着物が似合わないハーフ~「その国らしさ」を追及する場では、ハーフは微妙な存在?~(日独ハーフの視点28)

2012.3.6

「その国」を代表するイベント、例えばオリンピックやワールドカップ、ミスコンでは各国がその国の国旗を揚げ実力や美しさを競う。

最近は多くの国が国際的になってきていて、移民を受け入れている国も多いことから、移民の二世などがオリンピックやワールドカップの代表選手に選ばれることも多い。例えばドイツサッカーも、一昔前みたいに容姿がいわゆる「ドイツ人の典型」とされる人達ばかりでなく、トルコ系やアフリカ系など様々なバックグラウンドの人がドイツ代表に選ばれている。

日本だって、室伏広治選手のようにハーフの選手がオリンピックに出て大きな成果を挙げた。

しかし世間一般では、やっぱり「その国らしい人」が優勝をすると、喜びが大きいみたい。少し前だと、柔道のヤワラちゃんや国民栄誉賞を受賞したマラソンの高橋尚子選手。最近だとワールドカップで優勝し、やはり国民栄誉賞を受賞した「なでしこジャパン」。「なでしこジャパン」は決して条件がよくない中、長い期間に渡り努力をし、その諦めない姿勢が震災後の日本に大きな夢をあたえた。その後の「なでしこフィーバー」については皆さんご存知の通りだ。

フィーバーの背景には「我々と同じ日本人ががんばって優勝をした」という気持ちがあるのだと思う。やっぱり同じ日本人として「なでしこジャパン」の優勝は見ていてうれしいし、がんばっている「なでしこ」が身近に感じられ大フィーバーとなった。

そこで私はいろいろと妄想をする。— 例えば「なでしこジャパン」のような代表チームに、ハーフが一人や二人いたらどうなるのか。いや、一人や二人と言わず、三人や四人ぐらいいたらどうなるのか。仮にサッカーの実力を持ったハーフ選手が集まって日本代表となり勝ったとしても、今回のようなフィーバーは起きないと思う。というより、だれもそういうチームを「なでしこジャパン」とは呼ばないだろう(笑)

そういう意味でやっぱり「親しみやすさ」に関しては、「ハーフ」は「生粋日本人」に負けるのだ。(ベッキー以外ね。笑)

ではミスコンに関してはどうか。ドイツのミスコンでは2004年にイラン系のShermine Shahrivar がミス・ドイツ(その後、2005年に彼女はミス・ヨーロッパの快挙を成し遂げる)に選ばれたが、やはりミスコン全体の流れを見ると、「ドイツ女性の美貌」というとやっぱり多くの人が「金髪碧眼」を想像するし、実際に歴代のドイツ・ミスにはそういう典型的なドイツ美人の風貌をした人が多かった。日本のミスコンでも、やはりまっすぐな黒髪が魅力的な日本人女性がミス・日本になる。最近のミス・日本が、果たして「古来の日本人顔」かどうかは別として、やっぱりあまりにバタ臭い顔、例えば欧米とのハーフがミス・日本になったとしたら、違和感を持つ日本人は多いだろう。「あの人、キレイはキレイだけど、あれって『日本』なの?ちがうでしょ?」なんて言われちゃうかもしれない。

欧米×日本のハーフの顔立ちには「アジアンビューティー」や「金髪美人」のような「わかりやすさ」がない。(例外もまれにいるが。)

でも実は私が言いたいことは、ハーフがミスコンに出る、とか、ハーフがオリンピック代表になる、という話ではなく、やはりハーフはなんというか無国籍顔(というよりも色んな国が混ざった多国籍顔?)であることが多いため、メジャーではない顔立ちをしていることが多く、たとえきれいだったとしても本人は疎外感を感じやすい、ということだ。

そしてこれは私自身の悩みなのだが、半分日本人であるにもかかわらず着物がかわいそうなぐらい似合わない!

友達のハーフからも「私も、着物似合わないんだよね・・・」という悩みをよく聞く。

でも考えてみれば多国籍料理というものがあるように、私たちハーフは「多国籍顔」なのだと思う。「その国らしさ」を競ったら確かに負ける顔ではあるけれど、そのぶん個性的な顔。その国らしい顔、着物に合う顔に無理やりなる必要はないのかもしれない。そう思ったら、着物が似合わないのも、あまり気にならなくなったぞ。

                             サンドラ・ヘフェリン

コメント

  • 私だって日本人なのに着物が板に付いていませんよ!逆にサルワルカミースのほうが板に付いている、とよく言われますけど ^^;
    うちのバングラデシュ人パパのほうが、紋付き袴が似合いそうなイメージですけどね!
    うちの娘だって着物が似合わない顔ですからね~。嫌がって着てくれないけど --; 色的にも派手な原色を好むし、サルワルカミースのほうが好きみたいですね、やっぱり。
    今時、ハーフだってそんなに珍しくもない時代ですけど、なぜかミスコンに関しては「日本人顔」が好まれる不思議。
    Shermine Shahrivarだってなに人か分からない顔立ちだけど、ミス・ドイツになれたんだから、うちの娘が大人になった時にミス・日本になれる可能性があってもいいはず、なんだけどな~。確かにうちの娘はどこの国の人か分からない、というのはあるけど、じゃあアジアン・ビューティーって何だ?と思ってしまう。
    それかサッカーが好きなら、なでしこジャパンに入れる可能性だってあるじゃん!と思ってしまう。うちは娘がハーフだからというのもあるけど、生粋日本人だから親しみがわく、というわけでもないな~。
    日本らしさ=日本人顔、というわけではないと思うけど。それに今時、イベントの時以外で着物を着ることは少ないから、生粋日本人でも着物を殆んど着ませんよ。
    私も着物が似合わないので、いつもサルワルカミースを着て、インド系の人に必ず注目されています ^^; 私に取ったらこれが一番楽で、お金もかからないので、今更着物をそろえようとは思いません。

    11:36 PM Jannat
    • Jannatさん
       
      私もサルワルカミース、着てみたいなー。今まで着るチャンスがなかったんですが。サルワルカミースもそうだし、色んな国の民族衣装を着てみたいです。ただ、想像するに体格的に似合うのは、私は地元南ドイツ・バイエルン州のDirndlだろうな、とは思いますが!
       
