「おじいちゃんの里帰り」

2014.1.7

映画「おじいちゃんの里帰り」を観ました。

労働者としてドイツに渡ったトルコ人のおじいちゃんの半生を描いた映画です。

この映画、おススメです!

まず本当に明るい!

作り手も、登場人物も。ちょっとコメディータッチですね。

そして明るいながらも色々と考えさせられます。

「家族」というものについて、そして「故郷」とは何か、について。

映画「ハーフ」もそうでしたが、この映画「おじいちゃんの里帰り」も、「居場所探し」が一つのテーマとなっています。

自分は何人(なにじん)なのか?

自分の居場所をどうやって見つけるのか?

そして最終的に自分の「故郷」はどこなのか?

そんなことを考えさせてくれる映画です。

例えば、映画の中で小学生の男の子Cenk君(お父さんがトルコ人、お母さんはドイツ人。この子もハーフですね^^)が、学校で同級生に「ドイツチーム 対 トルコチームでサッカーをしようではないか」と言われます。そして、同級生に「オマエはどっちに入るんだよ!トルコチームか?それともドイツチームか?」とアグレッシブに詰め寄られます。

家に帰ったCenk君は、「僕はどっち?トルコ人?それともドイツ人?」と両親に確認をするのですね。そして親は「君は両方だよ。ドイツ人だし、同時にトルコ人だよ」と答えます。でもCenk君が「でも同級生が『どっちかにしろ』って言うんだ。『どっちか』なんだよ。『両方』じゃダメなんだよ!!」と訴えていたシーンが印象的でした。・・・これは、まさに『ハーフ』の問題ですね。

余談ですが、この小学生の男の子役のCenk君、めっちゃ可愛くて、映画を通して癒されます。

それにしても、気のせいだったら申し訳ないのですが、映画の中で私の実家のある、Fürstenried Westというミュンヘン郊外の駅(まだ市電があった頃)の風景が一瞬映った気がするのです。すごいマイナーな駅なので、ビックリしちゃいました。(海外で日本映画を見る時に、たとえば池上線の御嶽山駅が映るのと同じような感じです。笑)

そんなこんなで楽しく見ました。

監督さんはドイツで育ったトルコ人の姉妹です。「トルコ人がドイツ人をどういう風に見ているのか」という点も分かりやすく描写されていて、とっても面白かったです。

映画を見ていて、うんうん、とたくさんうなずきました。

「おじいちゃんの里帰り」、ヒューマントラストシネマ有楽町で1月17日(金)まで上映してます。そして、1月25日(土)からは渋谷UPLINKで上映開始です。この映画、おススメです!

P.S.映画の中で登場人物はほとんど皆がドイツ語を話すので、私は見やすかったです^^でも、日本語の字幕もついています。

サンドラ・ヘフェリン

コメント

  • 以前アメリカで、申請書や調査票等の「人種」の欄で、白人、黒人、ヒスパニック、ネイティブ・アメリカン、アジア人等のチョイスの中の一つにチェックを入れなくてはいけなくて、よく困ったことを思い出しました。そのたびに「選べません」って抗議してました(^^;)
    そのうち「その他の人種」が加わり、そして「2つの人種」が加わり、今では「ミックス」とか「あてはまるもの全てにチェックを入れてください」と書かれています。
    映画、見に行きたいです。

    11:04 AM Misha
  • 両方でいいのにな~、と私も思います。以前、タイトルは忘れましたが、「ドイツでトルコ人として住んでいると必ず「いつ帰るの?」と聞かれる。インテリトルコ人家庭出身の子供は「ドイツでは季節労働者の子供としてしか見られないから、ドイツにはいたくない」と語っていた。」という内容を、本で読んだことがあります。
    この映画のことを読んでみても、ドイツxトルコハーフは、いくら親が「両方のアイデンティティがあるんだよ」といっても、周りがそうは見てくれないのだな、と思ってしまいました。
    映画は見たいのですが、名古屋で公開されるのかな!?

