子供の連れ去り問題(国際結婚)Part2
以前、子供の連れ去り問題 について書きましたが、またしても深刻なニュースが今日入ってきました。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/111027/waf11102714010011-n1.htm
このニュースに出てくるハーフの子は、日本とニカラグアのハーフ。アメリカで両親が離婚調停中に母親(日本人)が子供を連れて日本に帰国してしまい指名手配されていた、とのこと。その後アメリカ(ハワイ)を訪れた時にこの母親は逮捕されたらしいけど、もし有罪になれば最高で懲役20年の可能性があるとのこと。
母親が20年も刑務所に入ったとしたら、子供(ハーフ)の未来は真っ暗。
なんて悲しい話なんだろう。
サンドラ・ヘフェリン
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上記のリンクは時間が経つと読めなくなる可能性があるので、内容を以下にコピーします。
米国人と離婚訴訟中の日本人女性、「子供連れ去り」で逮捕
ニカラグア出身の男性と米国で離婚訴訟中に子供(9)を連れて帰国した兵庫県在住の日本人女性が再渡米し、子供を連れ去ったとして米司法当局に親権妨害容疑などで逮捕、起訴されていたことが27日、代理人弁護士の話で分かった。女性は「親権妨害にはあたらない」として無罪を主張し、来月に判決が言い渡される予定。有罪が確定すれば最高で懲役20年が科される可能性があるという。
外務省によると、子供を連れて帰国した日本人女性が指名手配された国に再入国するのは異例で、身柄拘束は過去に例がないという。
代理人弁護士らによると、女性は2008(平成20)年、米ウィスコンシン州で男性と離婚訴訟中に子供を連れて帰国。親権妨害や、訴訟中に国外に出たことに対する法廷侮辱などの容疑で指名手配されていた。今年4月、ハワイを訪れ、身柄を拘束された。ウィスコンシン州郡裁判所に起訴され、来月初めにも判決が出るという。
男性は、米国で単独親権を取得。一方、女性は子供の親権の確認を求める家事審判を神戸家裁伊丹支部に提起。今年3月、同支部は母親の親権を認定する一方、「父親の生活や文化にも触れた方が子供の可能性を広げる」として、子供が米国で男性と面会するよう義務づけた。双方が不服として大阪高裁に抗告している。
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コメント
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国家がそれぞれ管轄権を持って、
その管轄権内で司法権を行使していた時代は終わったのではないかと思います。
こういうケースは日々増加の傾向にあると思いますし、
法の適用範囲のギャップやオーバーラップに引っかかって
おかしな被害を被る人がいなくなるように、
国家同士の管轄権の調整はスピードアップしなければいけませんね。それにしても、親権争いの場合、
親をどちらかでも懲役にする、というのは
子供の権利、子供に一番いいようにという観点から考えたら
目的と相反しますね。7:25 PM Jane -
Janeさん
その国だけのことを考えた法律でいい、とされた時代は、人々の移動が少なかった時代、そして日本人同士は日本人同士で、イギリス人同士はイギリス人同士で結婚するのが当たり前とされていた時代には問題なかったかもしれないけれど、今は既にそうではなく、国際結婚が増え、その間に生まれた子供達も増え、そして現にこのような誘拐の問題まで起きているのですから、Janeさんのおっしゃる通り、「国家同士の管轄権の調整はスピードアップしなければいけません」よね。
>それにしても、親権争いの場合、
親をどちらかでも懲役にする、というのは
子供の権利、子供に一番いいようにという観点から考えたら
目的と相反しますね。↑同感です・・・。あと記事には「女性は子供の親権の確認を求める家事審判を神戸家裁伊丹支部に提起。今年3月、同支部は母親の親権を認定する一方、『父親の生活や文化にも触れた方が子供の可能性を広げる』として、子供が米国で男性と面会するよう義務づけた。」とありましたが、9歳の子が一人で飛行機に乗ってだいじょうぶなの?の問題から始まり、かといって、もしこのケースのように過去に子供を「誘拐」した母親の場合、9歳の子供に母親が同伴してアメリカに行ったら逮捕されてしまうわけですしね。
「子供の事を中心に考える」って、どういう事なのか。
もう一度考えてみる必要があるけど本当にむずかしいですね★サンドラ★
7:50 PM サンドラ・ヘフェリン -
あ~、どこまでが本当の連れ去りで、どこまでがそうでないのかが分からない!旦那さんの許可なしに子供を連れ去るのは犯罪かもしれないけど、子供にとったら親が逮捕されたり、どちらかの親と引き離されることを望んでいるわけではないはずです。
DVがある場合は、(大抵は)奥さんと子供が悲惨な目にあってしまうので、どちらにしても子供を不適切な環境へ送り込まないように、早急に国際的な法律の整備が必要だと感じます。
いつも思うのですが、離婚をするときは、どちらの親も「自分の国が一番!」「パパ/ママは最低!」なんて子供に言ってはいけないと思ってしまいます。お互いに愛情が冷めたとしても、子供にとってはお父さんとお母さんだし、いつでも両方に会いたいだろうし。
でもいざ離婚となるとお互い、ののりしあい、なんてこともなるんだろうし、難しいな~。
だけどいつも思うのは、子供を日本(または自分の国)へ連れて行く=犯罪、では必ずしもないのですから、誰も逮捕されることなく、もっとスムーズにできないのかな、と思ってしまいます。7:49 PM Jannat -
Jannatさん
<「どこまでが本当の連れ去りで、どこまでがそうでないのかが分からない!」
— モラル的に言えば本当にそうですね。実際のところは、アメリカは子供を父親に無断で日本に連れて行く日本人母親の事を「誘拐犯」だとしているのが現実ですね。こわいな、と思うのは、自分は誘拐犯ではない、との思いから、軽い気持ちで(?)子供を日本に連れて帰りまたアメリカに入国して逮捕される母親がいること。ほんとうに「認識」の違いなのでしょうけど、結果は悲惨ですね。