      ミスコンは「その国」を強調した顔がやっぱり好まれるようですね。例外はあるにしても。
       
      私はJannatさんの娘さんは親しまれやすいと思うな!元気でいい感じ^^★サンドラ★

      12:21 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 着物、、、似合わないぞ! な日本人もいっぱいいると思います。
    私もです。 がっしりしてるから。 私はハーフが着物着るの違和感ないと思うけどね。 友達の子供達がやはりハーフですが、 しっかり着物着て撮影してる写真をもっています。 とても可愛いと心から思いました。

    でもうちのは私に似てがっしりなので、 いまいちです。

    あ、 長男は、 なで肩なせいか、 じんべがよーく似合います。

    1:12 PM きいろ
    • きいろさん
       
      着物が似合う・似合わない、は個人によるところも大きいですよね。どこそこの国の人だから似合わない、というわけでもない。ただ自分を見て、こりゃちょっと違うかも、、、とは思いますが、心構えや性格の問題かもしれませんね。ガニ股歩き大好きだから、着物を着た時には歩き方を変えないといけない・・・と思うと、「ちょっと・・・・」となるわけです(笑)
       
      きいろさんが書いていた「じんべ」で思い出しました!じんべが似合う男性、好きだなあ。たまにドイツ人男性なのにすごく似合う人がいたりして、ドキッとしちゃいます。あは。★サンドラ★

      12:29 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 日本人でも着物が似合わないヒトは沢山いるような・・・(^_^;
    和服にはやっぱりはんなりした雰囲気が似合いますよね〜。
    (今の日本の若者の成人式のギャル丸出し着物姿は・・・イマイチですよね)←あれは着物ではない!と思いますけどー。
    もしかしてハーフはスタイル良すぎて(メリハリボディでw)着物が似合わないのかも?
    だって着物って寸胴な体型が着こなせるって言いますよね。逆に細すぎると着付けの時にタオルを巻いて身体の線を太くしたりしますしね。

    でも着物に限らず、チーパオもチマチョゴリもアオザイも欧米系の顔立ちだと少し違和感あるのかな?ステキに見えても「民族を代表して衣装を着ている」風には見えないかもですね。でも似合ってるとか似合ってないとかは個人の自由ですから、着ている本人が満足なら関係ないと思いますけど♪

    そして逆に日本人(アジア系)は、バイエルンの民族衣装(dirndl)はメチャメチャ似合わないですよね!やっぱりディアンドルが似合うのはドイツ女性だよなぁ〜と思うのですw
    あと、インドのサリーもアジア顔でも欧米顔でも似合ってるヒトは沢山いるけど・・・やっぱりインド女性が着ているとしっくりきますしね。
    この国の衣装を着るのはこういう顔って言うステレオタイプが無意識に出来上がってるんでしょうかね?面白いですね〜!(あれ?ワタシ1人で勝手に納得?ww)

    3:33 PM sj
    • sjさん
       
      コメントありがとう!!
       
      たとえば背が高くても女優の木村佳乃さんみたいな女性は着物がすごく似合ってると思う。(実は私は木村佳乃さんが好きで、生まれ変わったら、あんな感じの女性がいいな~、なんて。)
       
      着物は、あまりキャラが強烈な女性は似合わないイメージがあります。やっぱり、sjさんが書いていたみたいな「はんなり」の雰囲気の人に似合いますね。まさに、上品、明るく、華やかというのがキーワードかな。
       
      >着物に限らず、チーパオもチマチョゴリもアオザイも欧米系の顔立ちだと少し違和感あるのかな?ステキに見えても「民族を代表して衣装を着ている」風には見えないかもですね。
       
      ↑そう!「その国代表」には見えないんですよね・・・。日本で欧米的な容姿のハーフ女性が着物を着て歩くと、「ホームステイ中に日本文化を体験中の外国人」扱いされますよ(笑)「着物も着れて、日本でステキな思い出ができてよかったわねえ」みたいな(笑)ハーフが「いえいえ、ワタシは武蔵小杉に住んでいるので・・・」と返事したら相手の夢を壊してしまうかもしれません(笑)
       
      >この国の衣装を着るのはこういう顔って言うステレオタイプが無意識に出来上がってるんでしょうかね?面白いですね〜!(あれ?ワタシ1人で勝手に納得?ww)
       
      ↑いえいえ、sjさん特有ではなく、一般的にそういうステレオタイプはあるかと思います。でもあと何十年かしたら変わるのかも?色んな国に、色んな肌の色の人がみんな混じって住むようになるのが本当の意味で「普通」になったら、どんな肌の色の人が、どこの国の民族衣装を着ても誰も違和感を持たなくなるのかも!★サンドラ★

