在日の人も含む)、中国、フィリピン、タイで全体の9割を占めます。それ以外では、まず、ブラジル、ペルーは「日・男」「外・女」と「日・女」「外・男」は、ほぼ同数。他の東南アジア諸国、ロシア、東欧の女性と日本人男性の組み合わせも逆より若干多いようです。つまり、経済格差だけでなく、距離も関係しているということ。ちなみに、「日・女」「外・男」の組み合わせは、相手が欧米のみならず、イスラム圏とかアフリカ諸国も含め広範囲に渡っています。

    まあ、状況はどうあれ、「ハーフ」の人がもっと増えて、「ハーフ」が特別視されないようになればとも思います。

    9:46 PM Luigi
    • Luigiさん
       
      いつも興味深いコメントをありがとうございます。
       
      >欧米人男性の日本居住者は、欧米人女性より、はるかに数が多いように思います。
       
      ↑たしかにそうですね。実際、私の周りでも、日本に長く住んでいるドイツ人男性のほうが、ドイツ人女性よりも多い印象を受けます。
       
      それから私、上に「欧米人×日本人」のカップルの場合、女性が日本人で、男性が欧米人のケースが多い、と書きましたが、一点追加したいことが。厳密に言うと、「欧米」と言っても、たとえばオランダやドイツ、フランスなどの国の場合は、「男性が欧米人×女性が日本人」というケースがあてはまるのですが、旧共産圏や東ヨーロッパの場合はあてはまらないんですよね。むしろルーマニア人(=旧共産圏出身)と日本人のカップルは、女性が欧米人で、男性が日本人のケースが多い。
       
      ロシア人と日本人のカップルも、圧倒的に、男性が日本人で、女性がロシア人というケースが逆よりも多いです。そしてこれもまた色んな理由があるでしょうね。旧共産圏出身の女性は、オランダ・ドイツやフランスなどの女性と比べると、性格的に(もちろん個人差はあるでしょうが)日本にスムーズになじむ感じがするし、あとはルーマニアやロシアが共産圏でなくなったからといって、生活がまだ厳しい面もある、という点も関係していると思います。「ルーマニアに住もうか、それとも日本に住もうか」と考えた時に、どう考えても日本での生活のほうが経済面で楽そうであれば、ルーマニア人女性が日本人と結婚をし日本に住むのも自然な流れですよね。
       
      そしてそれらの国と日本との経済格差が理由で、旧共産圏の欧米人女性(東ヨーロッパ出身の女性)が日本の外国人クラブ(水商売)で多く働いている、という点も無視できないと思います。
       
      イスラム圏の人の国際結婚に関しては、厳密に言うと、基本的にはイスラムの女性が非イスラムの男性と結婚することはイスラムでは禁じられているようですね。そういったことも、「イスラム圏の人×日本人」の結婚の場合、必然的に男性がイスラム圏出身×日本人女性、という組み合わせになるのだと思います。★サンドラ★

      9:43 PM サンドラ・へフェリン
  • 私の所感ですが、アメリカで20年暮らす中で「日本から離れる人」と言うのは明らかに女性が多く、男性はたとえアメリカに来ても日本に戻る傾向があります。

    これには本人の嗜好と言うよりも、社会的な仕組みが作用してる様に思います。日本の場合、女性がどれほどのキャリアや学歴を持っていても出世をするのが難しく、国が育児補助に積極的では無い為に有能な女性は日本から脱出する傾向があると思います。

    日本で就職する上でも、女性は「結婚するまでの労働力」と言う考え方が経営陣や人事ドクトリンの一部として今だ根強く、子供を育てる親もその様な価値観で子育てをしてしまう事も多く、対等なスタートラインですら無い事も問題でしょう。その様な理由もあり、男子と女子に賭ける期待の差からも海外に留学する男女比にも差が出るんだと思います。

    更に、日本的な就労環境の場合どうしても男性に対して求められる仕事量が多く(普通の上場企業でもブラック企業の様なサービス残業を求める為)、家庭での役割がかなり限定されてしまい、キャリアと子育てを両立するのは不可能な状態だと残念ながら断言できる状態です。その状況だと、結婚相手には「家庭を守る」と言う役割を求めてしまい、キャリア志向の女性は避けざるを得なくなっていく。国や会社が育児やワークライフバランスに対して真剣に取り組んでくれればマシになると思うんですが、日本の司法、社会制度や会社のルール等はほぼ完全に「男が働いて女が子供を育てる」と言うモデルに準じています。

    その様な背景もあり、比較的その様なモデルに順応できる文化を持つ国の女性とならば日本人男性は結婚する傾向があります。特に、日本人男性はあまり日本から出ないので、日本に出稼ぎに来る国々の女性です。黙々と働いて稼いでくる日本人男性は生活に安定をもたらし、自国に戻れば安定等無い国の女性はそれでも幸せに思えてしまい、双方の利害が一致するという単純な方程式の様な気がします。

    もちろん、個人的な偏見によって嗜好が変る事はありますが、日本の場合は社会保障制度だけでなく、各企業の考え方や自治体、学校等と末端に渡ってその様な考え方になり易い仕組みになっている様に思います。例えば、「PTAに参加しない母親はダメな母親」等の様な考え方や、「男なら5時からが勝負だろ!」的な考え方でしょうか。日本はそう言う意味で、用意されたテンプレート外の生き方をしようとするととても生きづらい国。特にハーフは生まれた時すでにテンプレートからズレてますからね!