「子供の立場に立つ」。これほど言葉で言うのは簡単なのに実施する事が難しいものも珍しいですね。特にハーフの子供の場合。そこは、子供本人の意志、母親の思い、父親の思い、それぞれの文化の違い、そしてそれぞれの国の法律が180度ちがう事も多く、全員がそれぞれ「ちがう方向」を向いている事がニュースにあるような悲惨な結果を招いているのだと思います。
あと、>「DVがある場合は、(大抵は)奥さんと子供が悲惨な目にあってしまうので、どちらにしても子供を不適切な環境へ送り込まないように、早急に国際的な法律の整備が必要だと感じます。」
↑は皆さんも書かれているように国際的な法律が必要ですね…。
Jannatさんが書かれているように、たとえ誘拐などの悲惨な結果にならなくても、国際結婚の場合、離婚後にお互いが子供に「元パートナーの国の悪口を吹き込む」というのは実はよくある事なんですよね。日本人女性と離婚した欧米人は「ママも日本も最低だ!」となりがちだし、逆にたとえばイタリア人と離婚した日本人女性も場合によっては「イタリア人(元夫)もイタリアも最悪!」となりがち。そしてそれを事あるごとに子供に吹き込む。その際、子供に対する言い方は必ずしも「イタリア最悪!」という言い方ではない場合が多いですが、「ホラあなたのそういうところがイタリア的でナンタラカンタラ。やっぱり父親(イタリア人)に似てナンタラカンタラ・・・」などというふうに母親自身も気付いていない場合が多いのですが、巧妙な言い方で子供の心が父親の国から離れるよう仕掛けている、と言っても言い過ぎではないかもしれません★サンドラ★
12:45 PM サンドラ・ヘフェリン -
日本では、親権を取った親が取れなかった/取らなかった親に会わせないというのもよくあるみたいですね。
離婚の原因が浮気だったら、浮気した親には子供に会う権利がない、という考えも多いみたいです。
よくネットでの相談でも、海外で国際結婚している女性が旦那とうまくいっていない、離婚をして子供と日本に帰国したい、という話を見かけます。そして、それに対して「○○条約が結ばれる前に、子供を連れ去るなら今よ!」みたいな返答が寄せられていたり。
「遠いから」とか「子供に中途半端に父親に会わせたら可哀想だから」、と理由をつけ、なにかしろ子供を父親に会わせない日本人の親も少なくないですね。
子供は親の所有物ではないのに。
ハーフが日本で育つなら、尚更外国人の親との交流と外国とのつながりが大切だと思いますので、こういう自己中な親には国際結婚して欲しくないです。
9:05 PM Rui -
Ruiさん
>「日本では、親権を取った親が取れなかった/取らなかった親に会わせないというのもよくあるみたいですね。」
↑これですが、よくあるみたいです。私が前にビックリしたのは、小泉元首相には元奥さんとの間に息子が3人いるんですが、元奥さんが3番目の息子を妊娠中に離婚したので、なんと三男は父親(小泉元首相)と会ったことがない、ということ。上の二人(長男と次男)は逆に母親に会えなかった。三男が自分のお兄さんである長男と次男に初めて会えたのは、三男が25歳になってから。日本は「血のつながりを大事にする」などと言われているけれど、これを見ると、血を全然大事にしてないと思います。子供の気持ちにも配慮していないですね。親たちはおそらく「あちらの家とは縁を切った」とかそういう考え方なんでしょうけど、子供の立場を考えていない考え方ですね。ビックリです。
>「子供は親の所有物ではないのに」
↑同感です。
あと、
>「ハーフが日本で育つなら、尚更外国人の親との交流と外国とのつながりが大切だと思いますので、こういう自己中な親には国際結婚して欲しくないです。」
↑私も実はこれに賛成です。よくハーフの子を持つ日本人のお母さんで「ウチの子(ハーフ)は日本人だから」と言う人がいます。ただ、その子供の容姿が日本的でなく例えば欧米的な場合/アフリカ系/インド系/アラブ系の場合、母親の意識と周りの意識の間に「ズレ」が生じるんですよね。母親(日本人)から見たら、「ウチの子は日本育ちだし、パパ(外国人)とも離婚したから、ウチの子は日本人!」と思っていても、子供の容姿が外国風だと、その子は、周りの友達、先生、そして人生の中で出会う人の多くに「アナタは外国人!」と言われたり思われたりする。そういう場合、やっぱりハーフは日本人だけでなく、外国人と交流する事が自尊心のためにとても大事。そこで見えてくるものがあるから。でないと母親(日本人)には「アナタは日本人!」と言われ、周りからは「アナタは外人!」と言われ、子供はワケわからなくなり自信をなくすと思う。★サンドラ★
12:43 PM サンドラ・ヘフェリン -
もうひとつ忘れてました。9歳の子供を飛行機に一人で乗せるの?
子供が少なくとも18歳になるまでは母親か親戚の誰か大人の同伴が必要なのではありませんか?
子供を中心に、というのは子供自身がどうしたいか、を考えるのであって、親や周りの大人がこうしたい!というものではないはずなんですが。9:49 PM Jannat -
Jannatさん
飛行機は制度的には9歳でも一人で乗れる事は乗れますが、でも私は子供の性格に配慮すべきだと思う。もし乗り物酔いする&一人じゃ不安な子の場合、「親に会う権利がある!」とか言って一人で旅させるのはどうかと思う。★サンドラ★12:41 PM サンドラ・ヘフェリン -
あぁぁ、、、これは、ほんっとうに、もう
「法制化」できないと思うんですよ。
ほんっとうに、各家庭により、千差万別なので
ユニフォームな法律、完全無欠の法律など
ありえないと思うんです。
少なくとも、そんじょそこらの政治家や法律家の叡智では、無理、、、。ゆえに、ハーグ条約への加盟も、反対です。
対象範囲が広がれば広がるほど、適宜な法律を設けることは
不可能になり、さらに、判決が出るまでに時間もかかれば
お金もかかり(提訴者本人にかからなくとも税金の負担となり)ますから。DVに対する法整備も整っていない、としか、言えない状況なのに
「先進国(というか、本音は「欧米(笑)」)」のプレッシャーが
かかっているから、、、的な態度で、加盟の方向で進んでいるような
印象を受けるんですが、それは、おかしいと思います。
もし、プレッシャーをかけているのが、北朝鮮、中国、アラブ諸国
などでしたら、加盟するんでしょうか???それにしても、このお母さんは、どうして、ハワイに
行ったのでしょうか。何か、避けられない理由があったのかな?