      12:46 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 私ね、着物好きで10代の頃から着たし、自分でも着付けを習ったし、それは茶道が好きだったから…私の父方の先祖(サムライ)にお茶の師匠がいたから。母方もお茶の商いをやってる一族がいたから…って色々理由はあるけど、とにかく、着物を着る機会があれば積極的に着ていたんだけど…面白いことに、ほとんど日本にいない時(つまり海外で)着てたんだよなー。で、日本に帰ってきたら、全然同世代が着物着てないし、自分でも着られない人が圧倒的多数だし、持ってない人とか一度も着たことない人とかもいくらでもいた。変な話、日本在住者よりそうでない私の方が良く着ていた!で、私の外見はアジア系で着物似合う(はず)なんだろうけど、「えーあなたが着物着る人だとは知らなかった」とかしょっちゅう言われるんだよ…自分で着るとか言うともっと驚かれる。つまり、着物って、古風な日本女性風の人しか着ちゃいけない、みたいなさ、思い込みがあるんじゃない???実際に私よりも日本生活長い「純日本人」で、着物着たことない人が、いきなり美容院とかでレンタルの着物を着せてもらって「似合う~」とか言われているの聞くと、超複雑だった。好きで着慣れているハズの私よりも、いきなり着た人の方がそれらしく似合うって言われるのは、なんだか割に合わない気分…ごめんね、本題とズレてるコメントかもしれないけど、要するに「〇〇が似合う」って言われるのは、その本質よりも、見る側の思い込み=ステレオタイプ的価値観を裏付ける意見なのかな?ってこと。金髪美人とかもそういうわかりやすいステレオタイプなんだろうな、だから本当のブロンドでも顔立ちがアジアっぽいハーフの子よりも、完全にヨーロッパの民族出身のハーフじゃない赤毛の子がブロンドに染めた場合の方が、「おお、これぞ金髪美人」ってなっちゃうんじゃない??なんか解せないなーーー

    3:53 PM N☆
    • N☆さん

       
      N☆さんの着物姿、想像してみたけど似合うんだろうなー^^今度よければ写真見せてください☆
       
      >で、私の外見はアジア系で着物似合う(はず)なんだろうけど、「えーあなたが着物着る人だとは知らなかった」とかしょっちゅう言われるんだよ…自分で着るとか言うともっと驚かれる。つまり、着物って、古風な日本女性風の人しか着ちゃいけない、みたいなさ、思い込みがあるんじゃない???
       
      ↑なるほどー。思い込み・・・あるでしょうねえ。おそらく言っている人は、N☆さんが海外生活が長かったことを知っているから、言うのだと思います。。。「帰国子女」「海外生活をしていた」というだけで、また勝手な想像で、着物は似合わないハズ、着付けはできないハズ、などと想像してしまうのでしょうね。ハーフもタイヘンだけど、帰国子女もタイヘンで、体験が重なる部分も多いかと思います。
       
      >実際に私よりも日本生活長い「純日本人」で、着物着たことない人が、いきなり美容院とかでレンタルの着物を着せてもらって「似合う~」とか言われているの聞くと、超複雑だった。好きで着慣れているハズの私よりも、いきなり着た人の方がそれらしく似合うって言われるのは、なんだか割に合わない気分…ごめんね、本題とズレてるコメントかもしれないけど、要するに「〇〇が似合う」って言われるのは、その本質よりも、見る側の思い込み=ステレオタイプ的価値観を裏付ける意見なのかな?ってこと。
       
      ↑うんうん、たしかにそうかも!見る側の思い込みが満たされると、「似合う!!!」となるのでしょうね。
       
      洋服とかファッション(って同じか)って、やっぱり「中身」はゼロで完全に「見た目」の世界だな、ってつくづく思います。
       
      >金髪美人とかもそういうわかりやすいステレオタイプなんだろうな、だから本当のブロンドでも顔立ちがアジアっぽいハーフの子よりも、完全にヨーロッパの民族出身のハーフじゃない赤毛の子がブロンドに染めた場合の方が、「おお、これぞ金髪美人」ってなっちゃうんじゃない??
       
      ↑言えてますねえ。そういうところあるね。容姿に関しては「わかりやすさ」が求められるのだな、と、色んな国で、そして色んな場面で感じます。そういった意味での「わかりやすさ」がないハーフは、そういう意味で「ちゅうぶらりん」でタイヘンなんですよ?ということが今回私が伝えたかったことかな。
       
      ステレオタイプはどこにでもあるものだけれど、私はゆっくりと、色んなステレオタイプからサヨナラしていきたいな★サンドラ★

      6:59 PM サンドラ・ヘフェリン
  • ふ~む。。。これって何だか結構興味深い。。。
    「疎外感を感じる」って。。。やっぱり、それは「あの人は私(の容姿)と違う」と考える事だから。。。まず最初に「私はこんな容姿だ」とは一体、どうやって分かるのだろう?まあ、そりゃ鏡などを見れば分かるのだけれど。。。じゃ、もしこの世界に鏡が存在しなければ?もし自分の姿が分からなければ、一体どうやって「あなたは私と違う」と分かるか、決め付けられるのだろう?「あの人(の容姿)は私と似ている・違っている」とはまず最初に、どういった理由で決め付けられたのだろう?
    第一、容姿が似ているからと言って、性格などに共通点があるわけでもない。。。容姿が似ていてもそれはべつに殆ど無意味なこと。「なでしこジャパンが優勝したから嬉しい、誇りを持つ」なんて言っても、実際には外見以外はなでしこジャパンの選手と一般日本人は関係が一切ない。
    「その国らしい」なんて言ったって、偶々偶然でそんな容姿や顔つきになった(進化した)訳だし。。。何だか人間は無意味なことを競っていると思う。。。もしかしたら、どこかの国で今の「ハーフ」みたいな顔つきや容姿の人達が進化して住んでいるかもしれない。
    やっぱりこれは、自分が、人が勝手に考え出したアイデンティティーの問題か。。。でもアイデンティティーなんて物は殆どが主観的な問題。。。自分がどんなアイデンティティーを持ちたいかは。。。自分自身で決めること?

    4:06 PM AF
    • AFさん
       
      いつも一緒に考えてくれてありがとう!
       
