『ヘボン式』に悩むハーフ(日独ハーフの視点22)

2011.7.24

最近は日本でも外国でも通用する名前を!と、子供に国際的な名前を付ける親が増えている。アリスちゃんやアンナちゃん、リサちゃんやマヤちゃん、レオンくんなどが代表的かな。

ハーフの赤ちゃんやハーフの子供は、国籍を二つ持っている場合もあるので、その際に重要になってくるのがそれらの名前の「スペル」である。実はこれ、ちょっとした問題に発展することも多いのだ。

日本とフランスのハーフの女性の話。親が「日本でもフランスでも通用するように」と「アリス」という名前を付けた。フランスの出生証明書とフランスのパスポートには”Alice”と記されている。当然日本のパスポートにも「Alice」と記載されるのかと思ったら、日本側に「いえ、アリスという名前は日本のパスポートにはArisuと記載されます。ヘボン式ですので。」と言われたそうだ。確かにヘボン式だとこのアリスという名前のローマ字スペルはArisuなのだが、せっかく国際的な名前を付けたのでやっぱりスペルはAliceにしたい。ところが日本の職員は日本のルールに従わなければならないので「ヘボン式はArisuです。」を繰り返すばかり。アリスさんのお母様(フランス人)は「ウチの子の名前はどこでも通用するように、とAliceという国際的な名前にしたんです。Arisuじゃ国際的だとは言えないし、だいたい子供のフランスの出生証明書にはAliceと書かれているのだから、出生証明書とは違う名前をパスポートに載せるのは納得がいきません!勝手に人の名前を変えないで下さい!!」と激怒。結局は色々な書類の提出を求められ、結果的には日本のパスポートにもフランスの出生証明書通りのスペルAliceを載せることができたのだが、相当大変だったとか。

この話を聞くと、多くの日本人に「アリス=Arisuでもいいじゃないか?何をそんなに怒ってるの?」、と言われそうだが、外国(たとえばこのケースだとフランス)にルーツのある人からしたら、このスペルでは大問題なのだ。

感覚としては、「京子」という名前を「強固」に変換ミスされた時の衝撃度と似ている、と言ったら分かりやすいかもしれない。「ローマ字だとKyokoなのだから、京子でも強固でもどっちでもいいじゃない?」と欧米人に言われたら、やっぱり嫌であるように、「AliceArisuでもいいじゃない?」と言われるのは、例えそれが日本の「ヘボン式のルール」であっても、納得がいかないのだ。

ちなみに私のドイツ名のAlexandraは日本のパスポートに記載されていないのだが(親は本当は日本のパスポートにアレキサンドラ○美、というふうに両方の名前を載せたかったらしいが、職員に名前を二つ載せるのは違法です、と言われたらしい)、載っていなくてかえって良かったのかもしれない。というのは、私のアレキサンドラのローマ字スペルは本来Alexandraなのだが、これをもし「ヘボン式でないとダメです」と言われた場合、ヘボン式ではArekisandoraとなってしまうのだ。このスペルは考えただけで、私はゾッとするのだ。

ヘボン式のArekisandoraまたはArekusandora、、、これも上に書いた「京子」を「強固」に変換ミスされた時の衝撃度に値します。

ちなみに私は日本で名刺を作った際に、色んなバージョンのミススペルの名刺をもらったことがあります(笑)AleksandoraやAlekusandora、 Arexandlaと印刷された名刺を見た瞬間に「ああーっ!」と声が出ちゃいました。その後、無料で取り替えてもらって問題はなかったんですけどね。

というわけで、国際的な名前でもアンナちゃんやマヤちゃんはラッキーなのですが(そのままAnnaやMayaまたはMajaになるので)、アリスちゃん(Arisuにされてしまう可能性アリ)やリサちゃん(本来はLisaだけど、ヘボン式だとRisaにされてしまう)、そして令音くん(本来はLeonだけど、ヘボン式だとReonになってしまう)はこの「ヘボン式の壁」にブチ当たる名前だと言えます。

・・・国際的な名前を付けるのも大変ですね(笑)

以上、今回は子供の名前のつけ方についてPart3 でした♪

サンドラ・へフェリン

 

コメント

  • そうなんだよね。僕の娘達は理沙と理奈たけど、パスポート上はRisaとRinaとなっているので、その通りにドイツ人が発音するとギサとかギナに日本人には聞こえるんだよね。