お母さんを責めるというつもりは全く無いのですが、
その点が、疑問です。一体、どんな理由があったのか?また、子どもに米国で親と会わせる義務、というのも
理想ではあるにしても、日本に、「逃げるようにして帰って来た」
このお母さんからすると、絶対、父親側を信頼できないでしょうし
実行は、非常に難しいはずです。子どもは9歳でしたら、一人で飛行機に乗せることはできます
(つきそいサービスがありますし、私の姪も9歳の時には、
一人で飛行機に乗って英国と中国を行き来していました)が
同じような状況で、アメリカの父親の所に子どもだけで行かせたら
子どもを返してもらえなかった、という日本人の母親の
例も、読んだことがありますし、そうなる事は容易に想像できます。スイスでは、ある離婚家庭(国際結婚)で、
普段は母親と暮らしている子ども達を
父親のところに(義務で)滞在させた際に、
父親が、子ども達を連れ、出国、コルシカ島で
「子ども達は安全な所にいる」と遺言を残して
子ども達の居場所を教えずに自殺するという事件がありました。
子ども達は、結局、まだ、見つかっていないと思います。同様に、英国では、やはり離婚家庭で、父親を訪問した際に
連れ去られ、心中という形で殺される子ども達のニュースが
少なくとも1年に1回以上は、あります。結局、子どもにとって、最低限、一番「マシ」な方法というのは
家庭の内情を知らない第三者には、決められないと思いますし
子ども達の意見も、重要ですが、また、その意見の聴取方法も
理想的とは言えないようですし、とにかく、
非常に難しい、としか、申し上げられない状況です。また、国際結婚になると、今度は、
父母が、お互いの国や文化に対して
非常に人種差別的になったりもしますから、
さらに悲惨な状況になりやすいと思います。この件に関しては、
ともかく、懲役刑は、やめてほしいと思います。
もし、懲役刑が出たら、私は、その裁判官の
「良識」を疑います。
また、そんな裁判官が、そんな判決を下す国と
この問題に抵触する国際条約を締結するのは
絶対、避けるべきだと考えます。11:07 PM ゼッタ -
ゼッタさん
連れ去り問題は各家庭(または、各「元」家庭?)に様々な背景があるので一概に言えない、というのはありますね。法律を作るにも大変な話です。
>それにしても、このお母さんは、どうして、ハワイに
行ったのでしょうか。何か、避けられない理由があったのかな?
お母さんを責めるというつもりは全く無いのですが、
その点が、疑問です。一体、どんな理由があったのか?↑う~ん、理由についてはニュースに書かれていないので分かりませんね。。。。私の勝手な想像ですが、もしかしたら、出国・入国を簡単に考えた結果なのかもしれません。入国しても逮捕されるとは思っていなかったのではないでしょうか。
>スイスでは、ある離婚家庭(国際結婚)で、
普段は母親と暮らしている子ども達を
父親のところに(義務で)滞在させた際に、
父親が、子ども達を連れ、出国、コルシカ島で
「子ども達は安全な所にいる」と遺言を残して
子ども達の居場所を教えずに自殺するという事件がありました。
子ども達は、結局、まだ、見つかっていないと思います。↑これ、読んだ事あります・・・お母さんがイタリア人でお父さんがスイス人の双子の女の子ですよね?まだ見つかっていないし、お父さんがもしかしたら子供を殺してから自殺したのでは?と書いてありました。この件、奥さんが別れたいと言っているのを夫のほうが消化できず、腹いせで子供を殺した、という説もあります。悲惨過ぎますね。
>同様に、英国では、やはり離婚家庭で、父親を訪問した際に
連れ去られ、心中という形で殺される子ども達のニュースが
少なくとも1年に1回以上は、あります。↑しかし他のニュースも読んでいると、相手に別れを切り出され、逆上して、その結果、子供を殺すのは男性が多い印象を受けます。子供は恋愛沙汰に全く関係ないので、殺さないでほしいんですが・・・。
>結局、子どもにとって、最低限、一番「マシ」な方法というのは
家庭の内情を知らない第三者には、決められないと思いますし
子ども達の意見も、重要ですが、また、その意見の聴取方法も
理想的とは言えないようですし、とにかく、
非常に難しい、としか、申し上げられない状況です。↑裁判所等で裁判官の前で「どっちに行きたい?」と言われても緊張して本音を言えない子供もいますし、事前に親に恐喝されて「こう言いなさい!」と言われている子供もいますしね。暴力に関してなど、やはり抜き打ち検査が必要だと思います。
>また、国際結婚になると、今度は、
父母が、お互いの国や文化に対して
非常に人種差別的になったりもしますから、
さらに悲惨な状況になりやすいと思います。↑これも残念ながら事実なんですよね。離婚した後は憎しみが「国」にも向けられる。「あんな国!」と。悲しい事です。
>この件に関しては、
ともかく、懲役刑は、やめてほしいと思います。
もし、懲役刑が出たら、私は、その裁判官の
「良識」を疑います。↑もし親が刑務所に入ったら子供はどうすればいいんでしょう。まだ9歳なのに可哀想過ぎます★サンドラ★
12:41 PM サンドラ・ヘフェリン -
深刻なお話ですね。裁判の行方、注目しています。子供の人権に配慮した判決が下されることを祈ります。
11:42 PM asariya38 -
asariya38さん
>子供の人権に配慮した判決が下されることを祈ります。
↑本当ですね。子供は何もできないですからね。祈るばかりです★サンドラ★
12:39 PM サンドラ・ヘフェリン -
Yahooニュースによると、日本人女性はアメリカ永住権更新の為に
ハワイに行ったようですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111027-00000044-mai-soci気がかりなのは、
日本人妻の子供連れ去りがアメリカで問題視されていること。
アメリカの裁判では、アメリカ国籍者(欧米系)に有利な判断が下されやすい点も気になっていることです。アメリカのみならず、他国人との間の子供は、離婚で共同親権や、面会権がある事が多い。
今回のケースでは、アメリカの離婚訴訟中に連れ去っているので、
日本人女性が非常に不利な立場であるので
とても心配です。
子供の福祉の観点から言えば、母親が懲役に服すのは、良くないに決まってますが、アメリカの裁判の場合、アメリカでの違法行為に
特別厳しい判断が下されそうなのが怖いのです。国際結婚の場合、双方の法律が絡むので、
日本人の常識が通用しない、
特に、子供には「両親どちらにも会う権利がある」事を
国際結婚をする日本人は肝に銘じておく必要があるのではないでしょうか。
ハーグ条約締結前に、連れ去ればいい、なんて・・条約締結されたら、即国際手配で逮捕され、強制連行されちゃうかもしれない事を
気軽に勧めるのは、いかがなものでしょうねえ。。。周囲に国際離婚した家族もチラホラおりますが、
アメリカ人父を休暇中に訪問したり、
週末に行き来する平和な離婚が多いです。
それは、夫婦は離婚して他人になるけれど、子供の実父・実母は
世界に一人だけで、どちらも子供には大切な存在だと判っているから。
日本人の場合、離婚すると、真剣を取らなかった方の親とは一切会わせたくないとなるのが、問題だと思っています。
有責であろうが、なかろうが、親は親なんですもの。
自分の都合で、子供から親を奪う事だけは絶対したくないと思ってます。3:03 PM ゆうき -
ゆうきさん☆今日はこれから鎌倉に行くのでレス、すこし時間をくださいね☆いっぱい書いてくれてありがとうございます!サンドラ
11:08 AM sandra -
ゆうきさん!