    1:33 PM Jannat
  • 思い出しました。私と娘が大好きな男性ベリーダンサー(娘が先にファンに!)、Zadielは生まれも育ちのドイツのトルコ人で、大人になってからトルコ国籍を捨て、現在はドイツ国籍のみです。
    ゲイであることをオープンにしていて、職業も特殊、見た目もたち振る舞いもドイツ人そのものなので、彼にとったらドイツ国籍で生きていくほうがいいのかも知れません。
    ドイツではトルコ人でゲイ、とダブルマイノリティなので、ここまでの道のりは決して平坦ではなかったと思います。トルコ人らしい生き方はおそらくしていないでしょうから。
    もし興味があったら、↓のリンクを見てみてください。とても素晴らしいベリーダンサーです。
    http://www.zadiel.de/

    1:22 PM Jannat
  • 今日「おじいちゃんの里帰り」を観てきました。(上映が今週まで延長されました)サンドラさんが書かれているように、ウィットに富んだ素晴らしい映画でした。チェンクくんも本当にかわいかったです!泣いたり笑ったりでした。
    映画の中で、トルコ人のおじいちゃんが、帰化してドイツのパスポートになった時「ただの紙きれだ。ぼくはトルコ人だ」と言っています。確かに、ただの紙きれなのですが、思いもよらないところで自分の国(トルコ)で「外国人」として扱われることになる・・・ 「国籍」について、また考える機会になりました。
    日本では、国籍法が改正されるまで、父親が日本人でなければ、生まれてくる子供は日本国籍を与えられませんでした。そして、アメリカは出生地主義。私は国籍法改正前に生まれたのですが、父がアメリカ人で母が日本人、そして日本で生まれました。なんとか条件をクリアしてアメリカ国籍を得ることができたものの、もう少しで無国籍になるところでした。ハーフも含め、様々な理由で、無国籍状態だった人・今でも無国籍状態でいる人たちが日本にもたくさんいます。
    陳 天璽(チェン・ティエンシー)さんの「無国籍」という本、とてもよかったです。「無国籍」もアイデンティティーなんですね。国籍と呼ばれているものについて、様々な面から考えさせられました。

    9:43 PM Misha
  • >日本では、国籍法が改正されるまで、父親が日本人でなければ、生まれてくる子供は日本国籍を与えられませんでした。そして、アメリカは出生地主義。
    今でも父方が日本人でないと(特に欧米系の父を持つハーフは)、
    『自国で相手にされない負け犬白人男性を持つバイタの日本女が母』
    という目で見られますね。
    欧米系の父を持つハーフは日本女子にうらやましがられますが、日本男児からの評判は最悪です。
    逆にこれが日本人男性で欧米系の女性と結婚して欧米に住むとなると、欧米人(特に男性が顕著)からは、
    『オレらから相手にされない売れ残りのブスを仕方なく伴侶にしているアジア人男性』
    って見られるのもあります。
    …どこの国に行っても男性の考えって一緒ですね。
    縄張り意識のせいかな?

    6:39 PM Maria
  • バングラデシュ人でムスリムの旦那さんと結婚する時に「ビザ目当て、金目当ての出稼ぎ労働者」「現地ですでに奥さんがいるし、不倫にも抵抗がない」「奥さんは家に縛り付けられるからやめときな」ひどい場合は「気に入らなくなったら名誉殺人として奥さんを殺すことも何とも思わない」「どうせ現地ではモテないから従順な日本人の嫁を探すしかないんでしょ」「私がデブ(当時)だから日本人が相手にしないんだよ」といろんな人から、両親からまでも言われました。
    本人たちは「一体誰のことを言っているんだ!?」と思っていました。
    私たちはもうすぐ結婚9年目に突入します。可愛い娘も今は6歳です。日本のじいじとばあばは孫娘にラブラブで、甥っ子(妹の息子)はおじさん(旦那さん)が大好き。上記のような旦那さんだったら、例え我慢に我慢を重ねたとしても、9年も続くかな?と考えてしまいます。

    1:17 PM Jannat
  • Jannatさん。
    発展途上国から来た男性が日本人女性と結婚しても、そういう風な目で見られるのですね。
    『名誉の殺人』、これ、アメリカにいた時に知りました。
    アメリカのドキュメンタリーのテレビ番組では、「ムスリマがどれだけ虐げられた存在か」というのやっている、と当時の知人から言われました。
    私はイスラム教徒の事をあまり知らないので、詳しくはしりませんが…。
    「日本人女性は国際離婚で子供を勝手に連れ帰るのが多い」
    そんな事ないですよ。
    実は近所(アメリカ)に、アメリカ人男性と不法滞在していたカナダ人女性の夫婦がいて、二人の間には姉と弟がいたのですが、激しい夫婦喧嘩の末(奥さんがカナダに帰れない苛立ちを露わにしていたそうです)、奥さんが旦那さんが留守の間に、子供たちを連れて夜逃げなる昼逃げをされたそうです。
    不謹慎ですが、面白すぎ。
    みっともないカップルはどこにでもいるのですね。