    9:17 AM テッド
    • テッドさん
       
      レスが遅れてすみません。テッドさんが書かれていたこと、まさにそのとおりですね!うんうん、とうなずきながら読みました。
       
      とくに
       
      >日本的な就労環境の場合どうしても男性に対して求められる仕事量が多く(普通の上場企業でもブラック企業の様なサービス残業を求める為)、家庭での役割がかなり限定されてしまい、キャリアと子育てを両立するのは不可能な状態だと残念ながら断言できる状態です。その状況だと、結婚相手には「家庭を守る」と言う役割を求めてしまい、キャリア志向の女性は避けざるを得なくなっていく。国や会社が育児やワークライフバランスに対して真剣に取り組んでくれればマシになると思うんですが、日本の司法、社会制度や会社のルール等はほぼ完全に「男が働いて女が子供を育てる」と言うモデルに準じています。その様な背景もあり、比較的その様なモデルに順応できる文化を持つ国の女性とならば日本人男性は結婚する傾向があります。特に、日本人男性はあまり日本から出ないので、日本に出稼ぎに来る国々の女性です。黙々と働いて稼いでくる日本人男性は生活に安定をもたらし、自国に戻れば安定等無い国の女性はそれでも幸せに思えてしまい、双方の利害が一致するという単純な方程式の様な気がします。
       
      ↑というのは本当にあたっていてテッドさんが分析されたとおりだと思います。人間、パートナーを選ぶ時、その人の性格に惚れこむことも多いですが、結婚をして子育てをするとなると、性格的なこと以上に「条件」も大事になってきますからね。条件とは「彼は私を食べさせてくれるだけの収入があるのかしら??」「彼女は残業に忙しい僕に代わり子育てを(彼女が仕事をやめてでも)やってくれるのか??」という点ですね、簡単に言うと。
       
      しかしこういうライフワークバランスを見ても、その国その国で文化の違いが見えて面白いですね。★サンドラ★

      12:01 PM サンドラ・ヘフェリン
  •  国際結婚の「組み合わせ」の問題、皆さんの様々なご意見、経験談が聞けてとても参考になります。人種、国籍に対する偏見は別にして、個人的に、日本人の場合に限ってですが、ああなるほどと思ったのは、異性の魅力と関係の深い体格の問題と、仕事の問題でしょうか。

     簡単にいえば、日本の場合、女性の職場進出、出世の点では確かに遅れていますが、逆にいうと、その分、(職場・仕事に縛られず)自由で海外に出やすいのも女性→外国人との恋愛の機会が多いってことですかね。
     また、日本人男性の仕事中心の生活スタイルに無条件に理解がある外国人女性はやはり少ないかも・・ですね。
     あと、やっぱり経済の問題も大きいでしょうね。

     まあ、人種・国籍で人を見るな、というのは全くその通りですし、通常の隣人とか友人としてのお付き合いなら、「壁」の打破はわりと容易でしょう。
     しかし、結婚、となるとなかなかに理屈通り、きれいごとばかり、というわけにいかない、現実にはいろいろ「壁」があるものだって改めて思いますね。

     ところで、ヨーロッパのEU構想の先駆けとなった「汎ヨーロッパ構想」を唱えた、リヒャルト・クーデンホーフ=カレルギー氏って日本人とオーストリア人のハーフだったんですね。今頃、知りました。
     まあ、この方の両親も父(男)=オーストリア人(欧米人)、母=日本人(アジア系)の組み合わせなんですが・・。

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%92%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%B3%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%95%EF%BC%9D%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC
     
     主に20世紀前半、今よりはるかに様々な偏見のあった時代にハーフとしての人生を送ったわけでいろいろ大変だったと思われます。

    12:22 PM レッド・バロン
    • レッド・バロンさん
       
      リンクをありがとうございました。日本語とドイツ語の両方を読ませていただきました。
       
      レッド・バロンさんが書かれていた
       
      >簡単にいえば、日本の場合、女性の職場進出、出世の点では確かに遅れていますが、逆にいうと、その分、(職場・仕事に縛られず)自由で海外に出やすいのも女性→外国人との恋愛の機会が多いってことですかね。
       