レスが遅くなってごめんなさい!そしてヤフーのリンクとコメントありがとうございます!!
永住権の更新のためにアメリカに行って逮捕されるのは、考えてみるとかなり皮肉な結果ですね・・・>気がかりなのは、
日本人妻の子供連れ去りがアメリカで問題視されていること。↑これ、気になりますね。前にも一度リンクした記憶があるけれど、「子供拉致帝国・日本」と書いたプラカードを持ってデモや抗議運動がアメリカで行われているわけですからね。アメリカは「北朝鮮の拉致問題と同じぐらいに、日本の拉致についても真剣に考えてほしい」と言っていますしね。日本人からしたら単に「親が子供を連れて日本に帰る」という認識でも、アメリカからするとそれは「拉致」なんですよね・・・
http://en.wikipedia.org/wiki/File:Japanese_Child_Abduction_Rally_to_Restore_Sanity.jpg
>子供の福祉の観点から言えば、母親が懲役に服すのは、良くないに決まってますが、アメリカの裁判の場合、アメリカでの違法行為に
特別厳しい判断が下されそうなのが怖いのです。↑判決が心配ですね・・・。子供にとって今がもう十分辛い状況なので、これ以上辛くならないように祈るばかりです。
>国際結婚の場合、双方の法律が絡むので、
日本人の常識が通用しない、
特に、子供には「両親どちらにも会う権利がある」事を
国際結婚をする日本人は肝に銘じておく必要があるのではないでしょうか。↑ほんとうにそうですね。国際結婚で生まれた子供は母親だけのものではないし、日本人だけのものでもない。そう世界の多くの国は考えているんですよね。
>周囲に国際離婚した家族もチラホラおりますが、
アメリカ人父を休暇中に訪問したり、
週末に行き来する平和な離婚が多いです。↑最高ですね。離婚した後、多くの人がこのようになればいいのだけれど。
>日本人の場合、離婚すると、親権を取らなかった方の親とは一切会わせたくないとなるのが、問題だと思っています。
Ruiさんへのレスでも書きましたが、日本の結婚は「家と家」の結びつき。よって離婚により、お互いに「あちらの家とは縁を切った」となるのでしょうね。同時に親権をとら(れ)なかったほうの親も子供に会えなくなる事が多いですが、小泉元首相の例(同じ兄弟なのに、離婚後に生まれた三男は父親に会った事がない。25歳でやっとお兄さん二人と交流できるようになった)を見てもとんでもない事だと思います。逆に上の二人(長男・次男)は母親に会えないらしいし、なんて考え方なんだ!なんて思っちゃいます。
「日本には日本のやり方があるんだ」と反論される方もおられるのでしょうが、その「やり方」が原因で今、誘拐事件でこんなにもモメているわけですからね・・・。国内でも早く共同親権をひろめたほうが良いのではないですかね★サンドラ★1:01 PM サンドラ・ヘフェリン -
いくら国際結婚でも個人と個人の結婚なのですから、離婚をする場合、「○○人」ではなくて、旦那さん/奥さん個人のはず。
なんで離婚するとなると「○○も○○人も嫌い!」になるのかが不思議。どこの国にもいいところと悪いところ、いい人も悪い人もいる。
私だったら「パパは○○人だから嫌い!」「何が何でも日本が一番!」という発想にはならないですね。
あと、離婚した後に「うちの子は日本人だから」にもなりません。子供にとったらお父さんの国も故郷なんですから。
自分が「どこの国籍もいらない派」だから?なのかな?それともヘンな人なのかな?11:28 PM Jannat -
Jannatさん
私の勝手な想像ですが、○○人と離婚したら○○という国&○○人が大嫌いになる人というのは、おそらく、結婚の際にかなりその○○という国に幻想を抱いて夢見がちのまま結婚したのかもしれません。たとえばイタリアは何もかも素晴らしい、愛の国で、男性は優しくて、そこには歴史があり、海があり・・・・♪みたいな、ある意味純粋なのだけれど、現実のイタリアライフの深刻な面に目をそむけたまま結婚してしまうと、離婚となり「目が覚めた」時に憎しみが増すのではないかと。あくまでも私の想像ですけどね。現実をキチンと見ていて、どこの国にも良い面とマイナスな面がある、という事が分かっていれば離婚の際に、イタリアやイタリア人(←注:あくまでも例です)にそこまで失望しないのではないかと。★サンドラ★11:07 AM サンドラ・ヘフェリン -
サンドラさん、
私も小泉首相の話でびっくりしたのがきっかけで日本の親権や離婚状況を知りました。
ハーフの親と周りのハーフへの認識も、本当にサンドラさんの言う通りです。
私もハーフですが、以前勤めていた日系で私を外国人扱いし、英語でしか話さない同僚がいました。
私が日本語で話してくださいと言っても、「えっ?でもあなた外国人でしょ?外国人と英語で話して何がおかしいの?」という感じでした。
ですが、彼女は国際結婚していて、ハーフの子供がいました。そして、私には(英語で)「いずれは日本に帰国するつもりだから、うちの子にも日本語教えているんですよ〜」って。こういう人、以外と多いんですよね。
逆にハーフの子供がいない人や国際結婚していない人の方が「あなたも日本人なのにねぇ」と気をつかってくれたり。
自分の子は自分の子だから「日本人」でも、他の日本人はあなたの子を今あなたが私にしている「外国人扱い」をするんですよ、と言いたかったです。
10:22 AM Rui -
Ruiさん
小泉元首相の親権の話、Ruiさんの中でも強烈な印象として残っているんですね!私もあの時は本当にビックリしたし、なんで?なんで?と思いました。日本の結婚は「家と家」とのつながり。よって離婚により旦那さんの家が奥さんの家と縁を切れば、子供たちもそのまま縁を切ったままで済む、という考えなのでしょうが、個人的にはとんでもない事だと思ってます。Ruiさんが書いていた、「ハーフが日本語をできると分かっているのに、英語で話しかける人」は、けっこういますね。国際結婚をしている日本人の中には国際的な感覚の人も多いし、ハーフの子供を持つ日本人にも国際的な感覚を持っている人が多いと思いますが、もちろんそうでな人もいて、必ずしも、「ハーフの子供のいる日本人イコール国際的な感覚の持ち主」、「外国人と結婚している日本人イコール国際的な感覚の持ち主」というふうには言い切れないのかもしれません。むしろ、「国際的」という言葉をどこかで勘違いして、「自分は国際的であるから、何が何でも英語で話す」とか「相手が日本語ができようとなんだろうと、相手の意思とは関係なく、ガイジン顔の人がいたら何が何でも英語で話す」というふうに勘違いしているのかもしれませんね。それはそれで私達ハーフにとっては厄介な問題ですね。なので、Ruiさんの書いていた「自分の子は自分の子だから『日本人』でも、他の日本人はあなたの子を今あなたが私にしている『外国人扱い』をするんですよ、と言いたかったです。」という発言は的を得ていると思います★サンドラ★