    10:35 PM Maria
  • Mariaさん
    名誉殺人というのは、イスラムの教えではなく、インドや中東の田舎のほうでまだ存在している悪しき習慣で、ヒンドウ教徒やキリスト教徒の女性が犠牲になることもあるのです。イスラムではあらゆる殺人を厳しく禁じているので、イスラムをしっかり勉強したムスリム男女は、名誉殺人に限らず、あらゆる殺人は犯罪だと思っています。私の周りでは聞いたことがないですね。
    また、名誉殺人とは違いますが、インド周辺(バングラデシュも)の田舎では特に、嫁入り道具として、奥さんの実家からの持参金が少ないと、お金を無心したり、離婚させられたり、殺されたりすることもあるようです。また女の子は結婚するのに膨大な持参金がかかるので、女の子と分かると中絶したり、捨てたりする、という問題もあるようですね。
    都市部のほう(旦那さんの実家は首都ダッカの郊外)では生活が豊かになってきているのもありますが、持参金の習慣が廃れてきているのと、金額でもめることも多いので、私の周りで持参金を持っていった話を聞きません。私たちが結婚する時は冗談で「持参金いくらにすればいい?」と聞きましたが、笑 持参金の話は、お父さんからも親戚からも一言も出ませんでしたwww。

    >実は近所(アメリカ)に、アメリカ人男性と不法滞在していたカナダ人女性の夫婦がいて、二人の間には姉と弟がいたのですが、激しい夫婦喧嘩の末(奥さんがカナダに帰れない苛立ちを露わにしていたそうです)、奥さんが旦那さんが留守の間に、子供たちを連れて夜逃げなる昼逃げをされたそうです。
    そんな夫婦がいるのですね www。確かに面白すぎですね!確かに子供もいるのですから、夫婦だけの問題にはなるはずもないのですが、確かに大人気ないですよね ^^;

    1:29 PM Jannat
  • Mariaさん、Jannatさん、
    体験をシェアしてくださり、ありがとう。お二人のやり取りを読んで、色々思い出して頭がぐるぐる~(@_@)

    ぜんっぜん興味ない日本人男性やアメリカ人男性に、「国籍がほしいんだろう。オレはその手は食わない」って、いきなり一方的に決めつけられたこと、何度かあります。恋愛にまったく関係ない場だったにも関わらず。
    はぁっ?!あなたの国籍にも興味ないけど、まず何よりアナタに興味ないです!!ダブルで不愉快でした。

    サンドラさん、ハーフの恋愛、ハーフが結婚する時、ハーフが親になる時、というテーマをいつか取り上げてほしいなぁ。みんなの意見や経験を聞きたいです。(すでにコラムされていたら、ごめんなさい。)

    11:35 PM Misha
  • Jannatさん。
    中近東の社会悪ですね。
    これをアメリカのメディアはこぞって叩いているのですが、
    いかにもイラク戦争やアフガニスタン戦争、
    そして今はイランやパキスタンを爪弾きする正当化として放送しているような気がするのは私だけですか?
    確かに、モラルの観点からして名誉の殺人は酷すぎますが。
    『(白人で)キリスト教徒のアメリカ人は神から選ばれた(笑)人種』
    確かに賢い方はすごいのですが、それ以上に凄まじいのが白人同士の足の引っ張りあい。
    私は東洋風の顔立ちをしていますが、幸い私がアメリカのとある町にいた時、
    「父方がこの町出身」
    というコネがあったので、外を歩いていてもからまれたりする事はなかったのですが(第一、それ程アメリカ人は暇人じゃないわい)、それでも父からは、
    「外でのろのろ歩くな。車に乗せられて誘拐されて犯されるぞ」
    なんて言われましたし、
    ・上に挙げたアメリカ人男性&カナダ人女性の夫婦は都会(男性が田舎暮らしに憧れてサクラメントからやってきたそうです)からやってきた”よそ者”だった為に、近所のおばあさんから嫌がらせを受け(彼女の庭で焚き火をあいて、その煙をその夫婦がいる家に向けて送っていたそうです)、
    ・ホームパーティーで、父の兄の家に何回か遊びに来た男の子、そのこは好奇心旺盛で活発で、頭の回転が速く、彼が通っている小学校でもトップクラスの成績を持っているのに、
    その子の母親が最悪で(夫を亡くした事も関係しているそうですが)、
    普通の人でも、父の兄の家に上がり込んでは冷蔵庫にあるビールをあさり、
    なんとその男の子(彼女の息子)には、
    ご飯を作るのが面倒だからと冷凍食品ばかり食べさせ、
    ひどい時には、その子に薬を飲ませ(!!)、子供特有の活発さを抑えさせているそうです。
    これには私も父も父の兄も兄嫁も呆れていました。
    他にも、
    隣の州のウォルマートに行けば、入り口の看板に、
    「行方不明の我が子を探しています」
    という張り紙がたくさん貼られ、
    都会のサンフランシスコに行けば、
    ・父から電車の中では必ず入り口に立ってはいけない、と言われました。
    その理由がなんと、
    「オレが電車にはいるのをジャマする気か!!」
    と言われんばかりに絡まれるから、だそうです。
    ・極めつけは観光客(ドイツ人女性だったそうです)を射殺。
    …もしかして、アメリカ人って、
    『アメリカは神から選ばれた国!!
    いや、自分自身が神様だ!!』
    という思想があって、他人にイチャモンをつけたくなるのかな。
    もはや、やくざレベル…。

