「日本人に生まれてよかった」に敏感に反応してしまう

2011.8.9

日本のテレビの旅番組を見ていると、温泉につかっている人が「気持ちいい~。日本人に生まれてよかったあ~。」とコメントしているのをよく見かける。

ハーフは、堂々とこういう事が言える「生粋日本人」がうらやましかったりする・・・というのは、ハーフの場合、日本で生まれて日本で育っても、イザ温泉に入った時に「最高!日本人に生まれてよかった!」などと言ったら、周りから即ツッコミが入るから(笑)それはつまり「その顔で日本人?」というツッコミである。深読みすると「アナタは日本人ではないよ!だって外人顔じゃん。」とも受けとれる。

そんな感じなので、温泉に入るハーフ(特に容姿が外国風のハーフ)は実際には心の中で「日本人に生まれてよかったな~」と思っていても、口には出せないため、多少クドイ言い方になったりする。例えば「温泉に入れるから日本が好き」とか「温泉に入っている時、私に日本の血が入っていてよかったと思うんだ」などというふうに。なんだか分かりにくい言い方(笑)・・・温泉につかりながら、ツッ込まれないような言い方を考えるのも中々大変ですね(笑)

この温泉の例もそうだけれど、ハーフは日常生活の中で「自分は日本人」だと言い切ると、周りの「生粋日本人」から必ずといっていいほど「でも・・・」とツッコミが入るため、ハーフはこの手の発言に気をつけるようになる。「私は日本人」ではなくて、「温泉に入っている時は日本にいてよかったと思う。」のように、どことなく中途半端で遠慮がちな言い方になってしまう。

でも、もしかしたら近い将来、日本で、「日本人」の定義が「ハーフ込み」になる日も来るかな?                                                                                                         

                                                          サンドラ・ヘフェリン                                                                                               

コメント

  • 想像できますね!
    「その顔で日本人?」と言われても日本国籍なんだから、という人達はゴマンといるはずですけどね。
    うちの娘が大きくなったら、「日本にいると温泉があるからいいわ」なんてくどい言い方を毎回しなくてはいけないのか?と思うと心配になります。現実にはとっくに日本人=外人顔も含む、のですから。
    だけど海外にいると間違いなく恋しくなるのが日本のお風呂と温泉。しかも水着を着なくていいから楽だし、裸の付き合いができる!海外じゃあまずないもんな。
    話はそれますが、パパの国、バングラデシュでは、自分の配偶者の前以外では裸にならないため(子供は除く)、パパは日本流に裸で温泉に入ることに抵抗があるのだそうです。日本ではそれが普通なので、早く慣れていただきたい!

    10:01 PM Jannat
    • Jannatさん
      おっしゃる通り、これからの日本には「外国人顔の日本人」はどんどん増えていくわけです。現に今もこうやっているわけですしね(笑)
      温泉や銭湯の「裸の付き合い」私もだいすきです。ドイツでは裸で公園で日焼けしている人も多いのに、「日本の銭湯や温泉は裸だから嫌!」と言うドイツ人がいますよ(笑)まあ感覚のちがいでしょうね★サンドラ★

      6:10 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 僕は「日本にいて良かったなあ」か「日本の良さを感じる心を持っていて良かったなあ」です。
    日本人の両親から生まれた人でも、温泉のありがたみがわからず、さっさと出てしまう人も大勢います。

    話はそれますが、顔が日本人でも南アジア系の人は、入浴という文化を持たないようで、へえーっと思ったことがあります。

    10:13 PM すぎぃ
    • すぎぃさん
      温泉好きは必ずしも「日本人だから」というわけではないですよね。
      入浴の文化は本当文化によって違いますね。むかしは交流の場になっていた、という意味では日本の銭湯はトルコのハマーン(Hammām)と似ていると思うのですがいかがでしょうか。★サンドラ★

      6:22 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 温泉があるのは日本だけでもないですが
    (火山国には温泉が、つきもの)
    日本では、よく、
    温泉が、日本の美点?と、たたえられますよね。
    でも
    実は、温泉、、、嫌いなんです。
    そもそも、お風呂、入浴じたいが好きじゃないんで、、(笑)
    でも、これを言うと、
    非国民のように(笑)非難されます。

    ところで、本題ですが、
    「日本人に生まれてよかった」に敏感に反応する心理、、
    これ、オリンピックなどの国際競技でも感じると思うんですよ、、
    「ハーフ背景」の日本人が勝つより
    いかにも「(いわゆる)生粋の日本人・純国産(笑)日本人」が
    勝つほうが、美談として歓迎されるんじゃないのぉ,,,?ってな
    気持ちになってしまいます。(これは英国でも感じます。)
    そんな意味もあって、野球のダルビッシュ選手の活躍は
    嬉しいです。まぁ、野球は王貞治選手時代から、
    甲子園を除いては、ある意味、国際的だったかも。