10:52 AM サンドラ・ヘフェリン -
ついでですが、以前親が離婚等の流れで子供を殺すという事件の心理学の説明を読みました。
どうやら、女性は子供は自分の体の一部と考える傾向があるみたいで、自分だけ自殺しても残された子供が可哀想、という理由での心中が多いみたいですが、男性は子供を女性の一部と考え、女性を懲らしめる為に子供と心中、もしくは子供だけ殺害、というパターンが多いようです。
どちらも結局被害者が子供ですけどね。
10:30 AM Rui -
Ruiさん
Ruiさんの書いていた、離婚の際「男性は子供を女性の一部と考え、女性を懲らしめる為に子供と心中、もしくは子供だけ殺害、というパターンが多いようです。」というのは私もドイツの雑誌で読みました。もちろん女も男も、自分の子供を殺すのは最悪なのですが・・・。でも「心中はいけない」と言うのは簡単だけれど、そこは親も心の中が複雑だろうし、経済的に困っている親もいるだろうし、と色々考えてしまいます。でも親として「子供を殺す」事を選んでしまうのだったら、ドイツ的なドライな考え方で恐縮ですが、最初からピルやコンドームでキチンと避妊をして、最初から子供を作らない生き方を選べば良かったのに、と思ってしまいます。子供を生んでみて親になったけれど、上手くいかないから子供を殺す、ではダメダメ発想だと思うのですよ★サンドラ★10:58 AM サンドラ・ヘフェリン -
深刻な問題ですね。子供が犠牲にならないよう穏便な方向での解決が図れることを願うばかりです。国際結婚した親が離婚する場合、双方の国の法律、社会習慣の違い、そして地理的な隔たりによって親権にかかわる争いがこのような重大な事態になることがありうるのですね。サンドラさんはじめハーフの皆さんが人事でなく心配されるのがよく理解できます。
僕は普通の日本人でしかも法律や社会制度にも詳しくなく、これまで離婚の場合の親権について全く関心がなかったわけではないものの、あまり深く考えたことはありませんでした。しかしこの報道に際してはやはり親権というものについて考えずにはいられませんでした。日本では子供が小さい時は、母親が養育権をもって引き取るのが普通であってそれが常識なのではと思ってきました。ただ歴史的には必ずしもそうではなかったのですね。家督とか家とかいう家族制度との関係で親権という概念や制度ができてきたのだと思います。また子供を持つことは養育の義務を伴うとしても、将来に亘る権益となる側面もあるのだとます。また、近年の離婚で父親が親権を獲得しようとする動機は、子供をかわいがり自分で育てたいからという背景があるのでしょう。しかしこれらはいずれも親が自分の欲望を満たし、自分たちの都合に合わせるところから来ています。
どちらの親が子を引取り育てるかは、やはり子供がどちらの親で幸せになるかで決められるべきだと思うのです。個々の事例をみると様々なケースがあり一概には言えないかも知れません。しかし、経済的困難がない時、一般的には小さい子供は母親の育てられた方が幸せであることを否定することできないのではないでしょうか。人間は進化を遂げたといっても、哺乳動物であることには変わりなく、母親が育てるのが自然の摂理だと思います。最近は育児をする父親も増えているようですが、母親の代わりにはなりません。
近頃の日本でされてきた母親が引取り育てるという通念は、僕は誤りではないのだと思います。国際離婚で日本の母親の場合、経済的理由で養育できないということは今日ほとんどありません。父親が妙なところで男女平等を言い養育権を主張するのは、たとえ共同親権であっても大人の身勝手にすぎず、子供の幸せを真剣に考えていないのではないでしょうか。ハーグ条約なるものが「子供の幸せを考える」ことを名目に、このような不条理な両親の男女平等の背景に基づいているのであれば加盟・批准するのは慎重にすべきだと思うのですがいかがでしょうか。勿論、日本の制度的に問題のある点は改めなければなりませんが。
11:27 AM Jun -
Junさん
日本人の男性の視点(日本人男性といっても色んな視点があるので、こういう言い方もおかしいのかもしれませんが)からのコメントどうもありがとうございます。日本で長い事、母親が子供を引き取るのが普通だとされていたわけですから、それに疑問を持たないのはよくわかります。人間だれしも、今まで知っているやり方が普通だと思っているところがりますしね。
>近年の離婚で父親が親権を獲得しようとする動機は、子供をかわいがり自分で育てたいからという背景があるのでしょう。しかしこれらはいずれも親が自分の欲望を満たし、自分たちの都合に合わせるところから来ています。
↑こちらですが、すこし違うと考えています。父親が子供を育てたいのは変!という考えが日本で広くひろまっているからこそ、母子家庭にはつく手当が父子家庭にはつかなかったり(たとえ父子家庭が経済的に母子家庭と同じような貧困家庭であっても)、というのは大問題だと思ってます。そこには、男性は稼いで当たり前、稼げないのは自分が悪いからだ、という逆差別的な見方があると思います。しかし男性だからといって、全員がJunさんのような社会的地位の高い人ばかりではありませんし、世の中全員の男性がJunさんのようにアカデミックなわけでもないのです。収入が少ない男性もいますし、自身の病気や子供の世話で働く事をセーブしなくてはならない男性もいます。そういう男性が少ない収入のもと、子供をがんばって育てている場合、応援するのが近代的な考えであり、「そもそもなんで男なのに子供を引き取ったの?」というのは非近代的かつ後ろ向きな考え方だとも思います。
逆に「母親=母性がある」という事を信じて疑わないから、母親が例えば子供を長年虐待していても周りがそれに気付かず、大阪のような子供をマンションに放置し殺してしまうような事件を防げないのではないでしょうか。(もっとも虐待に関してはドイツでも、いや世界中で多いので、日本特有の問題ではありません。)
>国際離婚で日本の母親の場合、経済的理由で養育できないということは今日ほとんどありません。
↑これですが、ほんとうですか?経済的に困っている日本人の母親も多いですよ。ただそういう人は所謂「西洋人と結婚したセレブな奥様」ではないため、マスコミの目に触れないだけですよ。生活が大変な人は少なくありません★サンドラ★
1:03 PM サンドラ・ヘフェリン -
Junさん、
母親が親権を取るのが自然、というより多くの家庭では、父親が仕事に出て、母親が子供が幼い頃には家にいる、兼業主婦でも父親ほどは長時間働いていず、子供との接触が多いからではないでしょうか?母親がいわゆる、primary carer.