      ↑は当たっていると思います。やはり関係あるでしょうね。
       
      ちなみに個人的には私は女性ですが外で働くのは好きです。だから給料が低いから働くのをやめて専業主婦になる、というのはなんだかもったいないなあ、と思います。夫婦の場合、もちろんお金の面で言えば「給料の低い女性が外で働き続ける」よりも「給料の良い男性が一人で一家を経済的に支える」ほうがお金の面で合理的かつ効率的なのは確かですが、それをやってしまうと、いつまでも社会が昔のままのロールモデル(男性は外でがんばって、女性は家の中のことをやる)から抜け出せないのでは?と思うのです。またお話しましょう!★サンドラ★

      12:17 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 読みました。面白かったです。文章がわかりやすくていいと思いました。人間みんな同じような経験してるんだろうなと思いました。

    特にいじめの問題で思ったのですが、ハーフの子もそうでない子も同じようないじめにあいますが、同じいじめ方されても、ハーフの子以外の子なら大人たちはその子の痛みを感じ取れてすぐ対応できるのかもしれませんが、ハーフの子に対しては単純に先生や大人たちが痛みを知らない、経験してないというところが大きいのかもしれません。

    さびしい現実ではありますが、「見た目が特徴的」というのは、虐めの対象になりやすく、先生たちも「あのハーフの子可愛い」「ハーフの子は明るく楽しそうだから大丈夫」で終わるのではなく、こういった本を読み、どのようにして虐められるのか、ハーフの子も、そうでない子も、みんないじめの対象になる可能性があるという意識を持って接してほしいと思います。こどもは先生のいないところで嫌がらせされるので尚更です。

    確かに僕も見た目ではなかなか日本人に見られないところもあります。だからずっと純日本人顔になりたかっと思うことが何度もありました。これからもあるでしょう。それは同時に、純日本人の人がそれだけ日本人に見られるんだと思います。それに問題があるんだと思います。本当はハーフが純日本人になろうとするのではなくて、そもそも、何もしてないのに純日本人の人がすぐ日本人にみられるというところは如何なものかと考えこむことが多いです。最近日本の文化を知らない学生が増えているとききます。ハーフ以外の人は日本人とすぐ見られがちだから自分の生まれ育った国の文化を知ろうとしない。もう既に知っていると思い込む。

    本でも日本人の定義についてありましたが、自分の国のことを知らないのに日本人?

    日本人とは何かについて考えるのは難しいですが、あえて定義つけるのなら、

    日本人=日本文化を知ってて、自分も一部だと思ってる人。

    だからいくら純日本人顔でも自分の文化を勉強しなくてはならない。勉強しなきゃ疎外感を感じると思うようになれば、社会も変わってくるんではないかと思うのですが。

    そもそも見た目で人種が分かるなんてのは妄想だと思います(何人か予想するのは別として)。だって、外国にも日本人風の顔の人は大勢いますから。

    「墓場までハーフ」というテーマ面白かったですwwwwwwww

    あまり考えたことなかったのですが、そうなんですよねwwwww

    僕たちは一々「○○人として死ぬか、○○人として死ぬか」まで考えなくてはならないのでしょうかwwwww

    「就活ハーフ」のテーマですが、本当に面接官はなんかマニュアルを持ってるかと思うくらい本の通りです。

    とりあえず本の感想?です。

    4:54 PM KESHIKI
    • KESHIKIさん!
       
      本の感想をありがとうございます!!詳しく書いてくださってうれしいです★
       
      「いじめ」の部分が実は一番読んでほしかったんですよ。悩んでる子がたくさんいますから。
       
      KESHIKIさんが書いていた
       
      >特にいじめの問題で思ったのですが、ハーフの子もそうでない子も同じようないじめにあいますが、同じいじめ方されても、ハーフの子以外の子なら大人たちはその子の痛みを感じ取れてすぐ対応できるのかもしれませんが、ハーフの子に対しては単純に先生や大人たちが痛みを知らない、経験してないというところが大きいのかもしれません。 さびしい現実ではありますが、「見た目が特徴的」というのは、虐めの対象になりやすく、先生たちも「あのハーフの子可愛い」「ハーフの子は明るく楽しそうだから大丈夫」で終わるのではなく、こういった本を読み、どのようにして虐められるのか、ハーフの子も、そうでない子も、みんないじめの対象になる可能性があるという意識を持って接してほしいと思います。こどもは先生のいないところで嫌がらせされるので尚更です。
       