    長くなっちゃって、話もそれてしまい、すみません。

    11:30 PM ゼッタ
    • ゼッタさま

      温泉嫌いだと非国民扱いされちゃうんですね(笑)

      よく日本にしかないものを語る時に「四季」を挙げる人がいます。私も日本の四季は、春には桜があって、夏には花火大会があって、秋は読書の秋で、冬はお正月、という季節の変化やその季節その季節で楽しめるものがあるので日本の四季は好きなのですが、果たして四季は日本にしかないものかというと、そうではないわけで。たまに四季は日本独特のもので外国にはないだろう、的な言い方をしている人がいてビックリしたりします。そんな時、私は心の中で「日本以外は全部サハラ砂漠だと思ったら大間違いだぞ!」なんて思ってます(笑)ドイツには桜こそ日本のようにありませんが、やはりその土地らしい四季があってそれはきれいですよ。ゲーテも謳っている美しき五月もそうですし、夏には小鳥が鳴き草のにおいがし、空は青く、10時まで明るい、秋には9月ぐらいから紅葉が楽しめますし、11月は霧がきれい。冬は雪が積もる中の花火が楽しいし、クリスマスもあるし、2月はカーニバル、そしてまた天気が不安定の4月が来て・・・というふうにドイツにも四季はバッチリあるわけです。でも、これなかなか言えないんですよね、、、「日本には四季があるんですよ!」と得意げに言われると、「ドイツにもあります!」とはなかなか言えません。相手を立てなくちゃいけない場合「そうなんですね^^」と話を合わせますが(私は日本人的?)、この場で言わせていただきます。ドイツにも四季はあるぞーーー!ああスッキリした。・・・・・だいぶテーマとそれちゃいましたね、すみません。

      ゼッタさんの書かれていた

      >「ハーフ背景」の日本人が勝つより
      いかにも「(いわゆる)生粋の日本人・純国産(笑)日本人」が
      勝つほうが、美談として歓迎されるんじゃないのぉ,,,?ってな
      気持ちになってしまいます。(これは英国でも感じます。)

      ↑に同感です。これも実はいつかこのホームページで取り上げていきたいテーマです★サンドラ★

      6:01 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 私の場合、自分が日本人だと思われないという心配より、日本人に生まれてよかった、とかいうたぐいのコメントが日本は世界一、日本は特別、日本人は特別、いうようなナショナリズムや優越意識と近すぎるような気がし、苦手です。マイノリティーは行き過ぎのナショナリストに差別されますし。必ずしもナショナリスト=差別主義者という訳ではありませんが、外国人、異人種、そして「混血」に排他的な考えや差別意識を持つ人達とナショナリズムは切るに切れない関係にありますから。でもこの感覚は結構西洋的なものかもしれないですね。

    2:50 AM エイミ
    • エイミさん
      コメントありがとうございます。愛国心を持つことと、違う国の人(違う価値観の人)を差別することは紙一重ですよね。なぜなら、愛国心をも持つと、違う国に対して「優越感」を持ちがちだから。そしてこの優越感こそが差別的な発言や行為の始まりだったりする(例:「我々日本人は清潔だが、外国は不衛生で汚い」、「我々日本人は勤勉だが、外国の人は働かない」など)。「愛国心」は気をつけ​ないと変な方向に行きやすい、というのは私もいつも感じ​ていることです★サンドラ★

      4:44 PM サンドラ・ヘフェリン
  • ややこしいですね。
    アメリカだと、 白人顔してなくても ここで生まれればレッキとしたアメリカ人だし、もともといろんな人種がいるから、 そういうややっこしい事は、 あまり無いようです。「日本っていいなー」と、 とりあえず言っておくかな? ちなみに うちから1時間半くらいの所にも温泉ありますよ。

    12:35 PM きいろ
    • きいろさん!
      アメリカのお家の近く(一時間半ぐらいのところ?)に温泉があるんですね^^たまに行かれるのですか?
      なんだか温泉とか緑茶とかお箸とか和食は「日本人としてのアイデンティティー」に結びつけられる事も多いので、外人顔の日本人(ハーフ)が当たり前のように緑茶を飲んでいたり温泉につかっていたりお箸を使っていたりすると周りが「??」となることも多いですね★サンドラ★

      5:48 PM サンドラ・ヘフェリン
  • >もしかしたら近い将来、日本で、「日本人」の定義が「ハーフ込み」になる日も来るかな?

