平昌オリンピックに思うこと

2018.2.25

早いもので平昌オリンピックも今日で終わりですね。私はテレビで見ているだけで、現地には行っていないのですが、あっという間の2週間でした。

さてドイツはメダル28個とノルウエーに続くメダル数において「2位」なわけですが、今回はそんなことよりももっと大切なことを考えさせられたオリンピックでした。

まずは深刻な話から。

開会式のVIPブースでの様子、何回もテレビ中継されていましたが、アメリカのペンス副大統領 VS 北朝鮮の金永南氏&金与正氏 のあいだに流れる張り詰めた空気は画面越しにも伝わってきました。

聞けば、最後までお互いに挨拶は交わさなかったとのこと。

しかし同じブース内にいながら、「寒いですね」の一言も挨拶を交わさないとは、「平和の祭典」(←オリンピックのことです)なのに、何の意味があるのかな??!なんて思った次第です。

さて「よかった」と思ったこと。

そう、「ハーフ」の私としては、平昌のオリンピック開会式のとき「ハーフ」の子供たちが歌を歌っていることに感動。

韓国人&外国人の国際結婚家庭のあいだに生まれた「ハーフ」の子供たちが韓国の国歌を歌いました。

よい意味で時代を感じます。同時に、ハーフの子達も(韓国)社会の一部だとの強いメッセージが伝わり、素晴らしい演出だと思いました。

最後に。

そう感じた方は多いと思うのですが、スピードスケート女子の小平奈緒(金メダル)と李相花(イサンファ 銀メダル)の素晴らしき友情!「よきライバル」とはまさにこのことですね。国レベル(韓国と日本)の関係は今、決して「よい」とは言えない状態ですから、余計に感動しました。

スポーツとは関係のない話ばかりになってしまいました・・・。本サイトのテーマは「ハーフを考えよう」ですので、お許しくださいませ(^_<)

みなさん、よい日曜日をお過ごしください。

サンドラ・ヘフェリン

コメント

  • ハーフと言えば、平昌オリンピックには日本人とのハーフの選手がちらほらいました。
    日本代表で出ている選手だと、クリスリードやウィリアムソン師円などがいて、オランダの選手でも日本人とのハーフと言う選手がいました。
    結果だけ見るとメダル争いに食い込めるような成績は残せませんでしたが、今後もハーフの選手が増えてくるのかなとか考える事もあります。

    五輪に限らずハーフのスポーツ選手を見てると感じる事としては、実力の高い人も多いのですが、実力だけ見ると必ずしも注目されるほどの選手とは言えない場合もあるように感じます。実力+ハーフという点で注目されやすくなるのかもしれません。

    あと、ハーフと言う点に着目されやすいのは母親が日本人というパターンかもしれません。室伏兄妹は、お母さんが外国人という事を知ったのは2人を知ってから結構後でした。2人とも日本人顔だったのもありますが、メディアでも母親に触れない場合が多かったですし。

    2:18 PM たけ
  • オリンピックって元は平和の祭典ですよね。

    そんな「平和の祭典」に政治的対立を持ち込むな、というのが正直な意見です。

    4:05 PM 雪原桔梗
  • なつかしい

    サンドラ♡

    ロシアから帰ってきました。

    これからも宜しくお願いします!

    何と一人暮らしを始めたので家にテレビがなく
    オリンピック観れなかったよ~
    でもそんな事があったのね。

    ハーフの子供たちの歌、イイネ♪

    はりつめた空気 ↷
    平和の祭典なのに、ね。。。

    ところで今ミクシーってどうなっているのやら・・・

    7:42 PM ヴィクトリア
  • 実は私自身も平昌オリンピックが開催されていた際、職場でちらりと見ただけで、競技自体は全く見ていませんでした。

    これでよく、平和の祭典に政治的対立を持ち込むな、という偉そうな意見を書き込めたな…。

    ヴィクトリアさん、現在のロシア情勢はいかがですか?