    7:48 PM Maria
  • 日本人はよく、
    『アメリカ人は銃を持っていて野蛮』
    と思っていますが、そもそもアメリカ人には
    警察に頼るという考えはなく、
    『少なくとも自分の身と自身の土地は自分で守る』
    という思想があるのです。
    そのため、例えば家に強盗が入ってきたら、その強盗を射殺しても正当防衛と見なされますし、
    女性が男性に強姦されそうになった時、彼女が銃を所持して彼を射殺することで、自信の身を守れます。
    詳しく知りたいのなら、極端な例ですが、南北戦争直後が舞台の『風とともに去りぬ』を読んでください。
    訴訟大国。
    これは何とも言えません。
    もちろん本当の正義のために戦っている人も多いですが、それを曲解して、
    『金さえあれば正義すら振りかざせる、それで慰謝料ふんだくり放題!!』
    と考えているアメリカ人も大勢います。
    しかしながら、訴訟大国にもかかわらず、アメリカでは弁護士が多すぎて仕事のない弁護士も多くいる、というのを聞きました。
    そのため、弁護士もお金を儲けるため、なにかにつけて裁判を起こそう!
    なんていうチンピラ並の思考を持っている弁護士も多いです。

    8:02 PM Maria
  • Mishaさん。
    見知らぬ他人にそんな事を言われるなんて最悪ですね。
    実は私自身も、映画『レ・ミゼラブル』が流行っていた冬、
    以前に私が英本を電車の中で読み、それをある高校生の日本男児にみられ、
    当日その映画を観ようと電車に乗った時、偶然その男子達にあってしまい、
    私が日本語が分からないとタカをくくっていたのか、私をジロジロ見た後、聞こえよがしに、
    「オシャレしちゃって。(オレたちに)サービスしてんの?」
    とニヤニヤされながら、嫌らしい声音で言われた事があります。
    当時着ていたのはシンプルなコートだったのですが…。
    この発言、セクハラじゃない。
    当時は恥ずかしくて言えなかったのですが、今となっては、
    「やるなあ、日本男児。ケンカ売ってんのか?」
    と叫びそう…。
    でも公共で騒ぐの良くないし。
    ここはウィットをきかして、
    「あなた達嫌らしいね。韓国人なの?」
    って言っておいたら良かった…。
    (本当の韓国籍の方、気に障ったら申し訳ございません。)

    8:17 PM Maria
  • すみません、
    普通の人でも、父の兄の家に上がり込んでは冷蔵庫にあるビールをあさり
    ではなく、
    普通の日でも、です。

    8:46 PM Maria
  • Mishaさん
    その手はくわない、といっている時点で、僕達は偏屈でモテません、といっているのと同じ気がします。
    国籍うんぬん、は言われませんでしたが、アジア系女性が体だけの対象として見られることはある意味「当たり前」にあり過ぎます。(日本人男性からはほぼ例外なく恋愛対象外です)既婚者だと知っていても口説いてくる野郎がいますが、モラルを疑います。そういう野郎と関係を持ってしまう既婚女性もいるのでしょうが、私にとっては見栄でもなんでもなく、既婚女性を口説いてきた時点でアウト!興味ないです。

    1:32 PM Jannat
  • Jannatさん。
    欧米でも東洋系の女性が性的対象だけと見られるなんて最悪ですね。
    もっとも私はアメリカに住んでいた時、いかにも現地人のような
    田舎臭い服(ジャージにTシャツ、ジーンズが定番)を着ていた為か、
    全くそういう目で見られませんでした。
    それとも単に、私に魅力が無かったか。
    (後者が近いと思う)。
    いや、それでもかの町に住んでいたとき、
    当時私が住んでいた所から少し離れた所に変わり者のおじさん(欧米系)が住んでいて、
    私が彼の家の近くを通ると、好奇心丸出しで私に話しかけてきたのですが、
    (なんかこの人、ヤバそう)
    と思って、その場をサッと離れました。
    後々、父と父の兄から聞いて分かったのですが、
    そのおじさん、町でも有名な変わり者で、私が外を歩く時、父から
    「絶対にあのおじさんが住んでいる家の前を歩くな」
    と念を押されました。
    まあ、ヘンな人はどこにでもいますが…。
    所変わって、日本では日本以外の近隣アジア諸国の女性や、ロシア人女性が性的対象に見られる、
    というのも否めません。
    …もしかして、世の中の男性は
    「自国以外の女性としてみたい」
    という本能があるのでしょうか。
    まあ、近親相姦を避ける為、と言われたらそれまでですが、
    露骨にそれを態度に表すのはいかがなものか。