    はやくそうなるといいのに。
    ずっと何年も何十年も待ってる気がするのにな…

    ところで、
    日本人(法的&民族的に)でも、日本育ちでない場合、
    温泉苦手な人は結構いたりする。それに、日本育ちでない日本人は
    たまに日本に帰って温泉入って(日本に生活基盤ない場合帰るというより「日本に行って」かな?)気持ち良ければ
    「ああ、日本に来て良かった」と言うかもしれないけど
    「日本人で良かった」とはあんまり言わない気がする。
    でもまわりからは「ほら日本人で良かったでしょ?」とか言われてしまうのよ。

    5:20 PM N☆
    • N☆さん
      なるほど!外国で育った「生粋日本人」もたくさんいますものね。でも彼らが日本に来ると、周りはN☆さんが書いているみたいに「日本人でよかったでしょ?」とか、「日本人なんだからこうするべき」などという発言に悩まされる、と聞きました。ハーフではないけれど、なにかこうアイデンティティーの部分で葛藤がある、という意味ではハーフも帰国子女も同じなのかもしれません。とくに「自分から見た自分」と「周りから見た自分」のギャップが大きいのは、帰国子女もハーフも似ているのかもしれません。(例⇒欧米顔で日本育ちのハーフの場合は本人は「自分は日本人」と思っていても、周りは「あの人は外人」と思うケースが多い。帰国子女の場合は自意識がどのような感じなのかはわかりませんが、外国的で育ったため能力やキャラクターの面で外国的な部分があっても、周りに「あなたは日本人としてちゃんとしなさい」と言われてしまったり。)むずかしい問題ですね★サンドラ★

      5:41 PM サンドラ・ヘフェリン
  • はじめまして。サンドラさんの連載コラムを毎回楽しく拝読しております。「日本人に生まれてよかった」とサンドラさんがお風呂で気持ちよさそうに言ってる姿が違和感なく、自然に想像できたので、(サンドラさんの裸体ではなく)以外だなあと正直思いました。ドイツ滞在も10年以上、6歳の日独ハーフの娘を持つ母親として、サンドラさんのハーフ体験談を参考にしながら子育てしております。日本では、常にまわりの反応を気にして言葉も慎重に選択する気持ちはわかりますが、お風呂に入っているときくらい、その瞬間自分は日本人だと言い切ってもいいのではないでしょうか? そういったサンドラさんを自然に受け止めてくれる(その瞬間だけでも)日本人はいないのかしら?と少し考えさせられました。毎回コラムを読んでる影響で、サンドラさんが日本人にしか想像できないのです。生粋日本人の私は違和感を感じないし、もし外国人の友達が突発的にそう発言したとしても、私は「そうだね!わたしも」と返答しますよ。

    5:46 AM みみりん
    • みみりん様
      レスが遅くなってすみません。コラムを毎回読んでいただいてうれしいです☆子供はそれぞれ違うので(日独ハーフの子供もあたりまえだけど子供によって違う)、この場合はこう!と完全に言い切れないところはあるのですが、何らかの形で参考になればうれしいです。私自身や私の周りにいる多くの日独ハーフの状況を見て思ったことやその体験を書かせてもらってます。これからもシビアなテーマも含めて(いつもシビアかな・・・^^;)、イジメなどいろんなテーマを取り上げていきたいと思います。またぜひ見てくださいね。
      さて、今回のコラムのテーマについて・・・もちろん生粋日本人全員がそういう反応をするわけではありませんが、ハーフは「うっかり」何か日本人的なことを口にすると(日本人でよかった、とか)、やっぱりツッコまれる事が多いのが現実ですね。なので私はうっかりこういう事を言ってしまった場合、相手にツッコまれるのが嫌なので、すぐに自分でツッコミ入れたりしてます。でも、これやり過ぎるとお笑いキャラになっちゃうんですよね★サンドラ★

      5:34 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 私の場合は「日本で生まれてよかった!」と思う事は良くありますね。特に「日本人で…」と言うのは意識した事ありません。

    すでにアメリカで20年近く生活してるので、常日頃日本との違いを痛感しているのですが、日本で生まれたお陰で持てた感性や嗜好とかがある訳です。温泉の良さ然り、和菓子の淡い甘さ然り(アメリカのお菓子は甘すぎ!)。

    日本でちょっと山に入った所で小さな神社や祠がひょっこり現れたり、そこに誰かが置いたばかりのお供え物があったり、そんな所もとても好きですね。しかし、その様な考え方が出来るのは日本に生まれ育ったから可能なのであって、他の国の人から見たら不気味なものかも知れません。