      >第一、容姿が似ているからと言って、性格などに共通点があるわけでもない。。。容姿が似ていてもそれはべつに殆ど無意味なこと。「なでしこジャパンが優勝したから嬉しい、誇りを持つ」なんて言っても、実際には外見以外はなでしこジャパンの選手と一般日本人は関係が一切ない。
       
      ↑というのを読んで、ナルホド、深いところまで考えているな、と思いました。確かに厳密に言えば、「自分の国のサッカー選手に容姿の面で似ている」としても、同じぐらいサッカーができるわけではないですよね。顔や雰囲気が誰々に似てる!イコール能力が似ている、能力が同じ!なワケないですからねえ。気づかせてくれてありがとう★サンドラ★

      7:16 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 「ハーフ」は「生粋日本人」に負ける・・・ってところとか、今回書いているものは1930年代以降に”Deutsche Rasse”についてやたら強調してたチョビ髭のオヤジの意見とどこか似てる・・・

    着物が似合う似合わないは「ハーフ」に関係なく誰にでもあることでは?着こなせてる人はどんな要旨でも関係なく着こなせると思うけど?ガングロ全盛時代に堂々と浴衣着てた子もいたし(着こなせてなかったけど)。

    今回書いているものはチョビ髭オヤジの言動への反省が生きてない、彼の影響が抜けてないんかなぁって思った・・・

    6:02 PM Okamura Hyoue
    • Okamura Hyoueさん
       
      私は着物が似合わない、と自虐的に書いたことに関して、ヒットラーなどを持ち出して目くじらをたてなくてもよいのでは?イジメなど深刻で暗い話が続いたので、着物ネタぐらい明るく語りましょうよ!!!
       
      ファッションや着物の話ごときにヒットラーを持ち出すのは場違いだと私は思う。というよりも、私をヒットラーと比べるなんて、私に対して失礼極まりないので今後謹んでください。(そして、「チョビ髭オヤジ」ではなく、キチンと「ヒットラー」と書きましょう。)
       
      さて本題。
       
      実際、私は欧米人体型ですし(ここでも、「でも、日本人にもサンドラのような体型の人はいる!」と反論されたらお終いですが、まあ、一般的な感覚で言って私が欧米人体型であることについて誰も反論の余地はないでしょう)、その体型は私が見ても誰が見ても欧米人体型であり、そして性格的なものもあって、私は着物は似合わないかな、なんて感じたりしてるんですよ。私は色んなところにお肉がついているので着物は似合わないかなー、なんて思ったわけです。
       
      実際に、どこの国の民族衣装も、その国その国の女性の体型に合わせてつくられているのは明らかです。巨乳が多い南ドイツの民族衣装Dirndlは巨乳を強調するデザインですし、チャイナ・ドレスはスレンダーな女性を対象につくられたものだろうな、というのも想像がつきます。ベトナムのアオザイもスレンダーな女性を中心にデザインされたものでしょうね。着物に関しても、胸がやたらと大きくガニ股の恰幅のよい女性を対象につくられたものだとは到底思えないし、そのあたりのギャップ、つまり半分日本人であるにもかかわらず自分の容姿は必ずしもその国の民族衣装にしっくり来ない、という「葛藤」が私の伝えたいところです。★サンドラ★

      11:44 AM サンドラ・ヘフェリン
  • 今回のコラムも興味深く読みました。
    そしてまた思うところがたくさんあり、意見が長くなりそうです。

    コラムの

    >たとえきれいだったとしても本人は疎外感を感じやすい

    という部分、私たち夫婦もよくそのような話をしているところだったので、どきっとしました。

    私はいわゆる純日本人、私の夫は日本とヨーロッパのハーフ。子供はいわゆるクォーターですが、夫、子供は見た目について周囲からあれこれ言われることがとにかく多いです。
    顔の造作から始まり、身長や肉付き、頭の大きさ・形、肌質、髪の毛、はては体毛についてまで…
    相手がハーフやクォーターとなると、初対面の赤の他人でもあれこれ評価してもいい、という雰囲気がある気がします。
    そして、一緒にいる私も最近では一緒にしげしげ見られ評価されることも増えてきました。
    「子供は~だけど、あなたは~ですね」など。

    コラムから、ハーフの人で「着物が似合わない」と気にしている人が少なくなさそうですが、そういった「いきすぎた評価いらん評価」を小さい頃からたくさんされ、今もされ続けているせいで、気になるようになってしまったり、似合わないと思い込まされてしまっている、という部分もあるのではないのかと思いました。どうでしょうか?
    今の日本で普通に暮らしてるぶんには、着物が似合うかどうかなどあまり気にする場面も本来そうそうない気がします。
    七五三、花火大会、成人式、くらいでしょうか?
    いわゆる純日本人の女性でももちろん、着物が似合わない人はいるけど、わざわざ「あなた似合いませんね」と言われることがあまりないので、そのぶん、似合わないことを気にしないで済んでいる、ということもあるかもしれないと思いました。
    だとしたら、ハーフの人々がこのようなとき感じる本来不必要な疎外感を回避するにはどうしたらよいのでしょうか?

    さらに、なぜハーフ、クォーターだととやかく評価されやすいのか夫と話していて、ひとつあがったのが、
    今の日本のメディアの影響で、ハーフだったり見た目が外国人風だったりすると、芸能人やモデルのようにとらえてしまい、あれこれ評価してもいいと思ってしまうのではないかという考え。
    ハーフといえばモデルというのがひとつのステレオタイプになりつつあるのではないかと。そして、「憧れ」の気持ちをベースにしているのだから色々聞いたり評価したりしても失礼にならない、と思っていそうな人は結構いるかもしれないと思いました。

    それから考えたのは、少なくとも日本では、外国人風の人には外国人らしく振る舞ってほしい、と考える人が少なくない気がします。
    以前もコラムで話題になっていましたね。
    そういう考えからいくと、外国人風の人に着物が本当に似合っていないかは別にして、まず日本人より着物が似合っていてもらっては困る、似合ってほしくない、という考えがあるので、否定的な物言いになってしまうというケースもあるのではないかとも思うのですがどうでしょうか?