    3:45 PM Maria
  • Mariaさん
    特権階級意識もすさまじいです。残念ながら、白人同士の足の引っ張り合いは本当に多いです。それをアジア系にも当てはめられると余計にタチが悪い。こっちは何とも思っていないのに、いつでもどこでもライバル視してきたりとか、ありました --; 常に不安定で攻撃的な人もいましたし。「人を見たら泥棒と思え」の弊害ではないか、と思ってしまいますね。
    子供に薬を飲ませてでも静かにさせる、というのはアメリカで結構ありますよ。子供が静かなわけはないのに。うちの娘だって家で思い通りにならないと「ぎゃーーー!!!」と大泣きすることもありますが、それも子供のうちだけですからね。保育園ではとっても優しいお姉さんなので、それでバランスを取っているんです。家族の前でまでいい子は可哀想だな~と思ってしまいます。
    他人にイチャモン付けたくなる、というのも、親から大人のように振舞うことを強制され続けた結果?と思ってしまうわけです。

    銃社会にしても、訴訟大国にしても、「私は私、人は人。自分さえよければいい」の弊害だと感じてしまいます。銃だって正当防衛のみに使われればいいけれど、実際は子供が銃で遊んでいた結果の事故も多いと聞きます。訴訟にしても、どんだけ金が取れるか、というセコい考えが見え見えな気がするし。それに人種差別の裁判にしても、アジア系に対する差別発言なんて日常茶飯事で、言っているほうは差別をしているなんて微塵も感じていません。それをいちいち訴えていたら時間とエネルギーがもったいないです。暴力や殺人に発展しない限り、そういう訴訟は頻繁に起きないと思いますよ。

    12:14 AM Jannat
  • Jannatさん。
    >特権階級意識もすさまじいです。残念ながら、白人同士の足の引っ張り合いは本当に多いです。それをアジア系にも当てはめられると余計にタチが悪い。こっちは何とも思っていないのに、いつでもどこでもライバル視してきたりとか、ありました --;
    これは本当にライバル視されている方にとってはものすごい迷惑ですよね。
    勝手に他人をライバル視するな!
    と思います。
    >子供に薬を飲ませてでも静かにさせる、というのはアメリカで結構ありますよ。子供が静かなわけはないのに。
    これは本当にアメリカの社会悪です。
    将来国を担う子供たちに対して何をやっているのか、と聞きたくなります。
    >銃社会にしても、訴訟大国にしても、「私は私、人は人。自分さえよければいい」の弊害だと感じてしまいます。銃だって正当防衛のみに使われればいいけれど、実際は子供が銃で遊んでいた結果の事故も多いと聞きます。訴訟にしても、どんだけ金が取れるか、というセコい考えが見え見えな気がするし。
    これは的を射ています。
    まあ、アメリカに限った事ではないのですが、
    自分勝手な人は国籍を問わず、大勢いますからね。
    実際、アメリカでは夜中、暗闇で見えないため、家にいる人物を泥棒と間違えて自分達の子供を誤って射殺してしまう事件が呆れるほど多発しています。
    >それに人種差別の裁判にしても、アジア系に対する差別発言なんて日常茶飯事で、言っているほうは差別をしているなんて微塵も感じていません。
    これには『異議なし!』と唱えたいです。
    無論、人種差別はアメリカ等の欧米諸国のみにあるのではなく、
    日本でも目を見張るような人種差別が存在します。
    特に、東南アジア系、南米系、中東系に対して。
    実際、これらのルーツがある人達に対して見下した態度をとる日本人なんてそれこそ多いですし、
    私が住んでいる町(日本)には、年の離れたフィリピンハーフ(母がフィリピン人)の女の子がいて、
    彼女は日本の公立の中学校に通いたくないからと、
    血のにじむような努力をして市内の私立の中高一貫の女子校に通っている話しも聞きました。
    彼女が女子校に通っている理由は
    彼女が小学生時代に生粋の日本人の男子からぞんざいな扱いを受けたから、と言っていました。
    少なくとも彼女に落ち度はないのに、何で彼女が普通の学校に通えないのでしょうか。
    断っておきますが、そのフィリピンハーフの女子は、きちんとした両親がいます。
    でないと、あんなに勉強が熱心にできて、親に高額の塾代を払って、それに加えて私立の学校には通えないからです。
    たとえ彼女の母が元フィリピン・パブで働いていたとしても、
    それが何なのでしょうか。
    未だに日本には恋愛の自由がないのですか?
    それ以上にもっと私を怒らせたのが、
    テレビのドキュメンタリーで、とある日本人男性がインドネシアで買春をし、一夜過ごした女性を孕ませ子供が生まれたのですが、
    なんとその男性、身勝手な理由でのこのこと日本に帰国したのです。
    それから何年か経ち、彼はインドネシアに訪れて、
    その子のもとを訪ねました。
    インドネシアは父方がインドネシア人でないと国籍がとれないため、
    その子は無国籍です。
    しかもその幼稚園児ぐらいの子、貧しい暮らしを強いられていました。
    そこに、その日本人男性がその子供に誤りにいき、彼が帰国した経緯を話していたのですが、
    それを聞いた途端、
    その場で仁王立ちになって、
    「お前はーっ!全国ネットで醜態をさらして恥ずかしくないのかーっ!」
    と怒鳴りつけそうになりました。
    欧米でも東南アジア系に対する買春は問題になっていますが、
    日本でもそういう問題が起こっているのを無視しないでほしいです。
    すみません、話しが長くなりました。