    アメリカの場合だとこちらの人は常日頃「アメリカは最高!」と言いますし、「I’m proud to be an American!」とか良く歌ってます。その様な自分の生まれた土地に対する愛着というのは人にとってはごく自然な事なんじゃ無いでしょうか。

    11:17 AM テッド
    • テッドさん
      たしかに「日本を知っているからこそ」わかる日本の素晴らしさはありますね。テッドさんの書かれていた

      >日本でちょっと山に入った所で小さな神社や祠がひょっこり現れたり、そこに誰かが置いたばかりのお供え物があったり、そんな所もとても好きですね。

      ↑というのもそうですし。私の中のアメリカのイメージ(私はアメリカに行ったことないんです)だと、確かに国旗を揚げる場面が多かったりアメリカ人であることを誇りに思うことを堂々と言う人が多い、というイメージだったのですが、実際にあたっているのですね!自分の生まれ育った土地に対する愛着は自然なことと言えば自然なことですけど、ドイツじゃナチスの過去があるので、「ドイツ人であることを誇りに思う!」と大きな声で言うと右翼だと思われちゃいます。国によって感覚がちがいますね★サンドラ★

      5:19 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 今回はハーフではない僕にとって、何ともコメントしにくいテーマです。ややピントが外れているかも知れませんが、敢えて一言。僕も温泉は大好きで、特に山登りをした後の温泉は最高です。ただ日頃、取り立てて「日本人に生まれてよかった」と感じることもないので、温泉でいくら感激してもそう思うことはありません。少し説明が要りますね。日本の歴史的・風習的なこと、そして今日の社会を考えると、戦乱、貧困、治安の悪さなどがない国であればどこに生まれても良かったと考えるからです。勿論、生まれ育って日本語を母国語とし、そして家族を持ったからには、今や日本は特別な母国となっていますが。

       サンドラさんは勿論ナショナリズム的な観点からではなく、温泉での「日本人に生まれてよかった」を手近な例にして、ハーフの問題(この場合二つ?)を議論しているのですね。まず「つっこみ」ですが、僕の勝手な想像では、「その顔で?」というようなことを口に出して言う日本人は、数としては限られていて、しかも無教養な人なのではないでしょうか。今、大多数の日本人は、ハーフの人たちが社会的に「生粋の日本人」と同じように、あるいはそれ以上に活躍していることを知っていて、その中には「外国人顔」がいることも承知していると思うのです。テレビにも比較的大勢が出ています。僕は「近い将来、日本人の定義がハーフ込みになる」日が来ると信じます。

       一方、ハーフの人たちも「つっこみ」を回避する姑息な言い回しを考えるのではなく、堂々と「日本人に生まれてよかった」と言うべきだというのが、僕の素朴な意見です。特に日本で育ったハーフならば(容姿はしばしば異なるか知れませんが)「生粋の日本人」として振る舞うべきではないでしょうか。サンドラさんのようにbicultural であれば、「生粋日本人」かつ「生粋ドイツ人」なのだと思います。ここで問題となるのは「ハーフ」という呼び方でよいのかということではないでしょうか。少なくとも「生粋」二つの場合は「ダブル」ですよね。さて、ここで思い起こすのは、ドイツの現副首相で自由党の党首Phillip Roesler です。両親はベトナム人ですが、彼は自分のことを「生粋のドイツ人」と思っているに違いありません。

    11:04 PM JUN
    • JUNさん!
      長いコメントをありがとうございますm(_)mご意見いただけてうれしいです。

      JUNさんの書かれていた

      >日本の歴史的・風習的なこと、そして今日の社会を考えると、戦乱、貧困、治安の悪さなどがない国であればどこに生まれても良かったと考えるからです。勿論、生まれ育って日本語を母国語とし、そして家族を持ったからには、今や日本は特別な母国となっていますが。

      ↑というのは近代的で素晴らしい考え方だと思いました!

      ツッコミに関してですが、実際は、「テレビに出ているハーフ多いよね」とか「最近はハーフ増えているよね」と言いながらも、外国人顔のハーフが「日本人に生まれてよかった!」とうっかり口にしたら即ツッコミを入れる人が多いのが現実です。これはハーフじゃないと、なかなか実感としてわかりにくいのかもしれませんね。でも一緒に考えてくれてダンケ。