私の家庭の場合、母親がキャリアを持ち、長時間働き、子供の世話はパートで働いていた父親がメインでしていましたので、もし両親が離婚していたら、多くの国では父親に親権が渡されていたと思います。私にはいまだに父親が母親で、母親が父親みたいですので、母親が親権を取って自然、子供に取っても一番、という考えがピンときません。母親より父親が好きだと言う訳でもありませんが、家庭像って色々あると思います。
ただ、結局子供を生む、産休を取り、キャリアに傷が付くのは女性なので、両方が同レベルの育児を行っていた場合、女性が親権を取るに当たって若干有利であるのもフェアかなとも思います。
11:46 AM Rui -
Ruiさん
キーワードはRuiさんが書いているように「家庭像って色々」というところにあるでしょうね。つまり離婚の際に母親が育てるのが「当たり前」ではないし、父親が育てたっていいじゃないか、と。ただしやっぱり余程の問題(親の子供に対する暴力や性的虐待など)がない限り、やはり離婚後も「共同親権」である事がもっとも子供にとって望ましいと思います★サンドラ★10:03 AM サンドラ・ヘフェリン -
イタリアの例、分かりやすいです。そういう発想にならない私にとっては「あ~、そういう幻想を抱いて結婚したのなら、自分の幻想とズレが出た時に、怒り心頭になるのは無理ないな」と思いました。
イタリアの場合、政府は財政赤字を抱えているし、日本の感覚からすればマザコンが多いし(そうでない人もいますが)、かな~り男社会ですよ。イタリアは観光でしか行っていないので、イメージだけで話してしまっているかも知れませんが。12:35 PM Jannat -
Jannatさん
分かりやすくてよかったです(笑)
それでこれが例えばドイツ人に幻想を抱いている日本人女性の場合は「ドイツ人は真面目で、ドイツ人男性は誠実で家事に協力するし、レディーファーストだし、女性を大事にする。家族を大事にする。」という幻想(注⇒実際にイメージ通りのドイツ人男性もいます)を持っていたりするのですが、結婚してみて、そのドイツ人旦那が思ったほど家事に参加しなかったり、言い訳が多かったり、日本人女性を見下した態度をとったり、挙句の果てには外で浮気をしたりして、その結果離婚に至ると、それはそれでまたドイツ&ドイツ人に幻滅して、ドイツなんて最悪、ドイツ人は信用できない、ドイツもドイツ人も最低、というふうになってしまう事があります。国や人に憧れるってステキな事でもあるんですが、そのイメージや期待を裏切られた時に全面否定で全てを嫌いになってしまうケースも少なくないみたいですね。そしてその恨みつらみを自分の子供(ハーフ)に言ってしまう、という。そう考えると、なるべく最初から現実を見る努力をする事が、そういう事態を防ぐ近道なのではないかと思います★サンドラ★
10:04 AM サンドラ・ヘフェリン -
以前のコラムのコメントにも書いたので重複するけど…国際離婚に関して、現在ハーグ条約には80以上の国が加盟してるけど、これまで英米法がベースの国内法の国や、移民や国際養子の経験が多い国が中心で、いずれも離婚後の親の共同親権を認めてきた経緯のある国が多いから、現在の国内法で離婚後の単独親権を容認する日本とはすぐに抵触しそう。
両親の国がどちらもハーグ条約に加盟している場合ですら、片方にDVがあったりすると子供を不適切な環境に送り込んでしまうリスクがある。それに元々結婚・離婚・育児はかなり個人的な問題だから、夫婦や家庭によってケースバイケース。法律だからこうしなさい、と一般論で片づけられないし、国際離婚の場合は法律だけでなく文化のボーダーもあって、日本で比較的多い「別れた母親が子供を引き取る」慣習が世界で通用しない場合も多いし。
ハーグ条約に加盟するなら日本はまず国際結婚(離婚)についての国内法や行政窓口を整備しないとね…そういう面がすごく遅れている気がする。いずれにしても、国や法律や両親のはざまで、子供たちが犠牲にならないようにしないと…。
ところで、このニュースの件では、
>外務省によると、子供を連れて帰国した日本人女性が指名手配された国に再入国するのは異例で、身柄拘束は過去に例がないというという部分がものすごく気になった。このお母さんは、アメリカで指名手配されているのを知っていて、そこに再入国したら身柄拘束される(その後裁判で実刑判決を受けることもある)リスクをわかっていて、あえて冒さなくてはならなかったのだろうか。きっとやむを得ない事情があったんだと思うけど、もしそのリスクを知らないで再入国したのだったら…タイミングとしてまずかったかもしれない。
日本でも神戸家裁の判断に不服で、大阪高裁に抗告中だったのだから、周囲に法律に関するアドバイスをしてくれる人はいなかったのだろうか…このような立場(アメリカで指名手配中)で日本を出国してアメリカに再入国するなら、入国後に拘束されたことを「不当である」と訴えても大変難しいことになるのがわかっていたのかな…その拘束が人道的に間違ってると訴えても、米国の法域でそこの現行法で拘束されてしまったから、アメリカでの裁判になってしまうのは明らかだし、そこで有罪判決が出たら、日本に自由に移動できなくなって明らかに不利だよね。