    このトピックからかなりずれるのですが、私自身の父はもちろんのこと、アメリカ国内にいるアメリカ人も現在のアメリカ情勢にはウンザリしており(厭戦主義傾向がアメリカ国内でも強まっています)、昨年のトランプ対ヒラリーの選挙が繰り広げられていた際、「もしトランプが大統領になったら絶対に日本に帰化する!」という日本在住のアメリカ人の意見はありました。

    あれ、私が書いたことは二重国籍所持とは正反対のことになったな…。

    12:14 PM 雪原桔梗
  • 人の国籍や容姿の一般像がももっと広がったらいいと思いながらみてました。国籍や名前もです。オリンピックは国と国が戦うけど、
    戦争ではないから。二十・三重国籍の人が非難されたり、排除されたりしたら悲しいなと思います。

    9:54 PM えれな
  • 話はオリンピックから少しずれますが、今朝ちょうどすごく悲しい記事を見つけたのでリンクとリンク切れの時の為に、本文のコピペをさせてください。

    「大坂なおみ」会見に戸惑う日本記者 応答が全て英語に
    4/2(月) 5:59配信 デイリー新潮

    https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180402-00540129-shincho-spo

    アメリカで行われたBNPパリバオープンで大坂なおみ(20)が優勝した。4大大会に次ぐ権威ある大会でのVは日本人初の快挙。約1億4200万円もの賞金も手にした。

    大阪生まれの大坂は、母が日本人で、父がハイチ系アメリカ人。3歳で渡米し、現在はフロリダ在住だ。
    「実は大坂は今、日米双方の国籍を保持しています」と国際テニスライターの神仁司氏が語る。彼女は“日本人として東京五輪に出たい”と公言していますが、制度上22歳になるまでは二重国籍を維持できるため、米メディアも彼女に注目しています」

    ブレイクしたのは2016年。全豪、全仏、全米で3回戦進出を果たし、WTAツアー最優秀新人賞を受賞した。ただ、昨年はやや足踏み状態だった。「コーチとの関係がうまく行っていないようでした。元来彼女は自分からモノを言うタイプではありませんが、一方的にコーチにまくしたてられるシーンが目立ちました」(同)

    だが今年、新たなコーチを迎えた大坂は、「練習中、明らかに笑顔が増えましたね。試合でも、かつての悲観的傾向がなくなり、ミスしても動じず、前向きになりました」(同)

    もう一つ、大坂の変化を挙げておこう。それは、試合後の記者会見の対応だ。
    「ツアーでは、英語での質疑応答の後、母語での質疑応答がありまして……」と大手紙記者が嘆息する。
    「大坂は、日本語の聞き取りはできますが、話すのが苦手。でも去年までは頑張って片言で答えてくれてました。それが今年から、開き直ったように、応答が全て英語に。そのせいで海外メディアも居残ってしまい、日本独自の記事が書きにくくなってしまいました」

    19年10月に大坂は22歳になる。米国籍を離脱し、彼らの関心は薄れるのか。それとも、大躍進する彼女に一層の関心を注ぐのか。
    「週刊新潮」2018年3月29日号 掲載
    写真には日本語封印で躍進とあります。
    引用終わり。

    朝一でこれを読んでとてもショックを受けました。

    理由はまず、アメリカで英語を母語として育った人に無理やり日本国籍だというだけで日本語を話させようという意思が感じられること。封印しているだけではなくて、日本語が単に堪能じゃないだけ。

    “制度上22歳になるまでは二重国籍を維持できるため”という間違った情報をさもただしい事のように影響力の大きい大手メディアが拡散していること。
    日本語ではなすことが苦手だとわかっているのに話させようとする執拗さ。
    それから、海外メディアが居残るという不思議な表現と、米国籍を離脱の圧力をかけるようなほのめかし。

    こういうの、国際法や二重国籍を知らない人は丸ごと信じてしまうので、勘弁してほしいです。

    1:13 AM えれな

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