      ↑というの、本当にそうなんですよね。KESHIKIさんが書いていたのを読んで思い出しましたが、あるハーフの子供が同級生にいじめられた、という話をした時に、身近にいた(純ジャパの)大人が「そんな背が高いのに、いじめられるわけないじゃない、あはは」と軽い感じで言っていて、あーあ、と思いました。もちろん言っている本人に悪気はなくて、むしろ「ハーフは体格がよくて強そうだから、いじめられなくていいね。うらやましい。」というトーンでした。でも実はこうした「勘違い」がコトを難しくさせていると思います。背が高いからいじめられない、と言えるほど世の中は単純じゃありませんし、人間関係だってこみいっていて、背が高いからいじめられない、なんて法則が人間関係にあるはずもないわけです。
       
      でもやっぱり一番問題だと思うのは、ハーフ本人が「いじめられている」と言っているのにもかかわらず、なんというか周りがノー天気リアクションで済まそうとする?というところが、個人的には問題だと思ってます。ここはノー天気にかわすんじゃなくて、深くふみこむところなんですよ!!!!と言いたい。
       
      それからKESHIKIさんが書いていた
       
      >そもそも見た目で人種が分かるなんてのは妄想だと思います(何人か予想するのは別として)。だって、外国にも日本人風の顔の人は大勢いますから。
       
      ↑というの、本当同感。「こう見えるから、なに人のはず」ということにもっと慎重にならないといけませんね。慎重にならないと、たとえば、ドイツのパスポートを持ち日本に入国しようとする黒人の人がスグに「怪しい」とされるわけです。
       
      まあ、お墓の問題はまだ先だとは思いますが、就職活動の話など話題は尽きないですよね。お互いにがんばりましょう~。また気が向いたらちょくちょくこのサイトをのぞいてくださいな。★サンドラ★

      10:01 PM サンドラ・へフェリン
  • 私も読みました! よくできた本ですよね。よくまとまっていて、すごく読みやすかったです。読んだ人がハーフなら「自分だけじゃない!」と思えるでしょうし、ハーフじゃない人なら「こんなこともあるんだ」とか、あるいは「自分も気をつけよう」と思えるでしょうし。日本におけるハーフの存在を効果的にアピールする本だと思いました。「画期的な本」だと思いました。「いろいろな人がいるのに……」と不快感を抱く「純血」の日本人もいるかもしれませんが、サンドラさん、どうぞ気になさらないようにね。気になるでしょうけれど、できる限り、そうしてください。いい本とは刺激的で挑発的で人の神経を逆なでしていいのであって、何か言う人がいても、それほどよい本を私は書いたのね、と喜ぶくらいでいいですよ! 優れたハーフ入門書だと私は思いました。入門書という言い方が気に障らないといいのですが、なぜそう思ったのかというと、それまで日本に生きるハーフの人々に関心がなかった人でも、ハーフの世界に目を向けさせ、導き入れる効果があると見たからです。またハーフの方でもいろいろな方がいらっしゃるでしょうが、ハーフの多様性は無限ですから、それはそれでカバーされなかった人もいるはずで、しかたないですよね。この本に触発されて、ハーフの人がどんどん発言の機会を得て、あるいは出版するようになるよう、願っています。^^

    7:06 AM 江原桃子
    • 江原桃子さん
       
      本を読んでいただいてありがとうございます!感想を書いていただいてとてもうれしいです。
       
      はい、この本はハーフ本人達の気持ちを描くのと同時に、「ハーフに全く興味のない人」にどれだけ分かりやすくハーフの事を説明するか、を重視して書いたつもりです。
       
      「ハーフ達の気持ち」 ⇔ 「ハーフに全く興味のない人達から見た『わかりやすさ』」が、果たしてよい形でバランスがとれているかどうか、というのは読者の方が決めることですが・・・・・・私としては両方に配慮して書いたつもりです。私もこれをきっかけに色んな人が色んな形でハーフについて発信していったらいいな、って思ってます。
       
      ちなみに余談ですが、本に登場する単語「純ジャパ」に関しては、その言葉を使うことに色んな意見があるようですが、私自身の考えとしては「ハーフも日本人」なので、たとえば「純ジャパ」の代わりに「日本人」と書いたとすると、つじつまが合わなくなるんですよね。だって多くのハーフも日本人なわけですから。
       
      そして江原さんが書いているように「純ジャパにだって色々な人がいる」と思う人も多いのでしょうが、それは確かにそうだと思います。ハーフもいろいろ、純ジャパもいろいろ。ただし、本で紹介した『質問』の数々をハーフが日本国内において誰にされるのかというと、やはり純ジャパにされる事が99.9%ですので、「純ジャパ」と書かせていただきました。あくまでも「日本国内におけるハーフの問題」をメインに書かせてもらいました。・・・・と私もなんだか長くなってしまいましたが、またよければお話しましょう~★サンドラ★

      4:52 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 読みましたよ。すっかり遅くなってしまったけど感想を書きますね!
    皆さんおっしゃるように読みやすくて良くできた本だと思いました。