    4:42 PM マークス
    • マークスさん、
      ドイツ人の発音する”Ri” は確かに日本人には「ギ」に聞こえますね(笑)
      あとは巻き舌で話すドイツ人(南ドイツに多い)の場合はRrrrinaというふうに聞こえたり。このドイツ人の巻き舌”R”はカタカナにできないけど、なんだかこうヤクザが「おらぁぁーー!」と怒鳴る時の「ら」(つまり巻き舌のR)に似ているものがあると思う★サンドラ★

      5:11 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 今は、非ヘボン式表記の申請が
    できるようになったけど、
    わたしも子どもの名前には
    Lは避けなきゃって思ってました。
    結局、全く国際的じゃないけれども
    発音しやすそうで 漢字の意味も良い
    日本的名前にしましたが、、
    ちょっと誤算も(笑)。

    サンドラちゃんの名前は2つとも きれいだね。

    5:30 PM ゼッタ
    • ゼッタさん、
      今、生まれるハーフはその点ラッキーですよね。日本のパスポートに非ヘボン式でも名前を記載できるから。
      コラムに書いた「アリスさん」は20歳ぐらいの女性なのですが、彼女の子供のころはまだ完全にヘボン式だったみたいですね。それより更に年上の私の時代ももちろんですが。少しずつというか、だんだんこういう点が改善されていって良いことですよね★サンドラ★

      11:29 PM サンドラ・ヘフェリン
  • パスポートの書類で「非ヘボン式表示の申請」ってのがあるんですよね。最初にヘボン式で書いて、それを→こう変えて欲しい、って記入するんです。モチロン我が家も苗字がドイツの名前なので(でも非常にヘボン式でも表記しやすくてありがたいw)いちいちこの申請書を書いて提出してます。そのおかげで長女も次女もセカンドネームの方はキチンとLを使った表記になっております。
    苗字がシュバインシュタイガーだとかヘボン式で表記するのも一苦労ってな名前だと疲れますよねぇ(^^ゞ
    国際的な名前をつけたい、って気持ちは分かりますが、アレン君っているのですがARENになっちゃうし。ケイトちゃんって子もいるけどKATEではなく、KEITOだと申し訳ないけど「毛糸」を連想してしまう。男の子だとシンプルに「カイ」とか「ケン」で、女の子は「ニナ」とかでも可愛いと思う。

    6:36 PM sj
    • sjさん^^
      教えてくれてありがとうございます。最近生まれたハーフはラッキーですよね、ヘボン式が認められているから。ヘボン式に限らず、二つの名前を日本のパスポートに載せること(「美香ユリア」のように)に関しても、時代と担当者とその状況によって良いと言われたりダメだと言われたり色々みたいなので、これについてもまたいつか書こうと思っています。

                                                            しっかし、

                                                            <苗字がシュバインシュタイガーだとかヘボン式で表記するのも一苦労ってな名前だと疲れますよねぇ(^^ゞ

                                                           本当ですよね!ドイツの名前で、あ、この人、日本に来たら大変だろうな、って名前がたまにあります(笑)シュバインシュタイガーもそうですし、たとえばFranziska Steinbrecherなんかもカタカナにすると長そう~。

                                                           それから、

                                                           <国際的な名前をつけたい、って気持ちは分かりますが、アレン君っているのですがARENになっちゃうし。ケイトちゃんって子もいるけどKATEではなく、KEITOだと申し訳ないけど「毛糸」を連想してしまう。

                                                           本当その通りですね。あと国際的な名前って一歩まちがえるとDQNネームになりやすい。(DQNも大好きなテーマなので、またDQNについても書くと思う。)

                                                           「二ナちゃん」かわいいですね!ドイツ語でもいい感じだし、漢字でも色んなバリエーションがありそう^^★サンドラ★

      8:57 PM サンドラ・ヘフェリン
  • ほんとにこういう場面では日本の役所変だよなーって感じます。
    っていうのも私もとして生まれたのに日本のパスポートには
    って書いてあるんですよ!(泣)
    まだ私が小さい時に母がLisaのほうで申請しようとしたら
    Rじゃなきゃだめですって言われてしぶしぶRisaで申請…..
    悔しいったらしょうがないですよね。舌巻かないし!みたいな。
    でもカナダの国籍はLisaなんですよねー
    次のパスポート申請の時に抗議してみようかな…..