      それから、ドイツの副首相のPhillip Roeslerさんの事を書いてくれてありがとうございます。知らない方も多いと思うので補足させていただくと、Roesler副首相はドイツ人の親の元へ養子に出されたベトナム孤児でした。なので容姿はベトナム系ですが、育ったのはドイツなので、ドイツ人です。前にRoeslerさんのインタビューをドイツの雑誌で読んだ事があるのですが、彼は(あたりまえですが)自分のことをドイツ人だと思っていて、とくにベトナムに行ってみたい、と思うこともなかったそうです。ドイツ人女性と結婚して子供ができて初めて、奥さんに「子供に将来聞かれるかもしれないし、一度自分の生まれたベトナムに行ってみたら?」と言われ、初めてベトナムに行ったそうです。

      ドイツの場合は、容姿がアジア系だと、最初は「あなたはどこの国の人?」と聞かれることもありますが、「養子でドイツ育ちです」(←日本と違い、ドイツは外国の子供との養子縁組が多いので、養子であるという事をオープンに語れる雰囲気がドイツにはある)と答えると、その先は「あ、ドイツ人なんですね^^」という反応がほとんどです。そこで「でもベトナムは・・・・」と言ってくる人はまずいませんね★サンドラ★

      5:08 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 温泉=日本人に生まれてよかったーっていうところに笑えました。
    というのはハンガリーにも温泉に入る習慣あるし、日本独自のものと
    決めつけるのかなってところに、ある種の共有概念がないと生きて
    いけない国民なのかなとも思いました。だってねえOOの会とか
    意味不明な会が山ほどあるのは日本だけだし、正直ハーフとかダブル
    って概念欧州はないですよ。定義づけがないと生きていけないなんて
    よほどあいまいなアイデンティティーの国民性ではないかと
    私は思いますけどね。

    10:51 AM ハンガリーハングリー
    • ハンガリーハングリーさん
      日本には確かに何々の会、が多いですよね。私が入っている「ハーフの会」も「会」だし(笑)でも私はこの会、大好きですけどね。仲間に会えるから。
      さて、温泉ですが、ハンガリーの温泉も有名ですよね。私は行ったことないんですが、いつか行って&入ってみたいです★サンドラ★

      4:48 PM サンドラ・ヘフェリン
  •  クララさんに紹介され、サンドラさんのブログにたどり着きました。「こういう視点から社会を見つめる人がいたんだ」という驚き。わたしの暮らす街は、VWの日本本社があったり、自動車産業を下支えするために、文化の全く異なった日系ブラジル人や、農業を支えるために中国人、ベトナム人がたくさん住んでいます。公共施設でも多言語対応がされていて、病気になっても安心です。
     気がつけば、わたしも自然にハーフの中に取り込まれています。二つの母国が持てるというのは、わたしは幸せなことだと思います。「生粋のハーフ」ってことばも使い方としては正しいと思います。ちなみにわたしは、温泉も、鍋も嫌いです。

    7:19 PM asariya38
    • asariya38さん
      asariya38さん、読んでいただいてありがとうございます。クララさんにも感謝です^^asariya38さんは鍋も温泉も嫌いなんですね。必ずしも何人(なにじん)だから●●が好き、とか、何人(なにじん)だから××が嫌い、というわけではないですよね。みんな本当にそれぞれなのだと思います。またちょくちょく見にきてくださいね★サンドラ★

      7:27 PM サンドラ・ヘフェリン
  • うちの夫はどっからみても白人ですが(アメリカ人)、
    温泉に入ると「日本に生まれてよかった〜」とか
    平気で言っちゃいそうなキャラです。
    (本当は日本生まれでもなんでもない)
    娘はまさに白人とアジア系が半々といったいでたちですが、
    性格的に夫と同じく「ジャパニーズでいいねー」とか
    言っちゃうタイプです。
    関西人だからかもしれませんが「その顔で?!」という
    突っ込みも将来「おいしい。。。」と喜ぶくらいでいて欲しい。
    母としては図太く生きてくれることを願わずにはいられません。

    とはいえ、ほかの方もおっしゃっている通り、
    近い将来、外見にまどわされず「日本人に生まれて」という言葉を
    周りが自然に受け止められる日が来るといいですね。

    8:08 PM mamirrific
    • mamirrificさん
      関西最強ですね^^こういうやり取りが楽しめちゃったら勝ちですね。
      娘さん、そのキャラでそのまま行くといいかも!!
      ハーフは内向的だったり、神経質だったり、傷つきやすかったりすると、一般の「生粋日本人」よりも本当に生きにくいので、ハーフは皆図太くならないといけないのかもしれません(笑)またホームページに遊びにきてくださいね~☆(^ー^)ノ★サンドラ★