    だとしたらなぜそのように考えるのか、自分なりに考えてみました。
    これは外国人風の見た目の人の話に限られるのですが、少なくとも日本人には、外国人の雰囲気に圧倒されてしまう人が少なくないのではないでしょうか。
    特に自分より体格がいい人や、堂々とした雰囲気を持った人に劣等感を刺激される人がいそう。
    小柄でも見た目が外国人風だと、何を考えているか分からないのでこわい、と思う人もとくに年配の日本人にはいそうです。

    それらの、自分と見た目が違う人に対して持った脅えにもにた気持ちをどうにか消すために、優越感を持つことが必要になり「いくら堂々としててもこればっかりはできないでしょ」と日本的なこと(着物が似合うかどうか、納豆が食べられるかどうかなど)を持ち出してふっかける、という一面もあるのではないかなどと思いました。
    どうでしょうか?みなさんの意見も聞きたいです。

    11:27 AM ゆり
    • ゆりさん
       
      ちょっと最初にすみません。テーマからそれますが、ゆりさんが書いていた「純日本人」という単語、気に入りました(笑)これから私も使わせてもらうかもしれません。コラムでエピソードなどを書く際に、どういう表現がわかりやすいかな、と考えますが、ハーフは「ハーフ」でいいとして、「ハーフでない日本人」に関しては、どの表現が分かりやすく、かつ、しっくりくるのかがまだイマイチわかりません。私は現在「ハーフでない日本人」の事を指す時に「生粋日本人」と書いていますが、もしかしたら上のOkamura Hyoueさんはこの「生粋」を見て、むむむ?と思ったのかもしれないし、微妙なところです。あるマスコミ関係者の人と話をしていたら、「『純ジャパ』というのも使われているみたいですよ。」とのことでしたが、漢字と横文字(しかも省略した横文字)の組み合わせが個人的にはちょっとな~・・・・と思っていて、今まで「生粋日本人」を使っていたのです。でも、ゆりさんのコメントを読んでいて「純日本人」というのがいいかな、なんて思いました。ただ字はいいんだけど、声に出すと「じゅんにほんじん」なので、これは一瞬「準日本人」なのか「純日本人」なのかちょっとわからない点もあるし中々むずかしいですね(笑)また何か提案があれば、これからも表現について考えていきたいと思います。
       
      さて本題。
       
      ゆりさんがコメントに書いてくれたことに100%同意します。
       
      >私はいわゆる純日本人、私の夫は日本とヨーロッパのハーフ。子供はいわゆるクォーターですが、夫、子供は見た目について周囲からあれこれ言われることがとにかく多いです。
      顔の造作から始まり、身長や肉付き、頭の大きさ・形、肌質、髪の毛、はては体毛についてまで…
       
      ↑あああ、すごくすごく気持ちがわかります。愚痴、いつでも聞きますので、言いたくなったらいつでも愚痴ってください。あ、娘さんはまだ愚痴言えませんね(笑)
       
      それで、思い出したんだけど、先日、ハーフの赤ちゃん(女の赤ちゃん)がいて、8ヶ月ぐらいの子かな?だったんだけど、その赤ちゃんが面白くて、色んな日本人が、「まー、かわいい」とか色んなことを言ってるのを、キョトンとした顔で見てるんだけど、「お人形さんみたいねー」といった瞬間に、ふえ~んと泣くの。最初、偶然かな?と思ったんだけど、時間たって、また「まー!お人形さんみたいね?」と言うと、また顔が引きつって、ふえ~ん、と大泣き(笑)「お人形さんみたい」と言われるのが相当嫌だったみたい、、、、って私の考え過ぎでしょうか?笑 でも2時間のうち、4回「お人形さん」で泣いたんだよー。それぞれ別の人の「お人形さん」発言で。この子は将来自己主張するんだろうな!期待します。
       
      >相手がハーフやクォーターとなると、初対面の赤の他人でもあれこれ評価してもいい、という雰囲気がある気がします。
      そして、一緒にいる私も最近では一緒にしげしげ見られ評価されることも増えてきました。
      「子供は~だけど、あなたは~ですね」など。
       
      ↑あああ、こう文章で読んでみると、よけい最悪(>_<)ああもう!って思いますね。「大きなお世話」以外のなにものでもないです。。。。
       
      >さらに、なぜハーフ、クォーターだととやかく評価されやすいのか夫と話していて、ひとつあがったのが、
      今の日本のメディアの影響で、ハーフだったり見た目が外国人風だったりすると、芸能人やモデルのようにとらえてしまい、あれこれ評価してもいいと思ってしまうのではないかという考え。
       
      ↑これは、私の中では「ビンゴ!」ですね。ゆりさんが書いている通りの理由だと私も思います。「ほら、目立つから、目立つアンタは言われてあたりまえ」というのがあるんでしょうけど、ハーフは必ずしも目立ちたくて目立っているわけではないですからねえ。ヒッソリ地味目に生きるのが好きなハーフもたくさんいますし。ちなみに、私は目立つのは嫌いじゃないです(笑)
       
      >ハーフといえばモデルというのがひとつのステレオタイプになりつつあるのではないかと。そして、「憧れ」の気持ちをベースにしているのだから色々聞いたり評価したりしても失礼にならない、と思っていそうな人は結構いるかもしれないと思いました。
       
      ↑これもあるでしょうね。実際に、トーンは明るいというか、悪気を感じるものは少ないのですが、だからといって土足で畳に上がるような感じで、相手の中に「ああなの?」「こうなの?」とドカドカ入り込み、説明された内容を上から目線で「なんで何々しないの?」ってのは、失礼ですよねー。(例:初対面で 「国籍どっち選んだの?」「どうしてあっちを選ばなかったの?」「どうして、あっちには住まないの?」なんでなんでなんで???という流れ)
       
      >それから考えたのは、少なくとも日本では、外国人風の人には外国人らしく振る舞ってほしい、と考える人が少なくない気がします。
       
      ↑はい、まさにその通りです。ワタシは・・・・・仕事であれば相手の希望に副い外国人風に振る舞ってあげます(笑)でも、一歩プライベートになったら、それは許しません(笑)タダでピエロ鑑賞希望は認めません(笑)ピエロなら、それは仕事という範囲でやりますね。
       
      >そういう考えからいくと、外国人風の人に着物が本当に似合っていないかは別にして、まず日本人より着物が似合っていてもらっては困る、似合ってほしくない、という考えがあるので、否定的な物言いになってしまうというケースもあるのではないかとも思うのですがどうでしょうか?
       