    8:25 PM Lisa
    • Lisaさん♪
      Lisaさんも日本のパスポートの表記はRisaじゃないとダメって言われたんですね・・・。欧米のリサは、舌たしかに巻かないですよね(笑)後から変更をするのは色々な書類の提出を求められたりと色々大変かと思いますが、Lisaに変更できたらいいですね。応援してます。★サンドラ★

      9:02 PM サンドラ・ヘフェリン
  • ハーフだと名前のスペルで苦労することもあるのですね。AliceさんArisuにならなくて本当によかったですね。このグローバル化されつつある時代に、国によって名前の表記が違ってしまうなんて全くおかしいですもの。アルファベットのない国なら別ですが、日本にはローマ字としてある訳ですから。いったい何のためにローマ字を導入したのでしょう。

    ここからやや話が違う方向に行ってしまいますが、ご勘弁下さい。僕は大昔、小学校でローマ字を習ったのですが、「訓令式」でした。この名前からして「ヘボン式」よりいかつい感じを受けますが、兎に角これでアルファベットは覚えました。ヘボン式なるものがあるのを知ったのは暫くしてからでした。何となく英語に近くかっこよく思えたものです。幸い(?)パスポートは訓令式でなくヘボン式だったので、Zyun ではなくJunとなりました。という訳で、外国でほぼ間違えなく発音してもらえます。もっともドイツでは「ユン」と最初は呼ばれますが。ヘボン式での最大の問題は、サンドラさんが議論しているようにLとRの区別ですね。これはパスポートの場合は多少面倒でも申請して解決すればよいのだと思います。

    LとRの問題で以前から考えていたことがあります。日本語にはひらがなとカタカナがあるわけですが、今日カタカナは専ら外来語や翻訳しようのない外国語を日本語の文章に書く場合の音標文字になっています。それでしたら何故L行に相当する新しいカタカナを作らないのでしょうか。日本語にないのはRかLのどちらかは良く知りませんが、ひらがなと漢字が主な現在の日本語の体系や発音には何の影響も及ぼしません。外来語を学ぶときは丁度漢字を勉強するのと同じように視覚的に覚えるのです。これまで日本語の中でどうでも良かったのですから、1/3の人が間違っても構いません。こうすることの最大のメリットは中学生になって外国語を一生懸命始める2/3の日本人が、これまで大人になっても悩んできた「英語でここはLなのかRなのか」という迷いを、かなり解消できるのではないかということです。外来語として日本語入ってない英語は勿論沢山ありますが、系統性や類似性で学んで行けるのだと思います。

    これが実現した暁には、La Li Lu Le Loもれっきとしたヘボン式表示になるのです。この際、不本意(?)に「ヘボン式」と名付けられたヘップバーン先生の名誉挽回のため、「ヘップバーン式」ローマ字と呼ぶことにしたらどうでしょうか。

    12:43 AM JUN
    • JUNさん

                                                            <それでしたら何故L行に相当する新しいカタカナを作らないのでしょうか。

                                                           おっしゃる通りです。LとRを区別するカタカナを作れ!と言うと、何をこの外人は無茶なこと言ってるんだ?外国へ帰れ!と言われそうですが(笑)、LとRの別々のカタカナがあったほうが便利だと思ってくれる人もきっとたくさんいるでしょうね★サンドラ★

      9:14 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 確かに、AliceとArisuは違うでしょう!といいたくなります。当時は日本名じゃなければ大変だったんですね。でも今は非ヘボン式でもいいわけですね。ヘボン式にするべき、とか聞いたことがなかったのでびっくりです。
    うちのパパの外国人登録証は英語記載なので「ヘボン式」で発音される、という問題はないものの、一般の日本人はイスラム名に馴染みが薄いためか、変な読み方をされます。
    私もパパの苗字にしようと考えていたのですが、国際結婚は旧姓のままでも問題ないため、覚えてもらいやすい日本名のまま。娘も日本国籍にしたため、完全日本名。イスラム名もあるのですが、これも発音しにくい名前のため、娘が大きくなったときに名前の変更を申請するか決めさせてもいい、と思っています。
    私たちの場合は英語名ではないため、「読めない。覚えてもらえない」というヘボン式とは違う悩みがあります。ーー;