そのようなものすごいリスクを冒して、今どうしても再入国しなくてはならない事情があったのだろうね??まず子供のためにも、再入国前に身柄拘束のリスクを考えてから移動を検討しないと、拘束されてからでは自分と子供を守れない…。こういうとき、誰か事前に法律的な適切なアドバイスしてあげなかったのか?といろいろ考えてしまいます。。。もしリスクについて母子が知らなかったとしたら、本人だけでなく、日本国内の裁判にかかわっていた法律関係の人々も、何もしてあげなかったの?と憤りを隠せない私…とはいえ私もこのニュース、記事しか読んでないから、何にも背景を知らないんだけど。あくまで私の意見でした。
11:39 AM N☆ -
N☆さん
すごく内容が濃くて興味深い事を書いてくれてたのに、レスが遅れてごめんなさいm(_)m共同親権を認めている国でも、離婚後トラブルが起きたりはしますよね。一番悲惨なケースは、前にゼッタさんが書いていたような、離婚後父親が子供を誘拐して心中してしまうようなケース・・・。悲し過ぎる。DVが原因の離婚もも少なくないようですし、複雑ですね。
>日本でも神戸家裁の判断に不服で、大阪高裁に抗告中だったのだから、周囲に法律に関するアドバイスをしてくれる人はいなかったのだろうか…
↑私の想像ですが、周りにアドバイスしてくれる人、居なかったのでしょうね・・・・・
>こういうとき、誰か事前に法律的な適切なアドバイスしてあげなかったのか?といろいろ考えてしまいます。。。もしリスクについて母子が知らなかったとしたら、本人だけでなく、日本国内の裁判にかかわっていた法律関係の人々も、何もしてあげなかったの?と憤りを隠せない私…
↑たしかに。この点、重要ですよね。国際的な法律に詳しい弁護士に相談していたら防げたかもしれないのに・・・。
あーあ、とため息の出る事件ばかりです。このあいだの月曜日(7日)のJapan Timesにも、カナダ人男性の葛藤が載っていました。子供3人を元奥さん(日本人)に福島に誘拐された、と。読んでみてね。
それと、また別の記事で、日本人女性の葛藤も出ている。
この「かおりさん」という日本人女性は、英国籍・ニュージーランド国籍の両方を持つ夫とロンドンで暮らしていたが、旦那に「日本で仕事が決まったから引っ越そう」と言われたため、彼女はイギリスで仕事を辞め、夫と1歳の子供と日本に来た。ところが、「日本で仕事が見つかった」の夫の言い分は嘘で、夫は子供だけを連れてニュージーランドへ出国。お母さん(かおりさん)は子供に会えない日が続いている、という悲惨なもの・・・・。読んでいて、家族っていったいなんなんだろう、とやりきれない気持ちになりました・・・★サンドラ★
2:28 PM サンドラ・ヘフェリン -
上の記事を読むと、通じ合えないから離婚なんだろうけど、子供のことを考えたら一方的に実家に連れて帰るとか、やっぱりそれはNGじゃないか、と思ってしまいます。DVや犯罪なら別問題ですけどね。
自分達で収拾がつかなくなってしまった時は、プライバシーを侵害しない程度に行政に入ってもらわないといけないのかな、と思ってしまいます。離婚したから関係ない、というのは、特に子供がいる場合は不自然な話だな、と思ってしまいます。
子供は親の所有物にしてはいけないと思います。
やっぱり何だかまとまりがないな~ --;10:02 AM Jannat -
私は8か月の息子を持つ母です。
こちらにコメントをさせていたくのが、不適切でしたら申し訳ございません。息子の父親はイスラム教徒、その国で私自身も改宗し、結婚。
(日本には婚姻届を出しておりません)息子が生まれたあと、父親はイスラムに対し、異常なほど信々深くなり、「イスラムは強制ではない。」にもかかわらず、まだ生後まもない息子にも強制するようになりました。
(断食月には、2か月の赤ちゃんにミルクをあげようとした際に、
とりあげられる。まだお座りもできないのに、朝、5時に起こし、 礼拝をさせようとする、など)生活面でも不安定になり、母である私の稼ぎなしでは生活できないにもかかわらず、「イスラムでは父親が家長である」ことを強く主張しはじめ、私と息子の父親との関係も悪化。
(すべての決定権は、夫、父親。外出も仕事と、夫の実家以外禁止。病院へ、息子の検診の際も、同行なしでは出させてくれず)このままでは息子を守ってはいけないと判断し、「いずれは日本に帰りたい」と申し出ると、息子のパスポートも取り上げ、「イスラムでは父親がすべての権限がある」といいはじめ、彼の国であるにもかかわらず、私と息子が買い物に出ることさえ、束縛しはじめました。
そんな中、彼の仕事もうまくいかなくなり、「しばらく仕事が安定するまで、(1年くらい)日本に帰っていい。」とのこと。生後6か月の息子と二人、無事に帰国いたしましたが、1年後に何かトラブルが起こらないかどうか、不安です。(もう彼の国には戻りません)
父親が会いにきて、そのままイスラム圏の国に連れ帰られたら、もう親権をえることも、どうすることもできません。
(こちらへの帰りの航空券も、現在の生活費も一切援助はありません。)
子供のために、両親がそろっていることが1番ではあると思いますが、
日々かかえた問題や、国の制度、母親の私からしても、安心して、息子を育てていける環境にある日本で暮らしていくことを決めました。みなさん、いろいろなお考えはあるかと思いますが、みなさんのご意見やご指摘をしっかり受け止めながら、母親として責任を持って、暮らしてまいりたいと思います。
長い文章を読んでいただき、ありがとうございました。
10:58 AM お母さん -
お母さん様
ご自身の経験を書いてくださってどうもありがとうございます!!不適切などということは一切ありません、当事者からの体験談はとても貴重です!