       
      ↑う~むどうなんでしょ。これは心理学者に解説してほしいですねえ。国際的な心理学者に。私も興味のあるところだなあ。

       
       
      >これは外国人風の見た目の人の話に限られるのですが、少なくとも日本人には、外国人の雰囲気に圧倒されてしまう人が少なくないのではないでしょうか。
      特に自分より体格がいい人や、堂々とした雰囲気を持った人に劣等感を刺激される人がいそう。
       
      ↑あるかもしれませんね。言い切れないですが。私がそこに座っているだけなのに、「私はぜんぜん地味ですから」とか言ってきて僻み丸出しの人に何年かに一度ぐらいのペースで遭遇します(苦笑)プライベートなお友達関係では、僻みっぽい人とはお友達になりませんので、ごくまれに仕事関係で遭遇する程度ですがそんな時はびっくりですね。私、仕事では(もちろん仕事内容によりますが)無口な人で通す場合もあるのですが、そんな時に私が何もプライベートなことを語っていないのに、週末何したかも語っていないのに、イキナリ私の横に来て、決して好意的ではない声のトーンで「いいですよね~。私はこんなに地味で・・・(なんたらかんたら以下省略)」とボソボソ言われると、あーあ、勝手にこっちの体格の良さに圧倒されて、この人勝手に卑屈になってるんだろうな、困った困ったどう反応しよう、、、、ってこっちも悩みが増えます。
       

      >それらの、自分と見た目が違う人に対して持った脅えにもにた気持ちをどうにか消すために、優越感を持つことが必要になり「いくら堂々としててもこればっかりはできないでしょ」と日本的なこと(着物が似合うかどうか、納豆が食べられるかどうかなど)を持ち出してふっかける、という一面もあるのではないかなどと思いました。
       
      ↑そういうところ、ある気がします。いつか心理学者に解説していただきたい(笑)注: 国際的な心理学者ね!★サンドラ★

      8:01 PM サンドラ・ヘフェリン
  •  このコラム、読んで大笑いしてしましました。 サンドラが着物を着た姿を想像してしまったからです。 確信します。絶対に似合わない!!! でも、キミは着物が似合わないくらいでへこむ女じゃないよね。 足が短くて洋服が似合わない日本人の男だって、うじゃうじゃいますが、気にしている様子はあまり感じられませんね。

    2:36 PM mustafa suzuki
    • mustafa suzukiさん
       
      笑ったなー@@ 
       
      それで、ハーフはこんなんで落ち込んでたら、やってられません(苦笑)ハーフであることは一つの修行のようなものです。なので一生、修行は続けます(笑)★サンドラ★

      8:21 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 日本では。。。「内・外」、「日本人・外国人」と人を分離する傾向が強すぎる。これは見かけだけに限らず、中国系や韓国系でも見かけでは区別が殆どつかないはずでも、物理的ではない「アイデア」のレベルでも分けられる。
     
    でも人間とは、もともとは「内・外、味方・敵」と徹底的に自分の「グループ」とライバルの「グループ」の分離意識を持ち進化してきた。人間は「内・味方」と自分のグループと認識した者には優しく、愛情などの感情を持ち、「外・敵」と他のグループと認識した者には冷たい。この「外・敵」意識が行き過ぎると、やっぱり世界大戦、民族紛争、差別、非人間的な行為、ナチズムみたいのが現れるのだろうな。。。人間は「敵・外」と認識した者には容赦がないほど冷たくなる。
     
    で、日本では(未だに)よく「日本人は内、外国人は外」と強く社会内で組織的に分離される。だから、よく日本人は「外」の人(外国系など)と決め付けると、無礼な行動を取ったり言いたい放題になったりするのだと思う。要するに、感情や人情がこもっていない。人間は「外」と思う人に対しては感情を持ったり人間的な行動は取り難い。
     
    人間は「内・外、敵・味方」と分離するように進化してきたから、その考え方は今変えられないが、出来るだけ「内・味方」を増やし、「敵・外」を減らす事が出来る。出来るだけの多くの人に優しくなるためには、どんな人種、性別、信念を持つ人に対しても、「あの人は『外』だ、『あっち』の人だ」、と考えるより、皆を人間(や生き物)として「内」と考えて「仲間」にするように努力をすれば良い。あまりにも自分が冷たくて残酷になっている場合は、「あいつは敵だ」と言う思考を収めれば良いと思う。

    3:14 PM AF
    • AFさん

       
      >でも人間とは、もともとは「内・外、味方・敵」と徹底的に自分の「グループ」とライバルの「グループ」の分離意識を持ち進化してきた。人間は「内・味方」と自分のグループと認識した者には優しく、愛情などの感情を持ち、「外・敵」と他のグループと認識した者には冷たい。この「外・敵」意識が行き過ぎると、やっぱり世界大戦、民族紛争、差別、非人間的な行為、ナチズムみたいのが現れるのだろうな。。。人間は「敵・外」と認識した者には容赦がないほど冷たくなる。

       
      ↑ほんとうにその通りですね。わかりやすく書いてくれてありがとう!
       