      11:19 AM サンドラ・ヘフェリン
  • はじめまして。ツイッターから辿り着きました^^
    自分は今スコットランドでスコットランド人の彼と生活しています。もし結婚したら・・なんてたまに将来のことも考えるので、サンドラさんのコラムはとっても興味深かったです。
    今回のコラムを読んでいて、大学時代にアメリカで知り合った友人たちのことを思い出しました。ある女性は、お父さんはフランス人でお母さんは日本人。でも生まれ育ったのはアメリカでした。「法的には何人になるの?」って聞くと「パスポートは・・」って言う話をしてくれました。ある男性は両親は日本人、育ったのはアメリカ。彼は、時々自分は何人なのか分からなくなると言っていました。また、別の男性は、両親はカナダ人、育ったのはアメリカ。私は特に深く考えることもなく、彼のことをアメリカ人だと思っていたんですが、ある日彼から「自分はそれでもカナダ人だと思ってる」って言われました。
    アメリカに行くまで、私は「自分が何人であるか」なんて深く考えることがありませんでした。私の生まれ育ったところは、周りにいるのは日本人ばかりで、何人かなんて聞かなくても当たり前、「み~んな日本人!」的な環境に慣れてしまっていたからだと思います。アメリカ留学を通し(特にカリフォルニアだったので)、上記のような友人達と出会い、いろんな人たち、文化、風習を見て初めて「あ、自分は日本人」だと自覚するようになりました。自分が何人であるか、というトピックは、とてもデリケートな話になりえると認識したのは、それからだと思います。だから、日本人の中には、以前の私のように、「自分が何人かなんて簡単に分かることだろう」と、悪気なく思ってしまっている人いっぱいいるんじゃないかな、と思います。
    長くなりましたが、これからもサンドラさんのコラム読ませていただきすね^^執筆活動がんばってください!

    9:23 PM Sakino0403
    • Sakino0403さん、
      レスが遅くなってすみませんm(__)mコメントうれしかったです。スコットランドにお住まいなんですね!世の中、国際化していくと、子供に沢山の国の血が混じっていたり、住んでいる国が両親の国と一致しなかったり(Sakino0403さんが書かれていたように、お母さんは日本人、お父さんはフランス人、でも生まれ育ったのはアメリカのお友達のように)、と本当に色んなケースがありますよね。なので今の時代、簡単に、あの人は容姿が欧米人だから欧米人のはず、とか、あの人は住んでいるのがアメリカだからアメリカ人のはず、とは言えないですよね。確かに日本で「生粋日本人」に囲まれて小中高時代を過ごすと、周りは当たり前のようにみんな生粋日本人なので、聞くまでもなく「日本風の容姿の人は日本人」、「欧米人風の容姿の人は外国人」という発想になりやすいのだと思います。その点、ドイツにはベトナム系の容姿の人がドイツ人として副首相を務めていて、もちろん皆彼の事を「ドイツ人」として認めていますし、このあたりは日本とかなり感覚が違うように思います。ちなみに副首相はPhilipp Röslerといいますのでリンク見てみてくださいね。
      http://bit.ly/mgF5nV
      http://www.philipp-roesler.de/
      Sakino0403さんが書かれていた
      >自分が何人であるか、というトピックは、とてもデリケートな話になりえると認識したのは、それからだと思います。だから、日本人の中には、以前の私のように、「自分が何人かなんて簡単に分かることだろう」と、悪気なく思ってしまっている人いっぱいいるんじゃないかな、と思います。
      ↑ですが同感です。周りの人が「アナタは何人(ナニジン)!」と決め付けるのって残念ですよね。または、「アナタは何人(ナニジン)のハズ。だからちゃんとナニジンらしく振る舞って!」という押し付けも良くないことですよね。今の時代にそぐわない。
      はい、これからも少々(?)辛口で書くかと思いますが懲りずにまたホームページのぞいてくださいね。★サンドラ★

      3:05 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 初コメントだけど、いつも読んでるよ~☆(^ー^)ノ

    > 「テレビに出ているハーフ多いよね」とか「最近はハーフ増えているよね」と言いながらも、外国人顔のハーフが「日本人に生まれてよかった!」とうっかり口にしたら即ツッコミを入れる人が多いのが現実です。これはハーフじゃないと、なかなか実感としてわかりにくいのかもしれませんね。


    これに同感。
    教養など関係なく、「ぷぷっ、その顔で!」みたいな事を言う人は言うね。

    昔に比べると確かにTVや、街中で見かけるハーフは増えたね。
    でも、少なくとも70年代前半頃からは芸能活動していたハーフがいたのも事実。街中には数は少なかったものの、いた事はいたし。
    だからこそ、いい加減「外国人顏」のハーフに慣れようよ~って思ってしまう。未だに物珍しい扱いする人(単にジロジロ見る人から、「日本語上手」と褒めて(?)くれる人や、「ハーフってみんな可愛い~」みたいな根拠のない事を言う人まで)に対しては、悪意や害がないと頭では分かってはいるものの、正直うんざりしてしまう…。
    大抵はやれやれ、またか、と内心ゲンナリしつつ、適当に流すけどね。

