長谷川学さんの記事・大坂なおみ日米二重国籍騒動への“最終回答”

2019.8.29

いま発売中の「サンデー毎日」の146ページから4ページにわたって、「大坂なおみ」さんの国籍騒動について、ジャーナリストの長谷川学さんが書かれています。

日本と米国の国籍を持つ大坂なおみさんは今年10月で「22歳」を迎えますが、「大坂なおみさんが、22歳でどの国籍を選択するか」がニッポンでは注目されています。

しかし記事を読んでいただければ分かりますが、大坂なおみさんの場合、日本か米国の国籍の「どちらかを捨てる」ことは現実的に見て難しいというか、ほぼ不可能でしょう。実際に、法律上も、22歳で日本国籍を選択したからといって、外国の国籍を捨てることは強制ではなく、外国籍の離脱に関してはあくまでも「努力義務」であり、本人の任意です。

「サンデー毎日」の記事を読んでいて一安心したのは、大坂なおみさんのマネージメント会社の米IGM社が「大坂なおみが東京五輪に選ばれれば、日本代表として東京五輪に出場します。日本国籍を選択するものの、米国籍を離脱しなければ東京五輪に日本代表として出場できないという認識はない。」(149ページ)としていることです。

大坂なおみ選手もそうですが、「ハーフの国籍」については、世間でとにかく誤解が多く、代表的な誤解に「日本国籍を選べば、外国の国籍はなくなる」というものがありますが、そうではありません。

そういう意味でも、この「サンデー毎日」の記事のタイトル「二重国籍騒動」という書き方は的を射ていますね。

大坂選手が意図しているものではないと思いますが、結果的に「ハーフの国籍」というものについて世間が考えるきっかけを作ってくれた大坂選手に感謝です。

また何か情報がありましたら、アップしますね。

サンドラ・ヘフェリン

コメント

  • 先日、ハーフの友達が結婚する際に、困っていたことがありました。
    その子は二重国籍状態なのですが、結婚する際に両方の国籍で婚姻届をだそうとしたら、相手が日本人の方だったために、重婚扱いになってしまいそうになり、日本では入籍できても、アメリカでは入籍できなかったそうです。一緒に調べていたら、どうやらアメリカでも日本人妻と入籍するには、アメリカの自分と日本の自分が同一人物であることを証明する必要があるとのことで、ただそれをやってしまうと、日本の国籍を失うのではないかと、困っていました。

    二重国籍状態のまま結婚する場合のシステムが不透明で、どうしたらいいのか困ります。サンドラさんはこのあたりのことはご存知でしょうか?

    2:12 PM 村上英里奈

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