    まず、日本で暮らす「ハーフ」の現状&実体験をきちんとリサーチして丁寧に書いているところが素晴らしい。そのリサーチとは、短時間で適当に調べたものじゃなくて、サンドラが長年かけて自分自身も含めた日本における「ハーフ」の気持ちを丁寧に聞き集めてきたそのものなんだと思った。私も同様な話は今まで何度も「ハーフ」の友人から聞いてきた、でも単に聞くだけでは本にならない、サンドラはここからテーマをきちんと押さえていて、詳しく掘り下げていったからまとめて本として形にすることができたのだと思う。

    また、いわゆる在日ハーフにとって、純ジャパによる何が問題になっているのかをきちんと筋道立てて書いているのもわかりやすい。この本で読む限り、純ジャパの方は、何が一体問題なのかまったくわからずにハーフにいろんな質問をしたりハーフと話したりしてるけど、その内容たるやまさにハラスメントぎりぎり&そのもの。そこの「何がハラスメントか」というところをキチっと訴えていると思う。

    純ジャパは自分がハラスメントしているとはまったく思ってないし、日本社会全体でも在日ハーフに対しての純ジャパからのコメントや思い込みが問題にされたことがないみたいだけど、これって酷い話だと思う。だって、多民族の国家や、多様性が共存する社会では、こうしたエスニックの根幹にかかわる問題(容貌、体格、肌や髪などの外見や、親や自分の出自など)についてのあからさまな質問や勘違いは、ハラスメントだという意識が高いのだけど、日本にはそれがいまだにまるでない。。。

    でも日本は、サンドラの本にも書いてあったように、すでに多様化が進んできていて、在日ハーフも含め「いろんな日本人」がいる。彼らは日本社会においてマイノリティではあるけれど、まるっきりガイジン扱いされたり、あるいは「特別な存在」扱いされたり、これはどうしたことなんだろうか。「だって私ハーフをテレビでしか見たことないし」って言う人に会ったことあるけど、そういう問題だろうか。彼らはまさにこの本の「理想ハーフ」とか「外見だけのハーフ」を見ていて、他の多様性に気付かないわけだよね。

    多様性に鈍感な人は日本に限らず世界中にいる。私もアジア系の少ないところで人間扱いされていない(容姿をからかわれたり、逆に異常に注目されてほめられたり)思いをしたことはあるし、自分のサイズがその国や地域のスタンダードから著しく外れていて生活が不自由だったりとか、いろんな経験をした。「外国人扱い」というのは外国でも決して居心地の良くないモノ。その経験をした純ジャパはあまり多くないのかもしれない。でも考えてみればどうだろう、「自分の国」でえんえんと外国人扱いされたらさらにどんなにイヤで面倒かと思うわけ。この本は、その部分をよくよく訴えていると感じた。。。

    この本は、主に日本で容姿や外見で差別&区別されてしまうハーフのことを丁寧に書いているけど、ハーフの国籍や話す言語についてもきちんと触れていて、ハーフにかかわる法律や教育の面にも踏み込んでいるので、実際にハーフのお子さんを持つ親や家族・親戚にハーフの方がいるケースなどにも参考になると思うし、国際結婚を考えている(憧れている?)人にも生活のヒントになると思う。

    すごく長くなったし、あまり書くとネタバレしそうなのでこのへんで。。。私自身は自分の経験といろいろ照らし合わせて、ハーフの立場、純ジャパの立場、両方についてたくさん考えてみるきっかけをくれたこの本が大好きです。あと、もし続編が出るなら(笑)今回の本にはあまり出てこなかった「外見ではわかりにくいが日本にたくさんいるアジア系ハーフ」についての問題や現状も書いて欲しいな。期待してます。

    12:30 AM N☆
    • N☆さん
       
      本を読んでくれてありがとう!そして感想を書いてくれてありがとう!!
       
      >また、いわゆる在日ハーフにとって、純ジャパによる何が問題になっているのかをきちんと筋道立てて書いているのもわかりやすい。この本で読む限り、純ジャパの方は、何が一体問題なのかまったくわからずにハーフにいろんな質問をしたりハーフと話したりしてるけど、その内容たるやまさにハラスメントぎりぎり&そのもの。そこの「何がハラスメントか」というところをキチっと訴えていると思う。
       
      ありがとうございますm(__)mわかっていただいてうれしいです。よくハーフが「こういう質問を純ジャパにされた」と言うと、純ジャパに「でも純ジャパは悪気があって聞いているわけではない」という反論をいただくのですが、悪気があってやっているのではないのは、こちらとしても理解しているのです。でも悪気がない人が何百人、何千人といて、本人(ハーフ)にとってはハラスメント的な質問を発すのであれば、今の段階で「悪気がないのはわかるけど・・・・・私たち(ハーフ)はそれらの質問をされてツライんです。」ということをお伝えしたほうが良いと思いまして・・・・・。我慢すれば良い、という話でもないと思いますしね。