      >人間は「外」と思う人に対しては感情を持ったり人間的な行動は取り難い。
       
      ↑これもまさにおっしゃる通りだと思います。

       
      そして解決策。
       
      人間は「内・外、敵・味方」と分離するように進化してきたから、その考え方は今さら変えられないが、出来るだけ「内・味方」を増やし、「敵・外」を減らす事が出来る。出来るだけの多くの人に優しくなるためには、どんな人種、性別、信念を持つ人に対しても、「あの人は『外』だ、『あっち』の人だ」、と考えるより、皆を人間(や生き物)として「内」と考えて「仲間」にするように努力をすれば良い。 
       
       
      ↑これはもう格言ですね!みなさん、AFさんのこの太文字の文章、ぜひワードにでっかくコピペして、プリントアウトして、部屋に貼ってください!★サンドラ★

      8:32 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 着物が似合うか否かは、ひとまず横においておいて、、
    この
    「その国らしい人」が、、、
    という所、心の底から
    痛感しています。
    オリンピックも、その最たる物ですが、
    テロリストによる「人質」の救出や
    難病治療の子どものための募金活動や
    学校やテレビで表彰されている子ども達や
    はては、ごく普通のショーで選ばれてステージにのる観客
    などを見ていてさえ、
    それが「この国らしい人
    (私の場合は、英国在住なので、【英国の名前】で
    【白人外見】の人)」だと
    つい
    「あぁ、やっぱり、【英国人らしい】から」
    と思ってしまい、
    ほしいものは、目の前にあるのに
    そのものと自分自身の間に、
    極めて透明な防弾ガラスが、はられているような
    「あと一歩で届かないような」感覚の中、
    もともと、
    英国では、外国人であり、
    英語も外国語としてしか喋れない私自身のためではなく、
    この国の国籍を持ち(日本国籍もありますが)
    英語を母国語として育っている我が子達のために
    「申し訳ない、、」と、
    胸がしめつけられます。
    息子達は、
    小学生の頃から、
    クラスの大多数である「いかにも【この国の人らしい】」同級生との違いを
    【自覚】し、時には、大人から【差別】を受けたと感じるという
    発言をしていましたが、
    外見的には
    中国や日本にいれば「混じる」事も、できます。
    それが、
    もう、一目で、
    「異質」と、認知される「外見」であったら、つまり
    実際は、
    息子達が、日本と中国に「先祖」をもつのと同じように
    サンドラちゃんも日本とドイツに「先祖」をもっているのに
    その「heritage」を、おそらく無意識のうちに
    「生まれつき、当然のように【その国らしい人】であることを享受している人」から
    「否定」されてしまうという理不尽と、
    「人としての本質」にも関わる苦悩が生まれる可能性が
    非常に高いという事ではないでしょうか?
    ただ
    以前は、
    上にあげたような「この国らしい人」状況に際して
    暗澹とした気持ちになったままだったんですが
    最近、特に、「希望」を感じることが増えて来たんですよ。
    なぜなら
    英国での「この国らしさ」が、長い時間をかけて、
    どんどん、ぼけて来ているのを実感しているからです。
    もともとは、
    名前や訛り、そして外見で、
    「異質」と疎外される可能性の高かった
    アイルランド系移民、ユダヤ系移民、アフロカリビアン系移民の順に
    徐々に(完璧ではないものの)「この国の人らしい」位置を
    獲得して来ているのが、
    見えて来たからです。
    まずは、スポーツの世界から始まり
    だんだんと、その範囲が広がって行っている様相が
    全体的に、掴めるようになったからです。
    これから、
    長い長い時間がかかっても
    南アジア系移民、そして東アジア系移民の順に
    「この国の人らしい【扱い】」を
    受けて行くようになるだろうという「流れ」が見えて来たからです。
    ちなみに
    いわゆる「ハーフ」の人は、英国では、外見にもよりますが
    (どれだけ「白人っぽいか」が、第一の基準で)
    「【白人】ではないほう」に「分類」され、
    両親のどちらも白人ではない「ハーフ」の場合は、
    大雑把に「非白人(さらに「肌の色」で仕訳)」分類されます。
    長々と書いてしまって
    申し訳ありません。
    この話、
    毎日のように、心を痛めていることなので
    過激に反応してしまいました(笑)。
    日本やドイツや英国のように
    「土着性の強い国」も、
    今、過渡期であり、
    いわゆる「ミックス」、
    複合背景な人達が、大多数の国や地域での状況のように
    確実に、
    少しずつ、理想的な方向へ動いているという所に
    希望を持ちつつ
    何かが起きて、それが、一挙に
    逆方向に押し返されないことを切願しています。

    6:48 PM ゼッタ
    • ゼッタさん

       
      読んでくれてありがとう。そしてコメントありがとう!

       
      >いわゆる「ハーフ」の人は、英国では、外見にもよりますが
      (どれだけ「白人っぽいか」が、第一の基準で)
      「【白人】ではないほう」に「分類」され、
      両親のどちらも白人ではない「ハーフ」の場合は、
      大雑把に「非白人(さらに「肌の色」で仕訳)」分類されます。
       
      ↑ドイツもこんな感じです。そういえば私は小さい時から、ドイツ人にも日本人にも「アナタは(容姿が)日本人っぽくないね。」と言われることが多かったのですが、そのなんていうのかな、「日本人っぽくないね」と言う言葉がうれしそうというか、相手は私を褒めている感じで言っていたのが思い出されます。「サンドラはお父さん(ドイツ人)の血が強かったんだね」というのも褒めている感じで言う人が多いですが、まあ単純にパパに似ているのはうれしいですが、総合すると「白人よりの容姿」であることを褒めていた人の多さ(日本人もドイツ人も)が目につきますね。←これ、決して非難しているわけではない。そこまで、人の発言をああだこうだ、言う権限、私にはないし、私は神様じゃないし、笑。だいたい、これは個人の問題というよりも、世界全体が白人中心で動いてしまっている現実(白人が得する、という構図が色んな国で出来上がってしまっている)がある以上、その結果として、個人が「白人でよかった」とか「白人よりの容姿でよかった」と思ったり言ったりするのは、悲しいかな「自然な流れ」ですね・・・
       