    10:04 PM Maria
  • Mariaさん
    はい、差別はどこの国にもある問題だし、日本にも人種差別はあります。インドネシアで売春をして子供を産ませた男性は人間として問題ありです。子供を認知したからには、せめて日本国籍は与えてあげましょうよ。子供には何の罪もないのです。
    それから、知り合いのインドネシア人で、日本人の旦那さんがいる人から聞いた話だと、ごく最近、父親が外国人でも子供はインドネシア国籍が取れるようになり、二重国籍も認められたそうです。

    残念ながら東南アジアで売春をする日本人男性は問題ですよね。上の世代は「売春をするほうが悪い」と考えてしまうのではないでしょうか。で、下の世代だと、これも偏見かと思いますが、東南アジアの売春に全く興味がないから知らないか、援助交際のように軽く考えられてしまっていて、「売春をしたければすればいいじゃん」な捉え方になってしまっていないか?と感じます。こういう考え方が根底にあると、援助交際を初めとする売春がいかに命の危険をさらしているか、を説明しても説得力がないんだろうな、と思います。

    そういう私も自分の母親から、在日、南米出身の日系人、は義務教育を受けていないし、まともな奴がいないから友達にはなるな!と散々言われてきました。フィリピン人も水商売が多いからダメ、と言われましたね。今から考えると、母親自身に日本人以外の友達がいないし、作ろうともしなかったので、こういう偏見に満ちた発言が出るのだと思います。今だから言いますが、私も最近までは在日や南米系日系人に対する偏見をかなり持っていて、怖いと思っていました。お母さんの影響もありますね。
    今の私には在日の友達は今のところはいませんが(気が合う人は友達になりたいと思っています)、南米系の日系人の友達はいます。日本育ち、現地育ち、両方知っています。私の周りに限ってだと、義務教育を受けたことがない人はいません。大学卒、院卒もいます。3ヶ国語を操る人もいます。余計かも知れませんが、私の周りの南米系日系人は揃いもそろって美形です!!!www
    日本xフィリピン、イギリスxフィリピンハーフ、両方を知っています。日比ハーフの子はフィリピンに留学中。英比ハーフの子はイギリスの大学をもうすぐ卒業します。どちらもお母さんがフィリピン人で、共通しているのは、礼儀にとてもうるさく、子供の教育にはとても熱心です。水商売というイメージだけで、色んなところで誤解されていますが、理解に苦しみます。仮に本当に水商売をしていたって、それの何がいけないんでしょう?特に日本の年配の男女は水商売をすごく嫌う傾向にありますが、あれは性的なものを連想させるからなのか?と思います。他にも日本で英語の先生をしているフィリピン人女性に会ったことがありますが、大学卒の絵にかいたようなインテリ女性でした。
    お母さんには上記の友達がいることを知りません。話題にもしません。知っているのは旦那さんだけで、実家の両親には「秘密」が沢山ある気がしてしまいます。

    >未だに日本には恋愛の自由がないのですか?
    これですが、外国人への偏見が未だに凄まじいから、恋愛をするのに弊害が出てしまって結婚までたどり着くのが難しい、というのが本当だと思います。親が外国人に偏見を持ってしまっていて、それを子供の時から口にし続けていると、子供は親に色々言われたくないから、なるべく日本人としか付き合わなくなるし、もっと言うと、外国人と出会うきっかけもなく過ごしてしまう、ということが多いのかもしれません。人にもよりますが、法的な自由はあるけど、精神的には誰と恋愛するかに常に縛られている、と言うのが適当かもしれません。日本に限ったことではないですけどね。
    私も旦那さんと結婚した時に「白人だったらよかったのに」と散々言われました。今考えると「じゃあ白人だったら一般常識がない人でもよかったのか?「私のことは好きだけど、日本人は嫌い」と平気で言える人でもよかったの!?」と聞きたくなりますね。ちなみに娘の将来の彼がそんなことを言おうものなら、例え彼が白人でイケメンのインテリ男性であってもブチ切れます!