    1:23 PM Jannat
    • Jannatさん
      最近生まれたハーフは20年前30年前40年前、そしてもっと前に生まれたハーフより色んな意味で生きやすくなっていますね。ヘボン式が改善(?)された事を見てもそう思います。名前だけじゃなくて、たとえば40年前に日本で育ったハーフは、それがたとえ都会であっても学校でポツンとハーフ一人だったのが、今はラッキーな場合、同じ学校にハーフも何人(なんにん)かいたりして、昔ほどは疎外感をおぼえずに済むのだと思います。

                                                           Jannatさんの書いていた

                                                            <私たちの場合は英語名ではないため、「読めない。覚えてもらえない」というヘボン式とは違う悩みがあります。ーー;

                                                           なるほど・・・。JasonやJack、Mikeなどの名前が日本人がイメージする典型的な欧米の名前だとすると、それ以外の名前は覚えられにくいのかもしれませんね。そのうち変わるのでしょうけど。★サンドラ★

      9:10 PM サンドラ・ヘフェリン
  • わかる~私も「Julia」ってスペルで 「J」と「L​」でよくトラぶってた。Jだから「ジュリア」って発音し​かない。んでもこれって英語のスペルでそうかもしれない​けれど…結局は「Yuria」でなければ変とか。で​もYuriaって???こっちこそ変!!!!

    2:54 PM Julia
    • Julia!
      ドイツ語のJuliaはジュリアじゃなくてユリアだからね。。。
      ドイツ語の発音だとユリアだけど、それをヘボン式にするとYuria、でもYuriaはドイツでは変!というなんだか変な感じ(苦笑)★サンドラ★

      8:14 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 以前娘のパスポート作ったときにヘボン式で書く欄があって書いたら、
    旦那に何スペル間違えてるの?って言われちゃった。
    名前はそのままでよかったんだけど、苗字がヘボン式と違うから。

    表記は非ヘボン式だからよかった~(^-^)

    9:08 PM あーちゃん
    • あーちゃん
      外国人から見たら、ヘボン式の表記は「名前を間違って書いている!」と思われちゃうことが多いんですよね、あーちゃんの旦那様みたいに(笑)でも、あーちゃんファミリーは非ヘボン式で表記できたみたいで、よかった!やっぱり最近はグローバル化しつつある★サンドラ★

      9:26 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 上のほうにもLisaさんという人がいたんで名前をちょろっと変えました。
    前回のコメントでずんだもち云々言ってたのは私だwww

    私の本名もヘボン式にしたら相当しっくりこない変な名前になるな…
    (本名はリサじゃないよ)

    あとはちょっと趣旨が違うけど、麻衣子という日本人女性が
    アメリカで、私の名前はマイコですと言ったらMichaelに間違われて
    男なの?えっ!?と、とんでもない誤解をされたらしい。
    あと、これまた日本人のユリさんがどこだかに留学に行ったとき
    クラス名簿をたまたま見たロシア人クラスメイトにやはり男だと
    勘違いをされたそうな。ユーリって男の名前だもんね。

    名前ってむずかしいねえ…

    7:43 PM AussieLisa
    • AussieLisaさん!コメントありがとう☆交流できてうれしい。日本の「子」がつく女の子の名前は、ドイツでも男の子だと思われちゃうことがある。ヨーロッパでは”~co”とか”~ko”で終わる名前は男の子の名前だから。Francescoとか、FredericoとかMarcoとかね。そう、それでユーリはロシアは男の子の名前なんですよね。いやー本当名前に関しては話が尽きない。またいつかドイツで誤解されがちな日本語の名前、とか、逆に日本で誤解されがちな欧米の名前についても、またここで書こうと思う!★サンドラ★

      8:26 PM サンドラ・ヘフェリン
  • すごく興味深い記事でした。
    というのもウチの息子は完全に外国名なのですが日本で産まれたので
    国籍は日本なんです。(主人がアメリカ人なので後に優先的にアメリカ国籍取得可能)たからパスポートは『Joseph』ではなく『Josefu』となってしまうかも!?『Anna』とか『Maria』だと問題はなさそうだけどね。ほんとこの問題どうにかしてもらいたいですよね。