息子さんと一緒に大変な思いをされたのですね。息子さんは今お母さんと日本で暮らしていると知りホッとする反面、今後子供が連れ戻されたりしないかお母さんとしては不安ですよね・・・・お母さんと周りの人が注意して気をつけなければいけませんね。変な言い方ですが、目を光らせ過ぎぐらいでちょうどよいと個人的には思います。「お母さん」様は周りに相談できる方はいますか?信頼できる人が身近にいればいいのですが・・・。★サンドラ★11:25 AM サンドラ・ヘフェリン -
お母さん様
私もムスリム男性と結婚して、改宗しました。
私の夫はお母さん様の旦那さんとはまったく違うタイプだし、イスラムをしっかり勉強していないので、的確なアドバイスはできないかも知れません。
ただ、「日本には婚姻届を出しておりません」ということなので、少なくとも日本では婚姻そのものが無効だと思います。
ムスリム男性で子供が生まれたら、しっかりとしたムスリムに育てたい、と思うのは分かります。しかし、旦那さんの場合は行きすぎではないか、と感じます。
>断食月には、2か月の赤ちゃんにミルクをあげようとした際に、
とりあげられる。まだお座りもできないのに、朝、5時に起こし、 礼拝をさせようとする、など
↑これは行きすぎです!赤ちゃんは赤ちゃんらしく、普通に育てればいいのです。
>生活面でも不安定になり、母である私の稼ぎなしでは生活できないにもかかわらず、「イスラムでは父親が家長である」ことを強く主張しはじめ、私と息子の父親との関係も悪化。
↑家族が金銭的に困窮していて、それでも奥さんを働きに出させないで苦労をさせている。これは離婚できます。一家を支えていけていないんですから。
さらに「こちらへの帰りの航空券も、現在の生活費も一切援助はありません。」ということですから、イスラム的な考え方だと、そういう旦那さんと結婚生活を続けていても意味はないことになります。
>息子のパスポートも取り上げ、「イスラムでは父親がすべての権限がある」といいはじめ、彼の国であるにもかかわらず、私と息子が買い物に出ることさえ、束縛しはじめました。
(すべての決定権は、夫、父親。外出も仕事と、夫の実家以外禁止。病院へ、息子の検診の際も、同行なしでは出させてくれず)
↑コーランを歪曲したDVですね。もし連れ戻されるのが不安なら、可能であればご家族にも協力してもらって、必要最低限の連絡しかしない、としたほうがいいでしょう。場合によったら引っ越してもいいと思います。さらに、今住んでいるところにモスクがあるか、信頼できる先輩ムスリマを知っているのなら、そちらにまず相談することをお勧めします。その人たちのほうが、私よりもこういった婚姻の問題を多く扱ってきた人もいるからです。
いずれにしても、旦那さんの国に戻りたくないのであれば、絶対に戻らないほうがいいと思います。
的確なアドバイスになっていないと思いますが、旦那さんがやっていることはDVだと感じてしまいます。9:14 PM Jannat -
サンドラ 様、
早速のコメントをいただき、ありがとうございます。
周囲には定年した両親がおり、幸い、私たちの帰国を支援してもらえました.(入国しやすいよう戸籍謄本をとってもらったりと、面倒をかけてしまいました・・・)
現在、一緒に子育てに協力してもらい、大変助かっております。今後、父親の国に連れ戻されぬよう、気をつけていかなければなりませんが、あまり神経質にならないようにしようと考えております。
時が解決してくれるのを待つしなないのでしょうか・・・。帰国してまだ2か月ほどなので、少しずつ信頼のできる人たちと、理解が深まればよいと願っております。
有難うございます。
1:52 PM お母さん -
Jannat様、
ご丁寧に親身になってコメントをいただき、有難うございます。
イスラムでは、夫が妻に「衣食住」を提供する義務があるので、それを怠った場合のみ、妻から離婚を申し立てられるはずです。
現地にて、国際弁護士に相談をしてみたことがあります。
しかし、イスラム法が適用される国では、イスラム裁判所に行って、離婚を申し立てても、外国人であり、改宗したばかりで、イスラムを
きちんと理解していない私には難しい、と言われました。(息子の父親はハッジ)都合のいい、または悪いときだけ「イスラムでは・・・・」と強制される中で、育ってほしくないです。
私自身も、無理です。母親である、私の身勝手だと、おっしゃる方々もいますが、私は息子には自由に生きてほしいと思います。ムスリムとして生まれてきましたが、ムスリムでも色々なものを見て感じて、選択肢を多くあげたいと願います。
近くにはモスクはなく、知り合いのムスリマさんはおりませんが、今後とも少しでも多くの情報を得ながら、気を付けて生活していきたいと思います。
連絡も少しずつとらないようにして行く予定ですが、1年後が心配で・・・。
「ハーグ条約」の締結により、かえって、こちらのほうが有利になると思いましたが、イスラム国ではトルコ以外では締結していないのですよね?(1年後は、居住期間が日本の方が長くなるので)
「日本人母は誘拐犯だ!」と指摘されているばかりではなく、こういった問題はアメリカでも現に起こっているような気がしますが・・・。
私は、自分のことでいっぱいいっぱいですが、いろいろな方のご意見を十分聞いていこうと思います!
本当に有難うございました。
今後ともどうかよろしくお願いいたします。2:52 PM お母さん -
お母さん様
いえいえ。あまりお力になれなくてすみません。私もムスリムに改宗したのですが、私の夫は、私と娘には何も強制しない人だし、戒律を厳しく守っていないので、びっくりしてしまいました。>イスラムでは、夫が妻に「衣食住」を提供する義務があるので、それを怠った場合のみ、妻から離婚を申し立てられるはずです。
↑勉強不足なので絶対にそう、とは言いづらいのですが、イスラム法が適応されている国ではそうかも知れません。>しかし、イスラム法が適用される国では、イスラム裁判所に行って、離婚を申し立てても、外国人であり、改宗したばかりで、イスラムをきちんと理解していない私には難しい、と言われました。(息子の父親はハッジ)
↑現にその「衣食住」すら提供していないのですから、イスラム法を知らなくても離婚することができるのでは?「抜け道」はありそうですけどね~。
ハッジですか~。は~、権威を誇示してきそうなタイプですね --; 言葉はめちゃくちゃ悪いですが、ハッジまでしておいて、どうして産まれたばかりの息子さんに断食やお祈りを無理矢理させるかな~ --;>都合のいい、または悪いときだけ「イスラムでは・・・・」と強制される中で、育ってほしくないです。
↑これですが、日本に住んでいるムスリムにも結構こういうタイプが多くてびっくりすることが多いんです。これを押し付けられたほうにはたまったものではありません!「ここは日本だ!」と叫びたくなります。私もイスラムしか認められない大人に育ってほしくはありません。私はお母さん様が身勝手だとは思いません。だってここに書かれた旦那さんの行動はどう考えても異常ですし、私も間違いなく子供を日本につれて帰ったと思います。
確かに、イスラム国ではトルコ以外ではハーグ条約を締結していません。ですが、日本では婚姻関係がないので、旦那さんは配偶者ビザなしに日本に来るのは難しいのではないですか?
どちらにしても、私よりもずっと知識のある先輩ムスリマにお話を聞いてもらうことをお勧めします。12:14 AM Jannat -
お母さん様&Jannatさん
う~ん、現地での離婚調停がたとえ可能だとしても、旦那さんに、外に出るなと監禁されている状態では、このような事務手続き(離婚手続き)を女性が外ですることさえ難しいでしょうね。離婚が法律上可能、というのは、あくまでも、女性が外に出て手続きをした上でのことであって、旦那さんに外出を許されないようでは、ほんとうに次元の違う話ですし。・・・酷い話ですね。お母さん様とお子さんがこのままずっと平和に暮らせますように。日本のご両親の助けがあると聞き少し安心しています★サンドラ★10:46 AM サンドラ・ヘフェリン