ハーフの視点から見た「国籍」のこと~「国籍」がテーマの往復書簡(木下理仁さん×サンドラ・ヘフェリン)第四回
木下理仁さんとの往復書簡。今回、私からの手紙のなかで「国籍」について、じっくりと書きました。
私のようなハーフは「どこにいても転校生扱い」されがちです。そういった“人間関係”のことも書きましたが、「紙の上での国籍」つまり実際にどこの国の国籍を持つのか、ということについて、あえて詳しく書いてみました。
以下からご一読いただけますので、よろしくお願いいたします。
第3回 ハーフの視点から見た「国籍」のこと(サンドラ・ヘフェリン)
先日、ノーベル物理学賞を受賞した真鍋淑郎氏について書きましたが、基本的に私は「心のなかで、自分の〇〇人としてのアイデンティティーがあれば、実際の(紙の上での)国籍なんて、どうでもいいじゃないか」という考え方が好きではありません。心も大事だけれど、紙も大事だと考えます。
令和3年11月6日
サンドラ・ヘフェリン