      少し話はズレますが、最近、私はドイツでも日本でも飢餓対策のポスターの黒人の子供を見ていて複雑な気持ちになったりします。むかしは何とも思わなかったのですが、そういう悲しい目で裸でハエがたかった子供をしつこいぐらいあちこちにポスターにして貼ることで、日本人やドイツ人の中で「黒人イコールかわいそうな人たち」という差別を助長しないのか?なんて思います。言い方を変えると、「いつまでも、かわいそうな立場でいてほしい。」「上には上がってほしくない。」という隠れた願望があったりする人も少なくないと感じますし、問題だと思ってます。
       
      かといって、飢餓対策のポスターに話を戻すと、アフリカでの飢餓のために寄付金を集めたい場合、白人の子を載せるのも不自然だし、むずかしい問題だな、と思います。そういうふうに感じた人、私のほかにもいるかな?★サンドラ★

      9:04 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 「純粋・生粋」日本人って。。。違和感があると言おうか、訳が分からないと言おうか。。。「日系日本人」と呼んだほうがいいのかな?将来では、アメリカとかみたいに「アジア系日本人」とか「白人系日本人」とか呼ばれるようになるのかな?それはそれで、何故か恐ろしい(?)。まあ、実際にはアメリカで生まれた日系アメリカ人は「純粋・生粋日本人」なんて呼ばないから。。。(日系アメリカ人と呼ぶ)、「日本人」とかそのまま呼ぶのは、本当は少し変だと思う。

    9:23 PM AF
    • AFさん
       
      「日系日本人」!!いいですねえ!気に入りました。
       
      AFさんの書いていた「アジア系日本人」や「白人系日本人」もナルホド、と思いました。
       
      個人的には「ドイツ系日本人」という言い方も浸透させたいです(笑)その際、「ドイツ系であるなら日本人ではない!」というツッコミはナシで(笑)★サンドラ★

      10:43 AM サンドラ・ヘフェリン
  • サンドラさん、AFさん
    いわゆる「ハーフ」、「ハーフ」でない人、などなんと呼んだらいいのか、迷いますよね。
    「純日本人」という言い方はもちろん私が考案した呼称ではなく、私は個人的に納得がいっていない呼び方です。じゃあ純でないものは不純なのか、という話につながりそうで…。

    誰も傷つかない、わかりやすい呼び方があればいいのですがね…。そんな言葉が出てくるまではできるだけ「いわゆる」や鍵括弧をつけることで、納得してつかっているわけじゃないことをあらわしていきたいと思います。

    9:12 PM ゆり
    • ゆりさん
       
      コラムで書く際には、分かりやすいように書きたいので色々とむずかしいと感じてます。例えば「生粋日本人」の代わりに「ハーフでない日本人」という書き方もできますが、長いし、これを文章に入れていくと、とてつもなくクドイ文章になる(笑)
       
      たとえば、
       
      「日本×ヨーロッパ某国のハーフBさん」と「ハーフでない日本人のKさん」が一緒にどこそこで何々をしこういう経験をしました。
       
      というだけで、あああなんてクドイ文章なの?!と思っちゃうので、わかりやすく簡潔にしたいですが、でも簡潔にしたことで、例えば「生粋日本人」と書くことで「それは差別的な表現だ!」と思う方もいるかもしれないし難しいですよね。なので、良い案が見つかるまで、私もカギカッコを用いて「生粋日本人」または「純日本人」、あとは上でAFさんが提案してくれた「日系日本人」という言葉を使っていきたいと思います。
       
      でも、「日系日本人」というのも、見る人が見たらツッコミを入れたくなるような言い方なんですよね。つまり、「日本人は日系なのがあたりまえだから、日系日本人だなんて言い方はおかしい!」ってね。これはよく考えると、右翼的な考え方だとは思うけど、意外に染み付いている考え方でもあったりするので、悩ましいところです★サンドラ★

      10:52 AM サンドラ・ヘフェリン
  • 確かに着物は、小柄で日本風の少女って感じの女性が良く似合うよね…。

    私も、祖母から譲り受けた着物(仕立ててある)があるけれど、その着物は小さめのサイズで、袖がちんちくりんで、おはしょりの丈が悲惨…。

    私個人としては、カザフスタン、ウズベキスタン、そしてトルクメニスタンの民族衣装が似合っていると思います。

    あそこは白人とアジア人とペルシャ人の多民族国家だからね(私にはラテン系の血も少し混じっているので、それがペルシャ風に見える)。

    9:14 PM Maria
  • サンドラさんは日本のサッカーにはあまり興味ないのかな? 男子のサッカー日本代表には韓国系日本人の李忠成やオランダ系日本人のハーフナー・マイク、ドイツ人とのハーフの酒井高徳、ブラジル系の田中マルクス闘莉王など「純ジャパ」じゃない選手が何人も在籍していますけど、私含めて日本のサッカーファンは彼らを含めた日本代表チームに大きな声援を送っていますよ。

    サッカー選手は昔からラモス瑠偉や呂比須ワグナーなど日本に帰化した選手はいますし、代表以外でもJリーグや高校レベルでもカレン・ロバート選手など日本人以外の血の入った選手は多いので、代表が純粋な日本人かどうかにこだわるファンはあまりいないんじゃないかな。それより活躍してくれるかどうかの方が大切です。日本の国技の相撲も外国人の方が活躍しているし、スポーツの世界は一般社会と比べて実力があれば出身関係なく認められる傾向があると思います。

    8:47 PM Saori

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