Citicon(ドイツの雑誌)の記事

2012.5.25

Citiconというドイツの雑誌の取材を受けました。

こちらをご覧下さい。

CIT-14_Sandra_Interview[1]

異文化がテーマで、日本とドイツのあいだで揺れている自分の話をさせていただきました。揺れている、といっても、私の場合は恒に日本とドイツの両方の国の言葉と文化、友達と常にかかわっていたい。日本かドイツか、どちらか一つの国に決めるのは難しいですね。

お得意(?)の異文化が交じり合う上での問題点についてももちろんお話しさせていただきました。Citicon(60頁&61頁が該当記事)はドイツの雑誌なので、あくまでもドイツ国内の問題点として、自分の例を挙げ、たとえばドイツでは日本風の容姿の人が日本風の仕草をすると、みなさん納得をして「なるほどな」と思いますが、私のような容姿が欧米的な人が日本的な仕草をすると、周りのドイツ人にとっては「??」となり違和感を感じてしまう、という例を挙げさせていただきました。こういった細かいことを見ても、「ハーフ」や「異なるバックグラウンドを持った人」が社会に溶け込むのには色んなハードルがある、ということですね。

そして。

ドイツの「チンチャンチョン問題」(いじめ)についても記者にお話をし、記事に載せていただくようお願いをしていました。そして載せていただきました!(後ろから二列目の、下から8行目と、下から6行目のTsching Tschang Tschongと書かれている部分がそれです。)これからも機会あれば、この問題について発信していきたいと考えています。

 サンドラ・ヘフェリン

コメント

  • 早速買いに行きます! ^^

    8:07 PM れい
    • れいさん、ダンケ!★サンドラ★

      3:21 PM サンドラ・ヘフェリン
  • Citiconの記事を見ました。第一印象は(内容はさておき)写真がどれもすばらしいということです。サンドラさんにはドイツ的容姿であるといってもやはりお母様の面影がありますね。
     このような「インタビュー記事は恐らくテープ起こしなのだと思いますが、どの程度一語一句サンドラさんの話されたドイツ語に忠実なのか、それとも編集がされているのか知りたいところです。
     この「ハーフを考えよう」のコラムにサンドラさんがこれまで書かれてきたことが、いじめ等を含めて2ページに見事に凝縮されていますね。Citiconという雑誌は知りませんでした。若い女性を対象読者にしたトレンド誌なのではないかと思いますが、このようなドイツの読者にとって、とても興味深く貴重な記事になっているのではないかと思いました。
     仕方ないけれどやや残念に感じた事は、ドイツD51%+日本J49% です。定量的な答えが容易ではなく、またあまり意味があるものではないことは分かっていますが、サンドラさんが現在暮らしている日本の普通の日本人の僕としては、D49%+J51% かせめてもD50.1%+J49.9% であってくれればな、と勝手に思った次第です。

    1:21 PM JUN
    • JUNさん
       
      記事を読んでくださってうれしいです!
       
      JUNさんも書かれていた日本49%ドイツ51%に関しては実は私も気になっていました(笑)これはですね、インタビューの時に「日本とドイツ、どちらの国が好きですか?どちらかの国に決めなければいけないとしたら、どちらの国にしますか?あるいは、どっちが『より好き』などパーセンテージはありますか?」と聞かれたので、私が「ちょうど半々です!」と言ったら、「どちらか1%でも、überwiegenするところはありませんか?」と聞かれ、そのあたりの1%を質問者は聞きたいようだったので、(ドイツの雑誌ということもありますし)「自分は51%がドイツが好きで、49%が日本が好き」と答えさせていただきました。
       
      記事にも書いてあるように、子供時代を主にミュンヘンで過ごしたので、たとえば「懐かしさ」の観点で言えば、私はミュンヘン(ドイツ)が懐かしい、ということになりますからね。子供時代の楽しい思い出が詰まっている国、ということで。なので「懐かしい」を「好き」に置き換えると、ドイツが1%ぶん勝つかな~、なんて思ったのです(笑)
       
      JUNさん、その1%の差が意味するところをあまり深く考えないでくださいね(笑)ちなみに私はアイデンティティーというものは、実際に数字やパーセンテージで表せるものではないと思っていますが、インタビューでは「わかりやすさ」が求められることも多いですね。またお話しましょう!★サンドラ★

      3:30 PM サンドラ・ヘフェリン
  •  時期外れ、タイミングズレのコメントすみません。この「チン・チャン・チョン」イジメについて。要するに、ヨーロッパの大半の連中は中国・日本・ベトナム・韓国・・etcの違いがわからない、だけならまだしも、知る気もないってことですよね?これ。

     ヨーロッパの人間にとって存在感の大きいアジアの国、といえば圧倒的に中国だと思いますが、この中国との関係や感情が悪化すると、関係ない、どころかその中国と国際関係的に対立しているアジアの国やその国民までも、アジアってことで一緒くたにされ、ヨーロッパの各地でアジア系の子供がイヤな目に遭うわけですよね?たまったもんじゃないですね。

     いえ、別に個人単位で中国人を貶めたり、バカにしてるわけではないんですけど、なんだか非常に不愉快な気分です。お返しに「ところで、ドイツ人はアメリカ人とどう違うの?」とさりげなく言ってやれば?
     実際、日本にいる日本人は白人のガイジン=アメリカ人、英語って反射的に考える人間は実に多いし、それを嫌がるヨーロッパ出身者は多いようです。日本で人材コンサルタントをやっているドイツ語圏系スイス人のホームページにこんなのがありましたね。

    http://gaipro.com/recruit/post_80.html

     (スイス人はアメリカ人じゃありません!)

     まあ、だから、どっちもどっち、なんだけど、あちらの「勘違い」には変な「優越感(アジア?どうせビンボー人だろ、みたいな)」が混じっているところが問題ですよね。もちろん、これは日本人についてもいえることですが・・。

    1:33 PM レッド・バロン

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