      >純ジャパは自分がハラスメントしているとはまったく思ってないし、日本社会全体でも在日ハーフに対しての純ジャパからのコメントや思い込みが問題にされたことがないみたいだけど、これって酷い話だと思う。だって、多民族の国家や、多様性が共存する社会では、こうしたエスニックの根幹にかかわる問題(容貌、体格、肌や髪などの外見や、親や自分の出自など)についてのあからさまな質問や勘違いは、ハラスメントだという意識が高いのだけど、日本にはそれがいまだにまるでない。。。
       
      ↑ぶっちゃけ私もそう思います。日本は好きだけれど、この面においては成長していかなければいけませんね。そして私も一緒に成長したいと思います。
       
      そして、やはり訴えたかったのは、ハーフはガイジン顔だからといって、日本において必ずしも「お客さん」ではない、ということ。ガイジン顔のハーフにとっても「日本」は「自分の国」なんです。よって、相手はよかれと思っているのかもしれないけれど、そこで「お客さん扱い」をして、それがいつまで経っても変わらないと、お互いの気持ちにギャップが生じるんですよね。いつまでも「ガイジン顔」には「お客さん」でいてほしい純ジャパ側 VS 「私は/僕は地元の人だ。私は/僕は日本人だ。」というハーフ側とのギャップ。そしてそれを埋めるには、そのことについてオープンに語ることも必要かと思います。
       
      >多様性に鈍感な人は日本に限らず世界中にいる。私もアジア系の少ないところで人間扱いされていない(容姿をからかわれたり、逆に異常に注目されてほめられたり)思いをしたことはあるし、自分のサイズがその国や地域のスタンダードから著しく外れていて生活が不自由だったりとか、いろんな経験をした。
       
      ↑サイズの問題・・・・・私は日本でサイズの問題があります(笑)でも諦めないんだ。同じサイズ問題を抱えている人達と情報交換をしてステキなお店探しをしたり。ただ、そこで生じる悩みや葛藤も無視はしたくないと思ってる。
       
      N☆さんが書いていたアジア系ハーフの話、私も非常に興味があります。アジア系ハーフの場合、純ジャパ側から見ると、パッと見は日本人に見える人も多いので、初対面では普通に日本人として扱われて、後々名前や「実は母親が中国人」などと「後になって」実は純ジャパでなかった、ということが周りに知れた時の、周りの(純ジャパの)反応に傷つく事があるみたいですね。これも大きな問題だと思っています。★サンドラ★

      11:44 AM サンドラ・ヘフェリン
  • すごく面白かった~! ので、アマゾンで5つ星コメントしました!
    【ハーフが美人なんて妄想ですから!!】  
    まず、タイトルがいい。思わず手にとりました。
    (つい頭の中で「拙者、日本語しか話せませんから」「切腹~!」というフレーズがでてきますね。byギター侍)

    つまり多くの日本人がその類いの妄想に捕らわれているということですね。
    今、読み終えた率直な感想は、見た目もチャーミングでバイリンガルでドイツ人の合理性と日本人の物腰の柔らかさを兼ね備えた、ハーフの中では「勝ち組」と思われるサンドラさんがこれだけ、ストレスが溜まるのなら「負け組ハーフ」は本当に悲惨な状況ではないかということです。

    思い出したのはBS日テレに「ありんくりん沖縄」という沖縄好きにはたまらない番組があるのですが、その中に出てきた黒人米兵と日本人とのハーフの芸人が出てきたことです。
    彼は明らかに外人顔なのに日本語しかできないことをネタに笑いを取ろうとしているのですが、小さい頃はいろいろツライこともあったんだろうなあと思えてきて、なんだか笑えませんでした。

    ハーフの中でもヒエラルキーがあって一番上等なのは白人ハーフ、次にアジア系ハーフそして黒人ハーフという風になっているのは気のせいでしょうか?日本の場合は360度海に囲まれている地理的な条件から、極めて同質性、閉鎖性が高い国民性であることに加えて白人コンプレックスがありますから。
    他の方も書いているように、アジア系やアフリカ系のハーフの声も聞いてみたいと思います。

    あと、本を読んでいて驚いたのはドイツでのいじめの話です。
    ドイツの東洋人蔑視というのは、どこから来るのでしょうか?
    東洋人は劣っているからなのか、見た目が嫌いなのか。
    日本人は異質性にこだわり、ドイツ人は劣等性に我慢ならないという感じなのでしょうか?
    恐らく日本人は外国に対する憧れというか恐れというか、が強いので、そのモヤモヤした感情からイジメに発展してしまうような気がしますが(劣等感の裏返し?)、ドイツの場合は何か完全に見下している感が強いような印象を受けました。日本とドイツは相性がいいと勝手に思い込んでいたので、ドイツに行ったらお行儀よくしておかないといけませんねw。

    あと、本とは関係ないのですがサンドラさんが出演した番組で「ドイツ人は不器用だから」という発言が出てきますが、これは本当に意外でした。だいだい日本人が信用するのは日本製でなければ、ドイツ製くらいですから。
    ドイツ製品の品質の高さは折り紙つきなので、びっくりしました。(”生き方”は不器用そうですがw)

    サンドラさんのおかげで、困った純ジャパにならくて済みそうです。
    すっかりサンドラファンになってしまったので出演情報や公演、雑誌掲載情報など細かくアップお願いしま~す!