    12:04 AM Aki
    • Akiさん
      コメントありがとう^^レスが遅れましたm(__)m確かに名前によっては問題にならない“ラッキーな名前“というのがありますよね、Akiさんが書いていたみたいに、アンナとか、マリアとか。・・・Josephという名前のスペルがJosefuになってしまうのは困りますね。ぜひ申請書で非ヘボン式表記を申請してみてください。がんばってくださいね^^★サンドラ★

      11:48 AM サンドラ・ヘフェリン
  • そーなのよねーヘボン式(笑)いろいろおかしなことが起きるのよ…
    ちなみにウチの場合、英語では同じ読みでも違う綴りになってしまうんだけど、スペイン語ならヘボン式と同じ綴りで読みも同じ、意味的にも良いのよね。まあ、ローマ字ってもともと、スペイン語やポルトガル語にも通じるラテンアルファベットにルーツを持つらしいので(だからローマ字か?)スペイン語なら読みが似てくるんだけど、でも、そのぶん似た単語が多くて困った意味になる可能性もあるし(たとえばミナって名前は可愛いけど、minaってそのままローマ字で綴ると読みはミナのままだけど「地雷」って意味だし…)考えなくては~と思うんだよね。。。話がそれたけど、日本とイギリスのハーフでMarthaという名前の友人がフランスに留学してたとき「マルタ」って呼ばれてたのね、確か。欧州とかだと同じ名前で別読みがあるよね?クリスチャンネームだととくに…そういうのってどうなの?綴り同じでも読み違うというか?前から疑問だったけど、単に2か国ハーフではなく、日本と欧州とまたそれ以外とか、数か国のミックスの子は、名前の綴りどうするのかなー。ところで日韓ハーフの場合、漢字で名前つけると日韓で読み方が違うんで、国ごとにそれぞれの読みで呼ばせるとか、逆に読みがまったく同じになるような漢字をわざわざ選ぶとか、いろいろ工夫があるみたい。ちなみに韓国ではローマ字の綴りは使わなくても、アルファベットで韓国名をどう綴るか、韓国語の音に合わせるのか英語のルールに近づけるのかで、違ってきたりはあるのよね…大変だよね…また話それてしまった~。。。

    12:33 AM N☆
    • N☆さん
      ヘボン式の問題もあるし、他の国ではその名前に変な意味があったり、と名前をつけるのって本当に難しいですよね。ハーフに関しては面白いのは、どこの国のハーフかによってつける名前が違ってくる傾向がある、ということかな。例えば日本×ドイツのハーフの場合は、両方の国で発音がしやすい、という事から、アンナやリサちゃんという名前が多いし、日本×イランのハーフの場合は、美奈ちゃん(Mina)という名前が多い。Minaという名前、元々昔からペルシアにある名前らしい。面白いですよね。
                                                               N☆さんが書いていたMarthaという名前がフランスでは「マルタ」と呼ばれる件だけど、ドイツでも発音は「マルタ」です。・・・なんか色々考えると、複数の血が混ざって、色んな国のその国での「意味」に配慮しなければいけないと、名前の付け方って本当難しくなってくると思う!ある意味残念ですよね、「この名前が可愛いから付けよう!」みたいに、パッと決められなくなるのは。
                                                               色んな国や色んな文化と長い目で接点を持つと、得られるものが多いけれど、名前ひとつつけるのも大変だという事ですね(笑)★サンドラ★

      11:49 AM サンドラ・ヘフェリン
  • 私も同じトラブルに見舞われました。。。そして色々な書類を提出し、なんとかスペルはイタリア語のままを保っています。が、パスポートがまた切れた後に申請するようなことがあったら、再度色々な書類提出を命じられる羽目になるため、パスポートが切れる前に、新しいパスポートを申請する必要あり。。。

    4:33 PM ラファエラ
    • ラファエラさん、
      レスが遅くなってすみません!読んでくれて嬉しいです☆ラファエラという名前はドイツにもあって、ドイツスペルだとRaphaelaになります。おそらくイタリアバージョンだとRaffaellaかと思いますが、このラファエラという名前をヘボン式にする事を考えると、頭が痛くなりますよね。ヘボン式はRafaeraになってしまって、ヨーロッパの感覚からすると「???」ですね。
      また、サイトをちょくちょく更新するようにするので是非またのぞいてくださいな★サンドラ★