    11:40 AM Jannat
  • Janattさん。
    >どちらもお母さんがフィリピン人で、共通しているのは、礼儀にとてもうるさく、子供の教育にはとても熱心です。
    私はフィリピンのお国柄をあまり知らないのですが、
    フィリピン人女性はとても家族思いだと聞いたことがそれこそ何回もあります。
    それに加え、フィリピンは英語の教育に力を入れている為(英語が公用語でもあります)、アメリカでもたくさんのフィリピン人が働いています。
    >水商売というイメージだけで、色んなところで誤解されていますが、理解に苦しみます。仮に本当に水商売をしていたって、それの何がいけないんでしょう?
    きっとかつての日本では(今もそうかもしれませんが)外国人が働ける場所と言ったら、それくらいしかなかったのでしょう。
    これはフィリピン人が悪いのではなく、
    外国人に対してそういう場所でしか働けないように作られている日本の社会が悪いのです。
    >私も旦那さんと結婚した時に「白人だったらよかったのに」と散々言われました。今考えると「じゃあ白人だったら一般常識がない人でもよかったのか?「私のことは好きだけど、日本人は嫌い」と平気で言える人でもよかったの!?」と聞きたくなりますね。
    白人だからって、全ての白人が旦那にふさわしいわけではないのですよ。
    常識的に考えてみればわかることですよね?
    Jannatさんの夫はバングラデシュ人男性とおっしゃっていますが、
    バングラデシュ人は皮膚の色が浅黒いだけで、
    白色人種(コーカソイド)がルーツです。
    アーリア人(白色人種、すなわちコーカソイド)がカイバル峠を超えて
    パンジャーブ地方を征服し、現地のドラヴィダ人と混血した歴史があることは、
    日本の高校の教科書で勉強した方なら誰でも分かるはずです。
    私は何人ものインド人(バングラデシュ人ではないですが、ルーツは殆ど一緒です)と関わったのですが、
    女子は皆明るくて気さくで勉強熱心でした。
    男子はさっぱりした性格の快男子が多かったです。
    インドの文化もエキゾチックで面白いし、
    何よりカレーがおいしい!
    (私の父も父の兄もインドの文化が大好きで、インドに旅行したことが何回かあります。)
    >外国人への偏見が未だに凄まじいから、恋愛をするのに弊害が出てしまって結婚までたどり着くのが難しい、というのが本当だと思います。
    これですか。
    これは書くと長い話になります。
    日本にいる日本人女性(ハーフや外国人女性を含む)は
    日本男児と付き合うのが一番!
    それでオレが働いて金稼いで、女はオレらの面倒を見てうんぬんかんぬん…。
    一体何をおっしゃっているのでしょう。
    日本男児の面倒を見る、って日本男児は自分の面倒すら自分で見れない子供か(笑)?
    日本は島国だから気づきにくいかもしれませんが、
    世界には性格逞しく、優秀な男性がそれこそ星の数ほどいるのですよ。
    日本人だけが特別偉い、というわけではありません。
    これは私の見解でしかないのですが、そして人にもよりますが、
    インド人は日本人より性格が良くて優秀ですよ。
    『ネプアンドイモトの世界番付』なんかで一度、
    日本人女性がインド人男性と結婚したら、
    女性の方の家族から絶縁紛いの事をされました、
    という話を思い出すのですが、
    日本人って意外と日本以外のアジア諸国を下に見ているよなあ、と思いました。
    極めつけは中国人や大陸文化に対する日本人の態度。
    まあ、政治的ないざこざで中国大嫌い!
    と言えばそれまでですが。
    隣の市の博物館ではよく海外文化の展覧会があるのですが、
    欧米系の展覧会には大勢の日本人が行くのに、
    中国文化の展覧会にはあまり訪れる日本人がいない。
    殆どがご年配の方。
    歴史をよく見ると、日本人のルーツは中国にありますし、大陸文化の影響を色濃く受けています。
    建築物をはじめ、政治制度、儒教、科挙制度(現在のお受験にも少なからず影響しています)、そして着物も元のルーツをたどると、
    漢民族の民族衣装がベースになっています。
    『三国志』を読んだことがあるのですが、
    挿絵には日本の戦国時代の武者達が着ていたような鎧をまとっている中国人の兵士が描かれていました。
    日本人や日本文化のルーツは中国にあるからといって、
    無条件に中国人や大陸文化を重んじろ、という事ではありません。
    ただ、それらを馬鹿にしている日本人は、
    「オレたちや大陸文化を見習ったオレらの先祖は本当にバカだよなあ」
    と言っているように聞こえます。
    残念ながら私はあまり中国人と関わったことがないので、
    中国人の性格は詳しく書けません。
    今現在、中国は日本をはじめとする世界の国々の工業製品を真似していて、
    それを日本人は眉をひそめて見ているのですが、
    かつての日本人も中国の文化を真似し、
    近代は欧米の文化を真似したのです。
    文化を取り入れた、といったほうが近いですか。
    今は中国が日本の進んだ技術の恩恵を受ける時ですね。
    話しが大きくそれてしまいました。