    7:13 PM ヨッシー
    • ヨッシーさん
       
      「ハーフが美人なんて妄想ですから!!」を読んでいただいてどうもありがとうございます!感想も書いていただいてうれしいです!フィードバックがあると、これからも発信していかなきゃな!と励みになります(^^)ありがとうございます。
       
      ヨッシーさんが書かれていた沖縄の芸人さん(「黒人米兵と日本人とのハーフ」)ですが、私はその番組を見ていないのですが、友達もその話をしていました!それを使って笑いをとるのも一つの生き方。でもそこには色んな大変なことが今まで、そして今も本当はあるのだと想像します。黒人ハーフと言っても、アフリカの黒人×日本のハーフ、アメリカの黒人×日本のハーフなど色々あり、悩みもそれぞれ違うのだと想像しますが、これからどんどん声を聞きたいですね。
       
      >あと、本を読んでいて驚いたのはドイツでのいじめの話です。ドイツの東洋人蔑視というのは、どこから来るのでしょうか?
       
      ↑う~ん、「ドイツ」の(一部の)感覚も閉鎖的ではないからでしょうか。どのように閉鎖的なのかというと、「自分達とは違うものが嫌い」ということです。自分達とは違う容姿、違う服装、違う声の出し方、自分達とは違う仕草、そういった事に意外と寛容でないドイツ人が多いというのが印象です。あと、この「ハーフを考えよう」のコメント欄にゆうきさんという方が以前書いてくださっていましたが、「弱いものはいたぶってよい」という感覚、ドイツにはぶっちゃけ「ある」と思います。困ったことです。あの人は小柄だから、気が弱いから、声が小さいから、自己主張をしないから、低く扱って良い、みたいな考え方がまかり通っているところがある、という事ですね。
       
      先日、ある日本人のジャーナリストを雑談をしている中で、興味深いエピソードを聞きました。その日本人ジャーナリストは長年、中東でジャーナリストをしていたのですが、同じく中東でジャーナリストをしているドイツ人と一緒にアフガニスタンへ行った際に、現地のガイドさんが歓迎してくれ、「イランの人達やアフガニスタンの人達は元々ドイツ人と同じ民族(『アーリア人種』)」という事を嬉しそうに話していたら、ドイツ人ジャーナリストが物凄く嫌な顔をしたそうです。おそらく、このドイツ人ジャーナリストのようなリアクションが「本音」のドイツ人は多いのでしょう。ドイツ人とアフガン人、イラン人が同じ民族なのか、詳細は私には分かりませんが、嬉しそうに話している事を「もてなし」として喜ぶこともできるのに、すぐに「オマエなんかと一緒にされたくない!」的な感覚になるドイツ人、少なくないです。相手が「仲間だよー」と手を差し出しているにもかかわらず、それを振り切って、変なプライドがそうさせるのか、優越感を持ち他の人種を低く見ているところが「本音」の部分では少なからずある、というのが率直な印象です。
       
      しかしもちろんそうでないドイツ人もたくさんいるので、ご安心を(^^)ただ子供同士のイジメでやはり問題なのは、子供は自分の交友関係を「選べない」ということですね。たまたま差別的な子達がいるクラスに放り込まれてしまったら、それがイジメに発展する可能性が「大人同士」よりも断然高いということです。そして大人はそれをもっと理解する必要があると思ってます。
       
      それから!「ドイツ人は手先が不器用」だという話!見てくださっていたんですね(笑)確かにドイツの職人さんは器用ですが、一般の人は日本人と比べると手先が不器用ですねー。物を落っことすし、日本の満員電車で時たま見かけるような「新聞を片手で読みながら、立ち寝する」みたいな凄技はドイツ人にはとてもマネできないです(笑)絶対おっとっとっと・・・・とバランスを崩したり、新聞を落としたり、狭さにカリカリし始めたり、と取り乱すこと間違いナシですよ(笑)★サンドラ★