    こういったやや窮屈な環境の中で人格の大部分が形成された私は、やはり「日本人に生まれて良かった」って言えない。
    多分一生言えないと思う。
    もう言いたくなくなった、というのも多少あるかも。

    「日本人」の定義が「ハーフ込み」になる日は…
    残念ながらそう近い将来には来ないんじゃないかな。
    もう40年は待ってるけど、未だに来る気配をあまり感じないもんなぁ…。

    6:21 AM chiquita
    • chiquita、
      読んでくれてありがとう~☆似たような立場(?)の人からコメントもらえて嬉しい☆
      ハーフが増えたと言っても、もしかしたらそれはハーフの数が増えただけで、だからといって周りに時代とともに日本人として扱ってもらえるようになった、とか、そういう変化は意外とないんですよね。そこがこの問題の複雑なところだったりします。
      >大抵はやれやれ、またか、と内心ゲンナリしつつ、適当に流すけどね。
      ↑流すしかないですよねー。・・・と言いつつ、私は流したり流さなかったり。仕事の時は流しますが、そうでない時は、やっぱり言わなきゃ!と思って冗談交えて反論したり。
      >こういったやや窮屈な環境の中で人格の大部分が形成された私は、やはり「日本人に生まれて良かった」って言えない。
      多分一生言えないと思う。
      もう言いたくなくなった、というのも多少あるかも。
      ↑これが多くのハーフの現実だったりしますよね。特に私たちの世代。「日本が好き」と言ったら、「あら、親日派の外人さん^^」とは思ってくれても、なかなか「そりゃそうよね、お母様が日本人だもの」とは思ってくれない、という。
      <「日本人」の定義が「ハーフ込み」になる日は…
      残念ながらそう近い将来には来ないんじゃないかな。
      もう40年は待ってるけど、未だに来る気配をあまり感じないもんなぁ…。
      ↑これ、実はまだ諦めたくないです・・・★サンドラ★

      3:07 PM サンドラ・ヘフェリン
  • うーん温泉入ったこともないし、日本人でよかったー っていう言葉は一切使わない。だって、日本人が 日本人でよかったーっていうの変。
    本当に「あーあー そっすか 日本そんなに好きか?だったら海外旅行するな!」 って突っ込みたくなる。 日本は日本でいいものあるし、他国だったらそれなりにいいものもある。 温泉あるところはあるしね。 たしかに 日本は面白い物もあるけれど値段が高いね。ソーセージで例えるけど、あんなちいさいので 700円とかありえないと思う。
    バターも高いし。で ここで一言、安い国ドイツ人、面白い国日本人に生まれてよかったなー。ちょうど真ん中に立って 物を選べる感じ。
    で、たしかに 外国人の顔で日本人って生まれてよかったって言われたら えっ!?その顔で? って思っちゃうのはハーフの私でさえ同じだと思う。 汗

    2:18 PM Ko百合
    • Ko百合、
      小さいソーセージで700円は私も許せません(笑)
      >で、たしかに 外国人の顔で日本人って生まれてよかったって言われたら えっ!?その顔で? って思っちゃうのはハーフの私でさえ同じだと思う。 汗
      ↑そう思っちゃうのはある意味仕方ないね、責められない。私も勘違いすることあるし。ただ責められないけど、それでも言われたほうとしては葛藤があるわけで。
      あとさ、Ko百合や私は日独ハーフでドイツ育ちだけど、日本生まれ&日本育ちで日本語しかできないハーフが「日本人でよかったー」と言って周りに即ツッ込まれるのは本人としては納得がいかない。
      それに、私もドイツ育ちではあるけれど、日本の血が入っていて、見かけによらず(?)日本的な部分もあると思うし。たとえばUrlaub nehmenをあまりしてなかったところ(笑)★サンドラ★