    10:00 PM Maria
  • Mariaさん
    日本は中国の影響を受け続けてきました。中国嫌いの日本人は多いのですが、中国人が多い会社に勤めている私としては、ちょっと待て!と言いたいです。政府と一般市民は全く違います。中国政府の尖閣諸島問題を快く思っていない中国人は多いですし、家族思いの人達も本当に多いですよ。私は旦那さんがバングラデシュ人なのもあって、入管とは嫌でも付き合います。国籍は違いますが、在留カードの記入の仕方、職員の態度が悪い時(最近はあまり聞きませんが)はどうするかなど、情報交換もします。彼らも私が国際結婚をしていることもあり、その辺の日本人よりも相談がしやすいのかも知れません。日本が大好きな人も多いです。

    フィリピン人は家族思いの人が多いのはあると思います。子供達は口うるさいと感じることもあるようです。特に英比ハーフの子は、イギリス人家庭と違って、うちのお母さんは「勉強しなさい!」「片付けなさい!」「学校がある間は、寮から毎日2回電話しなさい!(これは後から1回になりました ^^;)」と、めちゃくちゃうるさい!なんでだ!?とずっと思ってきたそうです。

    >バングラデシュ人は皮膚の色が浅黒いだけで、
    白色人種(コーカソイド)がルーツです。
    アーリア人(白色人種、すなわちコーカソイド)がカイバル峠を超えて
    パンジャーブ地方を征服し、現地のドラヴィダ人と混血した歴史があることは、
    日本の高校の教科書で勉強した方なら誰でも分かるはずです。
    これですが、私のお母さんも妹も、いまいちリアリティが持てていないというか、ピンと来ていません。しっかり理解できているのは、私の日本の家族の中ではお父さんと私だけでした。大部分の日本人はインド系はインド独自の人種だと思っているのでは?と考えてしまいます。私から見たら、インド系の人はコーカソイドにしか見えませんけどね。
    >『ネプアンドイモトの世界番付』なんかで一度、
    日本人女性がインド人男性と結婚したら、
    女性の方の家族から絶縁紛いの事をされました、
    私もこれ、見ました!インド代表で出演しているアニールさんは、「インド人の男のところに自分の娘はやれない!」と言われ、奥さんの両親に結婚式にも来てもらえず、10年会ったことがなかったそうです。
    当時はインドは貧しいと言われた国なので、日本人と同じ生活ができる人が想像できなかったのか、単に未知の国で怖かった?のかも知れません。実際にインド人を単に下に見ている人もいるのでしょうが、単に下に見ていると言うよりも、よく分からなくて怖い?または自分の娘が貧しい生活を強いられてしまう、と思ってしまったのかも知れません。
    私もかなりの数のインド人に会ってきましたが、皆さんとても楽しい、いい人達です。通勤で使う電車で、初対面なのに話しかけられたこともあります。今まで会ったインド人で共通しているのは、Mariaさんも言っていた通り、皆さん優秀、勉強熱心、とても性格がいい人達です。バングラデシュ人も同じです。これも余計ですが、美男美女が多いです!www 
    そう考えると日本人だけが優れているわけではないことも分かりますし、それにインド人は世界で見ても数で勝っている?と思ってしまいます。日本人は世界で見てもマイノリティだし、私が20代の時も恋愛適齢期?の日本人で、私と気が合う人はいない!と言ってもいいくらい、日本人に限定して探すのが大変でした。それとは逆にインド系の人はかなりの確率で探せましたし、不思議と話も合いましたね。

    12:40 AM Jannat

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