      9:59 AM サンドラ・ヘフェリン
  • Dear サンドラ
    こんにちは。先日はレス有難うございました。早速届いた”ハーフが美人なんて・・・”の本読ませて頂きました。きっとハーフに生まれた当事者にしかわからないであろうことがたくさん書かれていて、ハーフの子供を持つ親として心して読ませて頂きました。ハーフ、Mixと言っても10人いれば10人事情が違う、10通りのストーリーがあるっていうのは本当ですよね。子供の育つ家庭環境もそうですが、その親の育った環境も大きく影響してくるものですよね。価値観とか・・・少し長くなるかもしれませんが、私のことをお話させてくださいね。私の両親共日本人ですが、父は若い頃は貨物船のエンジニアをしていた為、1960年代に10年程、太平洋一体の各国を航海していました。父も戦前生まれですので、give me chocolate!の子供時代を過ごしていたわけですが、10代後半から誰も行ったことがないアメリカやメキシコ、オーストラリアやインドまであらゆる国に行くことになり、各国で生まれて初めて経験することばかりの日々だったようです。私が生まれた頃は陸にあがっていましたが(ってカメみたいですねッ)幼い頃から”世界は広い””どこの国の人でも皆人間だから””世界を見なさい”と常に言われて育ちました。私自身は海外居住経験はありませんが、姉はスペインを経て現在はNYへ、弟は中国に長い間住んでいました。母方の祖父は太平洋戦争に出兵していた人で満州にいた人ですが、戦争中、満州で何があったかは詳しくは決して教えてくれることはありませんでしたが(今は故人なのでもう聞くことはありませんが)私が高校生の頃より、祖父宅でマレーシアの国費留学生を数名ホームステイとして受け入れていました。祖母に聞いたところによると、マレーシアと日本との間で戦争の賠償がこのような形で行われているとのことでした。祖父も満州にて戦争に参加していた身、色々思うことがあって留学生を受け入れたのかもしれません。合計4名でしたが、年齢も近いこともあってよく一緒に兄弟姉妹のように過ごしました。父の仕事の関係で中国人の方との交流はありましたが、イスラム教、ヒンズー教という今まで日本人として生活している上では出会うことのなかった文化、思想に触れる機会を持てたことは私の人生観をも変える出来事でもありました。日本人として生まれ日本で育った自分でしたが、宗教を通して愛国心を持ち、自分とは何かという問いを常に続けているというその友人達を前にして、私の自分探しが始まった時でもありました。その頃から”外国人”という垣根は自分の中で低くなり、”皆生まれた時は同じように母親から生まれてきた人間なのだから”という気持ちが芽生えました。やはり人とコミュニケーションをとること、特に違う文化背景で育った者同士であればなおさら大切なことだと思います。
    その、自分の中での国という垣根がなくなった時から、(自分でいうのも変ですが)あの人は外国人だから・・・や、同じ日本人同士でもあの人は○○なタイプだからという概念は特に持たず人付き合いが出来るようになって行ったように思います。(その人の背景にある文化、宗教観等は本当にお互いを理解するためには勉強することは不可欠だと思っていますが)
    サンドラさんの本を読ませて頂いていて子供の学校生活までは親はコントロールは出来ないのかな・・・と思いました。いじめっ子はいつの時代にもいますものね。(今もニュースで毎日報道されていますが、いじめは心が本当に痛みますし、いじめに加担していなくても、その近くで目撃していて何も手出しが出来なかったことに対しては、大人になった今でも自分を責めることになったりします。重松清さんのいじめを扱った小説”十字架”の気持ちです)
    息子はまだ5歳で、現在公立の保育所に通っていますが、Mixというだけでなく、重度の食物アレルギーがあり、給食は取れないため、毎日お弁当を一人持参しています。小学校にあがっても(公立、私立はアレルギーを理由に確実に断られます・・・アレルゲンに接触するだけでもアナフィラキシーショックをおこしたりするので・・・保育園に入るのも一苦労でした)給食は無理なためお弁当持参は確実です。
    もしかしたら、ただでさえも容姿(白人顔)が目立つのでお弁当のことでもからかわれたりすることがあるのではと今から危惧しています。そんなこともサンドラさんの本を読ませて頂いた理由のひとつです。
    ハーフの子には武器を・・・と書かれていたのは本当にその通りだと思っています。私ももともと絵描きで、個展活動等もしていました。(主人との出会いもそんな中でした)自分とは何かを問うていた時、描く事で救われた自分がいました。子供にも同じ様に何か打ち込めるものを一緒に見つけてあげたいなと思っています。ラッキーなことに主人も自分の得意分野を仕事としているので(音楽等)3人4脚で頑張れるかなと思っています。
    バイリンガルについても興味深く読ませて頂きました。私たちもサンドラさんのご両親の様に、主人は英語で、私は日本語で常に話しかけていますので、今では子供は同時に理解しているようです。
    ドイツ流子育ての本も購入させて頂いたので、又そちらをじっくり読ませて頂いてからまた感想書かせていただきますね!

    Yuki

    1:39 PM Yuki

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