      5:20 PM サンドラ・ヘフェリン
  • 役所って、ほんとに頭が固いですね! 聞いてて腹が立ちますよ! 
    だって、アリスをAliceと書いて誰に迷惑がかかるの? 
    何で自分の子供の名前を自由に書けないの? 
    漢字だって、愛子と藍子があるのにね! 
    特に最近はめずらしい名前が多く、無理に当て字の漢字を当てはめてる名前が見受けられます。親じゃないと読めない名前がほんとにいっぱいある! 子供の名前の漢字は、好きに書いても読んでもいいのに、英語だけはヘボン式だけなんて明らかにおかしいです。重要な国際語なのに。 
    仮に難しいスペルになっても、日本にはフリガナという便利なものがあるんだから、問題ナシ!!  
     
      
    ※ ところで、昔から疑問に思ってたことなんだけど、なぜ『らりるれろ』はRなんでしょう? 日本人の発音は明らかにLだと思うんですが。 
    だって日本人は昔からR発音が超苦手と言われてきたでしょ? 
    ですからそういう意味でも、アリスや理紗はLの方が正しいと思うんです。。。 

    8:15 PM Shuhei
  • サンドラさん!はじめまして!このコラムを見てすっごく納得しました!

    ヘボン式というシステムがあるから不思議なことが起こるのですね!
    私は今ベルリンで勉強している学生なのですが、ランという名前をパスポートにRANって載せているから、学校でもサインもRのランにしています。けれど私自身Rの発音できなくて困っています。(ドイツ語のレモンが言えない!)だから、留学している学校で呼ばれては一瞬考えてしまいます。正確にはLANだって分かっているけど、書類を一致させなきゃと思ってRANで通している私はおかしいのかしら?
    昔から母にオムライスにもケチャップでRANと赤く描かれるのだから、日本人の母が付けてくれた名前をこのまま通すべきなのかしら?

    最近はLでもよくなっているって、このコラムに早く気づけばよかったです。早く会いたかったです。そうしたら選択肢が増えて選べたのに!!みなさんの格闘を知れて励みになったので次回の更新2018年にはしっかり悩んでみますね!!

    10:12 AM ラン
    • ランさん                                                                                                                                                                                                                                                                                   
      はじめまして^^コラム読んでいただいてうれしいです。ベルリンで勉強されているのですね。そうしたらお名前について「あれ?RANでRなのに、Rというふうに発音しないんだね?!」なんてドイツ人に指摘されたりしません?この「ヘボン式」はほんとう面倒な場合も多いですよね。LANに変えたければパスポート更新時に考えてみてもいいかもしれませんね。でも逆にいうと、RANはオリジナルだけど、LANだとLANケーブル(Local Area Network)と間違えられるのでは?!とも思いました。いずれにしても、日本の発音だと「ラ」なわけですから、ちょうどLとRのあいだぐらいの発音なので、欧米人にそれが伝わらないのが、もどかしいところですね。また話しましょう!またちょくちょくサイトのぞいてみてくださいね★サンドラ★

      9:48 AM サンドラ・ヘフェリン
  • 人々が名前及び地名などの表記、発音について悩まれるのは日本語圏内のみの問題では無い事を喚起されるべきでは無いでしょうか。トルコ語、ポーランド語、ロシア語、中国語等世界各国で同様の問題が有ります。20世紀後半英語圏が政治的経済的に台頭し、特に日本では英語式のアルファベット直視の方針で21世紀に至っています。19世紀、20世紀初期に考案されたラテン式アルファベット表記法はその間ずっと殆ど変化無く使用されて来ています。

    中国では人民共和国設立直後の1950年代、如何なる方法で北京語(標準語)をラテンアルファベットで表記されるべきかと大変努力されました。読者の方々の内には中国語がローマ字で表記されると如何に英語にはありえない綴りで表現されているかを意識されておられる事でしょう。 又、日本の明治維新当時、トルコでは国語の表記文字が斬新され、ラテン式アルファベットが起用されました。さらに様々な記号をそのアルファベットと重複する事によってトルコ語独自の発音が表記されるべく工夫起用され今日に至っています。

    この点について日本政府が改善の努力をされる事が期待されます。

    6:33 PM Freda

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