      3:29 PM サンドラ・ヘフェリン
  • ドイツの副首相がベトナム系であることは今更ながら、初めて知りました。だけどドイツでは顔はアジア系でも赤ちゃんの時からドイツで育ったならドイツ人になると思います。彼自身もドイツ人だと思っているのではないでしょうか。
    だけど養子として育てられた人の中にも違った考え方の人がいます。私が初めて好きになった中国系ベトナム人でドイツ系アメリカ人に育てられた人は、アメリカ国籍を取得していて、ずっとアメリカで育っているのに、「自分はアメリカとアジアの真ん中にいる」と感じてきたそうです。だから国籍はアメリカでも、「ぼくはアメリカ人!」とは思えていなかったのかな。
    私も戸籍上は日本人かも知れませんが、10代の一番多感な時期をヨーロッパで過ごしてきたため、「日本人でよかったでしょ!」「あんたは日本人以外にはありえない!(またはなれない)」「私は日本人というアイデンティティを保てないと後で人生を失敗する」という言葉には反発したくなりますし、実際、無言の反発を続けてきました。
    紙の上では日本人ですが、それは便宜上のこと。本当はなに人でもないし、国籍がなくても難民にならないのであれば、日本国籍をさっさと捨てて、「私はなに人でもない!それがなくてもこの地球で生きられる!」と言いたいです。
    アイデンティティの問題は元帰国子女、元留学生にもあるはず。日本人というアイデンティティを保てなければ人生をまっすぐ歩けないと思いません。個人的には「日本人であるべき」という考え方を強要する大人にも問題があると思っています。

    7:07 PM Jannat
  • 私は日本人です。だけど顔立ちがロシアとイスラエルと日本のクォーターかと言われています。ハッキリとしているためそう言われて来ましたが大人になってDNAを調べたら生粋の日本人だと結果が出てホッとしました。私みたいな日本人だけど外国人と言われる人もいると言う事を知っておいて欲しいです。

    12:23 PM 初めまして。
    • sutoratosuさん
      完全に日本人なのに外国人に間違えられる方もいる、ということですね。これも中々大変ですね。
      ただ、sutoratosuさんは違うかと思いますが、ハーフでない人が自ら進んで「私、ハーフに見られるんですよー」という事を実際にハーフである人達に言い、それが自慢みたいになっちゃっている人もいるので、複雑な気持ちもあります。sutoratosuさんもお分かりでしょうが「外国人に見られる」ということは実際は色々大変ですからね★サンドラ★

      12:45 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 私はウクライナ人ですけど9歳で日本へ来てから30年経ちました。しかし自分を日本人だと思ってる。デザイン関係で社長として日本で仕事をしているが自分にはロシア人の友達がいるが彼は人類遺伝子研究者だが日本人について長年調べてる。
    生粋の日本人は純血に限るが古代ユダヤベース土台の古代スラブ系古代イスラエル人である。生粋人はね。日本に住んでる日本人の総人口の半分が中国到来と日本のハーフで半分が生粋人だと言う訳だよ。
    しかし韓国や中国の日本侵略と言う酷い目になってるよ。韓国中国がいなければ東南アジアもいなければ日本は更なる発展をしもっと賢い人も美しい人もいたわね。欧米人と変わらない容姿だったとも言える。
    日本人は外国人 恐怖症ではないのかと欧米人は口々に言っていた。しかし生粋白人の私から言わせて貰えば隣国に問題があるときずいた。だから最近は日本は悪くない。と言う白人も多い。

    12:19 PM Vivian
  • どうか聞いて欲しい。上と同じ者だけど日本人として生きて日本人と結婚してハーフの子供がいるけど日本の財産になると確信している。

    12:31 PM Vivian
  • 「日本人に生まれてよかった」などと、一度として思った事のない純日本人の私としては、そんな言葉を言わなくて済む境遇が羨ましいですけれどね。
    日本において、日本人じゃないというのは褒め言葉だと思います。日本人の特徴である平たい顔、硬くて太い髪、細い目、黄色い肌、寸胴で胴長な体格…全部醜いものとされていますから。他ならぬ日本国内において、です。日本人らしいルックスの日本人は差別されますし、いじめの対象にもなりやすいです。ハーフよりもずっと。
    見た目が「日本人らしい」ことは日本国内でそれだけで劣った立場に置かれています。日本人らしい日本人はいじめられ、外国人に近い日本人の方がちやほやされるのがこの国です。ハーフであればそれだけで芸能界行きの切符が手に入りますし(サンドラさんもそうでしょう)女性ファッション誌もハーフ顔を目指す特集で溢れていますよね。インドでも肌が白い方が美しいとされるらしいですがそれと同じですね。その国民の多数派の特徴が醜いものとして蔑まれている国。
    「日本人」の定義が「ハーフ込み」になったとしても今と同じように、より白人に近いルックスの「日本人」が賞揚され続けることでしょうね。
    サンドラさんのように、日本人に見えないルックスの超勝ち組のハーフの人がそう扱われるのを嘆くのは、はっきり言ってあまりにも贅沢ものだと思います。

    12:44 PM ななみ

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